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ガンダムネタだけを語るブログです。
ガンダムコミックを語る4「Gの影忍」
 年代順にやっていくはずがすでにだいぶバラバラになってきました(苦笑)ぱっと見ガンダムじゃなさげのこの題名、内容も実にガンダムじゃなさげなんですねぇ。

 この作品を一言で表すならば、「プロトタイプGガンダム」ってとこでしょうか。それくらい作品の方向性が似てます。ただ注意が必要なのは、こちらの作品はあくまで宇宙世紀の話なので、完全にifものというかパロディものというか、黒歴史の一部にすることも出来ない内容なんですね。そういうのはガンダム作品はなんでも正史に取り込んじゃう傾向がある今の視点ではちょっと理解しづらいんじゃないかな、と思います。

 で、内容はというと、宇宙世紀という戦乱の世で繰り広げられる忍者(MS)の戦いって感じで、「ミノフスキー隠れの術」「心眼センサーフルオープン」「太陽での戦闘」「太陽で隠れ身の術」「太陽なのに凧で空を飛ぶ」「犬型MS」「殺気レーダー」「大気圏突入奥義」と、もうげらげら笑い転げながら読んでました。もうその笑い方がかつてGガンで爆笑してたときに似てて、懐かしかったです。
 後半になると「百騎夜行」編に入ってよくわからない宇宙生物みたいのと忍の最終決戦が描かれるんですが、この辺はまさにGガンの最終決戦と同じで、うわぁ~って感じというか、「なんだ、Gガンって影忍のパクリだったんだ…」と思ってしまうほどでしたねぇ。

 もちろんただ笑えるだけではGガンとは比較できないわけで、当然熱い…というか、シリアスな側面、自分との闘いという部分をしっかり表現しているところがこの作品のもう一つの魅力なんですね。ばかばかしいことをやりながら、そこから感じ取れるメッセージをしっかり込めている…というのがまさにGガンダムなんですね(種はその逆っすねぇ)。これを当時(F91以前)にやっていたわけですから、リアルタイムで体験した人の衝撃は相当な物だったでしょう。当時はちょうどセンチネルもやってた頃なわけで、ガンダムとはリアルであり、リアルでなければならないという風潮がかなり強かった時期に一石を投じていたということになりますから、これを評価している人がたくさんいるのもうなずけるというものです(逆に、これを受け入れられない人も相当いたんだろうなぁと想像しますが)。
 当時としてはって言葉を良く使ってますが、もちろん今見ても十分楽しむことが出来ます。Gガンが好きな人なら間違いなく楽しめるでしょうし、アニメ化したら楽しいだろうなって思います(もちろん今川監督で)。あとは設定面で受け入れられるかどうかってところでしょう。

 これは再販版だけっぽいんですが、そんな内容なのに巻頭のGのメカ絵が凄いリアルなんですよ。カトキ版影忍みたいなことになってて、こういう構造の方がMSとして正しいんじゃないかと思ったりも。それと実際にMSを兵器として運用するなら、忍者のような扱いになってもおかしくないのかなとも思いましたね。そういう意味でも、深く見れば見るほどリアルに見えてくるのがこの作品といえます。
 しかしこの作中、普通の軍人と忍者の扱いに明らかに区別というか差別があるわけですが、この辺がものすごくSEEDっぽくて変な意味で笑えましたねぇ。

 最後に…「本能寺」と書いて「ア・バオア・クー」と読ますのはどうかと思うのです(笑)自分はここで一番笑えました。ツッコミどころが多すぎる。分からなくもないところが余計にツボでしたねぇ。

「Gの影忍」
作画:こやま基夫
掲載:サイバーコミックス2、4、6、8~11、13、19号・電撃大王創刊号掲載
ピュアサイバーコミックス版:1990年2月20日初版(絶版)
メディアコミックス版:1994年12月25日初版(絶版)
電撃コミックス版:2005年4月15日初版(発売中)
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コメント
コメント
サイバー版を当時持ってました。
最近、柳瀬リファイン画目当てで購入。
やっぱ、面白いです。

さすがにUC考察に組み込むのだけは躊躇われますが(w

でも木星圏には武者ZZ、武者ν、武者リ・ガズィ、忍者百式が存在していたという風説もあるのであるいは...(爆)。
2005/09/04 (日) 22:08:55 | URL | 一文字突破 #B8xSsyyA[ 編集 ]
リファイン画凄いですよね。ホビージャパンなら立体化してくれそうだと密かに思ってるんですが(笑)

考察に含めるのは流石に無謀ですが、ネタじゃないマジな部分だけ切り取って応用は利きそうな気もしますね。ガンダムピクシーの運用法とかこんな感じなのかなと(爆)
2005/09/04 (日) 23:11:53 | URL | ルロイ@管理人 #-[ 編集 ]
作ってはる方もおられますね
http://www.geocities.jp/bluegale_gx/index.html

こちらのギャラリーの1作目が(笑)
かなりよくできてます
2005/09/05 (月) 10:35:29 | URL | スウ #-[ 編集 ]
確かにすごい出来ですね。ほんとに好きなんでしょうな。
しかしこれはコミックが再販される前の作例のようですので、最新のあのアレンジ版ではないところを見ると、是非再挑戦していただきたいです(笑)
2005/09/05 (月) 13:29:28 | URL | ルロイ@管理人 #-[ 編集 ]
G20にも特集されていたように思います。
心眼センサーフルオープンの図とか、
コアブロックシステム云々とか…。
RX-78 G3REVENGEが型式番号かな??
2005/09/05 (月) 21:10:00 | URL | カセクシス #6x2ZnSGE[ 編集 ]
そうですね、スウさんが紹介してくださったサイトではG20版の立体化だったみたいですし。
現物がわからないのですが、電撃コミックの表紙と大体同じなんでしょうかね?かなりカトキっぽいアレンジになってましたが…
2005/09/05 (月) 22:37:57 | URL | ルロイ@管理人 #-[ 編集 ]
よく分かんないですけど、
何かスゲーですね。読んだことないだけにリンク先のガンプラとかみて、さらに妄想モードが全開です。
「何だろう、心眼モード全開って???」(笑)

こちらでの影響で、先日ブックオフ詣でをした際にはガンダムコミックを読み漁ってしまいました。うーむ、恐るべし。
2005/09/05 (月) 22:58:36 | URL | 囚人022 #TJwDdEqg[ 編集 ]
再販したのが今年の春なんで、割と簡単に見つけられると思うので是非一読を…Gガンダムを楽しめるなら十分満足
できると思います。
文章は極力ネタバレになりすぎず、かつ既読の人でも楽しめるように四苦八苦して書いてます。いままでブログやっててこんなに反響が多かったこともないので、軽くプレッシャーを感じつつ(笑)
2005/09/05 (月) 23:59:44 | URL | ルロイ@管理人 #-[ 編集 ]
(名無しで失礼します)
URL先の記事を見るに、
今川監督は影忍の存在を知ってたようですね。

ところで、現在ダムAで連載中の
島本版Gガンをレビューする予定はありますか?
2010/12/09 (木) 19:49:20 | URL | #8e3h8puE[ 編集 ]
なんと、今川監督、かなり影忍意識してたんですね…。
そりゃ似てるわけだ。情報ありがとうございます。

最近ガンダムA全然読んでないんです、実は。
単行本も最近やっと「カイメモ」買ったくらいで…。
読めるチャンスがあったら考えてみます。
2010/12/12 (日) 00:04:47 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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