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Zガンダムの「何故」を考える7「何故ジャブローにガルダが2機もあったのか」
 実はZのジャブロー攻略戦は穴だらけというか、謎だらけです。あれは事前に核爆弾が仕掛けられていたあたり、エゥーゴの行動はティターンズに漏れていたわけですが、特に情報が漏れていた形跡がない(その後情報が漏れたことも特になかった)上に、捕まっていたレコアもジャブローは「引越し中」だったというだけで情報が漏れていたとは特に言っていないんですよ。明らかに「たまたまジャブローは引越し中だった」という雰囲気なんですよね。その辺がまず腑に落ちない。
 で、本題のガルダ級が2機もジャブローにあった理由です。そもそも設定上ガルダ級は世界に4機しかないわけで(後に増産されたっぽい雰囲気はありますが)、凄く貴重な代物なんですよ。それを、ほぼ引越しが完了していたジャブローに2機も残すかね、と言うことなんです。ただでさえ核で吹っ飛ぶことが決まっているというのに、わざわざエゥーゴに脱出手段を残すような真似をしている。かなり腑に落ちません。可能性として考えられるのは「本当にエゥーゴに与えるために残した」か、「4機も必要なかったから2機破壊したかった」かのどちらかでしょう。 
 前者なら、あえてエゥーゴを逃がすことで「ジャブローがエゥーゴに核攻撃された」ということにするためという感じでしょう。エゥーゴが全滅しちゃったら明らかに連邦側が核を使ったことになってしまいますので、周囲の評判はかなり落ちるでしょう。環境保護団体も黙っちゃいないだろうし、きっと議会で野党がうるさい(笑) そういう意味で、エゥーゴを完全に悪者に仕立て上げるためにはガルダで脱出してもらわなきゃいけないわけです。でも、その後の物語でとてもエゥーゴの立場が苦しくなったようには見えないのが欠点ですね(その後ティターンズの法案が通っていますが、特にジャブロー攻撃のせいであるという描写は全くない)。
 後者なら、ティターンズがガルダを独占するためだと考えられます。アウドムラ、スードリのほかに明らかになっているガルダ級はメロゥドだけですが、劇場版ではそのどれでもないガルダが登場しますので、おそらくアウドムラとスードリ以外のガルダはティターンズが手中に収めていたのだと思われます。で、残りの2機をジャブローごと消すことでガルダ級を独占し、ティターンズが完全に地球の制空権を握る思惑があったのではないでしょうか。とはいえ、劇場版にはメロゥドが登場しないため、必ずしもティターンズが残りのガルダを独占していたとは断定できないこと、ガルダを独占することにそこまで価値があるかは判断し難いことから、説得力に乏しい側面もあります。
 そこでまず、ティターンズはどこまでエゥーゴの攻撃を予測していたのかというのを明らかにする必要があります。というか、いつ核爆弾を地中に埋めたのかと言うことから考えなければなりません。核爆弾をジャブローの地中に埋めることがどれだけ大変なのかはにわかには分かりかねますが、そうすぐにできるようなものではないとは思います。明確にエゥーゴの動きを察知していたというよりは、いつかジャブローが攻められた時のために事前に埋めておいたというほうが正しい気がします。地中に埋められた状態で起爆装置をオンにすることが可能なのかがよくわからないので難しいところなんですが。
 ジャブローの引越し自体は事前に決められていたことだと思われます。ジャブローの位置はジオンにばれてしまっていますし、星の屑があってジャブローの幹部たちも怯えてしまったと考えられます。なので、核爆弾も引越しが決められた時点ですでに埋められることが決まっていたのではないでしょうか。

