がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ガブスレイについて考察してみる
 ティターンズが使用していたMSについて一つ一つ整理していこうかなと思い、まずはガブスレイから考えてみようと思いました。
 どうもZガンダムのMSは、特に敵MSの場合、後半になればなるほど「何のために」開発されたのか分からないMSが多いんですよね。ネオジオンのMSなんかは割とはっきりしてるんですが…。

 ガブスレイの特徴は、「変形するとフレームがクローになる」「変形の自由度が高く、中間形態で戦闘を行える」「変形するとバーニアが一方向に集中する」「肩にメガ粒子砲を搭載、長射程高威力のフェダーインライフルをもつなど、火力も高い」「脚部クローとビームサーベルを持ち、格闘戦能力も高い」というあたりが挙げられるかと思います。

 また、ガブスレイはシロッコが開発に関わっていることでも知られています。どのくらい開発に関わったのかははっきりしていませんが、
「メッサーラに続きパプテマス・シロッコによって設計された可変MS」(ZZ&Z保存版設定資料集)
「設計はシロッコが主導した」(データコレクション)
 とあるように、かなり大きな割合で関わっていたようです。νガンダムのように、「枠は軍で確保したから好きにしていいよ」と言われて開発された機体なのではないでしょうか。
 事実、ガブスレイが配備されていたのはシロッコが指揮するドゴス・ギアだけでしたから、軍の予算を使ったシロッコのハンドメイドMSと言っても過言ではないのかもしれません。ハンブラビもおそらくは同様でしょう。

 特にガブスレイは、変形した際の過剰なバーニア数がシロッコ製であることを暗示しており、かなりシロッコ色の強いMSと言えます。
 しかし、メッサーラは木星圏での運用が目的であったために大推力を誇っていましたが、ガブスレイの場合は完全に地球圏での運用が前提だったと思われます。自分用に開発したジ・Oとは違い、連邦軍の枠で作ったMSに、何故そこまでの推力が必要だったのでしょうか。

 ガブスレイに比べ、メッサーラやジ・Oはかなりの大型MSです。しかし、バーニア数も総推力も、ガブスレイの方が遥かに多くなっています(MS大全集などではガブスレイの総推力は25200kgと表記されていますが、これはハイザックの半分以下なのであり得ません。本来の設定である「12600×24」で考えるべきでしょう)。ガブスレイのボディサイズでは、推進剤をそこまで積めるようには見えません。つまり、ガブスレイはバーニアを全開にした場合、極めて稼働時間が短いMSであると推定されます。
 そもそも、無重力空間においては理論上は無限に加速し続けることが出来ますので、推力が高ければ必ずしも速いというわけではありません。差が出るのは初速です。つまり推力の高いMSは、加速が速いということが出来ます。
 ガブスレイはMA形態ではバーニアが単一方向にまとまり、それにより極めて高い初速を得ることができる機体であると思われます。しかし、先述したようにプロペラントを積んでいるスペースがまるであるように見えないので、決して長距離の移動には向いていない機体であるかと思います。
 高い加速性能でありながら長距離移動はできないということから、ガブスレイは長距離侵攻用のMSではないことがわかります。また、敵陣のど真ん中で推進剤切れになったらたまりませんし、基本的には攻撃用のMSでもないと思われます。ということは、ガブスレイは短距離におけるインターセプターなのではないでしょうか?
 迎撃機であれば、基本的には味方陣内での戦闘になるわけですから、稼働時間を考える必要はあまりありません(帰る時間を考えなくていいわけですから)。また、迎撃は一刻も早く行わないと味方がやられてしまいますから、迅速に出撃できる必要があります。まさにガブスレイの満たしている条件です。
 以上のことから、ガブスレイはあくまで拠点に配備されるべき、迎撃用MSであったと推測することが出来ます。シロッコとしては、地球圏を平定した後に配備することを前提に開発した機体なのかもしれません。

