がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
Mk-IIとヘイズルとバーザムの関係を整理する
 さあ、久しぶりにバーザムについて考えましょう。HGUCも出たことだしね。といってもAOZによってあらかた設定は確定しましたし、それも含めて前回の考察を参照いただければと思います。
 今回は、実際のところヘイズルとMk-IIとバーザムってどういう関係性だったのよ、という話をします。バーザムはMk-IIともヘイズルとも関わりが深いMSとなったわけですが、ではそのMk-IIとヘイズルはどういう関係だったのか、なども含めての考察です。


 まず、現時点での設定を整理します。AOZの最新バーザム動向はこの辺です。その後バーザムIIのハチャメチャなバリエーションが出てきますがこれはTR-6ベースなので無視無視。
http://hobby.dengeki.com/aoz/illust/reboot04/
http://hobby.dengeki.com/aoz/illust/reboot05/

 とりあえず、バーザムの正体は「ヘイズルの制式量産型の代替簡易量産機」です。ヘイズルがバーザムっぽく改修されていても、細部は全くバーザムと異なっていたのは、そもそもヘイズルの延長にバーザムがあったのではなく、ヘイズルの代わりに開発されたのがバーザムだから、ということになります。
 ではMk-IIとバーザムの関係はどうなのか?というと、AOZではこの辺はまだぼかされたままです。矢印はMk-IIからバーザムに伸びているんですが具体的な言及はありません。ただバーザムの代わりに量産化されるはずだったのが、ヘイズルを第2世代機(=Mk-II級)ベースで再設計したヘイズル・フレアだったことを考えると、その次だからMk-IIの系譜の先のMS、とはいえます。つまりMk-II→ヘイズルフレア→バーザムの順ということです。バーザムがどのMSとの関連も見えないので間に別のMSを挟もうという高等(公式サイド側にしかできない)テクニックですね(笑)。
 まとめると、ヘイズルとMk-IIの系譜がヘイズル・フレアで統合され、その代替機として一部仕様を継承したバーザムがあるというイメージですね。ただそれだけでは、バーザムの異形の身体構造の説明にはなりません。そこでAOZサイドが作った設定が、「バーザムはウーンドウォートの簡易先行型だった」というものです。ウーンドウォートはプリムローズに仮設の手足を生やしたようなMSで、更に追加パーツを装着することでハイゼンスレイII(旧アドバンスド・ウーンドウォート)という通常のMS形態になります。この規格に合わせたために、バーザムの体型はおかしなことになっているということです。ただウーンドウォートの量産型ではないので、通常のMSの規格に合わせなければならず、そのために間に合わせの(サイズの大きい)手足を装着したのがバーザムです。
 つまりバーザムは、「プリムローズを省略したウーンドウォートサイズのボディ」に「間に合わせの手足」を取り付けた、「ヘイズル・フレアの量産機の代替かつウーンドウォート量産の前段階」として配備されたMSということになるわけです。

 ティターンズにおけるガンダムMk-IIの先に何が開発される予定だったかということについては、あまり設定上触れられておらず、模型誌が独自にMk-IIIを設定したり、バーザムがそれなんだと解釈したりしてきた歴史がありましたが、実際はヘイズルのデータを反映させたヘイズル・フレアがそれに当たる予定だった、というのがまず第一の新設定です。
 そしてそのヘイズル・フレアが連邦軍・ティターンズの次期主力機になる予定だったのですが、これがウーンドウォート計画にスライドしたために配備が遅れ、代わりに生産されたのがバーザムということですね。ジオン軍に例えると、ヘイズル・フレアがMS-11ゲルググ、ウーンドウォートがMS-14ゲルググ、バーザムはMS-09Rリック・ドムという位置づけになるかと思います。ただバーザムはリック・ドムと違い既存MSの流用改修ではなく、次期主力であるウーンドウォートにある程度仕様を合わせた機体だったというのが違いです。そういう意味では、バーザムはリックドムよりもMS-06R-3Sに近い機体だったとも言えます。

 ヘイズル・フレアが何故ウーンドウォートにスライドしたのか、ということはまだ明言されていませんが、ヘイズル・フレアの開発経緯を考えると、Mk-IIが奪取されてしまったことが大きかったのではないかと思います。Mk-II系フレームベースのヘイズル・フレアの開発が中断され、代わりにドラムフレームをコアとするウーンドウォートの開発が企画されたと考えると、違和感なく理解できます。同じくMk-IIから派生した機体の一つとしてMRX-007量産型サイコガンダムがありますが、これが008/009のサイコガンダムと全く異なるコンセプトであったのも、Mk-IIベースの次世代機開発が難しくなったからなのかもしれません。
 そういう意味では、エゥーゴによるMk-IIの奪取は、単にZガンダム開発の礎となっただけでなく、ティターンズ中心の連邦軍次期主力機開発を根底から覆す意図があったとも言えますね。結果としてヘイズル・フレアの量産を阻止し、TR計画集大成の完成時期を遅らせ、バーザム1機種を実戦に送り出すだけで精一杯の状況に追い込んだわけですからね。バーザムというアンチャッタブルなMSは、アナハイムの策略の犠牲者とも言えます。

