がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
フィン・ファンネルってどうやって開発されたの?
 νガンダムに装備されているフィン・ファンネルは、それまでのサイコミュ兵器とは一線を画す兵器であると共に、連邦系ガンダムタイプとしては過去に類を見ない装備でもあり、非常に「ぽっと出」という印象がある武器です。
 連邦系のサイコミュ搭載機としては、無線誘導兵器はサイコガンダムMk-IIのレフレクタービットくらいでしたし、アナハイムが開発したMSでファンネル搭載機もありませんでした。一体フィン・ファンネルという兵器はどのような経路を経て開発に至ったのでしょうか、そこを考察してみたいと思います。


 まずサイコフレームに関してはネオジオンから流出したものですから、ヤクト・ドーガやサザビーを開発していたアナハイムが、ネオジオン経由でファンネルの技術を得たというのは十分考えられる話です。ただ、ネオジオン製MSのファンネルとフィン・ファンネルは外観も仕様も大きく異なり、そもそもファンネルというには大きすぎる兵器です。必ずしも、ネオジオン系の技術の応用とは言い難いのかなと思います。
 またフィン・ファンネル自体はサイコフレームの導入以前から開発されていたと思われ(かなり土壇場になってサイコフレームが導入されたように描かれているため)、またアムロが「フィン・ファンネルで勝てるさ」と言っていたように、フィン・ファンネルこそが対ネオジオン(対シャア)の切り札であるように考えていた節が見られ、小説「ハイ・ストリーマー」でもνガンダムへのサイコミュ導入はアムロが希望したものと描かれていることから、そもそもνガンダム自体が、フィン・ファンネルを搭載することを大前提に開発されたものと考えることができます。

 以上のことから、単純にフィン・ファンネルは連邦軍(アムロ)サイドがアナハイムにオーダーした兵器であり、普通にアナハイム純正の装備であったと考えた方が現実的なのかなと思います。つまりアナハイム的には「初めて受注したサイコミュ無線誘導兵器」ということになるのかなと思います。まぁラムダガンダムがビットを装備していたらしいので初めてではないかもしれませんが、連邦軍からのオーダーは初でしょう。
 そう考えると、やはりキーになるのはUC-MSVで脈絡もなく登場した「プロト・フィン・ファンネル」でしょうね。つまりはシルヴァ・バレトです。デルタカイも装備してますがあれは開発が0094年でνガンダムより後なのでシルヴァ・バレトの方が先かなと思います。UC-MSV絡みの記述でもシルヴァ・バレトが実験機だったということになっていますので、おそらくフィン・ファンネルの研究はこの機体で行われていたのかなと思います。ただ元々シルヴァ・バレトはドーベン・ウルフ、つまり一般人用の準サイコミュの運用を前提に開発された機体で、通常のサイコミュを搭載したMSではありませんでした。何故プロト・フィン・ファンネルはこの機体に搭載されたのでしょうか。

 オーガスタ研究所系の技術者がアナハイムに関わっていたのはガンダムMk-IVの設定からも間違いなさそうなのですが、それに加えてグレミーの反乱にアナハイムも噛んでいた可能性が高いという考察で述べたように、ドーベン・ウルフの生産にもアナハイムは関わっていた可能性があります。つまりアナハイム的には、ニュータイプ研究所系のMSとしてフィードバック可能だったのはドーベン・ウルフ=シルヴァ・バレトのみだったのかなと思います。量産型サイコガンダムはちょっとサイズが大きすぎますしね。
 つまりドーベン・ウルフ+バイオセンサーで培ったサイコミュ技術=シルヴァ・バレトというところで、そこにプロト・フィン・ファンネルという武装も生まれたということなのだと思います。これがアムロのオーダーよりも後に開発されたかどうかは定かではありませんが、νガンダムの開発期間の短さを考えると、プロト・フィン・ファンネルのほうが先であると考える方が妥当でしょう。

 つまり、元々フィン・ファンネルという兵器は、アナハイムが独自開発していた新しいビットの形だったんじゃないかなと思います。ファンネルと言うにはあまりにも独特な形状ですし、そもそも開放バレル式のビーム砲という例にない(これ以前にはフルドドIIのビームキャノンくらい)仕様であるあたり、それまでのサイコミュ兵器とは違うものを開発してやろうという意図が見えます。おそらく、ネオジオンのファンネルよりも一発の威力が高く、かつエルメスのビットよりも小回りが利く砲台というのがコンセプトで、それを実現するために必要な技術を計算した結果開放バレル式ビーム砲台という結論にたどり着いたんじゃないかなと思います。
 そのため、アムロからファンネルを新型ガンダムに装備させたい、と言われた時点で、「ちょうどうちも開発してたんですよ!どうすかこれ」って提案したのがフィン・ファンネルだったんじゃないかなぁと思います。もっとも、その後更にアムロのオーダーがありビームバリアの形成機能や、あの装着の仕方(重量バランス完全無視)が出来上がったんだと思いますが、これまでの情報を整理するとそんな感じなのかなぁと思います。

 そう考えると、νガンダムはシルヴァ・バレトから発展した機体なのか?とも考えたくなりますが、νガンダム本体の基本コンセプトが「歴代ガンダムの平均値を取る」というものであったため、かなり尖った機体であるドーベン・ウルフ系の機体は直接繋がっていないのだろうなと思います。原型のMk-Vから元を辿り、Mk-IVからMk-IIIまで戻ると近いような気もしますが、そもそもZ系の系譜も含めての平均値なので、Mk-III系フレームの継承機とも言えないのかなと思います。リ・ガズィのような非可変Z系と、シルヴァ・バレトのようなサイコミュ搭載非可変機も参考にした上で、Mk-II・IIIや百式のようなスタンダードな非可変機としての設計に纏められたというのが実情でしょうか。

 フィン・ファンネルという兵器自体は、V2アサルトのメガビームライフルとメガビームシールドを一体化・小型化・無線誘導化したような兵器なのでサイコフレーム同様非常にオーパーツ臭い代物なのですが、真面目に考察するとこちらは意外とタイムスリップネタを絡めなくても時代に即したものと言えなくもないかなというのが結論です。
 まぁ、でもアームレイカーとサイコフレームを組み合わせると完全にオーパーツですけどね。∀、ガイア・ギア、Vガンダムにイデオンという富野作品の中でもかなり未来に位置する作品の要素全てを持っているのがνガンダムであるということになりますしねぇ。アムロの乗った最後の機体というのはまさに「伊達じゃない」ということでしょうか。さすがにGレコ成分はありませんが。
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