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ガンダムネタだけを語るブログです。
機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統 2巻
 いい作品でした。作者コメントが2名とも充実して仕事が出来たというような内容になっていますが、それもわかる内容です。何がって、これだけテーマがぶれずに最後までシナリオを描ききったというのが凄いですね。
 どうもシナリオ担当はオルフェのスタッフだったようで、しかもこの仕事を最後にオルフェを退社しているようですね。その背景がカムナというキャラクターに反映されたとのことですが、なんとなく分かる気がします。ティターンズ時代の変貌が凄かったなぁ。

 いやしかし、コスモバビロニア編のラストと逆シャアのラストを重ねてくるのは見事です。まさに「クライマックス」UCですね。こういう、一つの時代ではなく複数の時代にまたがったガンダム作品というのは初めてですし、それをこの完成度に持っていったのが賞賛に値すると思います。バビロニア戦争は結末が不明だから、最後に逆シャアを持ってきたのかな、なんて(笑)

 ゲーム原作というのは基本的にゲームの内容に引っ張られがちなんですが、ゲームの設定を最低限生かしつつ、これだけキャラを動かしたのが凄いなと思います。そしてフォーミュラー戦記の艦長を出すという暴挙にもあっぱれ。そこでプロトタイプジャベリンを使うセンスには脱帽。
 結婚相手に関しても、ロリ担当のオペレーターをあれだけ傷物にするのが凄いなと思います。そしてあそこまで立派な女性にしてしまうとは。奇麗事ではない描写がリアリティを高めているとは思いますが、外見との違和感も否めませんでしたね。

 シナリオに踏み込むなら、結局は「世界を守るか、身内を守るか」みたいなテーマだったわけですが、そう考えると最後に死を選ぶカムナというのは、本当に子供を守ったことになるのかがかなり疑問だったりもします。息子はともかく娘が、最後置いてきぼりだったしなぁ。家族をないがしろにした代償を、最後に払って死んでいけて後悔はないのでしょうが、残った子供は未だに敵同士なわけですし、問題は解決していないような気もします。そこから先は子供たちだけで切り開く問題といえば、そうなのかもしれませんが…特に最期の言葉をもらえたわけでもないちょっと娘が可哀想かなぁと。
 もう少しカムナの父親のエピソードを交えて、親と子の因果の連鎖みたいなのを描いても面白かったような気もしますが、まぁそこまでやっちゃうとゲームの内容とかけ離れすぎてしまうということなのかもしれません。まぁゲームはゲームで微妙だったからな…。いきなり結婚相手を選べといわれてもな。ドラクエだってもっと予備情報があったぞ(笑)
 それにしても面白かったので、この息子と娘のその後の話をクロボン時代の話で見てみたい気はしますね。でもシナリオ担当が退社しちゃったし、さすがにまだクロボンの外伝を他人が書くのは無理かな(笑)

 しかし、グリプス戦役時代の話って、どうしてもシャアの演説が出てきちゃうんですよね。新訳設定はやっぱり浸透しないのかなぁ。それとも新訳のその後はまだ作られていないから触れちゃいけないってことなんだろうか。ユニコーンは新訳準拠になるのかな。
 というか、新訳世界ではダカール演説はハヤトがやったなんてデイアフタートゥモロー読んだ人にしか分からないもんなぁ。つーかハヤトじゃ全く華がないしなぁ。やっぱり、多くの人の認識は、「劇場版ではカットされているだけで、やはり新訳世界においてもシャアが演説を行っている」なんだろうか。ここのところ、富野監督本人はどう思ってるのか知りたいところではあるね。

 次回はクロボン7の感想いきます。こっちはこっちで熱すぎる。
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>ユニコーンは新訳準拠

しっかりZZ黒歴史鑑が旗艦だったり(w
→ネェル・アーガマ。
『シャアの帰還』の配備ネタを使っているのが嬉しいデスネ。
→ロンド・ベルの初代旗艦設定。
2007/05/27 (日) 04:36:56 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
ネェル・アーガマ自体が開発されているかいないかというのは新訳Zからは判断できないんで、
まだ分からないと見ているんですけどね。

スタッフがスタッフですし、それなりに濃い設定も知っているんでしょうから、
密かにムンクラを意識してくれないかと期待はしています(笑)
2007/05/27 (日) 23:18:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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