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ガンダムネタだけを語るブログです。
ユニコーンガンダムとネオガンダム
 ユニコーンガンダムの形式番号はRX-0ですが、これは年号と関連性がないRXナンバーです。一方、同じアナハイム製のガンダムで、もう一つ年号と関連性がないRXナンバーを持ったMSがあります。それはRX-99ネオガンダムです。ユニコーンよりも先に設定されたこの機体は、ユニコーンガンダムと同じく連邦軍に採用されながらアナハイムの社内機としての側面も強く持っています。
 また、ネオガンダムはユニコーンほどの超性能はない、と一瞬思われるかもしれませんが、本来のネオガンダムは1号機、つまりネオ・サイコミュ搭載型のMSの方なのです。そう考えると、同じマンマシーンインターフェイスであるNT-Dを搭載したユニコーンガンダムの、直系の後継機と考えることさえできます。
 その側面から、ユニコーンガンダムとネオガンダムの関係性について考察してみたいと思います。


 まずユニコーンガンダムとネオガンダムの違いですが、ユニコーンガンダムは全身にサイコフレームを配置して、パイロットをコアユニットとして自律的に起動するNT-Dを前提とした機体でした。それに対しネオガンダムのネオサイコミュは、パイロットと機体を直結しより非人道的な形でパイロットと機体を接続した機体です。パイロットと機体の接続方法が、無線か有線かという違いがあります。
 ただどちらも、パイロットを機体に強制接続して制御するという意味では共通していると言え、「ガンダムの真の力はニュータイプによって引き出される」という一年戦争以来の概念をシステム的に継承している側面があると言えます。

 開発目的は全く異なっており、ユニコーンガンダムが連邦軍的にはネオジオンの対ニュータイプ・強化人間の切り札、ビスト財団的にはラプラスの箱を託す者の選定という意図がありました。ネオガンダムに近いのは、2号機のバンシィのほうかもしれませんね。黒いし。
 ネオガンダムの開発目的は、サナリィのF91を超えるMSを開発して、連邦軍の次期主力機としての制式採用を取り戻すことでした。そういう意味では、歴代のガンダムの集大成的な意味を込めており、その中にはユニコーンガンダムも含まれていたということなのかもしれません。

 共通しているのは、どちらもサイコミュを用いた兵器を搭載しない点ですね。まぁユニコーンは最終的にシールドファンネルとか使いますが、基本的にサイコフレームは追従性向上のために使われています。ネオガンダムも同様で、Gバード以外の専用武装は持っていません。

 ネオガンダムがユニコーンと異なるのは、パイロットに必ずしもニュータイプは必要ではない(というかニュータイプではなく専用に調整した強化人間が必要)ということと、目的が対ニュータイプというわけでもないということかなと思います。またサイコフレームが企業的にはアナハイム発であったのに対し、ネオサイコミュはクロスボーン・バンガードから裏取引で入手した技術であり、自前のものではないというのも違いですね。すでに開発力を失っているアナハイムが、なりふり構わず昔の立場だけを取り戻すために作り出したMSだと考えると、ネオガンダムは非常に懐古主義というか、保守的な思想の元に作られたのかなぁという気がします。
 もう一つ違いと言えるのは、サイコフレームとネオサイコミュそのものの違いです。サイコフレームは、極小のサイコミュチップを大量に配置することによって感応波の増幅効果を生み出すもので、発光や特殊な力場の発生などの副次的な現象が確認されています。一方のネオサイコミュは、機体とパイロットをダイレクトに接続するのみであるため、外に光や力が出て行くことはありません。未知の効果が多く、それが結果的に超常的な力を生み出すこともあるサイコフレームに対し、ネオサイコミュは純粋にパイロットとコンピュータの性能のみで戦闘力が決まるシステムと考えると、ユニコーンの方がロマンがありますが、ネオガンダムの方が確実性が高いとも言えます。

 では、ユニコーンガンダムとネオガンダムが戦ったら、どちらが勝つでしょうか?パイロットの能力は互角と仮定すると、反応速度は同じか、有線接続の分ネオガンダムの方がやや速いかなと思います。また、サイコフレームはニュータイプ能力を拡大させるため、機体の操縦の反応速度を速めるだけでなく、敵の情報の感知能力も拡大させます。つまり、センサーの感度も上がるということです。ネオガンダムはおそらく外向けに感応波を発することはないので、ニュータイプ的な「勘」を増幅させる力はないはずです。もしかしたらバイオコンピュータで補っているかもしれませんが、多分ネオガンダムにはバイオコンピュータは搭載されていないはずです(RXF91で未解析のため)。だとすると、「先読み」や「危機察知能力」についてはユニコーンガンダムの方が上かなと思います。相手の動きを予測できるユニコーンガンダムと、予測しないで反応しても間に合うネオガンダムの戦いということになるでしょうか。「るろうに剣心」でいう剣心と縁みたいな関係ですね(わかる人にしかわからないネタ)。

