がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
「MS戦略分析」から(1):GMの生産工程
 グレメカ別冊の「MS戦略分析」をちまちまと読んでいます。グレメカ記事の再編集なので毎号買っている人にはほとんど無用のもの(まぁ、加筆記事はありますが)で、自分もいくつか持ってはいるのですが、考察の内容は似ているものが多いですから、やはりこれを逃すわけにはいくまいというわけで購入しました。
 いつものように個別エントリーを立てるにはあまりにも思うことが多すぎるので、気になったことを少しずつ記事にしていこうと思います。
 今回は、ジムの話。といってもたくさんあるので、今回はジムの生産工程の話です。いつもの後期型が云々かんぬんではないです(笑)
 「MS戦略分析」では、MSのインフラの多くは既存のものの流用であるはず、といわれていまして、そこから発展させた推測です。記述の内容に対する直接的なリアクションではありません。
 連邦軍のMSは、ジオンのザクに比べればかなり短い期間で量産までこぎつけられた機体であると思われます。その分構造はかなり簡略化されているでしょうし、また既存の兵器から流用できる部分は流用してるとも考えられます。
 例えば、V作戦の3機がコアファイターを内蔵する構造になっていたのも、もちろんデータの回収のためという理由もあるでしょうが、そのことで操縦系統やコクピットのレイアウト、ジェネレーターなどが航空機系のものをそのまま流用するためだったとも考えられます。ジムもコアブロックは排除されていますが、その部分が別のユニットに置き換わっているだけなので、操縦系や出力系には大きな変化がないと思われます。つまり、連邦軍のコクピット周りは戦闘機のものがベースとなっていると言えます(ただ、それはリニアシートの登場により最終的には駆逐されたと思われます)。
 このように、連邦軍の一年戦争時のMSは、可能な限り既存の兵器のノウハウを流用できるように設計されているのではないかと思うのです。
 というのも、地球上にはおそらく「MSの開発企業」は当時なかったはずであり、当時のアナハイム・エレクトロニクスでさえMSという存在を当初は一笑していたと言われています(その結果、ジオニックを吸収するまで連邦軍内の兵器開発企業としては大きく出遅れてしまったようです。アナハイム・ジャーナル出典)。そのような状況下ですから、全ての部品をMSのためだけに開発していたら、まず一年戦争は一年で終わらなかったはずです。

 というわけで、一年戦争時の連邦軍のMSは、どこに何の兵器の部品を使われているのか、というのを少し考えてみました。
 まず、手足はなかなか既存の兵器のノウハウでは難しいと思います。強いて言うならボールのマニピュレーターくらいしか似た発想の部位がありません。まぁ、ある程度は工場などで使用される作業用アームとか義手義足の技術が応用できたのかもしれませんが、それは設計段階での話であり、生産する際はやはりMS専用の部品になるのではないかと思います。関節に使われているフィールドモーターは、当時最新の技術でほかの兵器には採用されていないはずですし。せいぜい、脚部に内蔵されている推進系が航空航宙戦闘機の流用である可能性があるくらいでしょう。
 そして胴体部分ですが、コクピット周りはコアブロックですから戦闘機です。これは間違いありません。コアブロックを除く胸部・腰部については、あまり手がかりがありませんが、ここであえて胸部が戦車系、腰部が戦闘機系のラインを流用して作られていると言ってみます。根拠は…思いついたきっかけは、上半身がGブルとして、下半身がGスカイとして運用されるから、です(笑)
 でもよくよく考えると、ガンタンクやガンキャノンは上半身にキャノン砲を装備していますし、ガンタンクは頭部がコクピットになっています。コアブロックは戦闘機のコクピットですが、おそらくガンタンクの頭部コクピットは戦車系のコクピットだったのだと思います。このあたりから考えて、連邦軍のMSの上半身は戦車系の設計の流用なのではないか、と思い当りました。
 腰部が戦闘機系であるというのは、脚部というブースターとコアブロックという機首部分を接続する部位だから、戦闘機系の流用の方が都合がよいからなのではないかと思います。
 残る部位である頭部は、基本的にはMS独自の部品なのだと思います。ああいう顔のようなセンサー機器は既存の兵器にはなかなかありませんし、デュアルアイの兵器というのも聞きませんし。ただ、先ほど述べたように、ガンタンクでは戦車系のコクピットであることを考えると、機能上はどちらかというと火器管制が中心なのかな?とも思います。単なるセンサーとしては、頭部以外にも設置されていますし、モニターも同様です。それが火器管制となると、MSは演出上武器を頭部の前に構えて撃っていることが多いことを考えても、割と重要な部位なのではないかと推測できるんですよね。とはいえ、ガンダムは頭部を失っても自動操縦でビームライフルを撃ってジオングの頭部に見事命中させていますから、頭部だけに集約されているわけでもないんでしょうけど。
 あと、上半身でもバックパックは戦闘機系だと思います。推進器は戦車には存在しませんからね。胴体とバックパックが明らかに別ユニットとして区別されているのは、そういった生産ラインの違いを意味しているのかもしれません。

