がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
エゥーゴとは何か?その2
 以前、エゥーゴは「反体制運動」のことで、エゥーゴの持つ軍事力は「クーデターを目的に設立された革命軍」であると定義しました。
 しかし、実際のところエゥーゴの行動を振り返って見ると、とてもクーデターを狙っていたようには見えないんですよね。それなら、政治機構の制圧を目指すのではないかと思うのですが、現実にはジャブローだのキリマンジャロだの軍事基地ばかり攻めていますし。ターゲットもマフティーのように高官全てというよりジャミトフ個人ばかり狙っているようでした。
 となると、やはりエゥーゴの目的がクーデターであると言うのはやや見当違いなのではないかと思うようになりました。
 そして、思いついた代替案は…

 ヒントになったのは、満州国設立という史実です。この背景をものすごく大雑把に解説すると、満州にいる日本の関東軍が本国の不拡大方針を無視し独自に暴走して国を設立した、という感じなわけですが、これは「一部の組織」が「国家の手の届かない場所」で「勝手に暴走」したということになります。
 これを、「ティターンズ」が「宇宙」で「勝手に暴走」と置き換えると、かなり劇中のティターンズのイメージに近づくのかな、と思いました。もちろんティターンズは勝手に国を作ったりもしていませんが、戦後の連邦政府は地球の復興に注力していて、宇宙の復興は中立国やコロニー公社、そしてジオン共和国に任せっきりだったのだと思います。そこに、ジオン残党狩りという名目でエリート部隊が上がってくるとなると、かなり好き勝手やったのではないかと考えました。政府もほとんどお咎め無しでしょうし、それどころかジオン残党撃滅のニュースが入れば地球市民はたちまちティターンズを英雄視していたくらいなんじゃないかと。
 しかし、実際は「学生を見れば反戦主義者だのって因縁つけるくせに」というカミーユの台詞があったように、明らかにジオン残党以外の人間に対し暴虐な行為を行っていた節が見られます。おそらく、例えばジオン残党が潜んでいたコロニーの全統治権を無理矢理奪ったりと、任務以上の統制行動を一般市民に対して行っていたのでしょう。そして、正規軍より1ランク上のティターンズですから、正規軍はそのような行動を抑制することができません。
 友軍からもお偉いさんからも束縛されないエリート部隊が暴れていて、コロニー市民が苦しめられている…そのような状況になると、必然的に市民は自警団を組織せざるを得ないと思うのです。イメージとしては、べスパに対して連邦軍の代わりに立ち上がったリガ・ミリティアが近いでしょうか。とはいえ、市民レベルではコロニー内での対人戦ならともかく、MSを持ち出されたらどうしようもありません。しかしMSが欲しい…そんな時に、正規軍の一部が非公式に協力してくれることになったら…しかもアナハイムが更に新型機を作ってくれるらしい…なら、やってやろうじゃないの、というのが、市民視点で見たエゥーゴの設立なんじゃないかと思い当たりました。
 つまり、軍事組織としてのエゥーゴは、ティターンズに対する自警団…というと規模が小さく見えるので、市民革命軍とでもしましょうか。そんな感じの組織だったのではないかと思うのです。
 本来の摘発対象であるジオン残党も、そのような組織が設立されたら協力したほうが得だと考え、参加するようになります。こうして、正規軍の反ティターンズ派だけでは不足している駒の数を、非軍人から召集することでカバーしよう、というのが正規軍側から見たエゥーゴ設立の経緯でしょう。CIAがマフィアを使って裏から手を回すような感じで、反ティターンズ派の連邦軍はスペースノイドの市民を使って反ティターンズ行動を起こさせた、とも言えます。こうすることで、決して連邦軍内部で内乱を起こすことなく、内部の敵対組織を堂々と攻撃できるようになったわけです。
 実質的には連邦軍の一部であるというエゥーゴですが、確かにこの考え方でいけば連邦軍の一部とも言えます。しかし、決して正規の連邦軍ではありません。連邦軍の一派の息がかかった、市民革命軍だったというのが、エゥーゴの実情だったのではないでしょうか。

