がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
「MS戦略分析」から(2):ペガサス級強襲揚陸艦
 久しぶりにグレメカネタ。「大気圏突入という戦術の概要と有効性、その技術」という記事で、ホワイトベースは大気圏離脱→再突入を駆使することで、地球上の自軍基地から直接敵の勢力圏に侵攻するために開発された艦艇だという解釈がされていました。強襲揚陸艦と言われるのはそういう点からであると。
 これは、ホワイトベースが「大気圏突入能力」と「大気圏離脱能力」の両方を持つからだという根拠からで、それは非常に理に適った解釈であると言えます。劇中で、あるいは設定上でそんなことを示唆するものはないとも思えますが、現実にはペガサス級の数が揃ったのはジャブロー戦後、ちょうど星一号作戦が発動した頃でしたから、そもそもそんな能力がなくとも地球上の勢力は挽回できた、ということでしかありません。
 というか、結果論ではあるものの実際にホワイトベースは敵陣のど真ん中に降下し、見事司令官を撃破して生還したという実績が、そういうコンセプトであったことを証明しているような気もします。気だけですが。

 で、もしホワイトベースがグレメカの言うようなコンセプトだったとするなら、ホワイトベースの搭載機数はちょっと少ないんですよね。同型艦の同時運用もなければ、随伴艦にあたる性能を持つ艦艇もなかったわけで、ペガサス級は上昇・再突入による侵攻を前提としているのであれば、基本的に単艦運用が前提だったのではないかとさえ思えます。
 ということは、元々ペガサス級の部隊って、少数精鋭が前提だったんじゃないかなと思うのです。実際、ホワイトベースは3機の艦載機+コアファイターのみでガルマ指揮の大兵力を切り抜けています。これは、それだけの性能がこの4機種にはあったということです(パイロットは皆さん完全に素人ですから)。現実の侵攻であれば、これに陸上部隊などが加わるのでしょうが(というか多分そっちがメインなんでしょう)、機動兵器に関してはほとんど精鋭部隊の投入が想定されていたのではないかと。
 実際、各ペガサス級には例外なくガンダムが配備されていますし、ガンダム以外の機体も基本的には普通のジムよりワンランク上の機種ばかりです。元々、ジムやボールの大量配備とは一線を画した別の編成での運用を想定されているようにも思えます。
 つまり、連邦軍は大量生産機としての(総力戦用の)ジムやボールと、ペガサス級に配備する(ピンポイント侵攻用の)ガンダムタイプの二本立てでの反抗作戦を考えていたんじゃないかということです。実際、フルアーマーガンダムを複数配備した部隊とか考えてたわけですしね。

 で、後者のような部隊が独立して切り離されたのがティターンズであり、ロンド・ベルであったのかなと思うわけです。
 ペガサス級が途絶えたのは、上昇・再突入はギャプラン等で実現できるようになったり、ガルダ級とサブフライトシステムの登場でわざわざ宇宙まで上がらなくてもかなりの広範囲の侵攻を可能としたからなんでしょうね。で、改めて宇宙艦としてのペガサス級を継承した艦として、アーガマとかドゴス・ギアとかが出てくると。

 しかしペガサスさんは本当に複雑であります。すでに先駆者が研究なさっていますが、いずれは自分もちゃんと整理したい、と思う次第です。
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コメント
コメント
>同型艦の同時運用もなければ、随伴艦にあたる性能を持つ艦艇もなかったわけで

連邦軍にとって本格的な「MS運用艦」は未だ過渡期の状態にありましたからね。そう直には数を揃える事は難しいでしょう。つっても、一年戦争時にぺガサス級、準ペガサス級あわせて相当数が就役してますがw

実際にも世界初の「強襲揚陸艦」である旧日本陸軍の「神州丸」も専ら単艦で輸送任務に従事してましたから。
ペガサス級がそれまでの艦種と決定的に違うのは「長駆航行能力」であったと推測。マゼラン、サラミスがいわゆる「内海艦隊」用機材であったのに対し、ペガサス級は「外洋艦隊」を構成する機材であったと。