 ユニコーンガンダムの方がサイコフレームの副次効果の分色々な可能性を生むことができますが、バンシィが最終局面までは負の側面を具現化する存在だったように、乗り手によって何にでもなれる機体なのかなと思います。一方、ネオガンダムの場合、ネオサイコミュを搭載している時点であまり未来がないように感じます。まぁ、「鉄血」の阿頼耶識システムに近いのかもしれません(見てないのであんまり詳しく関連付けられませんが)。
 そういう意味では両機は、我が世の春を謳歌しバラ色の未来を思い描いていた時代と、サナリィ等時代の流れによる苦境に陥っていた時代の、それぞれのアナハイムの状況が反映されたガンダムと言えるのかもしれません。フラッグシップってそういうものでしょうしね。
 ネオガンダムより後の時代に「手足を用いず操縦する」機体が(木星帝国の一部の機体くらいにしか)ほとんど出てこないあたり、もはやマンマシーンインターフェイスを追求する時代は終わりを告げていたとも言えます。ある意味では、ユニコーンガンダムが可能性を発現させ、ネオガンダムが終わらせたと言ってもいいのかもしれませんね。
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コメント
コメント
>「るろうに剣心」でいう剣心と縁みたいな関係ですね(わかる人にしかわからないネタ)。
本題に全く関係なくて恐縮ですが、G-UNIT連載当時に友人がゼロシステムとPXシステムの比較に引き合いに出してたのを思い出しましたw
2017/07/16 (日) 19:41:11 | URL | #cRy4jAvc[ 編集 ]
いわゆるR-TYPEのエンジェルパックのようなのが・・・
手足を使わず思考だけで機体制御するネオサイコミュシステムはバイオコンピュータから発展したものらしく、そのバイオコンピュータはもともと障害者向けのシステムが発展したものだったようです。義肢や車椅子をサイコミュシステムのような制御ができるように目指していたのでしょうか。そんな人道的なシステムのはずが非人道呼ばわりされるのは中々皮肉な話です。

ただネオサイコミュはクロスボーンバンガードからアナハイムへ譲渡されたということは、バイオコンピュータの技術はサナリィからアナハイムへ流出したことになります。そしてそのアナハイムでは解析ができないままクロスボーンに渡されたということは、当時のアナハイムの技術は相当に衰退していたのでは・・・

ただ手足がなくても動かせるということは退役年金待ったなしの重傷者でも戦列に復帰させられるわけで・・・木星帝国のバイオ脳なんてほとんどネオサイコミュです。クロスボーンと敵対関係にあるので繋がりが不明瞭なのですが、1年戦争時代の「サンダーボルト」の作中の頃からでも実現はできていたので同じ発想に行き着くのは必然なのかもしれません。

ただ「ロボコップ2」のように意思を無視されてサイボーグや脳髄のみにされたことに耐えられず発狂する事件が起こったり、それを隠蔽するために技術が封印されて衰退してしまった・・・と勝手に思ってしまいました。
2017/07/20 (木) 23:07:20 | URL | オタマ・ジャクシー #wr80fq92[ 編集 ]
>cRy4jAvcさん
あー、まぁ、ゼロシステムとPXシステムの違いは確かにそうなのかもしれませんね。
まぁニュータイプ的な先読み要素とは違う方向性となると反応速度を極めるしかないですしね。

>オタマ・ジャクシーさん
ネオサイコミュがバイオコンピュータから発展ってネット以外であんまり見たことなくて何に書いてあったっけなぁと思っているんですよね。
F91でやっとバイオコンピュータを初めて使ったという描写だったのに、それより先に実用化されているラフレシアにより高度なシステムが採用されているとなると辻褄合わないかなと思いまして。

まぁネオサイコミュはどう考えても非人道的な方向にしか発展させようがないですし、ある意味その究極がエンジェル・ハイロゥみたいなものなので、そりゃ普及しないよなぁとは思います。
ただ人間をパーツ化するという発想にはどうしても抵抗のイメージがあるのでそう考えがちなのでしょうが、義手義足だけでなくペースメーカーなど身体に機械を埋め込む発想は全く一般化されていないわけではないので、発想の転換でネオサイコミュ的なデバイスを人道的に扱う作品もあってもいいのかもしれません。
2017/07/21 (金) 21:46:42 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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