がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ネティクスとシグマガンダム
 リクエストの多いネタ第2弾。ネティクスはGジェネスピリッツオリジナルMSですが、ゲーム内で微妙な性能かつ開発経路上最重要ではないことからあまり話題に上らず、ネット上でも具体的な設定を紹介しているサイトはまだ見受けられないことから、未だに知名度の低い機体なのではないかと思います(ちなみに、うちのMS辞典ではすでに掲載しております)。

 このネティクスと呼ばれる機体は、RX-78NT-Xの型番通りアレックスの延長線上にある機体で、有線ビットを背中に2基装備したサイコミュ搭載型の実験機です。もう1つの型番MRX-003からわかるように、当初はオーガスタ基地(研究所ではないんですねぇ、これが)で開発されていたものが、途中でムラサメ研究所に管轄が移されたという設定になっています。
 このことから、当初はアレックスの発展型としてオーガスタ基地で開発されていたが、ジオングのデータ解析を担当した(と思われる)ムラサメ研究所に移管され、サイコミュ兵器の実験機として完成したのではないか、と推測できるのです。

 で、それとシグマガンダムがどう関連するかという話なんですが…

 ここでいうシグマガンダムとは、かつてホビージャパンで連載された「ジオンの星」に登場した「カラバのMS」でも「木星圏での対ネオ・ジオン軍に投入されたMS」でもありません。以前ここでも扱ったことのある、「THE EVOLUTION OF GUNDAM ガンダム進化論・ZZへの道」に登場した「ガンダムMk-IIと同時期に開発された可変MS」のことです。この機体の設定は以下の通りです。

・アナハイム・プラントIIで開発された
・ガンダムMk-IIと同時期に開発された
・ミノフスキークラフトを改良した浮遊システムを揚力強化に用いている
・可変技術は後のギャプランに受け継がれた
・開発部はムラサメ研究所に移されて縮小された
・ミノフスキー技術はサイコガンダムに応用された

 まず、アナハイムプラントIIで開発されていたという点ですが、これはガンダムMk-IIもアナハイムプラントIで開発されたとされていますので、かなり現在の設定とは剥離しています。なので無視しても構わないんですが、1/144ZZガンダムインストには「Z計画以前に"G"と呼ばれる合体可変型ガンダムの開発計画があった」とされているため、それと結びつけることができる設定です。まぁ、今回はあまり関係ないのでまたの機会があればその時に考察してみます。
 ミノフスキークラフトを改良した浮遊システムというのは、ミノクラ単体で浮遊するのではなく揚力の強化のために補助的に用いるものですから、技術的にはその後ペーネロペー等に搭載されたシステムよりもはるかに難易度の低いものであったと思われます。旭屋フィルムブックにあった、アッシマーにミノフスキークラフトの搭載が検討されていたというのは、この揚力強化用の補助システムのことを示していたのでしょう。
 可変技術がギャプランに受け継がれたというのは、ギャプランの可変機構が腰の部分で折れ曲がって胸部装甲と股間の機首がくっつくシステムですが、シグマガンダムの可変機構は上半身と下半身に分離した際に胸部と股間がそれぞれコクピットになり、変形した状態で合体する際は下半身の上に上半身が乗るというシステムですので、まさにギャプランの変形機構を上下に分けただけの構造となっており、説得力のあるものです。
 で、ここまでは今回はどうでもいいんです。シグマガンダムがどういう機体で、どこで開発されたか、何故その後MSA-014κガンダムとして登録されたかは問題ではなくて、一番の肝は「シグマガンダムの開発陣がムラサメ研究所に移動した」ということなんですね。これが、ネティクスと繋がってくるんです。

 ネティクスはガンダムにサイコミュ兵器を搭載した機体です。アレックスベースのこの機体をMk-IIベースに置き換え、更に強力なサイコミュを搭載したのがMRX-007プロトタイプサイコガンダムであると言えます。が、完成したMRX-009サイコガンダムは、MRX-007とは根本的に異なる構造のMSとなりました。まずサイズが根本的に変更され、可変機構とミノフスキークラフトが導入され、有線兵器を搭載していません。何故こんなに仕様変更が行われたのか?それは開発方針の変化からなのでしょうが、技術的には、シグマガンダムのスタッフが参加したからなのではないでしょうか?シグマガンダムのミノフスキー技術が反映されたのは、MRX-009(とその前段階であるMRX-008)からとしか考えられないからです。
 つまり、ムラサメ研究所は、以下のような過程でサイコガンダムを開発したものと思われます。

(1)連邦軍がア・バオア・クーで入手したジオングの設計図の解析を任され、この技術とガンダムを融合させた最強のMSを開発するように指示される
(2)ジオングのデータを参考に、アレックスを設計ベースとするMRX-002の開発計画を練るが、頓挫
(3)オーガスタ基地からRX-78NT-Xを入手し、有線ビット搭載のMRX-003として完成
(4)RX-178を母体としたMRX-007を開発したが、パイロットの強化人間が暴走し計画の見直しを余儀なくされる
(5)アナハイム・プラントIIのシグマガンダムの開発陣が異動してくる
(6)シグマガンダムのミノフスキークラフト技術を参考に、ミノフスキークラフト推進の巨大MAであるMRX-008が完成、しかし起動実験に失敗
(7)MRX-008の問題点を改善したMRX-009が完成、実戦に投入される
(8)MRX-009の改良型であるMRX-010が完成、実戦投入される
(9)バスク・オムの特命でアナハイム第4開発局においてMRX-011が開発される

