がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
珍説・シロッコはハマーンに惚れていた?
 今回のは全然まじめじゃないネタなんで気楽に読んでくださいね。

 GジェネオリジナルのタイタニアというMSは、「シロッコが世界を統治するべき女性のために開発した」機体とされています。その女性って誰よって話。

 実際は、開発前にシロッコが死亡したので製作されなかったという機体ですから、「もし理想の女が現れたらこいつに乗せてやろう」という程度のものだったのだと思います。サイコミュ搭載ですが、これはそれだけの女性ならニュータイプに決まっているという確信によるものでしょう。シロッコのいう「一握りの天才」はニュータイプってことだったのかもしれませんね。ニュータイプ選民論者だったのかも。ニュータイプを方便でなく、本当の意味で選民論に使った人ってあんまりいないですね、そういえば。

 とにかく、それでかたがついてしまうネタなんですが、それだけじゃつまらないんで、もし劇中に登場したキャラクターでタイタニアのパイロットを選ぶなら誰か、という話。
 サラというのはちょっとない気がするんで、やっぱりカリスマ性を考えるとハマーンしかいないよねという話になります。ファンネル装備だし、白いし。

 というわけで、「シロッコは、タイタニアをハマーンのために開発していたのではないか」→「シロッコはハマーンと手を組みたかったのではないか」という前提で話を進めようと思います。

 シロッコとハマーンが最初に出会ったのは、エゥーゴがアクシズとの最初の交渉に失敗した後、ぬけぬけとシロッコがミネバに忠誠を誓うシーンです。このシーンはあまり長くないのですが、ハマーンはこの時点では、シロッコを簡単に頭を下げる「馬鹿な男」と認識していたようです。
 さて、この時点でのシロッコの目論見はなんだったのでしょうか。この後アクシズはもう一度エゥーゴと交渉するまで事を起こしていませんので(リゾートコロニーでカミーユらと接触したのはイレギュラーです)、おそらく不干渉条約のようなものを交わしたのでしょう。ハマーンとしても、地球圏に戻ってきて情勢を見極めたいというところだったので、ちょうど良かったと言えます。
 ただ、後にゼダンの門でハマーンとジャミトフが交渉した時にジャミトフが「ザビ家の復興はすでに約束した」と言っていますので、この時のシロッコとハマーンの交渉は、ジャミトフの意図によるものだったことになります。バスクも、コロニーレーザーをグワダンで攻撃されたとき、グワダンが自分達を援護してくれるものだと思っていました。ティターンズとアクシズの間で協定が結ばれていたことは確かです。
 同時に、シロッコ本人としては、この時点でハマーンと初めて出会ったはずなので(まさか木星にいた頃にあったりはしてないだろうし。近藤氏の某漫画でも、お互いを認識したわけではありません)、「ミネバを傀儡に仕立てあげた食えない女」くらいにしか思っていなかったように思います。シロッコは知り合った女に片っ端からモーションをかけているイメージがありますが(笑)、さすがに立場上、ハマーンに対してそういう態度は取れなかったでしょうし。