 ただ、劇中ではサラとシドレのマラサイと小隊を組まされたり、とても有効な運用をされているように見えないのが痛いところです。ただ、アポロ作戦ではジェリドを囮に使ったりと、シロッコはわざとそうしていた可能性もあります。ジェリドがガブスレイでカミーユに勝てなかったのは、自身の腕だけが原因ではないのかもしれません。
 というか、ジェリドってそもそもガンダムに単機で対抗できるような機体に乗っていないような…バイアランはただの飛行実験機だし、バウンド・ドックもただのサイコミュ実験機だし。例えば彼がガンダムMk-Vのような機体に乗っていたら、もう少し違う展開が待っていたのかもしれません。ただ、彼は一番最初にガンダムMk-IIを墜落させてしまっているわけで…所詮ジェリドは、高性能機を乗りこなすだけの腕もなかったと。実力も機体性能もカミーユ以下、それでも立ち向かう男がジェリドだったということでしょうか。
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コメント
コメント
>ガブスレイ
どうも、元々はルナツー工廠の脚部マニュピュレーター試験機らしいですね。ガンダム系開発者が関わっていたらしき機体にシロッコが手を加えた感じでしょうか?(旭屋Zフィルムブック)

>最初にガンダムMk-IIを墜落させてしまっているわけで

なにか、アレはMK-IIの不具合臭いことが最近グラフィカに(笑)
ジェリド自体は腐ってもTOPガンダムなので優秀・・・多分(w
2007/06/19 (火) 21:08:45 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
ガブスレイがインターセプトとして運用される可変MSだったとして、なぜ近接戦闘に有効であろう、脚部のクローアームのギミックがあったんでしょうか…。
敵編隊を基地ないし、母艦のはるか遠くから迎撃できるような加速力や超射程のビーム砲(フェダーインライフルは実は超距離ビーム砲であった…?)を装備してアウトレンジから敵を排除する「基地/艦隊防空MS」として運用されるならば、近接戦闘能力は必ずしも必要ではなかったと思います。
これは汎用兵器であるMSの存在を否定するものですが、一年戦争中でも単一機能に特化したMS、MAが存在しており、ガブスレイもその中に入ると思っています。可変機構を持たせてまでMSに固執するのは連邦の伝統ですが、ガブスレイの可変機構はビグロのような「対艦攻撃」も考慮された「強襲用TMS」であったのではないか…という事なのです。

劇中での運用方法のマズさは致し方ありませんが、単騎ないし同一機種での集中運用であればかなりの効果があった筈…ではないでしょうか。長駆侵攻時の際はブースターなりを装着すればいい訳ですから(設定に無い以上、そういう妄想は「逃げ」ではありますが…)。

余談ではありますが、近藤氏の漫画「バニシング・マシン」では脚部をクローアーム化したジ・Oが登場しますが、これはガブスレイのデータを継承した結果なのかも知れません。
2007/06/19 (火) 21:26:46 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
確かにビグロと被る点は多々ありますね・・・

ろくな機体が無くともカミーユに立ち向かったジェリドの根性は評価するべき点なのかもしれません(苦笑)
2007/06/19 (火) 21:52:13 | URL | でぃがん #-[ 編集 ]
>突破さん
フィルムブックって確か全然関係ない人が勝手に書いた文章なんですよね。
どこまで信用していいのかがすごく微妙なんですが、
脚部クローが実験的なものであることは確かだと思います。前例ないですし。

ジェリドのMk-2墜落に関しては、
新訳だとコロニー内であることを考えずに運用したジェリドが悪い感じでしたね。コミック版だと特に。
まぁ、場合によってはマリンハイザックでコピーガンダムやシャアゲルを倒すジェリドですから、
確かに実力はあると思うんですが(笑)
ライラ絡みのエピソードから分かるように、宇宙戦が苦手だったんでしょうかね。

>コンラッドさん
クローは実験的装備だったんだと思うんですよ。
なのであまり意味はないんじゃないかと思います。
ビグロなどとはサイズが根本的に違うので、戦艦に対する武装として有効なのかはちょっと疑問ですし。

