がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ガンキャノンの生産数の設定の変遷を追う
 現在、ガンキャノンはV作戦の機体の中で、最も生産数の多い機体として知られています。が、当初はガンダムやガンタンク同様、試作機でしかありませんでした。それが何故増えていったのか、ちょっと自分でもわからないので調べてみることにしました。

(1)ガンダム・センチュリー
 ホワイトベースに配備されたのは1号機。

(2)MSVハンドブック
 サイド7にあったのは試作2機と予備1機。残ったのは1機。ジャブローに4機残っていたが、その後の量産はされていない。(注:この時点では77-3、77-4という設定はない)

(3)1/144 ジムキャノン
 RX-77は初期試作型1機の他、先行型仕様で6機が作られている。これらは2機ずつペガサスタイプへ搭載される予定だった。(注:サイド7に3機+ホワイトベースに追加配備1機+星一号作戦で別に2機で全てとなっているので、初期試作型はホワイトベースには配備されていない)

(4)ポケット百科 モビルスーツバリエーション3 連邦軍編
 RX-77-4は若干機が実戦参加、これ以外のRX-77タイプの実戦配備例はRX-77-2の3機のみ(注:めぐりあい宇宙のC-108、C-109、C-203だと思われる。ということは、サイド7で生き残った試作機=C108ということになる)。

(5)1/144 ガンキャノンII
 箱絵に複数のガンキャノンIIが描かれている(はっきり描かれているのが4機。後方に2機待機している機体があるが、はっきり機種を判別できないのでRX-77-3のビーム砲タイプの可能性もある)。

(6)Zガンダムを一生楽しむ本
 試作機だが、準生産型として数機が実戦配備。

(7)戦略戦術大図鑑
 非常に対費用効果に優れていることから、少数ながら生産が行われた。ジャブロー戦でRX-77-2が4機、RX-77-4が1機出撃。

(8)SDクラブ
 RX-77-1ガンキャノンはプロトタイプが3機製作され、最終テスト後にホワイトベースに配備、そのデータを基に量産化される予定であった。

(9)MSVコレクションファイル
 RX-77Dはグレイファントム艦載機が撃破されたことにより量産計画を破棄。

(10)ハイコンプロ ガンキャノン
 ホワイトベースに配備された試作機で一定の戦果が認められたため,初期の余剰パーツを連邦軍本部南米ジャブローで組み立てられ,少数が実戦配備された。

 設定の変遷はこんな物でしょうか。HGUCとMGのインストは持っていないので省略しますが、たぶん生産数に関して特記すべき事項はないでしょう。


 (1)の1号機=カイ機説と(3)の初期試作型=サイド7に運ばれずの説が矛盾していると思われますが、これは(3)の先行型仕様の1号機がカイ機だったと考えれば問題ないかと。
 MSV設定においては初期試作型が配備先不明(これが後のガンキャノンA?)、先行型6機のうち3機がサイド7(2機が焼失)、1機がホワイトベース(C109)、2機が別に宇宙へ配備(C203ともう1機あると思われるが、実戦参加は3機という(4)の説を尊重するなら、その1機は実戦に参加していない)という設定のようです。当然今はもっと増えているわけですが、少なくとも「先行型仕様」が6機というのは確定してしまってもいいのかもしれません。
 RX-77-1が(3)における「初期試作型」と解釈したいところですが、(8)で77-1が3機となっているのと、EBではガンキャノンは全て77-1だったかのような解釈がされていることを考えると、必ずしもそうというわけではないようです。これは別の機会に考察したいと思います。
 RX-77-4は正確な数が設定されていないため今後も増産が可能で、生産数カウントが77-2とは別扱いになっているようなので、問題はありません。RX-77-3は設定が少なく、生産数に関する設定が皆無ですが、77-4同様生産数は77-2と区別すればいいだけなので、やはり問題はありません。
 RX-77Dは(9)の記述から実際には量産されていないのですが、そのネーミングからなし崩し的に配備数が増えている気がします。ただ、これも生産数が特定されていないので特に問題になりません。ただ、あんまり増えるとジムキャノンの存在意義がなくなってしまいます。

 やはりネックとなるのはRX-77-2で、生産数が7機のはずなのにたくさん配備されているというのは(10)の記述が解決してくれましたが、(4)の「実戦配備数は3機」という設定は覆し様がありません。ただしこれはRX-77Dの存在によって死設定と化したので、無視して問題ないのでしょう。
 ハイコンプロ記述の発端は(6)の「準生産型」である気がします。この言葉の意味は良く分かりませんが、これが拡大解釈されて(7)の「少数生産」という言葉に発展したのではないでしょうか。
 つまり、RX-77-2には「先行型仕様」の7機と、「準生産型」と呼ばれる余剰パーツ流用型が存在するのだと思われます。これに次ぐはずの「生産型」はRX-77Dになるはずだった、ということでしょうかね。
 ただ注意しなければならないのは、「先行型仕様」がRX-77-2とはどこにも書いていないこと。RX-77-1のことを指している可能性もあるわけです。(8)を考慮すると、サイド7の3体は77-1ということになりますから。しかしめぐりあい宇宙の3機はRX-77-2でほぼ確定しているため、「先行型仕様」のうち、RX-77-1から77-2に改修された機体が何体かあったということなのでしょう。これは前述したように次の機会に考察したいと思います。

