がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
連邦軍のMS配備におけるハイローミックス構想の系譜
 一年戦争の地球連邦軍は、最終的にRGM-79とRB-79のハイローミックス配備を主力として星一号作戦を実行しました。これに限らず、連邦軍は一年戦争後もハイローミックス配備を目指していたように伺える節がいくつかあります。どのMSとどのMSがハイローミックスの関係にあるのか、今回はそのあたりを考察してみたいと思います。


(1)0083年前後
 この時点では、まだRGM-79CとRB-79Cのハイローミックスのようでした。RGM-79Nという上位機は開発していましたが、RGC-83とのペアであったため、これはハイローミックスではなく同格機の前衛・後衛の関係と言えます。
 RX-81という更なる上位機も開発されており、これが採用・量産化されていれば、GM系とのハイローミックス配備になっていた可能性もあります。どちらかというと、コンセプトがGMIIIに受け継がれたようなイメージかもしれませんが。

(2)0087年前後
 この時代は、連邦軍が接収して運用していたジオン系MSの後継機であるハイザックと、GM系のアップデート機であるGMIIの2系統が存在していました。GMIIの更なる後継としてはGMIIIがあり、こちらは各種装備の増設により支援用としての運用が可能であったことから、実質的にはGMIIIだけで前衛・後衛のどちらも担える(前衛のGMIIIはGMIIで代替可)ような状況だったのかなと思います。エゥーゴにおけるネモは、GMIIの後継機という扱いでハイコスト機としてのGMIIとの同時運用はあまり想定していなかったように見受けられますね。むしろリック・ディアスに対するローの位置にあったのだと思います。
 一方、ハイザック系に関しては、ジオン軍が特にハイローミックスの運用をしていなかったこともあり、当初は単体運用が前提だったように思います(ザクキャノンとのハイローミックスは想定していたかもしれません)。実質的な後継機であるマラサイとは、あまり同時運用されている描写が多くないので、こちらもGMIIとネモの関係同様、機種転換という意味合いの方が強かったのかなと思います。むしろマラサイはサラ・シドレ機がジェリド・マウアーのガブスレイと運用されていたように、可変機に対するローのポジションで扱われていたイメージがありますね。ハンブラビとバーザムも同様の関係なのかもしれません。だとするとエゥーゴ・連邦軍用のバージムは、Zプラスあたりとの運用を想定していたのかもしれませんね。

(3)0093年以降
 ジェガンが主力となった時代です。とはいえ当初はロンド・ベルのみに配備されており、正規軍の主力はGMIIIでした。その後GMIIIを支援機としてジェガンが前衛を担うような運用を行うことになっていったのかなと思います。リゼルが配備されると、今度はジェガン+リゼルの、ジェガン側がローとなるハイローミックス運用が行われるようになりました。運用としては、ロンド・ベルにおけるリ・ガズィの存在がジェガンとのハイローミックスのモデルケースとなり、リゼルに発展していったのかなと思います。

(4)0123年前後
 サナリィの参加によりMSの小型化が始まり、ヘビーガンとGキャノンの運用が始まりました。GキャノンはFシリーズの量産型であるため、ヘビーガンよりコストが高いとも考えられますが、特にそれを裏付ける記述はなく、どちらかというとRGM-79NとRGC-83の関係に近いような気がします。
 その後F91が量産されるようになった際は、F91とジャベリンあたりでハイローミックス運用が行われていたのではないか…と思います。たぶん。この時代やクロボン以降の時代は、連邦正規軍の描写が少ないため、他にどのような運用が行われていたのかは想像すらできないですね。


 一年戦争からVガンダムの時代に至るまで、一つ言えるのは「ハイローミックス運用が行われていたのは、主力級の艦隊のみ」だったのではないかなということです。F91やVの時代の量産機が割と単一運用であったことから、コロニー守備隊や地上の方面軍などは低コスト機のみの運用で、主力部隊にのみ高級機が配備されていたというイメージなのかなと思います。高級機はあまり数を揃えられないこともあり、配備先も絞られるということなのでしょう。
 星一号作戦でのGM+ボール、ロンド・ベル隊でのジェガン+リゼルというのが一つのモデルケースで、エゥーゴの場合はネモ+リックディアスがそれに近いと言えます。ティターンズ的にはバーザム+可変機という運用を目指していましたが、これは完全な量産型可変機が登場しなかったため未達成でしたね。
 GM+ボールとジェガン+リゼルの違いは、白兵戦用タイプがハイ側になっているか、ロー側になっているかの違いです。ネモ+リックディアスは後者の組み合わせと言え、当初は白兵戦特化のハイコスト機をローコスト機が後方支援するという運用だったものが、白兵戦重視のローコスト機が敵機を食い止める中を高機動ハイコスト機が突っ込むという運用に変化していったことになります。まぁ大規模要塞戦と、少数同士の艦隊戦の差なのかなとは思いますけどね。
 そういう意味では、低コスト火力支援機によるハイローミックス運用というのは、一年戦争レベルの国家間戦争状態だからこその発想であり、その後の小規模紛争の時代においては、むしろ高機動攻撃機をハイ側とするハイローミックス運用が主流になったと言えるのかなと思います。

