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ガンダムネタだけを語るブログです。
ネオ・ジオンMS名鑑(18) NZ-666 クシャトリヤ
 約3年ぶりとなるMS名鑑の更新です。クィン・マンサから続いてクシャトリヤです。αアジールはMAじゃないので飛ばして、サイコ・ドーガやβアジールは資料が少なすぎて飛ばしてとなるともうこれしかありません。NZナンバーはあんまり興味ない方が多かったのかなぁとも思うので、次に行こうかなと思います。ネオ・ジオングもあるんですがこれはもう設定の域を超越している何かなので、最早資料風に語ることがおこがましいというか、無意味なんだろうなと思います。

 次は、このままネオジオン名鑑としてギラ・ドーガに行くか、エゥーゴ系に行こうかなと思っています。両方アンケートに入れるので人気の多い方をスタートしてみようかと思います。

NZ-666 クシャトリヤ(KSHATRIYA)
 クシャトリヤは、ネオジオンが開発したサイコミュ搭載型カスタム機である。

<開発背景>
 シャア・アズナブルが未帰還となった後、「袖付き」と呼ばれるようになったネオ・ジオン軍が切り札として開発したサイコミュ搭載型MSが、クシャトリヤである。資金・資源共に枯渇しつつあったネオジオンでは、強化人間を新たに生み出すこともできなくなり、かつてあったようなニュータイプ部隊による複数配備は望むべくもなく、また量産機ベースのサイコミュ搭載機では基本性能に限界があることから、数的不利を覆すための一騎当千機が求められていた。そのため、強化人間の能力を最大限に発揮するための完全ワンオフのカスタム機として開発が行われた。
 奇しくも、この状況は一番最初に地球圏に帰還したときのアクシズに近く、当時はハマーン・カーンの駆るキュベレイしか連邦軍のMSに質的に勝る戦力がなかったように、「袖付き」についても本機だけが頼りという状況であった(総帥機であるシナンジュを除いて)。その意味でも、本機はNZ-000など様々な機体を経て新技術も投入して完成した機体ではあるが、組織内での立ち位置などを含めると、キュベレイの直系の後継機とも言えるのかもしれない。

<機体概要>
 本機のコンセプトはNZ-000の小型化であり、これはサイコ・フレームの技術とAMX-015を経てもたらされたメガコンデンサーの技術があってこそ完成したものである。大型機はメンテナンスなどの運用コストが大きすぎることや、格納場所が限られるという問題があり、小さな組織が扱うには限界があったことから、このような機体が求められたのは当然の成り行きであった。それまで最新のサイコミュ搭載機であったMSN-04の直系とならなかったのは、本機がアナハイム・エレクトロニクス発の計画ではなかったことを思わせるが、生産そのものがアナハイム製であることはアタッチメント等が連邦製MSと同等であったことからも明らかであり、どのような意図があったのはか不明であるが、パイロットが本来AMX-004やNZ-000に搭乗する事を前提に調整されたプルシリーズであったことと、無関係ではないだろう。
 小型化に求められた技術は前述の通りであるが、具体的に小型化を成し得たのは、サイコミュ関連の装備を全て4枚のバインダーに集約したことが大きい。ファンネルコンテナやスラスター、Iフィールド発生器、メガ粒子砲などの、NZ-000の特徴であった装備は全てバインダーに搭載され、MS本体は胸部のメガ粒子砲以外はスタンダードな仕様でまとめられている。MS自体の仕様は脚部にAMX-014やAMX-015の面影が見られるが、開発経路が明らかにされていないため、本機のフレームがどのような系譜の延長にあるかは不明である。
 バインダーと本体に共にメガ粒子砲を搭載してはいるが、サイコガンダムやNZ-000、あるいはAMX-015のように一斉に放射する運用は想定しておらず、コンセプトはそれらとは一線を画している。どちらかというとファンネルを使用した戦闘を前提としており、サイコミュにかかる負荷も運用とファンネルの操作がメインであり、サイコフレームの採用もあってAMX-004よりも負担が小さい設計と思われることから、その意味でも運用コンセプト上はAMX-004の火力強化型と言った方が近いのかもしれない。
 4枚のバインダーはファンネルコンテナや武装のみならず、ムーバブル・フレームにより制御されるフレキシブルスラスターとして運用できることから、過去のニュータイプ用MSと比べても別格の機動性を持っていることが特徴の一つと言える。強化人間が運用するため耐G性能をあまり考慮する必要がないこともあり、MS単体としての機動力は当時では最高クラスであったと思われる。大型スラスター搭載のネオ・ジオン製MSとしては、AMX-004やAMX-104以来ということになるだろう。
 メガ粒子砲は本体の出力を使うものであり、ファンネルの操作・充電やスラスターの運用まで含めると乱用は難しい装備であるため、専用の傾向武器としてビームガトリングガンが用意されている。しかしRX-0に持ち出されてしまったため、本機が運用するのはロンド・ベル側に離反した後の最終局面のみであった。

