がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー 2巻
 なんつー密度だ…情報量が多すぎる。1コマ1コマに意味をこめすぎ。台詞が多すぎ。漫画なのに小説読んでる気分になったよ。インタビューを読んでもやりたいことがたくさんあったっていうのはわかるけどさ、詰め込みすぎだよ…
 新設定新解釈満載で、そうきたか!というネタもいくつかありました。新訳準拠の外伝をここまでTV版と差別化してくれたのも嬉しいです(Zの場合、1stのTV版・劇場版とは違うのだよ)。でも、読み終わった時の率直な感想は、「お前のキャラ考察などどうでもいい、ドラマを描けドラマを」でした。
 正直なところ、深く突っ込みすぎだと思いました。そういう解釈もできるというのは分かるけど、いくらなんでも映像作品のキャラを動かしすぎではないかと。しかもバックグラウンドばっかり固めて、人と人の接触による変化というのがあまり感じられないのが気になりました。こういう設定だからこういう方向に持っていこう、という理詰めで話を作りすぎている気がします。
 たまに、できるだけ誤解を防ぐため、正しい意味にするために可能な限り文章を長くする人がいます。それは確かに必要な情報を全て網羅しているかもしれませんが、それをちゃんと読む人はごくわずかです。本当に正しい情報を伝えたいなら、ちゃんと読まれるように作らなきゃいけない。それが情報の伝達のコツだと思っています。長く難解な文章は、どんなに真実であっても、ちゃんと読もうとしてくれる人にしか受け入れてもらえない。この作品はそういう作品なのかな、と思いました。
 とあんまり否定してもしょうがないんで、面白かったところ良かったところも挙げてみます。その前に、この作品によって生まれた「新訳設定」をリストアップしてみます。

・カラバはジオン残党と手を組むため、ディジェをジオン系MSにした
・ダカールで演説したのはハヤト。その際にジドレ少佐が証言
・カラバと手を組んだジオン残党のリーダーはドズルの副官だったラコック(1stにちゃんと出てる)
・ダカール演説後にカラバはキリマンジャロを攻撃。
・キリマンジャロにはゲーツとロザミア(妹洗脳はなし)、及びナナイとローレンがいる
・ナナイは元々NT研究所の被験者だったが、研究所の規模縮小によりそれを免れ研究員になった
・新訳Zで最後にセイラがカイと会ったのはシャアを探すため?
・グリプス戦役終結から3ヵ月後、シンタとクムはアーガマを下ろされた(たぶんカミーユとファも)。
・アーガマはティターンズの残党狩りを行っている。しかしZガンダムはまだ修理されていない。(この後シャングリラにいった可能性も残されている)

 とにかくダカール演説をシャアがやったことにしなかったのが良かった。正直あの演説おかしいと思うんですよ。だって強引に議会に乱入して、無理矢理電波流して、私はシャアですティターンズが悪いんですなんて言って効果あるかね?と。いくら有名人でカリスマだからって、シャアは連邦の敵ですよ?どんなに言ってる事が正しいにしてもさ、議会に乱入したらそれだけで犯罪でしょ。普通逮捕されるがな。しかも演説やっときながらその後何事もなかったかのようにシャアはパイロットに戻ってるし。
 だから、シャアの代わりがハヤトってのも微妙だけど、元ホワイトベースのクルーで、フラウとの結婚もニュースになってたようだから一般市民にも知名度はあるし、シャアよりは効果的だったと思う。真実の暴き方にジドレを使うというのも非常に理にかなっていて上手い。電波ジャックは結局してるみたいだけど、それ以外の描写はないから、証人喚問かなんかやってるところで急に映像を流し始めたというところではないかな。エゥーゴ派の議員の協力を借りて。
演説の内容自体はシャアと同じ物だったことを見ると、原稿がちゃんと存在してたんだろうね。まぁ、それが普通なんだろうけど。
 あとディジェがああいう外見になったのは、アムロの機能的要求からというのは悪くないと思ったな。SFS前提の形状というのも解釈の一致。