近距離に対応できるようになっているのは、
単純に対MS戦を想定しているからじゃないでしょうか。
ミノフスキー粒子下であれば、迎撃機であってもドッグファイトになる可能性はあるでしょうし。

強襲用という考え方もできるとは思うんですが、
強襲だと主武装がフェダーインライフルだというのが解せないんですよね。
HGUCインストによるとフェダーインライフルはGディフェンサーのロングライフルに匹敵する武装らしいですし。
これがもう少し近距離~中距離用の武装であれば、まだわかるんですが。

>バニシングマシンのジ・O
あれは劇中登場以前の話なので、
むしろその機体のデータがガブスレイに流用されたのかもしれません。

>でぃがんさん
そういえば「バニシングマシン」ではシロッコがビグロと戦って「参考になった」と言っていますから、
案外それを反映させたのがガブスレイなのかも知れませんね。

ジェリドは自分を省みず強大な敵に対抗意識を燃やすと言う意味で、
富野監督の一面を具現化したキャラクターですね(笑)
2007/06/20 (水) 00:42:11 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
少し便乗w
いや~ルロイさん奇遇ですね…。丁度、ガブスレイの記事(新規カラーイラストも起こして…)でも書こうかと予定していたので…少し便乗w。

○ガブスレイは、Z時代のガンキャノン!?
ガブスレイは、Z時代(0087年のTMA/TMS全盛期)のガンキャノン(連邦/Titans側の中距離支援機)ではないかいなと思う訳です。ガンキャノンのカラーリングで塗り替えれば…不思議とガンキャノンの後継機に見えてきます。

「変形するとフレームがクローになる」
「脚部クローとビームサーベルを持ち、格闘戦能力も高い」

これは、ビーム・サーベル未装備機は、「格闘戦能力も低い」というガンキャノン(後継・代替機種)への議会の誤った認識を払拭する為の「機構」と「装備」なのではないかと…。
中長距離支援MSのビーム・サーベルはベトナム戦争時代のジェット戦闘機のガトリング砲と同じ様な、近接戦闘時の自衛用(パイロットの安心材料が主)で、緊急時(格闘戦に陥った場合)に(副次的には)有る程度、敵を落とせると…。
リアルに「空間(格闘)戦闘」を考えるとビグロ的な「クロー」を用いた高速(仮に敵機との相対速をマッハで現すと5以上?)での一撃「接触」離脱戦法はハイリスクでナンセンスなので…、あの「クロー」は母艦船体や小惑星等の表面に取り付く為の一種の「アウトリガ」を本来の運用目的とした物ではないでしょうか?
で、対MA(実体弾)ライフル等、高反動砲類も運用可能と…。

>最初にガンダムMk-IIを墜落させてしまっているわけで
月刊OUT 1985年8月号から連載開始した藤田一巳氏のMSコラム
「Z WORLD 宇宙世紀0087へのアプローチ VOL.1 Step.α Mk-IIのキーワード」が出典ですかね?
「墜落の原因は、(Mk-IIが試作機故に)推力だったかスラストコントロールレバーのレイアウト配置が良くなかった為に、パイロットが誤って触れてしまった誤動作…」という様な趣旨の事が書いてあった(資料は実家)と思います。。。
2007/06/22 (金) 00:44:52 | URL | ねも #iozbGO92[ 編集 ]
なるほど、確かにガンキャノンとの類似点はありますね。
しかし、それだと可変機構の意味がないのではないかと思うのですよ。
自分の説はどちらかというとMA形態寄りの発想なので…。

「MA形態で戦場に急行し、MSに変形してあらゆる状況に対応できる機体」
がガブスレイなのかも知れませんね。

>Mk-IIの墜落
なんというか、人によって解釈は様々って感じですね。
あまりジェリドが悪いようにはしたくない、という意志は共通しているように見えますが(笑)
2007/06/22 (金) 23:49:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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