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クワトロ大尉とカミーユの宇宙世紀兵器開発史講座(3)MS誕生編
クワトロさて、そろそろMSの話に入ろうか

カミーユやっとですか…

クワトロMSは当時の地球連邦軍、特に連邦宇宙軍に対抗するために開発されたものだ

カミーユ艦艇の圧倒的な火力と射程があって、近づいても戦闘機の支援攻撃が待ってるんですよね

クワトロそうだ。ジオンも同様の兵器を開発したが、連邦の技術力にはかなわなかった。

カミーユだから、MSという既存の兵器体系を覆す戦力が必要になったということですね

クワトロ結果的にはそうなるな

カミーユ結果的…?


クワトロさて、MSが最も優れていた点は何かな?

カミーユ最も…ですか?そうだな…やはり、運動性でしょうか。四肢によるAMBACをフル活用した3次元の挙動は、戦艦や戦闘機では不可能なものです

クワトロそうだな。あくまで純粋に兵器として比較した場合は、それが正しい答えかもしれん。だが、戦略的な視点で見ると、また違う答えになる

カミーユ戦略的な視点…ですか

クワトロそうだ。MSが何故既存の宇宙用兵器を上回る圧倒的な性能を発揮したのか。その答えは兵器そのものの性能にあるのではない。その運用環境にある

カミーユ運用環境?…そうか、ミノフスキー粒子!

クワトロご名答だ、カミーユ君。MSの最大の長所、それは「ミノフスキー粒子の影響下で性能を発揮できること」なのだよ

カミーユなるほど。確かに、ミノフスキー粒子があるから、有視界戦闘をせざるを得なくなって、MSによる格闘戦が有利になったんですもんね

クワトロそうだ。いくらMSが優れた運動性を持っていても、ミノフスキー粒子が散布されていない環境では、多数の艦艇の一斉射撃の的になるだけだ

カミーユそんなに、連邦の艦艇の狙いは正確だったんですか?

クワトロ無論だ。それに数も多かった。敵艦に接近すればするほど、どんな技術をもってしてもかわしきれないほどの物量のビームやミサイルが降り注ぐのだ。だから、ある程度の損耗を考慮に入れて戦いを挑むには、それ以上の数の戦力が必要となる。だが、物量戦ではジオンは勝ち目がなかった。

カミーユなるほど…だから、ミノフスキー粒子でそもそもの命中率を下げよう、という発想になったんですね

クワトロそうだ。ミノフスキー粒子の効果は命中率の低下だけではないがな。まずレーダーが使えなくなるから、敵の発見が遅れる。それにCG補正のモニターの場合、敵の視認が出来なくなる。耳が遠くなり、目も見えなくなった状態で索敵しているような状態だ。これでは、どの方向に反撃したらいいかさえ分からなくなる

カミーユ連邦軍は、ミノフスキー粒子の効果を知らなかったんですか?

クワトロいや、知っていたよ。だが、問題にはしなかった。なぜなら、そんなことをすれば、撒いた本人も同じように電波妨害を受けるからだ

カミーユあぁ…そうか。MSを知らない側であれば、そう思いますよね。砂嵐を起こせば相手の視界は奪えるけど、自分も相手を見えなくなる。

クワトロ実際、ジオン側でも同じように思っている者はいた。だが、ジオンが連邦に勝つには、このミノフスキー粒子の効果を利用するしかなかったのだ。砂嵐を起こして、自分は相手の姿が見える、そんな魔法の道具を開発するのが、唯一の道だった

カミーユそれで、ミノフスキー粒子の影響下でも戦える兵器、つまりMSの開発が始まったんですね。

クワトロそう。MSに求められた最初の条件…それは、「ミノフスキー粒子の影響下で戦力になること」だったのさ

カミーユなるほど。具体的には、どういう機能がミノフスキー粒子の影響下で役に立ったんでしょう?

クワトロまずは、電波障害によって敵の目と耳を奪った時点で、自分達の目と耳は見えなければならない。そのためには何が必要だと思う?

カミーユセンサー系ですか?MS独自のセンサー系…モノアイとか?