 つまり、グリプス戦役とは、連邦軍により作為的に引き起こされた市民革命だったとも言えるのではないでしょうか。もっとも、現実にはエゥーゴもティターンズも共倒れしてしまいましたから、その革命は達成されませんでしたが。
 グリプス戦役で一番得をしたのは、ジャミトフもブレックスも抹殺の対象としていた地球のエリート層と、ガンダム開発計画の頓挫から立ち直って制式量産機の採用に持ち込んだアナハイムエレクトロニクスだったんでしょうね。政界と財界のトップだけが儲けたわけです。
 こういう経緯があって、シャアはアクシズ落としという行為に向かっていくわけですね。逆シャアでのシャアの行動は、グリプス戦役以後の連邦軍及びエゥーゴ上層部の行動をシャアが見て絶望する、という描写があれば、もっとわかりやすかったのかなとも思いました。
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もう一つ

非武装中立地帯になっていた月面恒久都市連合にティターンズへの牽制を依頼されていた地球連邦軍の月面駐留部隊…とか(笑)

私はそれを発展させた解釈で小説の設定にしてしまっていますが(もちろんヲラ設定ですがw)

スポンサーが月面だし、スペースノイドの~なんてお題目はあったけれど、結果としてやれたことは月都市の大企業の権益を守ることだった訳ですしね(笑)
2008/02/01 (金) 03:09:00 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
グラナダ基地の兵士なんかは、月面資本の影響はかなりあるでしょうね。基地が丸ごと裏切ってるわけですし。
月はそこまでティターンズの直接的な干渉を受けていないでしょうから、
蜂起する理由もまた直接的理由ではないでしょうし。
グラナダ系のエゥーゴと、コロニー系のエゥーゴだと少し毛色が違うのかもしれませんね。

月面都市って、中東諸国の富裕層っぽい感じですよね。月はヘリウム3も取れるみたいですし、資源豊富な環境なので。
2008/02/01 (金) 21:32:15 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
月は非武装中立地帯ですからねー。
中東ってより、華僑的な雰囲気(実はメラニー・ヒュー・カーバインは華僑のメンバーで、東南アジアの孤児であったらしい)な気がします。マレーシアとか香港とかそっち系の。

グラナダ系のエゥーゴとコロニー系のエゥーゴ…なんか私の小説の設定をルロイさんから聞いている様です(笑)

月面都市自体が、サイド建設のための仮設基地が最初ですからね。資源は豊富だと思いますよ♪採掘跡が都市化されただけでしょうし(笑)
2008/02/02 (土) 11:21:47 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
あー、確かに華僑っぽいですね。ルオ商会との繋がりもそのあたりにありそうです。

Zガンダムの劇中で、グラナダってティターンズの標的になるばっかりで
その内情についての描写は全くなかったですよね。
アーガマやラーディッシュのメンバーもグラナダの人間ではないですし。
何をやってたのか気になるところです。
ZZの最後に登場したエゥーゴ艦隊というのが、グラナダのなんでしょうけど。
2008/02/02 (土) 12:52:31 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
グラナダにそんなに艦隊があったんでしょうか?(素朴な疑問)

准将クラスが指揮できる艦隊は戦隊(最大5隻)までですので、初期戦力のアーガマを旗艦として、数隻ってことですよね。

もし、グラナダに駐留艦隊がいたとすると、少将(分艦隊司令官)とか中将(艦隊司令長官)が居たってことになりますし…

なんで、あんなに将官が出て来ないのかが不思議な作品ではあります(笑)<ガンダム

もし居たんだとしたら、各コロニーに分散して、ティターンズからの護衛をすることで、エゥーゴの味方につけていた…とか。
2008/02/05 (火) 03:24:31 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
む、申し訳ない。レスを見落としていました。

ZZの最後に登場したのは「連邦軍とエゥーゴの連合艦隊」ですから、
グラナダ単独の戦力ではないでしょうし、
そういう意味でグラナダそのものの戦力というのがどれほどかは判断し辛いですね。

