がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
サイコフレームが開発されなかった世界線を妄想する
 今年も最後の更新となります。ご挨拶の更新でもいいんですが、すでに途中まで書いていたので通常の更新で締めることにします。まぁ考察ではないので年末年始の読み物と思っていただければ。そんな長くないですけど。


 以前からちょくちょく語っているのですが、サイコフレームという技術は、ちょっと技術レベル的にオーパーツ過ぎる代物です。ちょっと前までサイコミュの小型化に四苦八苦していて、通常サイズのMSに組み込むのが困難だったのに、いきなりチップレベルでフレームに鋳込むところまで技術が進歩しています。その後のF91やVの技術と比べても遜色ないどころかそれ以降の時代のものと言われても違和感なく、実際宇宙世紀200年代の物語であるガイア・ギアであってもサイコフレームは現役の技術でした。
 また、ガンダムUCの作者福井氏の認識では、サイコフレームは「イデオン」の構造材であるイデオナイトと同等のものと解釈されており、実際にイデオナイトの設定はサイコフレームに近いものになっていることから、少なくとも人類が外宇宙に進出し文明間戦争が起きるようになった時代であるイデオンレベルの技術と言うことができます。

 そんなオーパーツすぎるサイコフレームなので、自分は割と真面目に、何らかの理由で未来からもたらされた技術なんじゃないかとさえ思っています。ガンダムワールドにおいてタイムスリップという概念は持ち込むべきものではありませんが、イデオンの世界まで繋がるとしたらタイムスリップくらい起きても不思議ではありません(実際、スパロボFではイデオンはタイムスリップで未来からやってきたという設定でした)。
 だとすれば、本来の歴史では、宇宙世紀にはサイコフレームは存在しなかったのではないかと思い、実際にサイコフレームが開発されなかったら、どんな歴史を辿ることになるのか妄想してみることにしました。ただのお遊びです。


 まず、サイコフレームが開発されないということは、シャアのネオジオンの戦力が大幅に落ちるということになります。おそらくヤクト・ドーガは開発されませんし、サザビーにもファンネルは搭載されず、シナンジュのような機動力特化の機体になっていたのではないかと思います(サイコフレームのアシストなしでファンネルを扱えるのは、クェスだけであるように言われていたため)。ネオジオン側のサイコミュ搭載機は、サイコ・ドーガ(ベルチルのほうじゃなくてNZ-222)とα・アジールくらいだったのだと思われます。
 一方でνガンダムにもサイコフレームはもたらされませんが、元々設計上フィン・ファンネルは搭載予定だったはずですので、サイコフレームなしでもνガンダムの仕様自体は変わらなかったものと思われます。となると、一方はファンネルなし、一方はファンネルありなので、アムロとシャアの戦いはだいぶアムロ有利であったように思います。というか、そもそも勝ち目が薄いのでシャアは蜂起しないかもしれません。シャアがファンネル持ってなかったらブライトの核ミサイル迎撃できませんし、蜂起してても普通に作戦は失敗していたような気がします。
 そのため、アクシズ・ショックは起きることなく0093年が終わっていたのではないかと思います。シャアは健在のままであると考えた方が、面白いでしょう。

 サイコフレーム未開発であれば、当然ユニコーンガンダムも開発されません。UC計画も発動しなければラプラスの箱を誰かに譲ろうという発想にも至らないかもしれません。
 とはいえ、ジオンを殲滅しようという動きは連邦側に起きるでしょうし、それに対しシャアが健在であれば、よりシャアを中心とした一大ジオン勢力が結集することになり、シャア率いる「袖付き」&レウルーラ艦隊という逆シャア・UCオールスターズな部隊が出来上がっていた可能性はあります。その頃になれば、サイコジャマーが開発されてアムロにも対抗できるようになっているでしょうか。
 カーディアス・ビスト的には、アムロとシャアのどちらに箱を譲るか見極めるというような動きが起きるかもしれません。これで一つスパロボのシナリオができそうですね(笑)。シャアが箱の真実を知ったら全力でスペースノイドの権利のために行使しそうですが、アムロが知った場合はなんとも言えません。どちらかというと、箱の真実は公開した上で、自分を含むニュータイプと呼ばれた人類は決して宇宙に適応した新人類ではない、という方向に持っていきそうです。

