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ガンダムネタだけを語るブログです。
各種ジム系のスペックを比較する
 ジム系のバリエーションを整理するために、設定上のスペックを比較してみようと思います。MSのスペックの数値そのものには、あまり意味があるわけではないのですが、バリエーション機の場合、当然元になった機体を参考に数値を決定するわけですから、そこには何らかの差異を設ける意図があるはずなのです。逆にスペックが同じであれば、見た目は違っても事実上同一機体であるということが出来ます。
 というわけで、一年戦争時のジムバリエーションのスペックを比べてみます。

単位で分かるかとは思いますが、名称・出力・推力・センサー有効半径の順です。

ジム         1250kw 55500kg 6000m
陸戦用ジム    1250kw 53800kg 6100m
デザートジム   1250kw 57800kg 6100m
ジム改       1250kw 57480kg ???
ジム寒冷地仕様 1250kw 60000kg 5790m

ジムコマンドG   1330kw 67000kg 6000m
ジムコマンドGS   1390kw 74000kg 6000m
ジムスナイパーII 1390kw 102000kg 8700m
ジムカスタム    1420kw 67480kg ???

ガンダム      1380kw 55500kg 5700m


 参考用にガンダムのスペックも併記しておきましたが、ジムに勝るのは出力だけなんですね。センサー有効半径なんてジムに劣ってるし。デュアルが視野が狭いのはガチのようです。ちなみに、アレックスでさえ5900mでジム以下です。

 恣意的に行をあけてあるのが出力1250kwの壁です。この1250kwがジムのスタンダード・スペックであり、これより高い出力の機体は上位機にカテゴライズされると考えていいと思います。
 ジムコマンド宇宙用とジムスナイパーIIは同じ出力ですが、胸部インテークの形状が違っています。これは、スナイパーIIは推力に多く出力を割いているということなのかもしれません。スナイパーは敵に発見されたら全力で逃げる必要がありますから、推力がかなり高くなっていると言うことでしょうか。使い方によっては、高機動型ザクのような戦い方もできそうです。MSVのジムにはあまりスペックが定められていないので、SC型がどうなっているかはわかりませんが、近い数値ではあると思います。インターセプターとして使用されているのも、この高い推力によるものなのでしょう。

 センサー有効半径については0083のMSに設定されていないので、ジム系の比較として使うのはちょっと難しいかなという感じです。ジムコマンドとジムだと性能同じなんですよね。あの頭部形状の違いは何なんだろう。耐弾性の向上?それとも同じ範囲でも情報処理量が増えているのかな?
 寒冷地仕様のセンサー有効半径が通常のジムより低いのは、広さよりも近距離での通信能力を重視した結果でしょうね。吹雪の中じゃいくらセンサー範囲が広くとも通じないでしょうし。
 F型バリエーションは逆に、重力下での通信機能が強化してあるようですね。ちなみにジムストライカーは出力1250kwというだけで、他のスペックが設定されていないようです。

 本題は推力です。上記の表では総推力の合計を表記していますが、実際は各推進器それぞれの推力がバラバラに定められています。
 ここはまず、よく似た数値であるC型とD型のスペックを比較してみます。

 D型は15000kg×4と表記されています。一方、C型は12500kg×4+1870kg×4とされています。
 C型が2種類の推進器で構成されているのは、バックパックだけでなく脚部の推力が加えられているからだと思います。なぜ1870kgが脚部の推力かというと、この数値はジムカスタム、パワードジム、ジムキャノンIIの全ての0083ジムにおいて同じ数値だからです。これら全ての機体に置いて共通している推進器は足の裏しかないのです。要するに、「カトキスリッパ」の推力はバーニア1つ当たり1870kgだということです。
 一方、D型というか0080のジムはこの足裏の推力が表記されていません。あくまで表記されているのはバックパックの推力だけだと考えると、C型が1つ当たり12500kgであるのに対しD型が15000kgとなります。他の0080のMSもバックパックだけの推力と考えた方が良さそうなので(SP型はふくらはぎのバーニアも含まれているようですが)、あくまでバックパックの推力だけでジム系の比較表を書き直してみます。(ジムコマンドはバックパックの形状が特殊なので除外)