 しかし、技術の粋を集めたガンダムの余剰パーツが大量に出るのはなんとなく分かりますが、ガンキャノンの余剰パーツってそんなに出るのかなぁと疑問に思ってしまいます。陸戦型ガンダムは余剰パーツ+陸ジムで成り立っているわけですから、ガンキャノンも余剰パーツに77D(もしくは77-3か77-4)で成り立ってるのかもしれませんねぇ。

 ちなみに、「準生産型」と思われる増産型ガンキャノンの主な配備先は以下の通り。

ウルフ・ガー隊:2機(クロスディメンション0079)
エイガー隊:複数(ジオニックフロント→プレイしていないので何機あるのか良く分からない)
サラブレッド:3機(宇宙、閃光の果てに…)

 メジャーどころだとこのくらいですかね?戦記みたいなif系(ゲーム版のこと。コミック版や小説版にはガンキャノンは確か出てこない)はカウントしても仕方ないですよね。
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コメント
コメント
プラモ関係は新しいの出るたびに書いてあること変わるんで信用できないって言ってる人もいますねぇ。
まぁ後付で設定は変え放題と言ったところですが…

そういえばMG・Hi-νが出るみたいですね。
某掲示板でデザイン画も見ましたが
評判悪いですね…
2006/11/23 (木) 22:16:40 | URL | わんこ #2DdjN05.[ 編集 ]
ガンダムの設定は常に変わることで発展してきましたからね。プラモに限った話ではないです。その反省を踏まえて、SEEDの設定は厳格に管理されている気がしますね。宇宙世紀も今はかなり厳格なようですが。

MGのHi-νのあのデザイン画は確かにちょっと…ですね。何がって、フィンファンネルの付き方がおかしいだろうよってのが一番だと思いますけど。
素体のバランスはこれから完成品にいたるまでいくらでも変わってくるでしょうから(最近は試作品と完成品のプロポーションが著しく違うことも多いです)、あんまり悲観してないです。
2006/11/23 (木) 22:55:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ジムが多いですが
ガンキャノンさんはウチにも2匹配備されてます(HGUC)<ぉぃ

Hi-νなんか最近の羽ばやりかしりませんが
ハンガー吊り下げ型だったのにね
羽になっちゃってるやんって…

それはそうとEXモデルの木馬を買ってしまいまひた。
(意思がよわーい)
2006/11/24 (金) 11:13:25 | URL | スウ #-[ 編集 ]
RX-77Dは雨後の竹の子みたいに増えてきましたねぇ
やっぱりジムキャノンだと何か不都合があったのかなぁ
防御力や攻撃力とか?
2006/11/24 (金) 19:00:24 | URL | CRS #-[ 編集 ]
>スウさん
うちにも1機配備予定です(笑)さすがにホワイトベースは考えていませんが…

Hi-νはカッコいいならあれでもいいんですが、無駄にカッコ悪いですね…。
というか、出渕氏にプラモのデザインさせちゃダメだと思うんですよね(苦笑)

>CRSさん
ジムキャノンじゃダメなのは単純にカッコ悪いからというだけのような気が…。
まぁ、ガンダムだって8機作られてるくらいですから、量産検討試作機でも10機前後は作られててもいいのかなと思います。
2006/11/24 (金) 21:56:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
余剰パーツ

> ガンキャノンの余剰パーツってそんなに出るのかなぁと
> 疑問に思ってしまいます。陸戦型ガンダムは余剰パーツ
> +陸ジムで成り立っているわけですから、ガンキャノンも
> 余剰パーツに77D(もしくは77-3か77-4)で成り立ってる
> のかもしれませんねぇ。

余剰パーツってのは、実に便利(ウマー)な設定です。

実戦に投入している機体(MSでも現実の戦闘機でも)を
常に稼動(戦闘可能)状態で維持しようと思ったら、
(整備班に真田さんとか自己修復可能なナノ・マシンが
なければ)本来ならば、1機につき最低でも3機分の補修用
部品が(直ぐに部品交換修理可能な様に運用基地とか母艦に)
必要な訳です。

現在の米軍機(F-15とか)が実戦時にどの程度でエンジンの
オーバーホールをやっているか解りませんが、昔、1回の
出撃毎にやっていたと聞いた事があります(今回未確認)。
この場合は、F-15(1機)の稼動状態維持には少なくとも
予備の稼動可能なエンジンが最低でも2基必要になって来ます。

なので、WBでガンダム(x1)やガンキャノン(x2)を
運用(戦場投入)し続けている間、ジャブローは、WBのMS
補修用部品が欠品しない様に、補修用部品を新規に”生産・
供給”し続けなければならない訳で、この時にパーツを数増し
生産しておけば、直ぐに余剰パーツが出来る…。予備機も
組み立てられる…と。