「宇宙世紀科学読本」において
永瀬唯氏が「ホワイトベースに採用された『ミノフスキークラフト』は大気圏再突入の際の機体保護が最大の目的であり、重力下での浮遊機能は副次的なものである」
というような事を書かれてますが、これ捉え様によっては「ホワイトベースはミノフスキークラフトを使用せずとも飛行が可能」といえますよね。
あのペガサスを思わせる主翼もその為のモノ…と考えればいいわけですし。(放射冷却用の放熱フィンの目的もあるんでしょうが)


>ペガサス級が途絶えたのは、
G級戦艦群がいつの時代の艦なのかが気になります(ダムAでも触れられてたし)。
「Ⅳ号G型MS戦艦」は…まぁ、無かった事に…。
2008/04/22 (火) 22:07:55 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
私なんかは「掌握管区の問題」と「対費用効果」で片付けちゃいましたからねぇ(笑)<ペガサス級が建造されなくなった理由

艦載機は運用数モビルスーツ6機と戦闘機等10機が上限(予備機は含まないと考えられます)ので、混成三個小隊規模であったとすると、この時代にしては艦載機多い方だったのでは?
トラファルガ級全通甲板型支援巡洋艦でトマホーク型空間戦闘機12機あるいはパブリク級宇宙艇6隻ですし。

MSVでは艦隊の中核としてMSの運用にあたる…という計画だったみたいです。MSVの記述では「艦種もRXモビルスーツ用強襲揚陸艦へと変更された。もっとも艦種分類は、一番艦が就役するさいに、正式に宇宙攻撃空母(原文ママ)となっている。(模型情報Vol.58)」となっていて、強襲揚陸艦じゃない説なんですよね(笑)
たしかにSCVという艦種略号では「宇宙攻撃母艦」としか言いようがないんですが(爆)

それにしてもSCV-27/SCV-27Aの27って何なんでしょうね?ペガサス級の隻数だったりして(ぉぃ
2008/04/23 (水) 02:39:37 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>コンラッドさん
就役数はそれなりなんですが実戦参加数はそうでもないんですよね(笑)
もっとも、今後どんどん増えていきそうですが。

アーガマはミノフスキークラフトを搭載していなくても(搭載しているという説もありますが)飛んでいるので、
ある程度ならホワイトベースも飛べるのかもしれませんね。低速低空はミノクラが必要ってだけで。

G級戦艦ってジオンの再興のやつですか。
あの辺だとイルニードとかセントールとか…
大気圏内航行能力を生かして、失われたガルダ級の補充として使われてたりして。

>サリエルさん
単艦あたりの搭載数は他の艦艇と比べて少ないわけではありませんが、
サラミスやマゼランは複数で運用されていることが多いですし、
コロンブス級とかもいますからね。
そういう支援が受けられない環境となると、ちょっと少ないかな?と。

MSV設定では断固として空母なんですよね、「ホワイトベース級」は。
その後LMSDとかって型番が作られたあたり(たぶん戦後)で、制式に空母から強襲揚陸艦になったんじゃないかなと思います。

SCV-27は謎ですよねぇ。72の誤植だとしてもおかしいし、何か元ネタがあるのかも?
CV-27インディペンデンス級ラングレーっていう空母があるみたいですし。
これ見ると、空母の型番変更ってしょっちゅうなんですねぇ。
2008/04/23 (水) 21:10:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ミノフスキークラフトと大気圏突入の関係性

大気圏突入時には、電離層やプラズマ化するほどに断熱圧縮された大気が「伝導物質」であるために、突入方向前方に散布されたミノフスキー立方格子(Iフィールド)がクッション層となりそれを遮ることになるため、艦体には熱が伝導し難くなる。

ミノフスキークラフトが反重力装置でもなく、冷却装置でもなく、それでも大気圏突入時には有効な機能だというのなら、こんな解釈くらいが関の山です。

やっぱしメインは浮遊装置だと思います。
だって、6万tもある船体があの程度の翼で揚力を得るとなると、どんなだけスピードを出さなきゃならんコトか・・・大気が濃密な低高度なんて飛べないような速度になりそう。空気抵抗的に耐熱的に。
2008/04/24 (木) 00:30:34 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
0083なんかではサラミス級を随伴しているグレイファントムの姿が描かれていて、単艦行動ではなく戦隊行動をしています。
アルビオンとかホワイトベースは例外なんじゃないでしょうか?(^^;A