ジム         27750kg×2
陸戦用ジム    26900kg×2
デザートジム   28900kg×2
ジム改       25000kg×2(12500kg×4)
ジム寒冷地仕様 30000kg×2(15000kg×4)

ジムカスタム    30000kg×2

 ここで言えるのは、「バックパックのバーニアの数が増えても、総推力は大差ない」ということと、「D型とN型のバックパックの総推力は同じ(D型の総推力に足裏の推力が含まれていないと仮定した場合)」」ことです。
 このことから、バックパックのバーニアが2発から4発に増えているのは、単純に推力の微調整を可能にするためではないか、と推測できます。また、ジムカスタムはD型の純粋な発展機と言えるのではないか、とも考えられます(G型以降のコマンド系とは別枠)。
 ジム改は推力がむしろ下がっているように思えますが、ジム改は腰の後ろにバーニアが追加されているため、この分の推力をプラスすれば素ジムよりは上になるのではないかと思います。これはジムカスタムについても同様で、真の総推力はD型よりも腰の推力分高いと思われます。なお、この腰の推力については、アレックスでは7000kg×2と設定されています。ただ、バックパックの推力は同じ形状であるジムカスタムよりも高くなっているので、このままの数値ではないと思われます。
 D型ジムは腰のバーニアがありませんが、腰の下部にアポジモーターがあります。また、ふくらはぎにもアポジモーターらしきものがあります。総推力がC型に劣ることはなさそうです。副推進器が腰にあるのか脚にあるのかってどう違うんでしょうね。

 ここで、スペックから分かる各ジムの特徴を挙げてみます。
1.素ジムの推力はガンダムと同じ。重量は軽いのでむしろガンダムより機動力が高い?
2.C型ジムはバックパックのノズルが4発になったことで推力の微調整が可能に。腰のバーニアによって総推力は向上。
3.D型ジムはC型よりもバックパックの推力が向上している(インテークが増えてるのもその関係か?)。腰のバーニアがない代わりにふくらはぎにアポジモーターらしきものが追加されている。
4.N型ジムは設計思想上、G型系列よりもD型系列に近い。

 このように、ジムはグレードが上がるごとに推力が向上しているのが分かります。むしろ他に大きな変更点はないと言っていいでしょう。これは重力下でのジャンプ力向上のためなのか、宇宙空間での機動力向上のためなのかはわかりませんが、このジム系の推力はリックドム以上ゲルググ以下という数値(ジムコマンドはゲルググ以上)となっており、ジオンのMSよりも高い機動力を確保しようという設計思想が垣間見えますね。
 G型系列のジムコマンド系は、かなり推力が高く、またバックパックの形状も以降の連邦系MSと比較しても特殊です。やはり局地的なバリエーション機だったのかなと思います。

 ちなみに、0083以外のジムも実は足裏の推力が加算されていた、という仮定のもとの試算もしてみようかと思ったんですが、ジムコマンド系の推力の内訳が細かいので、ちょっと難しいだろうという結論に達しました。仮にジム系の足裏は全て同じ推力と判断するなら、0083以外のジムには全て1870kg×4を加算すべきなのかもしれません。
 正直なところ、MSのスペックにおいては、推力が一番信用ならないということがよく分かりました。せめて総推力だけを設定してくれれば妄想やこじつけの余地があるんですが、各ノズルごとの推力が決められちゃってる上に作品ごとに基準が違うので、実に使えないですね。
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「出力1250kwの壁」は、「1G重力下でのジェネ出力調整限界」+「前期型ボディ(地上運用主体設計)の放熱容量限界」という事なんでしょうね。低コスト化と生産性の向上を図る為に「追加冷却ユニット」をオミットし、空冷(液冷)のみで乗り切り、主戦場が宇宙に移り、ルナIIやコンペイトウでの「0G重力下でのジェネ出力調整」が可能になり、「後期型ボディ(宇宙運用主体設計=追加冷却ユニット装備前提)で放熱容量向上」の恩恵で出力向上が達成出来たと。。。

「カトキスリッパ」ですか、素晴らしい命名センスですね。
でも…リファイン・流用順からいうと「ブチスリッパ」となりません?