 もしヘイズル・フレアが本来の連邦軍の次期主力機であったなら、代わりにその位置に付いたのはRGM-87バージムであったことになります。バージムの背景にはMk-II系の技術でレストアしたGMであるGMIIIを支援機とするハイ・ローミックス構想があったのではないかという推測もしたことがありますが、プリムローズ母体からGM(つまりコアブロック!)母体に変更したのがバージムであったと考えると、あながち間違いではなかったのかなと思ったりもします。

 ヘイズル・アウスラ、ヘイズル・フレア、ウーンドウォート、そしてバーザム(建機版)に共通するのは、プリムローズをコアとしていることです。このため、TR計画は最終的にプリムローズをコアとしたMSを開発する計画であり、コアブロック構想の発展形であったとも言えます。しかし実際に主力となったジェガンは、リニアシートと全天周モニターを採用した球形脱出ポッド及び旧GM系構造をベースとしたMSでした。このことから考えると、ある意味ではアナハイムとティターンズの争いは、球形脱出ポッドとプリムローズの規格争いでもあったのかもしれません。Mk-II系ムーバブルフレームは両軍に採用されていますから、そこは争点ではなかったんでしょうね。

 またセンチネル版バーザムことバーザム改は、形状的に見るとプリムローズを内蔵したMk-IIフレーム採用機で、極めてヘイズル・フレアに近い仕様であったように思います。換装機能を省略したヘイズル・フレアを、バーザム改として再採用したのかもしれません。ペズンは次期量産機としてゼクを開発していましたので、その参考にヘイズル・フレアに近いMSを用意したのかもしれません。ゼクはバーザムやTRシリーズとは全く無関係の次期量産機ですが、バーザムに次ぐ代替機として企画されていたのかもしれませんね。

 まとめるとこんな感じです。

(A案)ヘイズル・アウスラ+ガンダムMk-II=ヘイズル・フレア(当初の主力量産機)
(B案)プリムローズのコアMS化=ウーンドウォート(次期主力量産機)
(B案完成までのつなぎ)ウーンドウォート開発遅延による代替機=バーザム(暫定主力量産機)
(B案の成れの果て)プリムローズ規格中止によるコア変更機=バージム(一時期採用も、ジェガン採用により計画中止?)
(C案)ジオン系規格をベースとした全くの別アプローチ機=ゼク(TR計画失敗時の保険プラン?)

 あと解決していないのは、Mk-IIが奪われて以降、ティターンズ側が何故Mk-IIベースのMS開発を辞めたかという点ですね。ここはもう少し練って考察してみようかと思います。AOZ側が答えを提示してくれるかもしれませんし(笑)
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求むバーザム分類学
バーザムの親がヘイズルとなるとメインカメラのひさしなんかはツインアイタイプの使用も検討していたということでしょうかね?

バーザムは手足や頭にとどまらず胴体やバックパックまで仕様が異なるのに、全部一纏めにバーザムって識別されているから、混沌とした印象がある。(本来はそれぞれにバーザム●●カスタムとか××使用とかの名称があるんだろうけど、 エゥーゴやネオジオン側なんかは史実の紫電と紫電改みたいに各バージョンのバーザムを全く違う機体として、それぞれに識別コードとかつけてそうですらある。もしくは全く逆でティターンズのモノアイトサカ頭の量産機=バーザムとする超ざっくり識別の結果こうなったのか?)
 この、様々なバリエーションの四肢で稼働できるというのはウーンドウォートの機種統合計画からできた優れた換装システムが有るからできる技なんだろうけど、そういう意味では、地球連邦という巨大な組織単位に向いた量産機とも思える。
(結局、ジオンの総合整備計画と同じで情勢末期の登場で結局間に合わないというのが悲劇だけど…)そして、この思想が後にジェガンとアンクシャ、リゼルの関係に役立ったのだろうか…
2017/06/04 (日) 04:49:05 | URL | k #-[ 編集 ]
建機版は一見TV版バーザムそのものの上書き改変であるかのようですが
カトキ版/改のデザインと一部折衷させたうえにプリムローズが入っているという設定を付与したせいで
今度は建機版≠TV版のようにもなっちゃいましたよね
現状ではまだTV版と建機版は「解像度の違い」の範疇ですが
0080等結局後から別機体扱いした先例が多いですし
TV版はプリムローズ無しの簡易型、という後付けがいつされてもおかしくないですね(w)
2017/06/06 (火) 14:43:30 | URL | 名無し #-[ 編集 ]
>kさん
バーザムの親はアドバンスドヘイズルなので最初からモノアイの可能性のほうが高かったような気がします。
まぁ近藤バーザムもいるのでどっちもあり得たと考えた方が美味しいですね。

バーザムはとりあえずセンチネル版が例外と考えれば、そこまで混沌としたものではないかなと思います。
センチネル版のほうがMk-IIの技術を継承した場合のIFバーザムに近いものかなと。
コアブロックの延長という意味では、V作戦に近いですね、バーザムの計画は。

>名無しさん
建機版は意図的にTV版と区別しているような気がします。すでに建機版=プリムローズ内蔵型、TV版=非内蔵型という前提のデザインかなぁと。
建機版は胴体はセンチネル版ですからねぇ。
2017/06/18 (日) 20:32:06 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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