がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
BWSのコンセプトから考える可変MSの存在意義
 リ・ガズィのBWSって、何か変だよなと感じたのが発端でした。あれって、「可変MSは高価だから非可変MS+サブユニットで可変機構に代替させる」というのがコンセプトであるとされていますが、だったらSFSでいいじゃんとか、むしろGディフェンサーの時点でそれは達成されているんじゃないのか、という気がします。特に、BWSは基本使い捨てですが、SFSは無人・有人のどちらでも操作可能であり、使い方にもよりますがBWSよりもずっと帰還率の高い兵器だったと思います。
 BWSの方がはるかに安価なのかもしれませんが、再変形不可=基本使い捨てという時点でコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ません。そもそも、BWSと合体して得られるメリットとは一体何なのだろう、と思います。
 そう考えて、まず可変MSとは何かということを考えなければならなくなりました。

 基本的に、可変MSの変形理由に関しては、「機体によって異なる」のが現実だと思います。以下に、主な可変MS/MAの変形の目的を掲げてみます。

メッサーラ:スラスターの集中による加速力向上(ガブスレイも同様)
アッシマー:重力下における長時間飛行
ギャプラン:重力下における高高度迎撃(変形の意味自体はスラスターの集中)
サイコガンダム:サイコミュの安定
Zガンダム:フライングアーマーによる大気圏突入
ハンブラビ:脚部折り畳みによる慣性モーメントの低減
ガザC:ナックルバスターの使用

 大まかにはこんな感じだと思います。挙げていない機体は、基本的にスラスターの集中で問題ないと思います(バウンドドックはよくわからんです・苦笑)。メタスやZIIも同様かと。メタス・ZII方式とZガンダム方式の違いは、推進器以外の背負い物があるか否かのような気がします。
 とにかく、可変MSといっても変形する理由は様々で、リ・ガズィの場合も何故BWSと合体する必要があるのかということを考えなければなりません。

 リ・ガズィのBWSには、実は推進器が搭載されていません(デザインを見た限りでは)。つまり、「スラスターの集中による加速力向上」が変形の意義ではないということがわかります。まぁ、腰部リアアーマーの推進器と脚部の推進器を近づけることである程度スラスターが集中しているとはいえますが、それは脚部の変形機構だけで済む話で、BWSとは関係のないものです(これはZガンダムのウェイブライダーについても言えることです)。
 で、結局BWSに何が搭載されているかと言えば、メガビームキャノン1門とビームキャノン2門に尽きます。それに伴うジェネレーターも搭載しているのでしょう。つまりはBWSの存在意義は「火力の向上」でしかありません。
 ということは、どの可変MSに一番近いかというと、ガザ系ということになります。実はリ・ガズィはガザだったと(笑)まぁ、それではあんまりなんでもう少し別の例えをするなら、メガライダーのコンセプトをコンパクトにまとめたと言えますね。メガライダーは「SFSとして使えるメガバズーカランチャー」でしたが、リ・ガズィのBWSは「MSと合体できるメガバズーカランチャー」と言うことが出来ます。そこまでの火力はありませんし、いわゆる定置砲撃ができるようには思えないので、実際は砲撃というよりは一撃離脱戦に特化していると言うところでしょう。そういう記述もありますし。
 結局のところ、リ・ガズィのBWSは、「高火力の一撃離脱機」という特性を非可変MSに付与するためのものであったと結論することが出来ます。もっと言えば、「一撃」加えてから「離脱」せずにMSに変形してそのままドッグファイトに移行できる兵器ということでしょうか。