 こんな感じで、ネティクスとシグマガンダムをサイコガンダムの系譜に当てはめると綺麗に繋がるんですね、というお話でした。

 しかしどちらかというと、シグマガンダムの方が掘り下げ甲斐がありそうだなぁ…。
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コメント
コメント
Gジェネなんで敢えて書かないという手もあったんですが、現実の兵器考証からすると「開発途中の兵器をスケールアップorダウンサイジングすることはない」のが基本なので、もしアレックスベースでMRX-002を開発していたとしていたら、あのサイズにはならない…はずなんですよねえ。
もともとサイコガンダムは対ビグザム用サイコミュ搭載の拠点兵器なはずなので、あのサイズは逆に言えば最初からあのサイズだった筈なんです。(パーフェクトジオングなどもそう)

なので、小型サイコミュ搭載機は別系統で開発されていた(ORX系)と考えないとかなりおかしな話なんですよね。

MRX-010で一応の完成をみたので、MRX-011でダウンサイジングを図った…というのは納得できるんですが…

と突っ込んでみます(笑)
実はこの議論、GREEで一度やってるんで(笑)
2008/02/12 (火) 21:18:34 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
「対ビグザム用サイコミュ搭載の拠点兵器」(個人的にはビーム兵器オンリーのサイコガンダムではビグザムに対抗できないと思うのですが)というのはあくまでMRX-008~010のコンセプトであって、
それ以前のMRXナンバーは違うコンセプトだったと考えれば、解決できるのでは?

当初はガンダムにジオングのサイコミュを組み込む、というコンセプトで研究が行われていたが、どうも無理なようなので、
ジオングにガンダムの見た目をプラスする、という発想に転換したのではないかと。

ネティクスの有線ビットはインコムに繋がる技術だったようなので、
オーガスタに全く影響を与えていないわけではないんでしょうね。
当初はオーガスタで有線式準サイコミュ搭載機として開発されていたが、うまくいかないので本場のサイコミュを組み込むことになり、ムラサメ研に移管された…という流れで。
2008/02/12 (火) 23:57:33 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
そうなると、サイコガンダムの設定である「ジオングを参考に」と、MRX-008のサイコガンダム試作8号機という設定の二つと矛盾しませんか?

MRX-008=サイコガンダム試作8号機であるということをどう説明するのか?という問題があるように思うのですが…。
通常、号機とは連続する機体に対して付けられる通し番号であって、形状の違うものは別の通し番号を使うと思うのですよ。

オーガスタ研究所とムラサメ研究所は作中対立するような雰囲気(競争意識)が描かれています(具体的ではなく雰囲気で)ので、どうにも移管の話には胡散臭さを感じずにはいられないのですが…。

まぁ、Gジェネなどのゲーム設定に目くじらを立てるなよ、大人げないという話はあるんですが(笑)
2008/02/13 (水) 00:25:40 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>開発途中の兵器をスケールアップorダウンサイジングすることはない
ありますよ。
いい加減例を挙げるのもメドイのでアレですが…。
要求性能をクリアしていたら、初期の機体と完成時の機体とではサイズが全然違うという事は結構ありました。(戦車などでもあります)。

また、同じ様な性能の兵器を試作する際、全く違うベース機体(別々のメーカーがそれぞれ用意したりする事も)を複数用いる事もあります。
これがジオングサイズか、通常のMSサイズ(アレックスベース)かの違いとも言えるんじゃないでしょうか?
その後、2系統で開発が行われていたが、結局ティターンズ主導のサイコガンダム(ジオングベース)が優先された…と

まぁ、妄想ですけどネ。

ドイツ軍などは「全く同じ外観の機体をサイズ違いで作る(モックアップではなく実動機)」という事を実際にやってますから…。
「これじゃ小さいな…よし!大きくしよう!」というのは有り得ない事ではないのです。
2008/02/13 (水) 02:02:14 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>要求性能をクリアしていたら
ここが問題かと(笑)

>2系統で開発が行われていた
これなら私には何の文句もないです(笑)<ORX/MRXとか
サイコミュならなんでもMRXにするな!とGジェネの設定屋さんにいいたいだけだったり(爆)
2008/02/13 (水) 02:38:36 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>サリエルさん
んー、自分はムラサメとオーガスタが対立関係にあるとは思っていないんですよね。
スードリはオーガスタともムラサメとも協力していましたし、
ムラサメのサイコMk2をオーガスタのスタッフが運用していましたし、
MRX-011とORX-012/013はどちらもインコムを装備していますし。
それなりの交流があったんじゃないかと思っています。