<運用過程>
 本機は「袖付き」の主力として、インダストリアル7襲撃において連邦軍の主力部隊の制圧を主任務とし、迎撃に出たロンド・ベル隊のMSをことごとく殲滅に成功した。その後、RX-0の鹵獲にも成功するが、NT-Dの真価を発揮したRX-0には一方的に撃破されるしかなく、「サイコミュ搭載による一点突破型MS」としての価値は、より優れたサイコミュ搭載機の登場によって霧散してしまった。
 その後、ロンド・ベル隊により改修されていた残骸は本来のパイロットであるマリーダ・クルスが合流した事により修復され(クシャトリヤ・ベッセルング)、更に連邦製パーツを使って武装を追加された(クシャトリヤ・リペアード)が、RX-0の2号機「バンシィ」との戦闘で破壊されている。

<評価>
 本機は当時のネオジオンが唯一所有できた「ファンネル」搭載機であり、その利点を生かした運用が行われ、実際に本機がなければ大半の作戦行動は達成不可能であったと思われ、役割を果たしたと言える。また、大破した後も連邦軍により運用されたことはそれだけの価値があったということであり、サイコミュとそれを扱えるパイロットの希少性もまた物語った機体であった。
 また、AMX-004に端を発するサイコミュ搭載型ジオン系MSの完成形とも言え、サイコガンダムタイプの鹵獲やネオ・ジオンの象徴としての政治的意味合いがなければ、NZ-000こそ本機のような仕様で完成されるべきものであり、サイコ・フレームの登場を待たなければならなかったという技術的な理由はあるが、本機のアイデア自体は、第1次ネオ・ジオン抗争の時代に存在していたのかもしれない。

<バリエーション機>
 完全ワンオフ機のため、なし。

<参考文献>
MS大全集2009
機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス
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コメント
コメント
クシャトリアはクインマンサを小型化したような感じですね
同じ性能であっても小型化すれば被弾率も下がったりして
装甲厚が同じでも、被弾性能は強いのかもしれません。

ですが、いくら高性能機であっても3年も経過していれば、敵の連邦軍もエゥーゴのガンダムチームによる第一次ネオジオン抗争末期のクインマンサとの戦闘経験をもとに同等以上の性能の対策を取っているはずですから、ただ同じ性能にして小型化しただけでは性能不足だと思いますけどね。
2018/08/13 (月) 14:08:24 | URL | #-[ 編集 ]
>運用コンセプト上はAMX-004の火力強化型
マリーダさんの戦い方、「マッチョなキュベレイ」的でしたね。「UC」冒頭のジェガン部隊との戦いは敵の殲滅が目的ではないのだからサザビーみたいに高速移動しながらメガ粒子砲をぶっ放していれば、良い気もするのにチマチマとファンネルを当てていくのが悪い意味で細かい。

ユニコーン戦で最後に見せたメガ粒子砲を牽制に持ちいながらファンネル攻撃というのが正しい戦い方でしょうか。(プルツーは両方の攻撃パターンで個別に「倒そう」として逆にマシュマーに見切られました)この時のユニコーンの反撃は反則技に近いから、もうちょいキュベレイ系は頑張れた気がします。
2018/08/20 (月) 17:43:29 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
〉ネオ・ジオングもあるんですがこれはもう設定の域を超越しているなにかなので

コンセプトも似ているしお互いに狂気の域にある兵器というところが
ティターンズのサイコ・インレと似ていると思ったので実はTR計画の人員が
アナハイの技術供与に参加していたのではと思いましたが考えてみると考察出来るのはこんぐらいですかねネオジオングは…。
2018/08/24 (金) 21:07:38 | URL | #-[ 編集 ]
>クインマンサの小型化
クインマンサとは火力も攻撃の方法も異なりますので、どちらかというとキュベレイとの戦闘データの方が役立ったのかなぁと思います。
スタークジェガンはファンネルの対処は知っていたけどIフィールド知らなくて負けたって感じでしたしね。

>巨炎さん
ほんとユニコーンがいなければ連邦相手には無双だったと思います。
まぁ逆シャアでもνガンダムでないとサザビーやαアジールには対抗できない感じでしたので、サイコミュ機にはサイコミュ機をぶつけるべきなんでしょうね。

>ネオジオング
インレも敵機乗っ取って操作とかまではできませんからね、まだ兵器の域というか。ネオジオングはオカルトの領域を超えてしまっているので、もうサイコフレームのオーパーツとしての未知の力を最大限に発揮するためだけの機体だったんだろうなと思います。
2018/08/25 (土) 23:20:16 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
いつも楽しく拝見しております。
始めてコメントさせて頂きます。

クシャトリアで気になるのって開発するのに必要な予算ってどこから出てたのでしょうね?
少なくともアナハイム側がネオ・ジオンに無償提供したような感じではありませんし。
かと言ってシャアの反乱時に開発してたのが間に合わなかったのか、
それとも風の会経由でアナハイムに資金が渡ってたのかにもよりますが。
それに戦後、袖付きからの依頼ならUC計画の大義名分として
シナンジュ・スタインを含めて敢えて敵勢力に提供させた可能性とかもありそうですね。
2018/09/19 (水) 17:06:38 | URL | #-[ 編集 ]
設定がないため不明、なので今後後付けでどうとでもできるのかなとは思うのですが、サイコフレームが新たに供与されたものではないということから考えて、ネオジオン側が独自に開発したものなのはほぼ確定なのかなと思います。
シャア存命時から開発計画は始まっていて、完成したのはかなり後だったというところではないでしょうか。
それだけでは戦力が足りないので、ギラ・ズールを発注したり、シナンジュの裏取引があったのかなと思います。
2018/09/23 (日) 17:57:38 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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