 だとすれば、ガルダはやはりわざと残していたと考えるべきでしょう。それほど前から核を使うことが決まっていたのに、うっかりガルダを残していたとは思えません。個人的には前者の説、「エゥーゴ(とは限らないが、とにかくジャブローを攻めてきた勢力)が逃げられるようにガルダを置いておき、脱出に成功したらジャブローは核攻撃を受けたと大々的に報道する」という理由を推したいです。直接の描写がないとはいえ、その後世界がティターンズ側に傾いた事実があるからです。そもそもガルダを意図的にジャブローに残せるならティターンズが接収することも可能だったと思え、破壊する理由は見当たりません(戦略的にも価値のある代物でしょうから)。
 さて、そんな解釈はどうでしょうか?って、以前紹介した女性のサイトの解釈をそのまま受け入れたに過ぎないんですけどね(爆)
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コメント
コメント
うん、考えたこともなかったな。
単に「引っ越しの途中で、ガルダが2機待機していた」じゃだめ?
ジャブロー強襲は把握していたが、予想以上に展開が早く、完全に引っ越す前にエゥーゴが攻めてきたんですよ(w
2006/04/17 (月) 21:24:43 | URL | とっぱ@ツッコミ魔人 #B8xSsyyA[ 編集 ]
でも劇中だとかなり「もぬけの殻」でしたよねぇ。ガルダを2機も必要とするほど引越しする必要があったとは思えないのですよ~。

ただあの時点でジャブローにいた人は皆捨て駒だったわけで、ジェリドもカクリコンも(劇場版ではライラも)、ティターンズ的にはリストラの対象だったんでしょうなぁ(苦笑)

ま、リストラ対象に疑念を持たせないためにあえて残していたとも考えられますが、2機ってのがひっかかります。
2006/04/17 (月) 22:49:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ルロイさんのこのシリーズは毎回すごく面白いです。グリプスの意味とか、今回のも。本当に「考えたこともなかった」発問の妙ですねぇ。
特に議論を発展させられるわけじゃないけど、良いものを読ませていただきました、っと。
2006/04/18 (火) 09:43:19 | URL | zsphere #mgsj5vwc[ 編集 ]
お褒めに預かり光栄です~。劇場版でいろんなエピソードがカットされていて、ゼータの物語がわかりやすくなっているはずなのにそうはなっていなかったのはなんでなのかな~と考えると、いろいろ抜けてるよなと思ったんですよね。
ファーストは元設定後付け設定に関わらずかなり隙間がないんですが、ゼータってかなり設定をご都合主義で作ってますよね…。
2006/04/18 (火) 22:34:13 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
核は別に罠じゃないと記憶してますが、
元々、非常時の自爆用にあったんでじゃないでしょうか、それを非常識にも使ったと、核なんかを仕掛けてあること自体が非常識で連邦の体質をあらわしているんだと、
ガルダは引越しの為でいいと思います、アレだけの施設の引越しがそんなに簡単に終わらないのは普通に想像つきます、ジャブローの規模で空っぽレベルでも残り物運ぶのにガルダ2機じゃとても足りんでしょ?
2007/07/07 (土) 04:55:11 | URL | #u0p3FOPs[ 編集 ]
まあビギナーの感想も書いておきますよ。
詳しい方たちには新鮮でしょ。
ああそう、わかってないってそういうこと!と思っていただけば。

ガルダを映画版では撃ち落さずにティターンズが使う、の意味すらわかりませんでした。そんなにすごい代物でしたのね。てか、そのくらい知らないとかじゃなくわかれって感じですね。
こういう質問箱みたいなものはオフィシャルにないのでしょうね。固まっているとは限りませんしね。やはりファンが考察し、事実を作っていくという感じでしょうか。
まあ、ガルダくらいはあったほうが、そこっまでほんと空っぽよりはおびき寄せられる・・・などと素人考えも書いておきますよ。アポリーも最後まで疑っていた。
あのガルダで捕虜としてとはいえ連邦軍人も幾人も助かった、エゥーゴに使われても汚名を着せられる、そして取り戻すのもホームの地球でならやりやすい。
しかし捨て駒の兵士達はホワイトベースより悲惨。ウッダーの特攻に付き合った人たちもみな連邦の正義を信じて散っていった・・・
こうやって味わえてこういう突っ込んだ話も読めて嬉しいなあ。
ありがとうございます。失礼!
2007/07/07 (土) 14:32:35 | URL | まーくはんと(36ppqq) #hAQOBuh2[ 編集 ]
>名無しさん
ジャブローの引越しがどこまで終わっていたかが分からない以上、
ガルダ2機で足りるか足りないかは判断できないかと思います。