> この数値はジムカスタム、パワードジム、ジムキャノンIIの全ての0083ジムにおいて同じ数値だからです。
すると、下記記載にパワードジム、ジムキャノンIIも加えられるんですかね?(形状未確認)
「◎足部底面 RGM-79G、RGM-79SP、RGM-79C、RGM-79Nの足部は下方から見ると、同一である。これらは後期生産型を基に改修、開発がなされたことを物語っている。」(オフィのP381から抜粋)

> MSVのジムにはあまりスペックが定められていないので、SC型がどうなっているかはわかりませんが、
SC型のバックパックに関しては数値こそ明記されていませんが、下記記述があります。
「機動力向上のために、大推力スラスター装備のバックパック(RX-77ガンキャノンに匹敵する推力であった)を追加し、脚部には…」(オフィのP382から抜粋)

D型のセンサー有効半径が通常のジムより低いのは、極低温(-60℃程度)からのセンサー防寒装備(強化ヒーターとか、二重断熱とか)が干渉するからではないでしょうか?何時も吹雪いている訳じゃないし。

オフィのイタイ記述も「RGM-79Nのスラスター総推力は従来のRGM-79の2倍にも達し、姿勢制御バーニアの数も増やされていた。」(オフィのP386から抜粋) 55500kgX2=67480kg???
2007/10/01 (月) 02:16:52 | URL | ねも #CNcRxVIA[ 編集 ]
せんさー
有効半径と精度は別もんと考えたら
形状差が活きてくるかもですね。

ランドセル2発と4発はなるほどと
同じ1000cc
のバイクのエンジンの
マルチ(4気筒)とVツインみたいなもんですよね(笑)
小分けに4発か大きく2発かみたいな。

2発ではノズル噴射方向や制御で追いつかないトコがあって
4発でそれが改善されて
更に小回り仕様になったのがジムコマンド宇宙用のってかんじでしょうか
2007/10/02 (火) 12:39:59 | URL | スウ #-[ 編集 ]
>ねもさん
後期型ボディが宇宙戦を考慮に入れた放熱容量向上型という観点はまさに的を射ているという感じですね。
寒冷地仕様が同型ボディになっているのは単に時期的な問題で、
ガンダム→ジムの際に削った分をある程度取り戻す意図があったというところでしょうか。

カトキスリッパは昔からある模型用語です。MGやHGUCではここの再現度がいまいちで不満を持っている方が多いみたいです。
設定上はともかく、模型の上ではカトキデザインは絶対視されていますからね。

>すると、下記記載にパワードジム、ジムキャノンIIも加えられるんですかね?(形状未確認)
パワードジムとジムキャノンIIはデザイン上、それぞれジム改及びジムカスタムの設定画をそのままトレースしている機体ですから、同じと考えていいと思います。

>SC型
匿名の情報を頂いたのですが、HJ刊行のガンダムメカニクスではSC型のスペックが設定されていました(サンライズ監修の元のHJ独自設定のようです)。
それによると68000kgで、ガンキャノンよりも大きく上回っています。
オフィの記述も尊重するのであれば、やはり「スラスター総推力」の設定はバックパックのみではない、と考えた方が良さそうです。

>ジムカスタム
オフィシャルズに書いてあるくらいですから、何らかの元ネタがあると思うんですが、
「総推力」がジムの2倍となるとかなり苦しい記述ですね…。ジムスナイパーIIならそれに近い数値ですけど。


>スウさん
バイクのことはあまり詳しくないのですが、
多分仰る例えで問題ないと思います(笑)
ノズル2発の場合重力下のジャンプ力(単一方向)を重視していて、
4発の場合は宇宙空間での機動力を重視しているのかもしれませんね。
ジムコマンドはコロニー周囲の警備が前提の機体のようですから、
単一方向へのスピードよりも狭い空間での運動性を重視しているということでしょうね。
2007/10/02 (火) 21:24:08 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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