 どんな歴史を辿るにせよ、多勢に無勢ですから最終的にジオン側勢力は滅びることになると思います。F91に至る歴史はあまり変わらないでしょう。しかしサイコフレームが存在しない以上、その技術を応用したMCA構造も開発されないため、MSの小型化は困難になるのではないかと思います。クロスボーン・バンガードのMS小型化はMCA構造ではなくジェネレーターを外付けにするなどMSの内装機器を外装化することによって実現したものですので、こちらのみが採用されることになりそうです。しかし連邦側はその採用に大きく遅れるでしょうから、クロスボーン・バンガードは連邦軍に普通に勝利してしまうかもしれませんね。
 まぁ、仮にコスモ・バビロニアが地球圏の主導権を握ったとしても、ベラ・ロナが貴族主義を否定して分裂、内部崩壊するという歴史は変わらないでしょうから、そこから少し早めの宇宙戦国時代が到来するかもしれません。フォーミュラシリーズは開発されず、小型ガンダム系は生まれないまま、クロスボーン・ザンスカール系MSが主流のまま歴史が推移しそうですね。
 というかそうなるとクロスボーンガンダムが開発されないため、木星帝国の計画を阻止できない可能性もあります。クロスボーンガンダムの代わりとなるMSが開発されているかもしれませんが、それで作戦が阻止できていたかは微妙なところです。連邦軍がクロスボーンに敗れていたら、サナリィの開発も進まず同等のMSを作れないかもしれませんし、仮になんとかなったとして、ミノフスキードライブの開発経緯が変わり、V2ガンダムに相当するMSが生まれていないかもしれません。そうなると、木星帝国はなんとかなってもザンスカールは止められなかった可能性もあります。

 このように、サイコフレームが開発されなかった世界線の先では、幾度となく起きる地球滅亡の危機のリスクが高まり、そのどれかを回避することができず、黒富野エンドの未来がどこかで待っているということなのかもしれません。その未来を変えるべく、人類が歴史を辿っていった結果、「あの時、アムロとシャアの戦いに決着がついていれば」という結論にたどり着き、歴史の改変を試みた、なんて展開も妄想できそうです。
 だとすると、アムロとシャアが決着をつけていなかったことにより、色々と泥沼になったということになります。シャアが生存したことにより、シャアのネオジオンがより先鋭化し、本人の生死に関わらずより先鋭化した組織になったというのはなんとなく想像できます。アムロ側がどうこうというよりは、あの時点でシャアのネオジオンを壊滅させなかったせいで、ネオジオン自体がより面倒な組織になってしまった結果、その後の歴史がめちゃくちゃになり、それを変えるためにサイコフレームを過去に流し、歴史の変革を試みたというところでしょうか。それならサイコフレームをアムロに与えればいいのではないかという気がしますが、シャアが蜂起しないと意味がないのと、シャアがサイコフレームを得たらアムロにも与えるだろうというのも計算済みだったり、あるいはアムロにも渡るように歴史改変者が裏で動いていたということもあるでしょうか。

 では誰が歴史を変えたのでしょうか。既存の設定から考えるのであれば、一番可能性があるのは、サイアム・ビストかその意志を受け継ぐ誰かあたりでしょうかね。サイコフレームの恩恵を一番活用したのがユニコーンガンダムですし、それを主導したのがビスト財団なわけですから。サイアムの願いが、真のニュータイプに箱の真実を明かしてその処遇を任せることであったとすれば、それが成されなかったということでしょうか。求めていたニュータイプが現れず、アムロとシャアに箱を渡すことが叶わず、技術だけが進歩してニュータイプは戦争の道具として利用され続けサイコミュの技術だけが発展し、ニュータイプがひたすら消費されるだけの時代が到来し、時間跳躍すら可能になった時代において、ニュータイプとはなんだったのか、本当は人類の革新じゃなかったのか、というかそもそも普通の人類と何も変わらなかったんじゃないか、という発想のもと、歴史を変えるためにタイムスリップを行った、という感じでしょうか。