10話「再会」によると、
グラナダから6隻、アンマンから3隻(アーガマ含む)が
ジャブロー攻略のために出撃しているようです。
MSは80機だそうで。

実はアーガマ以外に指令艦がいたのかもしれませんね(アイリッシュ級?)。
アーガマの艦長をあっさりブライトに交代したのも、
他に総指揮官がいたからなのかもしれません。
2008/02/28 (木) 00:07:04 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
グラナダから6隻、アンマンから3隻とすると、9隻で、80機?
20小隊ということは、1隻2小隊として10隻必要になるので、3小隊搭載可能だったアーガマで1小隊分、あとはアイリッシュ級で1小隊を吸収できると考えると、アイリッシュ級1隻にアーガマ1隻、サラミスが7隻でしょうかね。
アーガマは強襲揚陸艦とされていますから(どうみても航宙母艦なんですがw)、ヘンケンからすると戦艦の艦長の方が格上なのであっさり譲ったのかもしれませんね(笑)
けど、ラーディッシュに司令官が搭乗していないことから考えると、別に総指揮艦があったのでしょうか…(悩)
やはり分艦隊規模と見るべきなんでしょうね。<グラナダから6隻<防衛艦を残していないとは考えられないので、少なくとも10隻ぐらいの規模であろうと推察できそうです(^^)
2008/03/04 (火) 02:13:30 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
そうですね。ティターンズの艦艇をパクろうとしていたくらいですから、
数に余裕があったわけではないにしろ、それなりの艦艇があったのでしょう。
ア・バオア・クーがジオン共和国のものであった以上、
グラナダがサイド3宙域を担当する艦隊を保有していたのかもしれません。


ただアーガマは巡洋艦というのが一番ポピュラーな設定ですよ。
ジャブロー攻略に参加したアイリッシュの艦長はマニティ・マンデナ少佐というのだそうです。
アニメでちゃんと設定があったようで(グラナダでティターンズの補給を拒否していた人らしい)、「アクシズの脅威」にも出てくるとか…。
このアイリッシュに、将官が座乗していた可能性は否定できませんね。

まぁ、リーダーが准将なんで、エゥーゴにはあまり将官が参加していないのかも…
2008/03/04 (火) 21:12:53 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>アーガマは巡洋艦
現代でも航空母艦は巡洋艦扱いですから、強襲揚陸艦でなく航宙母艦なら巡洋艦ということで納得できるんですがねぇ(苦笑)強襲巡洋艦というのも不自然な気がします(爆)

ほうほう。艦長は居るのに司令官は居ない…と(^^;
困りましたね。

サイド3宙域は、ジオン共和国の領土でしょうから、自由航行権を連邦軍が保持していたとは考えにくく、月防衛隊の一部であったとする方が納得しやすいのでは?
月防衛隊で1個艦隊とすると6個分艦隊あるでしょうから(一年戦争史などの考察による)、分散配置で、様々な都市にいたと考えられそうですね。となるとやはりグラナダには2個分艦隊ぐらいは駐留していたとして問題なさそうな雰囲気でしょうか(^^)

blog移転いたしました(^^)ノ
2008/03/05 (水) 04:06:30 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
あれ、いつの間にアーガマが強襲揚陸艦って設定になったんだろう。
昔は強襲巡洋艦だったんですけどねぇ。まぁ、意味はあんまり変わらないのか…。

CDA等ではサイド3には連邦軍が駐留しています。
安全保障条約を結んでいるという設定もありますし、
日本における米軍のような形で、連邦軍がある程度航行権を持っていたとも考えられるのでは?
月面駐留艦隊が、ちょうど米軍第7艦隊みたいな感じだったとか。
2008/03/05 (水) 20:57:29 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
書物によって強襲揚陸艦だったり強襲巡洋艦だったりとまちまちですね<アーガマ
私としては航宙母艦か機動母艦に統一願いたい表記です(笑)

CDAを肯定するのは微妙ですねぇ。
あの作品自体がジオン共和国を完全独立ではなく、連邦内独立としていて、公式年表にあるU.C.0100の自治権放棄の意味をはき違えていると思うのですが如何でしょうか?
(サンライズは監修していても実際に設定の管理はしていないので、そういう意味での訂正は入らないと考えられます)
肯定するとすれば、おっしゃることになるのでしょうかね。自由航行権というよりも、演習に対する領土宙域提供ということでペズンおよびペズン宙域を使っていた可能性もありますね。
2008/03/06 (木) 02:23:45 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
ジオン共和国が完全独立であったとしても、
日本や韓国に米軍が駐留してるように、
何らかの形での駐留は可能だったのではないでしょうか。
仰るようにペズンあたりがちょうどいい感じですね。
共和国管理下施設ではない、旧公国軍系の秘密施設はほとんど連邦に接収されたのかもしれません。
2008/03/06 (木) 18:17:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
特にペズンはティターンズの影響下にある基地ですしね。
ジオン共和国との政治取引の窓口にもなっていた…と考えることも可能かもしれませんね。
2008/03/06 (木) 19:06:09 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
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