それと、強襲揚陸とは、艦で直接揚陸するのではなく、別の方法で揚陸する部隊を輸送する艦のことで、直接揚陸する艦艇は揚陸艇です。また、現代の強襲揚陸艦の多くはヘリによる揚陸であり、強襲揚陸作戦を行うことから強襲揚陸艦と言われている訳で、この艦が強襲揚陸をする訳じゃない(つまり強襲揚陸艦には戦闘用母艦機能はない)ということになります。
しかし、作中のホワイトベースやアーガマは「完全に母艦」として機能していますので、強襲揚陸艦という表現は不適切であると思われます。だいたいにおいて、モビルスーツを強襲揚陸させる必要があるのかどうか(苦笑)モビルスーツは強襲揚陸ではなく、攻撃機ですから、揚陸する必要性なんてないんですよね。

また、ホワイトベースの武装を見る限り、強襲揚陸艦というレベルではなく、攻撃空母といった方が相応しい攻撃力を持っています(笑)
強襲揚陸艦なら、コロンブスかアンティターム級の方がよっぽど相応しいんじゃないかと<母艦機能なし=ビームライフルのチャージなどは行えない/アンティターム級は母艦機能が多少ありますが

空母は種別や小分類が変更になったり、新造艦ができると、空き番号を埋めて行ったりするので、かなり変わります(笑)
最初はCVだったのが、後から大型空母ができたらCVLに艦種変更されることもありますし、級ごとCVEへ移ることもありますし(笑)
でも、CVからCV以外の艦種に変更されることはあまりないですけどね。
これは人事面からの問題で、BB、CC、CVの艦長は伝統的に大佐が就任する(軍艦と呼ばれるのはこのクラスまで)のに対して、他の艦種は中佐や少佐、大尉でも艦長、艇長に就任できるからです。駆逐艦などは大佐が戦隊司令を務めたりしますし(戦隊規模で軍艦と同じ扱い)。
基本海軍は人員は艦艇につくので、艦種を移動してしまうと、役職と階級が合わなくなるからではないか?と思います。あと、必要人数の問題もあると思いますが。
2008/04/24 (木) 14:47:41 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>叡天さん
ホワイトベースの問題は設定よりも形状ですからね~
所詮ダイターンのメカの使いまわしというか、元々合体メカだったらしいですからね。
新しい同型艦がデザインされる度に全然違う構造になるのがまた。

>サリエルさん
0083のグレイファントムは観艦式に出ていただけでは?

強襲揚陸はどこに揚陸するかが確かに謎なんですよね。
飛べる以上海岸ってわけでもないでしょうし。
宇宙要塞ですかねぇ。ソロモンでも青葉区でもそんな運用はされませんでしたが…。
2008/04/24 (木) 22:13:03 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>直接揚陸する艦艇は揚陸艇です。
いや、直接揚陸…いわゆる「ビーチング能力」がある船も「揚陸艦(LS)」と呼称します。
LSとは文字通り「ランディングシップ」の略で、シップ(Ship)は「艦」を表し、艇の場合は「ボート(Boat)」となります。

無論、仰るように現在では陸上砲火から揚陸艦を遠ざける為に上陸用舟艇や輸送ヘリを使った「ドック型揚陸艦」などが主流ですが、ホワイトベースの場合
「直接大気圏降下を行い、地球への即応展開能力を備える」
というのは第二次世界大戦時における米軍のLSTや日本海軍の二等輸送艦に極めて近い運用方法だったと言えます。ムサイなどはHLVやコムサイなどを使用した…ある意味「ドック型揚陸艦」であったといえます。

ちなみに、日本海軍の二等輸送艦ですが、敵前での強行輸送を前提としていたため、他の輸送艦艇よりも武装が充実していました。
2008/04/24 (木) 23:12:37 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
そういえばオリジンだとホワイトベースは輸送艦扱いでしたね、最初。
ムサイなんかは、ザクを前線に送って、その後支援砲撃に回るというコンセプトの艦ですが、
ホワイトベースもある意味ではそれに近い運用を想定していたのかもしれません。