 というわけで、MSにミリタリーテイストを入れるなら、上半身は戦車っぽく、下半身は戦闘機っぽくアレンジするのがリアルなのかもしれませんよ。あんまりかっこよくなさそうだけど(笑)
 まぁそれはそれとして、連邦軍のMSは部位ごとに考察した方がいいような気がしました。例えばジムコマンド系のD型とG型の外観上の違いですが、バックパックの違いは単なる局地対応のため、腰部アーマーの違いは単純に装甲形状が違うだけだと思います(D型の腰部サイドアーマーはガンダムと同型の冷却ユニットに見えますが、そうだとしたら生産ライン的には差し戻されたと言うことになるのではないかと思います)。残るは頭部と腕と脚ですが、この部位は上述の考察だとMS独自の部品が多用されていると思われる部位です。となると、D型→G型の変化はMS独自の部品のみをバージョンアップさせた機体であると考えられるのです。この部分は既存の技術の応用が効かない分技術の成熟度が低く、頻繁にバージョンアップが繰り返されていたのかもしれません。
 また、C型とD型のバックパックの形状が同じであるというのは、バックパックを生産した企業が同じであると考えることもできるわけです。
 このように考えると、ジム系の考察も少しやりやすくなるかな?と思ったりしました。
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コメント
コメント
>まず、手足はなかなか既存の兵器のノウハウでは難しいと思います。強いて言うならボールのマニピュレーターくらいしか似た発想の部位がありません。

これについては、MSERAの義肢技術(アナハイム・ジャーナルでも言及されてましたが)や、MS登場以前の作業用ロボット(キャトルなどのアレ)で一定の「人型ロボット」の基礎技術は連邦・ジオン問わずあったのでは?…と思います。
それを軍事に利用する(既存の戦車や航空機とマトモに渡り合えるサイズにする)のを「本気で考えていた」かどうかが、両陣営の差だったような気もします。
連邦軍は緒戦でジオンのザクⅡを鹵獲し、ザニーなどで検証した事もその後のMS開発の推進に貢献したでしょうしね。

やはり、連邦系MSはそういった既存技術の延長上である「大型のエクソスケルトン」ではないか?(まさに「機動宇宙服」)と思った次第であります。
こういう動画↓を見ていると特にそう思ったり
http://www.liveleak.com/view?i=109_1195663753


宇宙世紀科学読本(肉体のヌートピア)に掲載されている米軍のパワードスーツのイラストの間接部分と、RX-78系の間接のマルイチモールドが酷似しているのもアレですw

コクピット周りが既存の航空機の延長である…とうのには依存ありません。陸戦ガンダムにおいてもそれは顕著ですし。
2008/01/13 (日) 22:21:25 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
既存兵器からの流用ってのはコクピット等のマンインターフェース部分くらいしかないのではないかという点は同感。

現代の工学技術をベースにMSの製法を語ると、すぐに陳腐化してしまいそうなので、自分はあまりツッコまないようにしておりますが・・・
装甲に関しては圧延された既製の装甲板を切り貼りしたほうが均一品質で早いってんで、連邦のMSは直線的デザインになってるんだと考えてますが、アナハイムジャーナル内で記述があった可動部込みで金属を成型する技術も別に夢物語じゃないと思いますし、マイクロマシンで金属の成長鍛造しちゃうとか、未来なのでもうありとあらゆるコトが考えられます。

成型用のマイクロマシンが入ったプールにベースとなるカーボン骨を入れて電圧かけると、数時間後には溶かし込まれた金属分子が設計図通りに成型されて出てくると。あとはマイクロマシンの「死骸」を洗浄してやると必要なパーツとなる・・・みたいな。

こんな工場だと形状の変更なんてコンピュター上の設計図の書き換えによってわりと容易くできますから、ホントに同じ「ジム」なのかよ?みたいな改修型・発展型の存在もそれほど不思議ではないかと。

