がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
Zガンダムの「何故」を考える・最終回「シロッコは何故ティターンズを乗っ取ったのか」
 このシリーズも今回で最終回です。次回からは新シリーズ始めます。たぶん。

 で、結局シロッコはティターンズを乗っ取って何をやりたかったんですかって話なんですよ。ジャミトフを殺す理由あったの?って。なんか、キャラ的に明らかに暗殺しそうだからっていうのは凄く良く分かるんだけど、それ以上の理由が劇中からは見えないよねと。女性が支配する世界を作りたかった?本当にそうか?という話。

 シロッコっていうのは木星から帰ってきて、ティターンズに恩を売って、ドゴス・ギアを任せられるわけです。ティターンズからすれば、木星帰りと言えばニュータイプだし、優秀なパイロットであり指揮もできるナイスな人材ですが、地球至上主義の集団が重力の井戸に落ちたがらない人を雇うかねってのは疑問が残るところです。
 ただ一応これには理由があって、ジャミトフ的にはシロッコはバスクの増長を防ぐために使ったという側面があるわけです。これは劇中でしっかり言ってますね。シロッコがティターンズに相応しくない人間だと理解した上で、あのような輩も使わねば人の上には立てん、という決意のもとに重用しているんです。でも、結局はその器が無くて殺されちゃうんです。まぁ、手駒にできなかったのはシロッコではなくハマーンだったという側面もあるんですが。
 とまぁ、ジャミトフから見たシロッコというのはそれなりに理由付けがあるんですが、じゃあシロッコはジャミトフをどう思っていたのかということです。ジャミトフを殺してまで、シロッコにティターンズを支配する理由があったのか?と言うこと。だって地球至上主義者集団ですぜ?好き好んで面倒みたいと思える人たちじゃないでしょうに。

 ただ、グワダンでの会談が決裂した時点で、ティターンズには勝ち目が無かったんですよ。ゼダンの門を粉砕されて艦隊が壊滅して、アクシズとの交渉が成功しないととても立て直せる状態じゃなかった。結局、その交渉は失敗して、アクシズにあっさりコロニーレーザーも奪われちゃうわけで。なので、交渉に失敗したジャミトフはすでにシロッコの中では切り捨てられるべき無能な将だったということになります。シロッコはジャミトフを殺したくて殺したと言うよりは、殺さないと自分が勝てないから殺したということなんだと思います。
 で、結局シロッコが何をしたかったかと言うことなんですが、彼は自分を「歴史の立会人」と称しているあたり、本来は自分が歴史を動かす立場ではなく、それを裏から見て楽しむ立場にありたいと思っていたんだと思うんです。言わばロゴス、もしくはクルーゼみたいな存在でいたかったんじゃないかと。だから、アクシズにも布石として忠誠を誓っておいたわけで、あれは言わばティターンズがダメになったときの保険だったんでしょう。それが、ジャミトフのせいで(?)アクシズとも決裂してしまった。その時点でシロッコは自分でなんとかする以外なくなってしまったということですね。バスクのことは無能だと思ってたみたいだし、言わばティターンズに勝てるヘッドがいなかったと判断したと。

 つまり、本当はシロッコは「ティターンズを乗っ取りたくなかった」んだと思います。それがそうせざるを得ない状況になってしまった。そうしたのは直接的にはハマーン・カーンなわけで、結局彼はカミーユではなくハマーンに敗北したと言っても過言ではないんです。「若い女を口説けなかった」のはシロッコも同じだったんですよ。
 そう考えれば、ティターンズの総大将であるシロッコがコロニーレーザーの中に突っ込んでわざわざシャアを殺しにいったのも分かる話なんです。レーザーによって艦隊の大半を失ったティターンズは、既に軍としての勝ち目は無かった。(※ここ、管理人の勘違いです。レーザーの発射はシロッコたちが脱出してからですね。ここの解釈はくっきーもんすたーさんの解釈がドンピシャかと)ならば、せめて敵軍の頭も叩いて、勝者が世界を統治できない世界にするしかなかった。シャアのいないエゥーゴはただの金持ちと志願兵の集団だし、ハマーンのいないアクシズも新兵の集まりですからね。だから、シャアとハマーンを殺しに向かったのです。あの時のシロッコの立場なら、残された百式とキュベレイを破壊してコロニーレーザーからとんずらしてもよかった。でもそうじゃなくて、確実に仕留めておかないと勝機が無かったってことなんじゃないでしょうか。

 つまり結論としては、「シロッコはやむを得ずティターンズを乗っ取っただけ」だということです。もしかしたら、シロッコはエゥーゴにつくべきだったのかもしれませんね。メラニーなんかと、意外とウマが合ったのかも知れません。いや、同族嫌悪するのかな。シロッコも財界よりは政界の人間だったということでしょうか。本当はリーダーになりたくなかったという意味では、シャアと似ている部分ですよね。でもお互いリーダーになりたくないんじゃ、そりゃ決戦にはならないよなぁ。
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>シロッコはやむを得ずティターンズを乗っ取っただけ

なるほど(w
でも彼は”宇宙世紀初の木星勢力の刺客”という説もある(w (タイラントソードね)。
2006/05/11 (木) 09:13:57 | URL | とっぱ@ツッコミ魔人 #B8xSsyyA[ 編集 ]
概ね賛成です。
ただ1箇所だけ…

>レーザーによって艦隊の大半を失ったティターンズは、既に軍としての勝ち目は無かった。ならば、せめて敵軍の頭も叩いて、勝者が世界を統治できない世界にするしかなかった。

時間的には「劇場にて→コロニーレーザー発射」になりますので、この部分は少し違うと思います。
とはいえ、残りは全く納得のいく考察です。
さらに語り口も面白いです!!


…というわけで、触発されて上の部分の解説を作ってみました。
リンクもはってしまいました(笑)
今回の説の補足になっていたら嬉しいです。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/gundam43.htm
2006/05/11 (木) 19:33:46 | URL | くっきーもんすたー #tBF1tvso[ 編集 ]
>突破さん
その「刺客」の目的がなんであったかですね~。
連邦の弱体化か、連邦内部にコネクションを作ることか、単純に連邦を乗っ取りたいのか…
解釈次第では自説シロッコの行動と一致させることは可能かと思います。

>くっきーもんすたーさん
普通に勘違いしてました(苦笑)
あれはメガバズーカランチャーでガザC軍団を壊滅させた後でしたね。劇場版がメガバズ発射とレーザー試射を同時にしちゃったからこんがらがってしまいました。

速攻で自説をこさえてしまうあたりさすがですね!
異論ないです。実にわかる話です。

>②:脱出する時に、パイロットの乗っていない百式・キュベレイを見逃している。

ということですが、劇場版では確かシロッコ達より先にカミーユ達が脱出してませんでしたっけ?
新規カットで、ジ・Oの下を抜けていくカミーユ達のシーンがありましたが…これ、どういうシーンだったか良く覚えてないんですが、このカットだけは劇場公開前によく雑誌に載っていたカットなんで覚えてるんですよね。
記憶違いだったでしょうか?
2006/05/11 (木) 21:33:29 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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