 が、これで問題となるのが、それで「Zガンダムの量産型」と言えるのかということです。先に挙げた通りZガンダムの変形機能の最大の目的は大気圏突入です。まぁ、Bクラブにはフライングアーマー型のBWSもあったというような記述もありますが、劇中に登場したリ・ガズィはZガンダムとはだいぶ運用目的が違うように思えます。
 ただ、Zガンダムのウェイブライダーはハイパーメガランチャーをマウントできますし、ZIIも同様にメガビームライフルをマウントできます。そして、ZプラスC型なんかは、ビームスマートガンがウェイブライダーの機首と一体化しています。おそらくは最もリ・ガズィに近い機体と言えるでしょう。リ・ガズィは、ZプラスC型の簡易型と言えるのかもしれません。そういえばZプラスR型はC型ベースでした。
 ZプラスC型は、Zガンダムの可変機構を継承してはいますが、プロト機ほどの大気圏突入能力もなければ、A型のように重力下での飛行を前提にしているわけではなく、可変機構にやや無駄があるMSです。結局のところ、リ・ガズィはZプラスC型の機能を簡略化したものだったのではないでしょうか?
 Zガンダムが後半にハイパーメガランチャーを使用するようになったのも、主戦場が宇宙に移り、大気圏突入の必要がなかったためだったのかもしれません。空間戦におけるZガンダムは、やはり「高火力の一撃離脱機」としての運用が主目的だったのでしょう。ZIIのメガビームライフルがMA形態においてのみハイパーメガランチャー級の火力を発揮できるというのも、その目的に適合してのことなのかもしれません。
 ただそうだとしても、それなら非可変MSにハイパーメガランチャーを持たせればよくね?という話になりますが、おそらくはBWSがジェネレーター内臓であるということが肝なのだと思います。ハイパーメガランチャーはZガンダムでしかドライブできない高出力兵器で、それにサブジェネレーターを増設すると結構なサイズになるのでしょう。それを武装として持たせるのは無理がありすぎるわけで、だったら機体と直接ドッキングできるようにすればいい…というのがリ・ガズィの正体だったのではないでしょうか。
 つまり、リ・ガズィは「簡易可変MS」ではなく、「BWSと呼ばれる大型ビーム兵器とドッキングする機能を持つ非可変MS」だったということになります。やっぱり、可変MSの延長線上というよりは、スーパーガンダムの延長線上にある感じですね。このあたり、同じRGZナンバーをもつリゼルとは根本的に意味合いの異なる兵器だったと言う事ができるでしょう。

 とここまで考えてふと思ったんですが、リ・ガズィのBWSって翼の部分にプロペラントタンクがついてますよね。あれって、何のプロペラントなんでしょうか。ZプラスC型も、バインダーにプロペラントタンクが設置されています。これらの翼の中には、ああ見えても何かのエンジンが内蔵されているんでしょうか。というか、むしろあの翼が推進器だったりするのか?
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コメント
コメント
BWSってガザ系というよりは、Gアーマー系の支援兵装に近いですよね。

まぁ、すでに目的が「可変方式の簡略化」というところに集中しており、分離・合体方式と単体での可変方式と、どちらがコストが抑えられるか…という「手段が目的化」してしまっているワケですが、それよりも戦況が可変機の活躍を許容できる状況ではなかった…というのがリ・ガズィの悲劇であったワケですね。

>バインダーにプロペラントタンクが設置されています。
それは、燃料タンクがバインダー部分にもあるからでしょう。
増槽としてバインダーのラッチに懸架されたプロペラントタンクからバインダーのタンクへ繋がって、そから主機である脚部のスラスターに燃料を供給している訳で…。

ところで、いわゆるR型「RGZ-006」ってのはアリなんでしょうか?
あと、ジオンの再興で出てきた大気圏内仕様のBWSらしきモノとか…。
2007/11/11 (日) 22:33:37 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>リ・ガズィはガザだったと(笑)

ガザ→メタス→リ・ガズィ
と考えると、それほど突飛でもない?
BWSはメタス系のフィードバックがあるんではないかと思っていたり。機首あたりにその片鱗が・・・

ちなみにメタスの原型機がガザ説は、確かガンダムマガジンだったかと。
2007/11/12 (月) 07:16:28 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>コンラッドさん
BWSは、GファイターのAパーツだけをガンダムにくっつけた機体というのが一番近いかもしれないですね。
仰るように、まさに手段が目的化していて、結局のところプラモデルの都合で設計された機体なんだろうなと思います。

>バインダーにプロペラント
固定翼のリ・ガズィならそれもわかるんですが、
Zプラスの場合フレーム一本で胴体に繋がってるんで、
そのフレームの中にパイプが通ってるとなると…うーん?という気持ちになります(笑)

