がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ZZガンダムとSガンダムの関係について
 ZZガンダムとSガンダムは、どちらも大出力型の可変・合体機構を持ったMSです。何故ほぼ同時期に、こんなコストパフォーマンスの悪そうな機体を2機種も作ったのでしょうか?という話です。だって、ZZはゼッツーの開発を見送らなければならないくらい切羽詰った状況で開発された機体なのに、なんでそれと同等レベルのSガンダムを作っちゃってるわけよという話ですよ(いや、センチネルがZ-MSV全否定だからなんですが…そうも言ってられないので)。

 単純に競作と考えれば良さそうなんですが、それにしては、どうも開発目的が全然違うようなのです。

 ZZガンダムは、明確に開発目的が示されている機体ではないのですが、その重武装から、拠点防衛用MAとの戦闘も含めた拠点攻撃用の機体であると思われます。そしてこの機体は、エゥーゴからのオーダーで開発されていたようです。

 対してSガンダムは、「全領域汎用」というコンセプトの元、分離合体の駆使やオプション次第で様々な任務に対応できる機体として設計されています。出力こそZZと同等ですが、ハイメガキャノンクラスの強力な武器は使用できません。
 そして、Sガンダムは「究極のガンダム」を目指して開発されたと言われています。これは、かつてのGPシリーズや、後のF91のコンセプトに近いもので、現時点での最高性能を達成するための技術実験機であるということを意味しているのではないでしょうか?そうであるなら、エゥーゴの戦略的要求で開発されたZZガンダムとは全く違うものです。

 別の観点でこの2機を比較すると、ZZガンダムはバイオセンサーを搭載したNT対応機、SガンダムはALICEを搭載した一般兵用(というかむしろ無人機)として開発されたと言えます。構造の複雑さを前者はサイコミュで補い、後者は人工知能で補っているというわけです。基本的にNTの搭乗を前提としているZZガンダムと、そうでないSガンダムでは、競合しているとは言えません。それはゲーマルクとドーベンウルフが競作関係だったというようなものですから。

 つまり、ZZガンダムとSガンダムは、決して競作関係にあったわけではないのではないか…と推測できるのです。かたや、エゥーゴのNT用フラッグシップとなり得る機体として開発され、かたや、将来の新型機開発の礎になるための試金石として開発された機体。つまり目先の目的のための機体か、もっと先を見据えた機体かということであれば、全く別の計画によるものであると思うしかありません。

 両機の関係は、「当面の主力機」と「それをブラッシュアップした次期主力機」という関係だったのではないでしょうか、というのが一応の結論です。

 さて、ZZはともかく、実験機でしかないSガンダムは、一体誰のオーダーで開発されたのでしょうか。アナハイムが開発し、連邦軍に配備されている以上、エゥーゴ派の連邦軍によるものと考えるべきでしょう。そしてこれは、「ガンダム開発計画」の再開に近いとも言えます。おそらく、連邦軍の中でも、アナハイムと繋がっている官僚がいて、チャンスがあれば再び連邦軍の兵器開発に復帰させたいと考えていたのでしょう。それは「ラプラスの箱」の力かもしれませんし、後にジェガンの開発を推進したとされるジョン・バウアーの一派によるものとも考えられます。
 しかし、そうだとしても、わざわざZZガンダムとほとんど同時期に開発されていたというのはかなり疑問に感じる部分ではあります。ZZガンダムを完成させて、その実戦データを回収できてからでも遅くはないように思えます。
 …が、実は、ZZガンダムの開発計画自体は、かなり前から始まっていたという説があります(1/144ZZガンダムインスト)。Zガンダム完成の2年前(つまり0085年頃、Z計画開始よりも前です)にすでに開発計画が存在し、高出力かつコアブロックシステムを採用した変形合体機能を持った機体というプラン("G"と呼ばれる計画だったそうです)がその時点であったのです。これは、開発が難航し(そりゃ当時の技術じゃ無理でしょうな)、遅れに遅れているうちにZガンダムに主力機の立場を奪われてしまったということです。プロトZZの設定とは若干矛盾しているのですが、最終的な完成予想図(絵に描いた餅程度のもの)はかなり前から描かれていたとなれば、ZZガンダムは結果的に完成が遅れていただけで、そのせいで後発であるSガンダムと同時期(というかあろうことか抜かれてしまった)ということになるのです。
 つまり、ZZガンダムはエゥーゴがアナハイムと繋がりを持った時点ですでにZガンダムとは別チームにより開発計画が存在していたもので、その発想のみを継承した別コンセプトの機体が、Zガンダムのチームが開発したSガンダムだったと考えられます。これが、SガンダムがZZガンダムの再設計機と言われる理由でしょう。

 まとめると以下のようになります。

<ZZガンダム>
(1)0085年にエゥーゴがアナハイムに開発を依頼し、G計画がスタート(コンセプトはデンドロビウムの小型化?)
(2)G計画、完成の見通しが立たず。後発のZ計画が優先され一時凍結(この時点で開発されたのがシグマガンダム?)
(3)G計画がZ計画に組み込まれ、Zガンダムの技術を元にMSZ-009が開発される(この時点でシグマガンダムも復活?)
(4)MSZ-009を再設計したMSZ-010が開発される

<Sガンダム>
(1)Zガンダムの開発スタッフ、後継発展型としてZIIを開発する
(2)ZZガンダムの開発が優先され、ZIIの開発計画が中止される
(3)ZZガンダムの設計思想を継承した新型実験機であるSガンダムの開発がスタートする
(4)ALICEの事故により軍からはキャンセルされるも、試作機はALICEを封印した上で完成

