がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
コミック版「機動戦士Zガンダム」
 近藤版Zが古本屋に全巻そろっていたんで買ってみました。ゲードライとかの活躍を見てみたかったからなんですが、読んでみると新訳といろいろ比較できて面白かったですね。

 まずTV版・劇場版との相違点を列記します。

・Mk2の仕様は3機全て違う
・Mk2の3号機はトリコロールカラー
・カミーユの両親が同時にカプセルに入れられる。カミーユは先にヒルダを助けようとしてヒルダ死亡。フランクリンは救出される
・フランクリンはMk2の整備を手伝う振りしてリックディアス強奪
・ライラ戦はあるが30バンチ内部潜入はなし
・月面はほぼダイジェストで終了
・ジャブローに降りてからカクリコン撃破
・1巻はジャブロー戦まで
・「アムロ再び」~「白い闇を抜けて」はダイジェストで終了
・「シンデレラ・フォウ」をカットして「とらわれたミライ」がメインに
・「灼熱の脱出」はダイジェストで終了
・「ゼータの鼓動」の時点ですでにサラとシドレがいる
・コロニー落としがカット、アポロ作戦はそのまま
・メガバズーカランチャーが量産されている
・FAガンダムMk2が登場、デザインはZ-MSVと全く違う
・「ジェリド特攻」から「アクシズからの使者」に繋がって2巻終了
・3巻はアクシズとの交渉から
・「キリマンジャロの嵐」はカット、ダカール演説だけ行われる
・ダカール演説に同調して蜂起したサイド2がコロニーレーザーで破壊、そこにたまたまいたハマーンは激怒しゼダンの門を攻撃
・アクシズのゼダンの門への攻撃に合わせてエゥーゴはコロニーレーザーを奪取
・カミーユとサラが共鳴、ハマーンからカミーユを庇って死亡
・最終決戦でヤザンの役目を果たすのはグリフォンのドルク中尉
・エマはレコアだと知らずにパラス・アテネを撃墜
・レコアを殺されて逆上したシロッコがエマを撃墜
・エマの死にぶち切れたカミーユがシロッコを瞬殺
・クワトロはハマーンを道連れにしてコロニーレーザーの中に消える
 というわけで、特に終盤の流れが全く異なるものの、3巻の分け方は劇場版とそっくりで、富野監督これ参考にしたんじゃないかとさえ思いました(笑)最初に単行本化された時は上下巻だったわけですから、3巻に編集した人はなかなか先見の明があるのではないでしょうか。
 エピソードのカットの仕方はさすがに富野監督とはまったく違いますね。特にフォウとのエピソードをことごとくカットするのは元々ボンボンに連載されていたからというのもあるでしょうが、やっぱ近藤氏的にはどうでもいいんでしょう(笑)
 他にもテンプテーションをカットしてライラとの戦闘を入れたり、大気圏突入前の戦闘を全てカットして全ての戦闘をジャブローに集結させたりしているのが、戦闘だけを見るならかなり面白さを増している気がします。共通しているのは序盤のシロッコの出番を全てカットしていることなんですよね。あれは伏線以外に何の価値もないということでしょうか。
 しかし「アムロ再び」をカットするのはあまりにも大胆ですよねぇ。この辺は作者の都合ではなく連載上の都合だと思いますね。でも「とらわれたミライ」を入れたのは単にマリンハイザックを描きたかっただけなんじゃないかと(笑)
 「ゼータの鼓動」ではサラとシドレを使うことで、シドレはなんとか撃破するもののマウアーが出てきて「まだいるのか!?」という演出がよくできていると思います。アニメだとガブスレイしかいなかったからなぁ。
 そしてコロニー落としではなくアポロ作戦を採用したことで、シロッコの凄さとジャマイカンを謀殺する狡猾さがすべて表現できていて、かなり面白くなっています。
 終盤の最大の違いはサラとカミーユが共感すること。カツはまったくシナリオに絡んできません(笑)ただその結果「永遠のフォウ」も「ロザミアの中で」もカットしているのにカミーユが追い詰められるというシナリオになって、サラの存在に全く違和感がなくなっています。サラと絡むキャラがカツなのかカミーユなのかはっきりしなかったアニメ版と比較してどっちが演出として意味があるのかは意見の分かれることでしょうが、このようにばっさりカツを切ったことで非常にわかりやすい話になっていることは確かです。まぁ、やってることはララァとアムロのパターンの繰り返しなんで芸はないんですけどね。
 また、エマとレコアが互いに気付くことなく終わるというのもなかなか興味深い点です。TV版は明確にエマとレコアが対で描かれていたのでやはり両者はその存在に気づいた上で刺し違えるべきだったんですが、新訳はその対比がぼかされているので、このような形でもよかったのかなとか思ったりします。
 最後の決着はなんかやっつけ(ページ数的に)な気もしますが、シャアとハマーンが死ぬべきだったかはやはり意見の分かれるところでしょうし、まぁこれはこれで一つの結末かなと思います。カミーユが壊れたのかどうかはかなりぼかされていました。これは単純にボンボン連載だからでしょうか。