 次の接触はジャミトフと3人で会談をした場面です。この会談の流れは、「シロッコがハマーンに銃を向ける」→「シャアが乱入してくる」→「サラがMSで直接攻撃」→「その混乱に乗じてシロッコがジャミトフを殺害」というものでしたが、もしシャアが乱入してこなかったら、シロッコはハマーンを殺すつもりだったのでしょうか。答えはNO、であるように思えます。
 レコアの「ジャミトフは動くのでしょうか?」という問いに対し、シロッコは「動くよ。私がハマーンと会うと、ジャミトフには言ってあるからな」と答えています。つまり、シロッコは自分がハマーンと会う素振りを見せることで、ジャミトフを交渉の場に促したということになります。ジャミトフが動いたのは、シロッコに交渉を任せると、シロッコがハマーン側に寝返ってしまうのではないかという懸念があったからなのではないかと思います。ゼダンの門の防衛線にシロッコがほとんど参加しなかったことを、ジャミトフは気にしていたようだったからです。
 シロッコが意図的にジャミトフを交渉に参加させたというのは、ジャミトフを殺す気があったからとしか考えられません。確かにシロッコは一度ハマーンを殺そうとしていますが、ハマーンも何らかの策をとっていたはずです(敵の男2人に1人で交渉の場に出るのは、危険すぎますからね)。それも見通した上で、返り討ちになりそうになり、そこをサラに攻撃させ、ジャミトフを殺す。つまりシャアが乱入してこなくても、シロッコは同じ事をする予定だったのではないでしょうか。
 …が、シロッコはグワダン脱出後、キュベレイで出撃したハマーンを3人がかりで本気で落としにかかっています。この時点では、シロッコは「ジャミトフを殺し」「その罪をハマーンになすり付けて殺し」「自分がティターンズを指揮してエゥーゴを潰す」というシナリオを描いていたのかもしれません。しかしカツの乱入によりサラが撃墜され、シロッコは撤退を余儀なくされました。

 その後、エゥーゴが奪取したコロニーレーザーを奪回するために、アクシズとティターンズは同時にエゥーゴに攻撃をかけています。ただ、これは合意によるものではないようです。ハマーンは「狙いはジュピトリスのみ」と、ティターンズを攻撃目標にしています。後のシャアへの態度からも、ハマーンにとってはシャア率いるエゥーゴはあくまで仲間に引き入れるつもりだったのでしょう。そのため、先にティターンズを潰そうとしていたのではないかと考えられます。
 一方のティターンズは、ヤザンやジェリドがラーディッシュを攻撃していたことから、エゥーゴを目標にしていたようです。ティターンズとしては、コロニーレーザーの奪回(あるいは破壊)こそ最優先事項だったのでしょう。自分達の力の象徴をエゥーゴに使われるのは、単なるパワーバランス以上の意味があります。
 シロッコ、ハマーン、シャアが同時に出会ったとき、シロッコもハマーンもシャアを攻撃していましたが、シロッコはともかく、ハマーンは本当にシャアが殺されそうになったら、シロッコの方を攻撃しようと思っていたはずです。劇場で生身で拳銃を向け合ったときに、そういう行動をとりましたからね。
 ただ、一方のシロッコは、ハマーンに対してあまり敵意を抱いていません。シャアに対しては明確に殺意を抱いていましたが、ハマーンの言葉を否定するような言葉はありませんでした。むしろ、「私に同調してくれなければ排除するだけだ。その上でザビ家を再興させる。それがわかりやすく、人に道を示すことになる」と言うハマーンを否定するシャアに、シロッコは「世界の都合というものを洞察できない男は、排除すべきだ」と言っています。これではまるで、「世界の都合=ザビ家の再興」と言っているようです。
 この時点でシロッコは、すでにアクシズが漁夫の利を得るだろうということを予測していたのかもしれません。史実とは逆にティターンズがエゥーゴに勝利したところで、アクシズが戦力を温存していたことに代わりなく、ネオジオンの敵がエゥーゴになるかティターンズになるかの違いでしかないでしょうからね。それならば、シロッコとしてはハマーンに取り入ったほうが都合がいいと考えてもおかしくありません。この時点で、シロッコはすでにタイタニアをハマーン用のMSとして考えていたのかもしれません。

 ところで、シロッコはシャアをどう思っていたのでしょうか。この2人が直接会話したことは、実はほとんどありません(戦闘中に意識し合うことはあったようですが)。というか、ほとんど最終決戦でしかしゃべっていないように思えます。それなのに、シロッコはいきなり「道を誤った」だの「粛清される運命」だの「排除すべき」だの、言いたい放題です。一体、シロッコはシャアの何が気に食わなかったのでしょうか。
 シロッコは、シャアが自分と同じ「一握りの天才」であり、「世界を動かす存在」であると思っていたのかもしれません。それなのに、一組織のMSパイロットをやめないでいる。そういうシャアを見ているのが、我慢ならなかったとも考えられます。一応、ダカールの演説はシロッコも見ていたでしょうしね。それなのにまだパイロットをやっているシャアに、失望していたのかも。その場合、ハマーンもシロッコもシャアに入れ込んでいたという、変な三角関係が生まれてしまいますが(笑)
 もしくは、単純にレコアにシャアの悪評を吹き込まれていた可能性も考えられます。シロッコにとってシャアを知る最大の情報源はレコアだったはず。そしてレコアも、自分に振り向かなかった男のことをグチグチ話していそうです。それを聞いたシロッコは、「一年戦争の裏で暗躍し、ザビ家抹殺を達成した男がそんな奴だったのか、なんということだ」と思ったのかもしれません(笑)

