がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
エコール・デュ・シエル 10巻
 ガンダムエースを全く読んでいなかったものですから、突然ル・シーニュの量産型が出てきたことにびっくりしました。ネロとかバージムとかジムIIIとかエゥーゴ系の量産機は色々あるんだから、あんまりこれ以上グリプス時代のMSを乱立させないで欲しいんですが…(苦笑)
 なんか凄いMAも出てくるみたいですが、ウーンドウォートと比べてどうなのよって気がしないでもなく…AOZはオールドタイプ、エコールはニュータイプのMSってことで分けられてはいるんですが、ちょっと新設定のメカの出し方には疑問を感じざるを得ません。まぁ、電ホビとダムAは全然連携取ってないってのはよく分かりましたけど。バスクは量産型サイコも開発させていたわけで、色々手を回していたんでしょうかねぇ。

 んでは、シナリオの本筋の方を。

 今回は途中で突然過去編に入っちゃうんですが、これはどうも小説版でやる予定だった話をもろもろの事情でコミックに移したもののようですね。確かに小説はエリシアの物語だったわけで、それがこういう形になったのは、小説家の都合なのか掲載誌の都合なのかってところでしょうか。でも、正直なところこっちの方が面白みがあるような気もします(笑)
 アスナというキャラクターはどうしても感情が読みづらいというか、女版キラのようなイメージがありまして、ちょっと感情移入しにくいんですよね。エリシアは明確に弱みと強みが描かれていることもあって、好きか嫌いかという意味ではなく、物語のキャラクターとして説得力があるかなと思います。

 本筋のアスナ編の方は、アスナの正体とか委員会とか、徐々に設定的なネタばらしが始まってきて、そろそろクライマックスだなという雰囲気が出てきました。このまま終わらせないためにも過去に戻ったのかもしれませんが(オリジンと似たようなパターンですね)、最近は展開がスローで何を描きたいのか良く分からない感じだったので、カンフル剤としては悪くないんじゃないかと思います。
 多分美樹本氏は、あんまり宇宙戦争ロボットものという側面でのガンダムをやりたいわけではないんだろうなって思うんですよ。0080やF91のような小さな世界での人間ドラマがやりたかったんじゃないかなと。以前ル・シーニュの登場シーンはカッコいいみたいなことを言いましたが、たぶんああいう方向性は本意ではないんだろうなと。
 このあたりは、CDAのように個性がはっきりしている原作キャラを使い、そしてある程度の結末がすでに確定している作品とは違うやり難さがあるんだろうなと思います。なんというか、エコールのこの流れはジャンプの漫画がどんどんおかしな方向にいっていく時の感覚に似ています(笑)
 個人的には、あんまり設定屋を釣る方向に持っていかずに、純粋に物語を描いて欲しいなと思います。

 その設定の話。まずジェモについてですが、そもそもル・シーニュがNT専用の軽量高機動機として開発されたのに対し、それをOT用にして装甲を増強という本来のコンセプトを殺す方向に改良することに疑問を感じます。ル・シーニュ自体がいまだ何のために作られたのか明らかにされていないのでなんとも言えないですし、そもそもル・シーニュは008でジェモは009なんで別の機体だ!と言われればそれまでなんですが。
 いっそのこと、モデグラのアルファベットガンダム設定はなかったことにして、ル・シーニュがエータガンダムだったと言われた方が納得できるんですけどね(笑)
 ただやっぱりジェモは腑に落ちんです。エゥーゴは私設軍隊なので正規の供給ラインを持っていない以上、複数種の量産機を生産している余裕なんてないはずなので。新訳Zだってこの時代では新型ではないジムカスタムとかまで動員してたくらいですしね。もちろん作中に登場した機体は先行生産機なわけですが、実機まで作っちゃってるってことはそこまで承認が降りちゃってるってことで…。エゥーゴのMS生産計画はどうなっているのだろうか?アナハイムから新商品のサンプルテストをさせられているという側面の方が強いのかな。
 というかさりげなくネロの名前を設定に出している以上、センチネル設定も踏まえてるんですね。センチネル設定って神格化されていること+過去のいざこざで、あんまり他媒体に設定が出てこないんで(Zプラスは割とよく見ますが)、ちょっと新鮮でした。
 AOZと、このエコール、そしてCDA、最近始まったZZ外伝と、グリプス前後の外伝が増えてきたところで、このあたりの設定を外伝含めた内容で一冊資料を出してくれないかなぁ、なんて思ったりするんですけど、難しいかな。たぶんある程度は新訳Zを見越しての企画だったと思うんで、それが大ヒットしたら実現していたのかもしれないけど…。

 あとは委員会の方ですが、こちらはまだ全貌は明らかになっていないものの、結構強化人間というよりはコーディネイター的な方向までフォローしてるのかな、という感じがします。ゼータ時代の特徴の1つとして強化人間が登場したことが挙げられると思うんですが、どうせニュータイプ養成学校を舞台にしたんだから、もっとこのあたりをメインにした、現代版強化人間物語みたいなのにしたらよかったのかなぁ、なんて無責任なことを言ってみたり。
 そういえばAOZにはニュータイプとか強化人間っていう要素は皆無でしたねぇ。このあたりもセンチネルを意識していたんでしょうか。エコールは逆にニュータイプから入ったわけですから、今後はもう少しそっちの方向で頑張って欲しい気はします。
 まぁ、強化人間と言えば、ゼータ本編でももっと扱ってよかった気もするんですよね。フォウとかロザミアとか、悲劇のヒロインのポジションだけじゃなくて、ヤザンやジェリドのような純粋な敵役にそういうのがいても良かった気がします。つーかそれがギュネイか。
 あとは、アムロの戦闘データをコピーした強化人間と言うのはゲームブックに出てきましたが、そういうのが本編で出てきても面白かったですよね。カミーユやシャアと戦うとなかなか面白いと思うのですが。カミーユと戦うときは、アムロの再来がアムロを越える!みたいなノリで、シャアと戦うときはシャアがアムロと戦う感覚を思い出し、逆シャアに繋がっていくとか。でも富野監督がそういうのやると、アムロ同士で戦ってオリジナルが負けるとかって話になりそうです(プルツーのことかー!)

 話は逸れましたが、エコールは外伝作品がなかなか扱い辛いニュータイプを扱った作品として、今後描かれていくことを期待したいなぁと思いました。なんか全然そっち方向に行く気がしないですが(笑)
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