余剰パーツを利用して追加組み立てという設定では、採算を
度外視すれば、量産も可能だったりして(^_^;。
2006/11/25 (土) 17:13:14 | URL | ねも #CNcRxVIA[ 編集 ]
なるほど。余剰パーツとは要するに予備パーツのことなんですね。
予備パーツを組み上げて実戦に投入ということならば非常に分かりやすいです。
仮に1機につき3機分の余剰パーツがあったとすると、ガンダムの場合8×3=24機分のパーツがあったと解釈でき、アムロ機に何機分の余剰パーツが使われたかは分かりませんが、陸戦型ガンダム
の生産数が20機前後と呼ばれるのはそこから来てるのかなと、すごく合点がいきました。
4号機以降のガンダムの実戦仕様がアレックス系のラインになっているのも、本来のパーツが陸ガンに取られてしまって、やむなくオーガスタ系のパーツで組み上げた、ということなのかもしれません。なんか新しい境地が開けましたねこれ(笑)

ガンキャノンの場合も同様なんでしょうが、余剰パーツを使ってしまうということは代えがきかなくなるって事ですよねぇ。RX-77Dが開発されたのって、そういう背景があるのかもしれませんね。
2006/11/25 (土) 21:11:13 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ちょっと補足?

> 余剰パーツとは要するに予備パーツのことなんですね。

正確に言うと「予備部品(ストック全数)」-「稼動機用の
補修用予備部品(直ぐ近い将来必要分も含めて確保)」
=「余剰部品」となると思います。


> アムロ機に何機分の余剰パーツが使われたかは分かりませんが、

1st.の冒頭で、破壊と奪取を免れたRXシリーズのパーツを
回収してWBに搬入しているのは当面の「稼動機用の補修用予備
部品」の確保分という事なんですよね。


> 陸戦型ガンダムの生産数が20機前後と呼ばれるのは~

たぶんにそういう事も意識されてはいるのでしょうが、
陸戦型ガンダムの戦線投入という事は、20x3の補修部品が
新たに必要に成るという事で、新規に継続して細々と生産
する78系補修用部品を78-2(x1)だけでなく陸戦型ガンダム用
(x20)にも使えるで結果的に78-2(x1)の運用コストを
下げる事、部品の安定供給が出来るという事なんでしょうね。
ただ、戦争末期には代用可能ならGMとの共用部品へ置き換え
とか進んでいたかも…。


> 4号機以降のガンダムの実戦仕様がアレックス系のライン
> になっているのも、本来のパーツが陸ガンに取られてしま
> って、やむなくオーガスタ系のパーツで組み上げた、と
> いうことなのかもしれません。

GM(とその派生型)の量産で得たノウハウ(製造効率とか品質、
コスト、性能(開発時期の関係)改善とか)を78系にもフィード・
バックし直したのがアレックス系(78系後期拡張仕様)と考える
べきかもしれません。
古い機種(78-2とか78-3)の為に、細々とジャブロー系(78系
前期仕様)補修部品を作り続けるより、WBの78-2or3をアレックス
へ機種更新(交換)してオーガスタ系のパーツを補修部品にした
かった(旧機種用部品の生産を終了したかった)のではないで
しょうか?


> ガンキャノンの場合~、余剰パーツを使ってしまうということは
> 代えがきかなくなるって事ですよねぇ。RX-77Dが開発されたのって、
> そういう背景があるのかもしれませんね。

そうですね、ガンキャノンの場合は稼動機が少なくとも3機あるので、
同時に確保しなければならない「稼動機用の補修用予備部品」はx9
な訳で、RGC-80と部品の共用する部分(40%以内)とかでは賄いきれ
なかったのでしょうし、新設計の性能・品質向上部品をRX-77と共用
可能なRX-77D(77系後期拡張仕様)=陸ガンやアレックスに相当する
機種が必要だったのでしょうね。
2006/11/25 (土) 22:27:30 | URL | ねも #CNcRxVIA[ 編集 ]
>正確に言うと「予備部品(ストック全数)」-「稼動機用の
>補修用予備部品(直ぐ近い将来必要分も含めて確保)」
>=「余剰部品」となると思います。

そうですね。予備パーツの全てが使われるわけではありませんしね。
パーツ取り用に使ったプラモの余りパーツみたいなものでしょうか(笑)

>陸戦型ガンダムの戦線投入という事は、20x3の補修部品が
>新たに必要に成るという事で

これがまさに「陸戦型ジム」なんだと思います。
実際、頭が壊れたらジムで補修してるわけですし。

>GM(とその派生型)の量産で得たノウハウ(製造効率とか品質、
>コスト、性能(開発時期の関係)改善とか)を78系にもフィード・
>バックし直したのがアレックス系(78系後期拡張仕様)と考える
>べきかもしれません。

そうですね。アレックスという機体が開発されたのもそういう背景があるわけですし。これが後のジムカスタムになると。

このRGM-79Nや、RGM-79(G)やRX-77Dというのは、試作機を実戦で継続的に稼動させるために用意したラインを流用して(?)開発した特殊な量産機だったのかもしれませんね。
2006/11/25 (土) 22:53:38 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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