というか、ペガサス級って何かものすごいMS支援機能(即時対応データリンクとかそんな感じの)があって、
MSの中継基地としての機能が与えられていたんじゃないか…と思ったりします。
まがりなりにもV作戦の母艦ですからね。
2008/04/25 (金) 21:00:15 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>ルロイさん
グレイファントムは観艦式に参加する際、四隻のサラミス級巡洋艦を従えているという記述が小説版0083にあります♪

MS支援機能というのが一番妥当な気がします(笑)
また、他の艦艇から発進したMSの中継母艦としても機能するのではないか?と考えられますし(アンティターム級はまさにその前線補給につかわれていたようですしね)

>コンラッドさん
恐らくそういう運用法が考えられて一時期強襲揚陸艦として定義されたんだと思いますが、最終的には航宙母艦とされたということになっていますし、SCV-69/SCV-70という艦籍番号が生きている以上、航宙母艦と考えるのが妥当であると思うのですが…
というか、本来の強襲揚陸の意味で使われたのって、実際ZZのアーガマぐらいじゃないですか?Zの時だって、アーガマ地球に降りてませんし、ホワイトベースだって、本来は強襲揚陸したくてしたのではなく、追い込まれてそうなった…というだけであって。
2008/04/26 (土) 21:45:43 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
あー、小説版ですか。
まぁ、宇宙空間であればアルビオンもホワイトベースもサラブレッドも随伴艦いますからねぇ。
自分が言いたいのはあくまで大気圏突入を前提としたミッションの話ですから。
2008/04/29 (火) 22:55:34 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
大気圏突入前提ミッションだと、連邦はペガサス級かサラブレッド級しかないですしねぇ…(^^;A
だからバリュートが生まれたんでしょうか(笑)
2008/04/29 (火) 23:52:24 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
技術的にも戦略的にも戦艦の降下はナンセンスだったということでしょうね。
Vの時代だとビームシールドで突入し放題ですが…。
2008/04/30 (水) 20:21:10 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
バリュートは、大気圏突入用途ではなく、地球周回低軌道に乗るための大気ブレーキとして使えそうです。
逆噴射に使う推進剤を節約できる分を加速に使えるので最大到達速度を早くできるワケで、展開速度重視の軍艦には必須装備になってるかも。大気圏突入を考慮してない艦であっても。

ってか、バリュートシステムの元ネタである「2010年宇宙の旅」では減速スイングバイと併せて、ブレーキ用途で使ってました(木星で)。
2008/04/30 (水) 22:43:14 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
Zガンダムでのアーガマはまさに減速用に使ってましたね。
カミーユのMk-IIを回収するときに使ってましたが、
あれも速やかな離脱のためだったということでしょうか。
2008/05/01 (木) 22:44:50 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ペガサス級とRX-75,77,78って、連邦軍のポスト”ルナツー陥落”戦略という降伏直前まで追い詰められた極限状況下で誕生した艦とMSだと思うんですよね。
仮にルナツーを失った状況を想定した場合、反抗作戦としては地上基地から直接進宙・戦闘し、戦闘後、各地上基地へ帰投し整備・補給。MSも単機で自陣営勢力圏へ帰還。整備・補給が完了したら再出撃。これを繰り返し(ジオンの戦力を釘付けにし)つつ、その間にペガサス級とRXモビルスーツの増産をし、まとまった戦力が準備出来たら、戦力の一点集中投入により、ルナツー奪還か拠点(衛星基地)建設を行い、反抗作戦の橋頭堡確保位しか道が無いので…。
橋頭堡の確保さえ出来れば、あとは(ペガサス級やRXモビルスーツに比し)ローコストの純宇宙戦闘艦艇と大気圏再突入能力未搭載のMSを安心して投入出来る…と。
(ぶっちゃけ、センチュリー説ですな)
2008/05/05 (月) 12:58:55 | URL | ねも #4whmXBeg[ 編集 ]
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