 と、こういう流れなのかな~と。ZIIのスタッフがZと同じであるというのは完全な妄想ですけど。ZIIはメタスのスタッフで、ZガンダムのスタッフはZガンダム完成後にすぐSガンダムに取り掛かったと考えたほうが、タイムスケジュール的には都合がいいかもしれません。

 ところで、Z計画の主任がGP02のピウツスキ博士であったとして、ディアス→Zレイピアの開発がジョンソン博士だったとすると、ZZガンダムの開発は誰が行なったのかという話になります。もちろん設定上ZZの開発者は存在しませんが、おそらくは、ジョンソンはGP01とGP03Sを開発したとされているため、オーキスを開発したスタッフなのではないでしょうか。ZZガンダムはバックパックやダブルビームライフルの機首が別の航宙機のために開発されたものの流用である(MGインスト)と言われており、MSよりもMA的な構造をしている部分があるため、そう考えれば実にそれっぽいとも言えます。

GP01、リック・ディアス、Zレイピア→ジョンソン(ディアスのみピウツスキも参加)
百式→ナガノ
メタス・ZII→???
GP02、Zガンダム、Sガンダム、ラムダガンダム→ピウツスキ
GP03、ZZガンダム、シグマガンダム→???

と、最低でもこの5つのチームがあったと考えられます。
これにフジタ技師(メタス系も彼か?)や、MSRナンバーで表現される百式改の開発者がいるはずですので(ナガノ博士はきっとエプシィをスクラップにした後アナハイムを退社、ゼダンの門でハンブラビの開発に携わったのでしょう・笑)、その他に2つのチームがあります。
ネモのスタッフも別にあると考えれば、アナハイムには8つも開発チームがあったことになりますが…(量産型サイコも加えると9か?)途中でチームの異動や再編成もあったでしょうし、あんまり深く考えてはいけない気がしてきましたよ(苦笑)

 ま…また機会があれば、このカオスなアナハイムの新型機乱発も整理してみましょう。
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コメント
コメント
アナハイム・ジャーナルのテキストって結構、他の設定を無視した感があるので何とも言えないんですよね…。

ZZの開発がZよりも前に始まっていた…というのは「Gアーマーを内包したコンセプトモデル」がその時期に多数提案されていた…という事じゃないでしょうか?フルアーマーシステムと航続距離の増大を可能にする一挙両得なシステムがGアーマーの骨子ですが、それをMSに一体化させるという事はMS-X期に既に現れてましたよね(ガンキャリーやコルベットブースターなど)。

そこから可変システムの発展により、単体で両者の利点を実現させる事が出来るようになった…のが、グリプス戦役後期だったのかなと。その経緯で開発されたのがMSA-010」と「MSA-0011」だった…と。両者がGアーマーシステムの要綱を盛り込んでいるのは周知の通りですし。
Sガンダムはその後、ALICEの器となり、ワザと実戦投入される結果となりましたが…。
ZZは当初からエゥーゴへの納入を予定していたんでしょうか?

そういえば「G計画」の“G”って「Gアーマー」のG?


余談ですが、個人的には一連のギリシャコードガンダムの流れに「GT-FOUR→(ハーピュレイ)→Σガンダム」と繋がる分枝が存在すると思ってます。
2008/03/15 (土) 00:19:38 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
アナハイムジャーナルはアニメの設定しか意識してませんからね。それ以外の文字設定はほとんど無視してます。その割にSガンダムやZプラスが普通にいたりしますが。

ZZの開発計画の前身となったGと呼ばれる計画は、「かつての名機ガンダムを復活させる」「コアブロックシステムを更に発展させた合体・可変機構を結うし、在来機の数倍の火力を持たせる」というコンセプトで開発されたとされています。コアブロックの発展というのが、Gアーマーを意味していると考えることも出来ますね。

ZZガンダムが当初からエゥーゴ用に開発されたのは間違いないです。このインストでもそうなってますし、今の設定でもZプロジェクトの1つと言われてますし。

シグマは小林氏の設定を無視すればハーピュレイの後と考えることができますね。
オーガスタ研からの派生と考えれば、シグマガンダムとギャプラン改の編隊なんてのも想像できます。
2008/03/15 (土) 10:57:54 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ZZとSの関係
この両者の関係については実は大分前から競作とは考えにくいという結論になってました私の中でw

大体が仰るとおりで、ZZというのはNT用ガンダムなんですよね。ブレックスを始めとするエゥーゴ(現場サイド)の上層部はNT信仰が強いですし、複合的に見てもZZはエゥーゴに納品するという大前提があったように思えます。
対してSガンダムはむしろ脱NTを掲げており、無人機構想といい、一部の連邦軍上層部などには受けが良さそうです。開発時期もゼータプラスの設計を大幅に流用しているSガンダムは設計開始ですらUC.0087半ば以降ということになり、納品先としては地球連邦軍を強く意識していたものと思います。
2008/03/15 (土) 13:39:18 | URL | ゼノタ #-[ 編集 ]
グレートジオングを見て、実はZZも最終回のサイコミュ合体こそ真の運用法だったんじゃないかと思ったりしました。
分離合体もサイコミュ制御。だから分離状態でのコクピットがおかしなことになっているのです!みたいな。

Sガンダムはガンダム開発計画をもう一度という、ある意味では連邦軍へのプレゼン用の機体だったのかなぁと思ったりします。
2008/03/18 (火) 21:07:52 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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