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ガンダムネタだけを語るブログです。
ジーラインとGMIIIを無理矢理繋げてみる
 RX-81ジーラインは、ガンダムの完全量産化を目指したFSWS計画の延長上の機体という、極めてRX-78直系の計画機でありながら、その後の後継機が存在しない機体です(マラサイは置いといて)。普通に考えて廃案になっただけなんですが、しっかり設計が練りこまれている割にその後の機体に何も受け継がれていないというのも不自然なので、少し考察してみることにしました。
 ジーラインの特徴は機体の各パーツを交換して様々な用途に使用できることですが、このような柔軟なパーツ交換が可能な機体が連邦系で何かないかなと思い、ちょうど思い当たったのがRGM-86R、GMIIIです。かたやRX-78直系、かたやRGM-79直系の系統が異なる機体ではありますが、ここは無理やり繋げて考察してみたいと思います。


 まずRX-81については、一年戦争中から計画されていたものの、その時点ではおそらくまだ「ガンダムの次に作るフラッグシップ機」くらいのイメージしかなく、具体的な計画は進んでいなかったと思われます。型番からも、0081年度予算での完成を目指していたものと思われ、FSWSの運用結果などのデータがそろった段階で具体的に設計が行われる予定だったのでしょう。
 ただ、この0081年という年は、連邦軍再建計画が実行された年でもあります。これに伴い、アナハイムとの協業によるガンダム開発計画もスタートしています。このことから、戦時中に予定されていたRX-81計画も、この連邦軍再建計画に上書きされ、ガンダムの後継機を開発する計画も、GPシリーズにその座を奪われたと考えるのが自然でしょう。そのためお蔵入りになっていた試作機をとりあえず引っ張り出したのが、「水天の涙」のファントムスイープ隊だったということになります。この時点でジーラインもガンダム7号機も、ほぼ用済みだったから実戦に駆り出されたのだと思われます。

 一方でGMIIIは、一般に知られているRGM-86Rという型番の機体に関しては、カラバによりGMIIに追加ユニットを装着した支援機として運用されたもの、という設定で知られています。しかし、RGM-79Rに追加ユニットを装着しただけで、RGM-86に型番が変更されるというのはやや疑問があります。新規生産のヌーベルGMIIIもありますが、これも見た目はともかくスペックは同じであり、素体はGMIIと大差ない機体です。
 このため、本来の「RGM-86」はあくまで新型機であり、その機体をGMIIからの改造で再現できるようにしたのが「RGM-86R」であると考えた方が良いのではないかと、個人的には考えています。世に出ているGMIIIが常に「R型」で、それ以外のバリエーションが設定されないことからも、別の「RGM-86」があることを裏付けています。そしてその型番から0086年、つまりグリプス戦役の一年前、つまりカラバが動き出すよりも前にすでに開発が始まっている機体であることも示しています。

 このことから、この「真のRGM-86」は、RX-81に近い機体だったんじゃないか、と考える余地が生まれます。同じようにパーツ換装で様々な用途で使用できる機体で、たまたまその支援用の仕様を流用して改造したのがRGM-86Rだったと考えることに、そこまで無理はないと思います。ちょうど「ムーンガンダム」では、ほぼFAガンダムの装備を装着したパワードGMIII‐FAなる機体も登場しており、GMIIIとFSWSに接点が生まれましたし。
 つまり、RX-81の系譜は途絶えたのではなく、実はRGM-86まで続いていて、そこでGMII系と統合されてRGM-86Rになった、と考えることが可能なのです。そうだとしたら、そのRGM-86は何故開発されて、そして何故採用されていなかったのでしょうか。

 まず開発背景ですが、これは単純にGM系の後継機が、GM改・GMカスタム系の後開発されていないので、その後継として計画されたものと考えて良いのだろうと思います。
 また、RX-81計画の代替計画となったであろう、ガンダム開発計画もデラーズ紛争により凍結されましたので、その代わりの位置でもあったと考えられます。
 ただ連邦軍における「ガンダム」の開発計画自体は、ニュータイプ研究所によるサイコガンダム系や、ティターンズによるガンダムMK-II、TRシリーズへ移行しているため、RGM-86に課せられたのは「ガンダムの完全量産」の方であったと考えられます。これもRGM-79N GMカスタムでほぼ達成されているのですが、FSWSやRX-81にあったパーツ換装による拡張性の方は継承されていません。そのため、RGM-86が目標としたものとして考えられるのは、「RGM-79N系の後継」かつ「RX-81のもっていた拡張性の継承」であったと考えられます。