 一年戦争の時点においても、RGM-79側をローとする高機動攻撃機として、RX-80やRX-81が想定されていたと考えることはできます。RX-81なんかは、FAガンダムの設計思想を受け継いだ機体なのであれば敵艦隊に突っ込んで旗艦を沈めるというような運用を想定していたでしょうから、まさに後の可変MSに近いと言えますが、戦後にジーラインとして完成した機体はどちらかというと単一機種でどんな運用もできるようにということで、少数精鋭の独立部隊への配備を前提としていたのかもしれません。
 というか、ジーラインは真面目にその後のGMIIIやスタークジェガンの発想につながっているような気がしますが…それはまた別の宿題としておきましょう。

 個人的に一番気になるのは、エゥーゴやティターンズが台頭するまでの間、連邦正規軍としてはどのようなハイローミックスを予定していたのかということです。リック・ディアスのような第2世代MSが登場する以前の話ですので、GMIIやハイザックをローとするのであればそのハイに当たる部分は何だったのか、というのがミッシングリンクになっているような気がします。
 ある意味ではGPシリーズが凍結されていなければ、その完成機にあたる機体がそれになっていたとも考えられますが、GPシリーズはGP01が白兵戦機でそれ以外は攻撃機なので、同格機内での役割分担の方を想定していたような気がします。
 もう一つ考えられるのがヘイズルですかね。シールドブースターをフル装備した状態、あるいはフルドドを装着したヘイズル・ラーは高機動機として第2世代MSに匹敵するはずですので、この辺が上位機候補だったのかもしれません。ベースが量産機であるGMクゥエルなので、量産化は視野に入っていそうです。ただプリムローズを中核とした完成機TR-6を目指す方向に変わった時点で、その計画はまったく別のものになったとも言えるのかもしれません。そういえばTR計画の派生で高機動型ガルバルディなんてのもありましたので、あれはヘイズルの装備を一般量産機に転用するプランだったのかもしれません。GMベースの同コンセプト上位機がヘイズル2号機あたりだったとすれば、高機動型ガルバルディはジオン系ベースの上位機で、それぞれGMIIとハイザックと組み合わされる予定だったりしたのかも…しれません。ただヘイズル自体、ヘイズル・アウスラベースでの量産化を視野に入れていたあたり、上位量産機は形になる前に次のステップに進んでいて、その間にエゥーゴが出てきたということなんでしょうね。
 いずれにせよ、デラーズ紛争直後にティターンズが発足したわけなので、TR計画含め、連邦軍の次期MS開発計画はガンダム開発計画後、ティターンズに牛耳られていたということになるのかなと思います。やはりある意味では、グリプス戦役が主力量産機を決めるための争いで、最終的にジェガンとリゼルがその立場に就いたと言ってもいいのかもしれません。
スポンサーサイト
コメント
コメント
連邦では、ジムが完成形だと思って、
その後の新型はあまり無かったみたいで、
予算の節約と、隊を弱くしない範囲内で、
ジムとボールの数を調整していたのに対して、

ジオンは、常に新型を開発していて、
すでに有るモビルスーツが増え過ぎなくて、
予算オーバーをしない範囲内で、
最新型を生産する、新旧ミックス運用だったんでしょうか。

ア・バオア・クーでは、ゲルググが少なくて、旧ザクまで動員していたので
そう思いました。
2018/03/25 (日) 06:35:54 | URL | #-[ 編集 ]
新約zでのクワトロがドゴスギアにメガバズを打ち込んだ戦闘ではアーガマ隊の
ジムⅡがカミーユに助けてもらってましたが、パイロットの顔と声がカミーユと大差なさそうな若さだったので、機体性能に応じた任務の棲み分け
(攻撃型、戦闘型)があったように、
ティターンズに反感を持つ若者からの義勇兵はジムⅡ、連邦宇宙軍スペースノイド派やジオン残党からの合流組はネモ、
その中でもエース級の実力を持つ者にはリックディアス等の攻撃型ms、みたいに、練度に応じた乗機の棲み分けもあったんでしょうかね?そう考えるとMkーⅡ
回してもらったカミーユはかなりの特別待遇だったのかも。
2018/03/27 (火) 12:05:40 | URL | ジム4 #-[ 編集 ]
>名無しさん
ジオンの場合は物資の数自体が少ないので、数では対抗できないので質を上げていくしかなかったのかなと思います。
コストの安い量産機でも、たくさん作ればそれだけ資材や燃料が必要になりますからね。もちろん人員もですが。

>ジム4さん
カツなんかはネモが与えられていましたから、基本ネモとジムIIは同じ枠だったんじゃないかなぁと思います。
エースはリックディアスで、その後継が百式改とかZIIになる予定だったのかなと。
カミーユは「アムロの再来プロパガンダ」と実際にニュータイプの適性があるとみなされたのでMk-IIを与えられたってところでしょうね。
2018/04/01 (日) 15:03:35 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2018/04/26 (木) 23:50:55 | | #[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2018 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.