 とまぁ、そりゃ富野作品と比較したらいろいろアレなのは自明なわけで、それも踏まえた上で、単純なロボット物としてはTV版、劇場版のどちらよりもこっちの方がはるかに面白かったです。やっぱ富野監督これ読んでないわ(笑)
 正直、こんなに面白いと思いませんでした。新訳にも旧訳にも納得のいかない人は是非一読をおすすめします。

 個人的には、近藤版パラス・アテネがすげぇ気に入った。あのデザインがこんなにカッコよくなることが信じられん。ホビージャパンで作例やんないかな。
 他にMSネタで言うなら、シロッコがバイアランに乗ってたのが新鮮だったな。長距離侵攻用重モビルスーツと解釈されているのもなんとも。てか、ジェリドはマウアーが死んでから出てきてないし、ヤザンも最終決戦にいなかったなぁ。ファもいなかったわ。
 あとチャイカはナックルバスターを装備してたんだねぇ。
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>メガバズーカランチャーが量産
あれ?TVでネモが使ってる記憶があったのですが・・・ごっちゃになっちゃったかなぁ。おいらも年だし(^^;)>。

>チャイカはナックルバスターを装備
ガザCの換わりですから近藤氏が気を利かせたのかな?


あと「Mk-IIの意匠を残したバーザム」とか「スタビレーター付きメタス」とか「ハイザックとマラサイのあいの子」とか見てると面白いです。


しかしカツはホントに存在感なかったですね(--)。
2006/06/18 (日) 22:49:46 | URL | だっちん #TojGNFVY[ 編集 ]
>最初に単行本化された時は上下巻だったわけですから、3巻に編集した人はなかなか先見の明があるのではないでしょうか。

最初のボンボン版が実は3巻構成(電撃版と同じ)なのですよ。バンダイ版が上下巻に編集されている訳です。と突っ込んでおく(w

>チャイカはナックルバスター
実は、『リターン・オブ・ジオン』なんかだと、ガザ系以外でナックルバスターを装備している機体は多いです。ザクIIIとかケンプファーとか。ガ・ゾウムの手持ち式のやつだけどね。そういう意味で、今見るとあまり違和感は感じない(笑)。しかし、チャイカって何処にマウントしてるんだよ(w

>シロッコがバイアラン
最近はAOZのアレが原型になってますが、バイアランってジュピトリス系のデザインラインだよね。バーニアとか。そういう意味でガブスレイと同様に技術提供の見返りで入手したとか肯定しています。
2006/06/19 (月) 08:57:15 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>だっちんさん
ネモが使うシーンなんてありましたっけ?記憶にないです(^^;
使ってたらHGUCやMGのインストで触れられてそうですが。

バーザムはツインアイなのが決定的な違いですね。

>突破さん
あ、バンダイ版の前があったんですね。知りませんでした。

チャイカのナックルバスターは見た感じヴェスバーのように背中に接続されているように見えますね。

バイアランは藤田デザインなのでどうしても似ちゃいますからねぇ。
バーニア出力からしてシロッコの好みではありそうですよね。
2006/06/19 (月) 20:09:33 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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