ただし、現地で改修されるとか、正規の工場で設計段階から変更されたワケでないモノは、元の機体に付け足しのような感じで「改造」されるのでこの限りではないと。
2008/01/13 (日) 23:41:49 | URL | 亡 #-[ 編集 ]
この場合インフラってーと、デカイ成型物を作れるプールとか、成型される材質に応じたマイクロマシンを設計製造できる生産設備って感じですか。
飛行機とか戦車とかをこの方法で作ってたのなら、別にMS専用の工場っていらないかも。
組み立てラインは別途で新規に用意しなくてはならないかもしれませんが、既存の生産設備は相当流用可能になるぞと。
2008/01/14 (月) 00:11:05 | URL | 亡 #-[ 編集 ]
最近のMGなんかのインスト(説明書)では、ジムもコアブロックシステム(非可変)を採用していて、このコアブロックシステムを換装するだけで地上用を宇宙用へ変更が可能であるという話になってますし、連邦軍のMSパイロットは空軍からの転向組が多かったという設定(MSV、ユニコーンなど)もありますから、まさにその通りかと(^^)

設計自体がコンピュータによるものであるとかいう設定(MSV)があったような気がしたので、実験機を作らず、シミュレートして、OKでてから試作機(プロトタイプ)を作るというスタイルであるとすれば、外装の形状変形は楽なんでしょうかねぇ?
形だけコンピュータに入れると、仕様書、設計図が完成して吐き出されるみたいな?(苦笑)
デザインのみが人間の担当というレベルなのでしょーか??
やはりガンダムの顔は、連邦のお偉いさんを納得させるためのヒーロー顔だった!?(ぉぃ
2008/01/15 (火) 14:45:46 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
たぶん、シミュレーション技術がこのうえなく高まりまくると、現実の環境を忠実にエミュして、まるでマトリックスのような仮想空間でMS開発できるんですよ。うん。
宇宙世紀のMS開発期間が尋常じゃなく早いのは、このような全環境シミュレーターがあるからなんです。
オレ内ではそうなってます。
無論、実機を製作する意味ってのもなくなるワケではありません。新兵器であるザクとの交戦データーは実機がないと取れないワケですし…
2008/01/15 (火) 23:24:49 | URL | 亡 #-[ 編集 ]
>現実の環境を忠実にエミュして、まるでマトリックスのような仮想空間でMS開発できるんですよ。うん。

そういえば、近藤氏のバニシングマシンでアナハイムのMS技師、エシュメル君が、3DCADの発展型みたいなシミュレーションマシンでTMSの設計をやってたなぁ…。これもアナハイム・ジャーナル誌で触れられた「JCAP(教育型コンピューター支援による統合プロダツク)」に似た(あるいはその前進)開発環境だったのかも…。

製造業に関わる人間としては、こういう技術がこれから発展してくのかなぁ…と思うとなんか脅威ですな。
と、今日もフライス盤でSS400材を削る自分…。まぁ、ジオンのMSは自分みたいな旋盤工が零コンマゼロゼロゼロの精度で間接フレームを削っていくワケですよ。バイト当てながら手の感覚だけで1/1000単位の精度で削っていくギャンのフレーム
「MS職人の朝は早い…」
なんちて
(仕事柄、出切る事ならルナチタニウムを加工してみたいと思ったことはあります)

ちなみに、先輩からは「機械で精度出しても、後で自分の目で確認しろよ!」とよく怒られました。まー、可変MSなんてどうしてんでしょうね…。
(熱膨張などの誤差をあらかじめ加味しないと凄い事になりそうだ…。設計は死ぬな。)
2008/01/16 (水) 00:22:41 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
話はそれますが、現在フィギュアの多くが「原型の実物を作らない」そうです(笑)
で、3D画面だけをみてモノを作るため、「曲面の仕上がり」や「他の実物とのバランス」がおかしくなって来ているそうです(たしかにMIAとかの実物を見るとバランスがおかしくて、原型を作っていれば絶対に気づく筈なんですよね)。

玩具の世界ですが、そういうことが現実となっている今、遠くない未来に、ガンダム世界の設計姿勢が現実となりそうですね(怖)
2008/01/16 (水) 16:16:57 | URL | サリエル #nL6A2.tM[ 編集 ]
>コンラッドさん
ASIMOなんかを見ても、宇宙世紀においてロボットを作る技術というのはそれなりのレベルに達しているでしょうし、
ノウハウ自体はまったく問題なかったと思うんですよ。
ただそれを短期間で生産ラインに乗せるとなると、
部品単位ではやっぱり既存のノウハウを可能な限り流用した方が早いんじゃないかな、と思ったのです。

>亡さん
そこまで具体的なイメージはありませんでしたが、
自分としてはその考え方に同調したいですね~。
実機が存在しないのに詳細な図が存在するMSが多いのも、そのためかもしれません。

>サリエルさん
確かに、MGのF91やHGUCのブルーディスティニーなんかは、お前ちゃんと設計したのかよというバランスになってますし、
そうなんだろうなと思います。
おもちゃなら別にいいですけど、人が乗る機械がそういう作り方になったら、
色々不都合が生じそうですね。
「やっぱジオン系だぜ!」とか言う連邦兵がいそうです(笑)
2008/01/16 (水) 20:27:06 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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