一応フォローしておくと、ネティクスが関わったのはオーガスタ「基地」であって「研究所」ではないので、対立していてもあまり関係ないかなと。
あと、オーガスタは強化人間じゃなきゃ扱えない純粋なサイコミュ機は運用していなくて、
一般人でも扱える準サイコミュ系の開発がメインだったんじゃないかと思います。
自分なら、通常のサイコミュを搭載したガンダムだったらMRXに設定しますね。

>コンラッドさん
MRX-002は30m、003や007は20m、008以降は40mと、
MRX系ガンダムはサイズが二転三転していますからね、
複数のパターンを実験していたのかもしれません。
MRX-004~006がどんな機体だったのかを妄想するのも楽しそうです。
2008/02/13 (水) 17:05:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>純粋なサイコミュ機は運用していなくて
オークランド=オーガスタはそうかもしれませんが、ニューギニア=オーガスタはバウンドドックを開発している訳で、いっそのことNRXに移管するってのは(ry

ナミカー・コーネルと対立したローレン・ナカモトがオーガスタに移籍したことも考えると「ライバル意識」が強かった様に感じますが…<オーガスタとムラサメ

あれ…まてよ?
試作8号機ってことは「試作」が8機あるということで、全部同じ形なんじゃないでしょうか。MRX-001~MRX-008まで…普通に考えるとそうですよね…。ガンダム世界では違いますが(笑)<GP01とGP02でも1号機と2号機だもんなぁ…orz
2008/02/13 (水) 19:41:03 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>複数のパターンを実験していたのかもしれません。

既存の機体をベースに手当たり次第サイコガンダム化してたのかもしれません…。
だとすれば、20m級や40m級はともかく、30m級のベースはなんだったのか?というのは気になるところです。

>試作8号機ってことは「試作」が8機あるということで、全部同じ形なんじゃないでしょうか。

いや、そうとは限んないでしょ。
例えるなら「Fw190D-9」から「Fw190D-15」まで、一連のD型では全ての型に外観上の差異が認められます。このために、型番の後ろに仕様を表す数字を付けて区別していました。

このように、むしろ「各個に違いが認められる為に番号で区別している」という事でしょう。
全部同じならば「MRX-008」でいいはずです。同型機との区別は製造番号やコードレターで区別すればいいですし。
2008/02/13 (水) 21:23:02 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>30m級のベースはなんだったのか?
ん~、在来の設計ベースでなくて自前の設計とか
この時点ではまだノウハウ不足で在来機ベースの方が確実みたいな
苦しいですかね?
2008/02/13 (水) 22:01:48 | URL | わんこ #2DdjN05.[ 編集 ]
>サリエルさん
バウンド・ドックはグラブロを参考にした機体なんて言われていて、
仕様・運用法共にサイコミュ搭載機である必然がないため、
実験用に後付けでサイコミュを搭載した機体なんじゃないかなと思っています。
アッシマーもNT用とは思えませんし、NRX系はニタ研技術をフィードバックした一般機なんじゃないかな、なんて考えることもできたりします。
だから同じオークランドなのにORXと区別されているとか。

>コンラッドさん
>わんこさん
30m級というのは純粋にアレックスを拡大設計したんじゃないですかね?
計画のみで終わったみたいなんで、それが無理だと思ってあきらめたのかも(笑)

>わんこさん
2008/02/13 (水) 22:16:50 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>>コンラッドさん
>例えるなら「Fw190D-9」から「Fw190D-15」まで、一連のD型では全ての型に外観上の差異が認められます。

でもベースは同じですよね?
普通は型番が違えば号番はリセットされる筈で、連番になっているのが非常に難解な気がします。これはガンダム世界全体に言えることなんですが(笑)


>>ルロイさん
>バウンド・ドックはグラブロを参考に
これは通説になってますねぇ(笑)
言われてみれば、あの脚が手になるところとか、形状とか似てなくはないんですが。
後付けでサイコミュを搭載するというより、サイコミュを搭載する機体としてMAクラスを選んだという気がするんですが。
で、既にMAの高機動の優位性はなくなっているので、MS形態に可変させることで、MSへの対抗手段を持たせた…とか<バウンドドック

アッシマーは明らかに一般兵士用ですね。可変にもドラムフレームなるものを使用していて、ムーバブルフレームですらないですからねぇ…。

オークランド、ニューギニア論争(?)には決着がつかなそうなので流します(笑)

サイコミュだからMRX…はやはり納得いかないです(元に戻る/爆)
2008/02/15 (金) 02:24:15 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
バウンド・ドックはそもそも形状からして色々問題のある機体ですからねぇ…劇場版で抹消して欲しかった機体の1つです(笑)
確かに、サイコミュのサイズ的にMAでなければ無理、ということはあったのかもしれませんね。

フィルムブックの「MS形態はサイコガンダムMk-IIのサポートのため」という記述を参考にするなら、
本来はあのMS部分は当初の仕様にはなかったもので、
無理やり内部メカをMSに変形できるようにしたらあんな構造になったと考えれば、
あれでもわからんでもないのかなぁという気もしますが。
2008/02/15 (金) 21:01:23 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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