クワトロその通りだ。ジオンのMS特有のモノアイ、あれこそミノフスキー粒子下用兵器のために開発されたものだ。詳しい原理は私も知らないが、ミノフスキー粒子の影響を受けない探知手段をいくつも併せ持っているようだな

カミーユ連邦軍はモノアイとは違うタイプを開発しましたけど…それはまた先の話ですか?

クワトロわかっているじゃないか。今はジオンのMSの話だ。モノアイには欠点があった。それは短距離でしか探知できないということだ

カミーユそれで、近距離戦用の兵器になった?

クワトロそうだ。もし、サイコミュのようにミノフスキー粒子下でも長距離通信を行える技術がその時点で開発されていれば、MSは人型にはならなかっただろうな。

カミーユそうはならなかったから、MSは運動性を重視した近距離攻撃用の機体になったと。

クワトロそうだ。だが、単に接近すればいいというものではなかった。先も述べたように艦艇の火力は凄まじい。対空砲火をやみくもにばらまくだけでも、十分な脅威だった。それは避けきれるものではないし、またそれに耐え得る装甲を纏ったとしても、それでは運動性に大きな影響を与える

カミーユそこで、戦艦の死角に潜り込めるだけの機動力が求められたんですね

クワトロさすがにMSの話になると理解が早いな。そういうことだ。艦艇は正面への火力に特化していたから、それいがいの場所はとてつもなく脆い。狙うならそこしかなかった。だから、艦艇の弱点に回りこめるだけの機動力…すなわち、宇宙空間において向かい合う関係から、すれ違った後すぐに向きを変えて相手と同じ相対速度に合わせられるだけの、スピードを損なわない方向転換を行える機能が必要だった

カミーユ宇宙空間ですれ違いに一撃を加えるのは至難の業ですからね。敵に攻撃を与えるには、相対速度を合わせるに限る。だから、バーニアを使わずに一瞬で方向転換できるAMBACと、方向転換後に一気に逆方向に推力を振り向ける機動力が必要だったと。

クワトロそうだ。これなら、同じように一方向に特化している宇宙戦闘機も簡単に振り切ることが出来る。こうした目的のために開発されたのが、ジオニック社のZI-XA3という機種だった。

カミーユえ、まだそこなんですか

クワトロまだMSが人型にすらなっていないぞ?次回は、MSが何故人型となり、またジオン軍はこのMSをどのように運用することを考えたのか、という話をしよう

カミーユこの調子じゃガンダムのガの字も出てきそうにないなぁ…
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コメント
コメント
AMBACで姿勢制御は確か3秒ぐらいかかるという設定なので
本当にやったら致命的なのではないのでしょうか?
3秒も攻撃の隙を与えてしまったら的になって集中放火を浴びて撃破されると思います。

AMBACが使えないとなれば
作業用性能だけならザクもボールも大して変わらないと思います。
ボールだってマニピュレーターでAMBACができるのでは?と思いますし。

一年戦争なら後ろに
連邦軍ならそばに母艦がいて弾幕を強化するために移動砲台的な役割をするボールなら3秒ぐらいかかってもAMBACをする価値があると思います。
現代の砲台も発射の方向変換に数秒ぐらいかかりますからね。
侵攻する場合でもジムなどの支援のために長距離砲撃なら3秒のAMBACもそこまで隙にはならないでしょうし。

逆に艦隊に突撃するジオン軍なら3秒の隙を与えたら致命的になるわけですからAMBACなんてやっていられないですよ。

ボールは核融合ではなくバッテリー(燃料電池?)駆動なので推進剤の噴射速度が遅く推進剤を大量に使用するでしょうからAMBACで推進剤節約にもなって一石二鳥ですが。
ザクは核融合(レーザー核融合)駆動ですから推進剤の噴射速度も速くAMBACはそれほど必要ではないですよ。
2009/09/08 (火) 22:29:59 | URL | VIPPERな名無しさん #-[ 編集 ]
AMBACの利点は逆噴射をかけずに方向転換できることで、
それを用いない場合は逆噴射で減速→転回というステップを踏まないといけないので、
結果的にはAMBACより時間がかかってしまうと思いますよ。

それと宇宙空間は相対速度の世界なので、
相手と同じスピードにならない限りは的になるほど隙だらけにはならないのかなと思います。
2009/09/09 (水) 23:37:25 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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