 そして第三の可能性…それが「ハマーンがちっとも自分を見てくれないから」という嫉妬(笑)劇場でのやり取りは、シロッコ→ハマーン→シャアという関係だったようにも思えます。シロッコがハマーンに何も言わずシャアにばっかり罵声を浴びせていたのは、男女の痴話喧嘩に別の男が介入しているような状態。ハマーン的には「うっせぇなぁ自分とシャアの問題だってのに」と思っていたかもしれませんが、シロッコ的には「ハマーンを悲しませるお前なんか死んじまえ!」みたいに思っていたと(笑)
 シロッコとしてはですね、レコアという女をシャアから奪って意気揚々としていたら、もっと凄い女(ハマーン)がシャアにぞっこんであることに気づいたわけですよ。しかも百戦錬磨の女たらしであるシロッコを初めから眼中に入れないほどの入れ込み様なわけですよ。でもそのシャアは、どうみても自分よりヘタレなんですよ。「何故私に振り向かないのだ、ハマーン!?」と思っていても不思議ではないのですよ(笑)
 そんなわけで、シロッコに「シャアに同属意識(あるいは憧れ)を持っている描写」とか、「ハマーンを味方につけようとする描写」とかがあれば、シャア・ハマーン・シロッコの三角関係というドラマが出来上がったのになぁ、なんて思ったりしたのでした。

 タイタニアのパイロットに相応しい女性、すなわち世界を導く力を持った女性に最も近い位置にいるハマーンを、シロッコはできれば取り込みたいと思っていたはず。しかし交渉の余地が全くないほどシャアに入れ込んでいるとしれば、「まずシャアを殺さねば!」となるわけだ、という話でした。
 ところが残念、シャアがいなくなったらハマーンはジュドーに入れ込み始めるわけで、シロッコさんに勝ち目はなかったのでした。いやシロッコが生き残ってたら、ジュドーがエゥーゴに参加することもなかったかもしれないけど。
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ひとつ言えること
シャアとハマーンにせよ、シロッコとハマーンにせよ。

濃ゆいカップルだなぁ、ということです(笑
たとえ新婚生活でも常に天下国家を論じてそう。
2008/02/29 (金) 00:11:21 | URL | zsphere #mgsj5vwc[ 編集 ]
ハマーンっていうのはやっぱり「デキる女」だと思うんですよ。で、そういう女はシロッコみたいな例え高い能力があっても「自惚れ屋さん」には惚れないんじゃないかな、と。

シャアは自分の情けなさを認めてるし、ジュドーはいつも一生懸命生きるので精一杯だし、ちょっとそんな「この男、私が見ててあげないとなー」ってとこがないと駄目なんだと思います。
2008/02/29 (金) 14:17:38 | URL | bb #-[ 編集 ]
>zsphereさん
シャア相手なら甘えてるハマーンも少しは想像できますが、
シロッコとハマーンだと相性がすこぶる悪そうな気がします(笑)
どっちも力で押さえつけるタイプって感じですし。

>bbさん
仰るように、ハマーン視点ではシロッコは眼中になかったと思います。
劇中でもハマーンがシロッコに同調するような素振りはありませんでしたしね。

ハマーンは確かに、自分自身が寂しさを秘めていながらも、ちょっと母性本能をくすぐるタイプの方が好みなのかもしれませんね。
2008/02/29 (金) 23:35:26 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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