>RGZ-006
型番が変ですよねぇ。ただ、Zプラスは連邦軍にも採用されたことになっていますので、
Zプラスの連邦ナンバーがRGZ-006だったのかなと思ったりもします。
ZプラスR型そのものは、可変機ベースとすることで本来のウェイブライダーとBWS部分のみを純粋に比較するために開発されたものだと思います。

ジオンの再興に大気圏内仕様のBWSなんて出てきましたっけ?
裏表逆の量産型ゼータならわかりますが…

>とっぱさん
んー、ガザとリ・ガズィを比較したのはどちらもMA形態に強力なビームキャノンを持つからで、
メタスを挙げるならハイメガキャノンを持つメタス改の方がそんな感じですね。
ガザベースというのはメタス改の設計思想のことなのかもしれません。
2007/11/12 (月) 22:39:29 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>Zプラスの場合フレーム一本で胴体に繋がってるんで、
>そのフレームの中にパイプが通ってるとなると…うーん?という気持ちになります
さすがに、あのフレームがムクの一発抜きの1パーツというワケではないでしょうから、電装系や燃料パイプをサンドイッチ(内部の空洞部分にパイプを這わせるとか)した構造と成ってると思うんですよ。

>ジオンの再興に大気圏内仕様のBWSなんて出てきましたっけ?
出てきてるんですよ、これが。
BWSをパージしてMk-ⅢみたいなガンダムタイプのMSが降下するシーンが描かれています。
(その後ジ・オⅡに一掃されてますが)
2007/11/12 (月) 23:40:37 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
そうですよね。プラモだと棒きれですが、バインダー接続のフレームも実際はその100倍以上のサイズですし、パイプくらい内蔵できますよね。

ジオンの再興のBWS、初めて気づきました。普通にMk-IIIだと思ってました…。
シールドにRGの文字、機体形状からみて、近藤版リ・ガズィですねこれは。
Mk-IIみたいなバックパックを背負っているのが最大の違いでしょうか。
コンセプト的には、ガンキャリーとかコルベットブースターに近い感じですね。
2007/11/13 (火) 22:03:40 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
今更な話かとも思いますがBWSというか可変MS(むしろMS全般)について思う所があるのでご容赦下さい。

まず、自分はMSは非合理的な兵器だと認識しています。
それはまぁ当たり前の話なんでしょうが、ガンダム(UC)の場合はそれを覆す為のルールとして「ミノ粉環境下でMSは旧来の兵器に対して絶対的な優位にある」というものがあります。

それは逆説的に「非ミノ粉環境下では戦闘機等が優位にある」ことになるわけで(まぁ例えばターンAを見れば限度がある事は分かりますが)、
「ミノ粉環境下ではMSとなって不利にならず、通常は戦闘機等としてMSに対して優位にある兵器」が(一部の)可変MSの立場なのではないかという意見です(常にミノ粉が蔓延していたわけでもないでしょうし)。

つまりリ・ガズィ(BWS)は「簡易的にMSに変形できる戦闘機」であり通常MSの補助として運用するドダイ等とはある意味逆の(それでいてよく似た)システムだったのでないかという事です。
2007/12/15 (土) 13:40:40 | URL | #tHX44QXM[ 編集 ]
書き込みありがとうございます。

確かに、一年戦争後は非ミノ粉環境下の方が多いわけで、
そもそもミノ粉散布下という状況はMS戦にのみ発生するものであると考えると、
可変MSの存在意義もわかりますし、
だからこそ0087年時に連邦軍でMSを保有していたのはほとんどティターンズだけだったのではないか、という持論が生まれたのですが、
その観点で言えばリ・ガズィのBWSが非ミノ粉環境の運用を前提にしているという発想は、確かになるほどな、と思います。
BWSの高火力も、敵がミノ粉を撒く前に一撃でかいのをお見舞いする、というコンセプトなのかもしれませんね。
2007/12/16 (日) 00:40:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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2007/11/18(日) 17:29:34 | MOBIL SUIT VOR !!
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