 次に個人的にこうであればよかったのになぁと思うところ。ラコックという超マイナーキャラをもってきたのは、ミネバの地球への行き先が彼だったってことみたいで、それはよくわかるんだけど、どうせなら「コロ落ち」のウォルター大佐を出して欲しかったなぁと。場所もちょうどアフリカだし。ま、作者はアニメには詳しいようだけど、外伝はあまり知らないのかな。
 それとビグザムがたくさん出てきたけど、どうせならMA-09だったら面白かったのにとか。でもセンチュリー設定を踏まえてミノフスキークラフトで飛んでるアプサラスとの合いの子みたいなのでもよかったかな。まぁ、メカは二の次三の次の作品だからありえないだろうけど。地味にドワッジっぽいドム系がわらわらいたのがポイント。
 ゲーツとロザミアの搭乗機、「サイコガンダム」であり「普通の人間でも操作を可能とする画期的な新システムを導入」ということから類推するに、インコム搭載の量産型サイコでファイナルアンサーですかね。「小型化も最終段階」だし。でもサイコガンダムの開発理由がビグザムへの対抗策って…それはないぜ。サイコガンダムはビーム兵器しか装備してないんだからな!これにはがっかりしましたよ。Mk-Vならまだ対ビグザムでもわかるけどね。どっちかというとサイコはパーフェクトジオングに対する対抗策なんじゃないかなぁ。CDAに出た3号機が開発に拍車をかけたに違いない。
 そんなわけであんまり共感できない、ことぶき氏なりの各キャラへの解釈は以下の通り。

・カイは戦争でたくさん人を殺したことを後悔している。
・アジス・アジバは政略結婚しようとしていた。
・ベルトーチカは人の意見を鵜呑みにして世界を分かったふりをする人間が時代の元凶だと思っている。
・ハヤトはアムロをガンダムに乗せたかった。
・ディジェは本来ガンダムタイプとして完成する予定だった。ジオン系の別口のデザイン(チャイカ!?)を流用して現在のデザインに変更された。
・カイは戦争ではなく、ジャーナリズムでティターンズに勝利するためにダカール演説をプロデュースした(これがこの作品のメインストーリー。そう描けてはいなかったが)
・アムロはクワトロ・バジーナに敵愾心を抱いていない(がために、逆シャアで「俺たちと共に戦った男がなんで」という台詞に繋がる)
・ジドレはクワトロがダカール演説のためにカイに引き渡した(クワトロ自身は演説する気なし)
・クワトロはシャアという名が独り歩きをすることから逃げようとしている。そのためエゥーゴの代表になることを拒んだ。
・ハマーンは姉をザビ家の妾にした父と、妾を取ったザビ家を恨んでいる。(CDAを意識しながらも、あえて違う解釈をとった模様)
・ゲーツは自分のが強化人間になった意義を失わないために戦う。
・アムロはニュータイプを人減らしの道具と思う時がある。
・アムロとハヤトはお互いベルトーチカとフラウに逃げられている(別れたわけではない?)
・ミネバはラコックのもとに預けられた。カイもそれに関わっている(PS版Zエンディングの否定)

 これにどれだけ共感できる人がいるのか、というのはちょっと興味深いですね。個人的にはただ人がそう思うって喋るだけではダメだと思うんですよ。行動なり、ドラマなりが伴っていないと。ただ登場人物が自分の考えを語るだけの漫画になっちゃったのは非常に残念でした。この辺は反面教師にしたいですね。カイを切り口に進める話というよりは、ゲストキャラの人格の考察の方に重点が置かれてしまいましたから。ただのキャラ紹介漫画ならそれでいいんですが、変にカイを主人公にしようとしちゃってどっちつかずになってしまったんだと思います。
 しかしガンダムの漫画でここまで情報量を詰め込んでる作品は珍しいですし、新訳を旧訳と明確に区分けした功績は称えたいと思います。

 なにより、成長したティナが出てきたのがよかったです。あとセイラさんがエロすぎ(笑)
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コメント
コメント
サイコガンダムは・・・
ビグザムに、でかいマニュピレーターで
サイコガンダムパーンチ!
・・・(T-T)
若しくはキックでしょうか。
2007/02/02 (金) 11:52:30 | URL | スウ #-[ 編集 ]
近藤氏のコミックでビグザムvsサイコMk2やった時は、
至近距離でメガ粒子砲撃ち合って相打ちでしたね。
特攻兵器かよって感じです(笑)
2007/02/02 (金) 22:50:05 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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