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MS-06F-2/FZは具体的に06Fとどう違うのか
 MS-06は、古来MSVの時代から割と細かく内部構造が設定されているMSです。しかもプラモの構造に合わせて時代に応じて設定が変わっているRX-78と違い、基本構造はずっと一緒なので設定的にもあまり変更がありません。
 ただ、実質リファインデザインである0080のMS-06FZと0083のMS-06F-2に関しては、見た目のバランスが変わっていることから、内部構造が全く一緒とは考えにくいものがあります。
 今回は、MS-06の内部構造の設定から、MS-06F-2/FZの内部構造を推察し、その違いを明らかにしていきたいと思います。


 MS-06の内部構造の設定は、MS-06Rの設定に合わせて作られたもので、MSVの資料に細かく書かれています。

 特に胴体の構造は詳細で、腹部に主動力炉があり、胸部は前部中央がコクピット、左右が機械室(肩関節などの制御系)、背部が燃料タンク(バックパックとの接続部)ということになっています。
 また、MS-06RPの設定から、腰部のスカート部はインテグラルタンク=燃料タンクであったことが明らかになっています。RP型はスカートを分厚くして燃料積載量を増やしていますが、R-1型以降は太腿後部のタンクを増量することでスカートの厚みをF型と同等に抑えています。このことから、太腿の中にも燃料タンクがあることが分かります。膝から下は丸々交換されているのがF型とR型の違いですね。

 一方、F-2型の内部構造は、MGインストの記述を見ると「宇宙用装備と地上用装備の統合」がメインコンセプトであったことが分かります。F型から地上に不要な装備を取り除き、地上に必要な装備を内装したのがJ型ですが、そのような換装が不要になったのがF-2型ということです。それを可能にしたのは、各種機器の小型化・コンパクト化に拠るところが大きいと記述されています。
 実際のところ、MS-09R-2リックドムIIも、そのまま地上で運用が可能であるという記述があることから、これもドムの宇宙・地上コンパチ仕様を意味していたことが分かり、統合整備計画自体が、宇宙・地上用MSの統合さえも目的の中に入っていたことが推察できます。もちろん、ゲルググは統合整備計画の前から宇宙・地上はコンパチ仕様ですし、ハイゴッグのように最初から宇宙で使うつもりのない設計の機体にまでコンパチ仕様は適用されていませんが。
 このことから、F-2型はF型でもJ型でもない内装になっていると推察されます。腕部などは装甲が換装可能であるようなデザインに変更されており、グフのように固定武装に換装することも視野に入っていたんじゃないかと思います。また胴体は最も改修点が多かったものと思われ、動力炉は宇宙用タイプと空冷の地上用タイプのハイブリッドであったとされています。そのため燃料の変更などを柔軟に行う必要性から、特に腰部のデザインが変更されているのは宇宙/地上コンパチ化の都合の影響が大きいと考えられます。
 胸部のデザイン変更は、コクピットの仕様変更が最も大きいものと思われますが、グフの稼動データが反映され対MS戦も想定していたということからも、格闘戦を意識した胸部形状(関節機構も含む)という意図もあったのではないかなと思います。さらに、バックパックや脚部などは推力強化のために形状が変更されていると言えます(脚部に関しては、重力下か否かのバランス機構のコンパチ化などによる設計変更もあると思います)。

 つまり、MS-06F-2は、「F型とJ型の統合」を主目的としつつ、そこに「対MS戦への対応」「推力の強化」「統合規格への対応を視野」という目的がプラスされて完成された機体だったと言う事ができそうです。
 このF-2型は終戦時に大量に生産されており、それがそのまま連邦配備機にもなったという経緯から、F型・J型の生産ラインを統合したMS-06の決定版という立ち位置だったんだろうなと思います。アフリカの残党軍も仕様していたことから、アフリカ戦線くらいには投入が間に合ったのかもしれませんね。

 では、MS-06FZの方はどうか、ということですが、こちらは、F-2型がこのFZ型から逆算してデザインされたという経緯もあり、基本的なシルエットの変化はありません。特に手足は単なる強化版というくらいの相違点で、脚部にバーニアが追加されていること、腕部は下腕の装甲と肩アーマーが換装されているくらいです。FZ型は「推力を強化したが燃料の積載量は増えていないので稼働時間が短い」という設定なので、とにかく推力は強化されていますが、R型のようにそれに応じたプロペラントタンクの増設・大型化などは行われていません。
 最も大きく既存のザクと異なるのが胴体部で、これまでとは全く別物のデザインになっています。特に、コクピット仕様がまるで連邦軍のMSのようになっているのは、配置をドムやゲルググ系と同じ位置に合わせた関係で、統合整備計画としての規格統一の影響が大きいのかなと思います。腰のスカートの形状が大きく変更されているのは、ノズルが追加されていることからも、単なるタンクではなくバーニアとしても使用できるようにするためであり、機動力強化のための仕様変更と考えられます。
 胴体の構造という意味では、ドムやゲルググは胸部に動力炉、腰部にコクピットという構造ですが、ザクは逆であるため、もしかしたらFZ型はここもドム・ゲルググに合わせて胸と腰の配置が逆になっている可能性さえ考えられます。ただこれに関しては確証がありません。なにか裏付けられる描写があるといいのですが、NT-1とのバーニィ機の決戦はコクピット一刺しで爆発していませんしねぇ。

 いずれにせよ、MS-06FZのコンセプトは、「F-2型をベースに、更に推力を強化」し、「統合整備計画により胴体構造を全面的に刷新」した機体ということなんじゃないかと思います。
 配備数は非常に少ないと考えられますが、これは統合整備計画に乗っ取って開発されたMS自体の完成が遅れ、最後の最後で先行量産機が実戦配備された程度だったからだということになるんじゃないかと思います。基本的にキリング艦隊にしか配備されなかったんじゃないですかね。だから「最終生産型」と言われるわけです。


 このように考えると、後のザク系MSにはどう受け継がれていったのかということも考えたくなりますが、ザク系には他にもMS-06R-3とかアクトザクとかがあったわけで、複数のザクの強化案が存在していたことになります。「汎用量産型ザク」の最終形がFZ型であったとすれば、「空間戦特化ザク」の最終形がR-3型、「次世代のザク」を目指したのがアクトザクということになるんでしょうかね。それらをひとまとめにして、かつ連邦系の規格との互換も確保したのがハイザックになりますが、このあたりはまだ掘り下げる余地がある気もします。正直なところMSV-Rではエリオット・レムがR-3型からハイザックの開発に至るまでの話をやってほしかったです、キマイラ隊のその後とかじゃなくて(笑)
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ザクマインレイヤーは、
ただのMS-06Fですから、
F型と同じ作り方だとは思いますけど、

顔のパイプを片方だけ、バックパックに繋いでますから、
中の機械も少しいじってるんじゃないかとか、

工場では、伝票にどんな書き方をしてたかとか、

疑問です。
2018/09/13 (木) 06:24:39 | URL | #-[ 編集 ]
バックパックを換装した関係で動力パイプの経路を一部変えなければならないというだけで、動力系そのものが変わるわけではないので、関係ユニットだけの丸ごと交換で済むんじゃないかなぁという気はします。
パイプのつなぎ方を変えてるだけで済んでいると思いたいです。
2018/09/15 (土) 15:42:50 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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