 ところで、この「RGM-79N系の後継」で「パーツ換装可能」というと、ある一つの機体が思いつかないでしょうか。RGM-79Nと同系統の機体、RGM-79Q GMクゥエルをベースとしたあの機体、RX-121ガンダムTR-1"ヘイズル"です。この機体は、次世代の兵器システムであるTR-6ウーンドウォート(あるいはその前段階のTR-Sヘイズルフレア)の試作機の一つでしかありませんでしたが、この機体をベースとした「次世代(試作)量産機」という機体が存在し、ヘイズルの量産計画が存在していたことを示唆しています。
 ただ、この次世代量産機系ヘイズルは、基本的にどれもプリムローズを組み込んだヘイズル・アウスラがベースであり、そのヘイズル・アウスラが登場したのは0087年であるため、RGM-86と関連付けるのは困難です。あくまでも、ヘイズル・アウスラはバーザムと同列の機体であったと考えるべきでしょう。

 しかし、最初のヘイズルが配備されたのは0084年です。つまりヘイズル・アウスラよりも前に、別のヘイズル量産計画があり、それがRGM-86に繋がったとは考えられないでしょうか。事実、最初のヘイズルと一緒に配備されたGMスナイパーIIIは、GMIII用の脚部パーツが試験的に装備されていたりしました。最初のT3部隊配備機であるTR-1ヘイズルと、高機動型GM改・GMスナイパーIIIは、RGM-86のテスト機を兼ねていた可能性があります。
 そうであるなら何故、そのRGM-86は表舞台に登場してこなかったのでしょうか。これに関しては、やはりティターンズの存在を抜きにしては考えられないと思われます。0087時点で、連邦軍の量産機はGMII、ハイザック、ガルバルディβあたりでした。ハイザック以外は既存の機体の改良機であり、予算不足が透けて見えます。一方で、その予算は優先的にティターンズに投入されていたと考えられ、ガンダムMk-IIやTRシリーズの開発にその予算が割かれていたのだと思われます。ヘイズル系の延長にRGM-86があったのであれば、それも採用されてもよさそうなものですが、ヘイズルの先にヘイズル・アウスラやウーンドウォートがあったことを考えると、量産機に振り向ける予算をほとんど試作機に回した、と考えるしかないのかなと思います。
 つまりRGM-86という枠は設けてあったものの、ティターンズが試作機の開発に集中したため、その枠が使われることなく開いたままとなり、後にGMIIの改造機の枠に使われた、ということなのかなと思うのです。正確には、量産機はTRシリーズの検証結果を全部待ってからにしよう、ということになり、RGM-86枠がヘイズル・アウスラ枠にスライドし、ヘイズル・フレア量産型となるはずがそれもウーンドウォート量産型にさらにスライドしたことから、穴埋めとして配備されたのがバーザム、という流れになります。バーザムのマイナーチェンジ機であるバージムの型番がRGM-87であるあたり、この枠も本来はヘイズルフレア量産型の枠だったりしたのかもしれません。

 つまりRX-81の後継枠は、ヘイズル系の延長線上にあったものの、計画が紆余曲折を経たため最終的にその枠はウーンドウォートのものになり、それも実現しなかったためそこで途絶えた、ということになりそうです。ウーンドウォートとRX-81はパーツ換装という意味ではかなり共通しており、コンセプト的にはちゃんと継承されていたと言えますが、いずれにせよ立ち消えになってしまったということになります。
 ただその後継枠に使用されるはずだったパーツの一部が流用され、GMIIIとして再利用されたということなのかなと思います。同じくGMIIIのパーツになる予定だったという「ワグテイル」も同様だった可能性がありますが、ワグテイルのパーツはアナハイム製ということなので、どちらかというとカラバ製RGM-86Rに使用される予定だったパーツ、つまりRX-81系譜のパーツと対抗関係にあったアナハイム製パーツだったと考えた方が良いのかなと思いました。

 いずれにせよ、ヘイズルとGMIIIのニコイチでなんとなく幻のRGM-86原型機の再現はできそうな気がします。ヘイズルって当初の目的は「ガンダムヘッドの心理的効果」をテストしていただけなので(ウーンドウォートにはバックパックやシールドブースターなどが継承されていますが、どこまで当初の目的通りなのか不明)、それ以外の部分は実はRGM-86のためのテストだった可能性もあるのかもしれませんよ。
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