富野監督は仰るような意図でシナリオを作ったようにも思えますが、
「デイアフタートゥモロー」では核爆発を実際にエゥーゴの仕業としていますし、
そうも考えられるんじゃないか?という一つの異説を唱えてみたのです。

>まーくはんとさん
ガルダが凄いもの、というのも設定上のもの(小説版では語られていましたが)で、
Zガンダムは特に結構映像だけでは分からない情報が多い気がするんですよね。
新訳を作るからには、その辺りも突っ込んで欲しかったというのが正直な気持ちです。
2007/07/07 (土) 21:42:34 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ガルダってガウ攻撃空母に毛の生えたような、大きさしかなさそうだし、ファーストでザンジバルが大気圏内を飛んでる事を考えると、そんな貴重なものでもないような気がしてます。「ガルマ散る」で絨毯爆撃をしている、ガウの数を考えて、カイとレコアの乗ってるボートの上を飛んでる輸送機等をみると、偶々最後に残っていて、エゥーゴが使っただけのような気が・・・・
2008/05/17 (土) 18:57:26 | URL | daidanki #-[ 編集 ]
ガルダは全長317m、全幅524m、ガウは全長147.4 m、全幅159.4 mと(このあたりのスペックは諸説あるかもしれません)、サイズに関しては全くの別物です。
爆撃機としても使えるガウとは違い、ガルダはシャトルのプラットフォームとしても使える空中基地といった側面を持ったもので、
とてもありふれた機体ではないです。Zガンダムの世界では4隻しかないものですから(その後の作品で増産されたっぽいですが)。
2008/05/17 (土) 21:54:41 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
No title
なんか単純な設定ミスに無理矢理理由をくっ付けてる感じもしますけど…

とりあえず真面目に検証すると、ガルダ級が放棄されることはないですし、捨て駒にするなんてのも考え難いです。
その理由は、グリプス戦役で大気圏内におけるカラバの運用実績がその証明となります。
地対空、空対空で輸送機とは言い難い攻撃力・防御力をビームと弾薬両面で備えており、尚且つ戦艦と同様にMSを多数運用できる、この記事でも指摘されているように、まさに空の母艦と言われており、グリプス戦役時には四隻しか就航していない事からも、資金的にも軍事的にもその特異性が伺えるだけでなく、0087当時、国家規模の価値を有する艦船と認識されていたようです。

つまり、政治と軍事両面で戦略的にれを放棄する理由がそもそもの無いんです。
そこで最初の疑問です。
「それなら、なぜ核で吹き飛ぶ予定のジャブローに置き去りにされていたのか?」ですが、まずその「核で吹き飛ぶ」ことを知っていたのは一部の将校のみであることを、エゥーゴの捕虜となった連邦軍将校がアポリー君らによる尋問でゲロってます。

要するに、本当に引越しの最中だったのだと言えるんじゃないですかね。
「もぬけの殻」と言ってもそれは屋内の話で、実際は降下するエゥーゴ部隊をかなりの戦力が迎撃に出てましたので、それら残された部隊を完全撤収できる時間的猶予があった場合に、ガルダ級二隻が必要だった(つまり、ガルダ二隻分の戦力がジャブローに存在していたという事)、しかしその時間的アドバンテージをエゥーゴは与えなかった。というのが現実的かと思います。

ジャブロー諸共エゥーゴの大部隊を消したくても、さすがに味方の人命や貴重な艦船を巻き添えに失っては元も子も無いですので。

…と、八年も前の記事に噛み付いて見ますw
2015/09/05 (土) 00:54:56 | URL | #-[ 編集 ]
No title
作中の作劇意図からすると、「引越し用に置かれていたものを奪い取った」で間違いないかなと思います。
ただ「ガルダ級の連邦軍内での扱い」「ジャブローの引っ越し規模と期間」「ティターンズ側がいつジャブロー爆破を決断したか」などもろもろの説明が映像内で足りないので、その穴を突けばどうとでも解釈できるよね、という話ですね。あと、都合が良すぎる(笑)

引越しにガルダ2隻が必要だったのかどうか、それを判断する材料がないのが一番の引っ掛かりとなって書いた記事です。もしかしたら何か裏があったんじゃないのというか。
2015/09/11 (金) 23:03:23 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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