 なんか、こういうアナザーガンダム作れそうですね(笑)当初は宇宙世紀と全然関係なさそうに見えて、最終的にサイコフレームっぽい技術が開発されて、それでも世界は泥沼のままで、最終回で逆シャアの時代にタイムスリップして終わるとか、あざとすぎですかね。
 結局のところF91やクロスボーン、Vガンダムとは全然違う歴史推移だったかもしれないという妄想に至りましたが、サイコミュ系の技術が廃れなかった結果、ニュータイプが単なる人型デバイス、エルガイムにおけるファティマみたいな、そんな存在になったりして、それを生み出すためだけのクンタラのような人類がいたりして、そういう世界に絶望して、歴史改変を試みた結果が、実は「逆襲のシャア」の物語でした、という最終回で終わる話でいかがでしょうか。まぁ富野監督は絶対許してくれないですね、そんな話は。


 では、よいお年を!
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コメント
コメント
シャアがネオ・ジオン蜂起に至る前に木星圏でイデオン巨神に接触していたという可能性が・・・ ???「公式ではございませんぞ~!」
2016/12/31 (土) 23:04:24 | URL | もけけ #-[ 編集 ]
最初はZガンダムで、
アムロとシャアの決着をつけるよていだったのが、
ガンダムZZが作られる事になって、
更に逆襲のシャアが作られる事になったので、
シャアの代りにグレミーが反乱を起こしたみたいですから、

「アニメじゃない」の、最後に出る巨大な物体は、
サイコフレーム(の未決定デザイン)だったんじゃないかと妄想しました。

当時は、0080を作る予定は無かったので、
最後だから、究極のニュータイプ兵器を出したんだと思います。
2017/01/01 (日) 11:04:53 | URL | サディア・ラボン #-[ 編集 ]
「本来の未来」で作られたサイコフレームがユニコーンと同じ過去・現在・未来に存在する全ての意識を融合させたとすれば、
タイムスリップと暗躍する改変者という手段を取らずとも過去であるビスト財団・アナハイム社・シャア・アムロの無意識に干渉することができたかもしれません。
2017/01/01 (日) 11:44:46 | URL | #cRy4jAvc[ 編集 ]
ガンダム対イデオン・・・公式ではありませんぞ~
ユニコーンのバナージとはいかなくてもそれに近い状態になったモノがいたとしたら、それが垣間見たものの中にサイコフレームがありそれの草稿を残したとしたら、そもそもニュータイプ研究所でなぜ眉唾物のNTをクリスト博士が病的に警戒したのか、サイコミュはなぜ開発されたのか。もしもジオンダイクンの唱えるニュータイプに「具体例」がいたとしたら・・・

2017/01/01 (日) 16:35:21 | URL | ノミノラフト #-[ 編集 ]
木星圏の血塗れの巨人が一番怪しいでしょう。連邦はミネバを保護し、ジオンは巨人の外装を頂いたみたいな感じで

まあ、下手したらALICEが制式採用されて人が死ににくい戦争になるかもしれませんが
2017/01/02 (月) 17:21:40 | URL | ナナシ #-[ 編集 ]
どうも漫画『BEYOND THE TIME』によるとサイコフレームを作ったのはナナイなのだそうです。つまり彼女の身に何かが起こるとサイコフレームを作る人間がいないわけなので歴史のキーファクターにあたるわけです。ターミネーターのサラ・コナーみたいな立ち位置でしょうか。

そのサイコフレームが作られないとはどういう状況なのか・・・ナナイの素性がバレてが処刑されてしまった、オーガスタ研究所がフォウへの復讐心に燃えるカミーユの手によって破壊されもろとも瓦礫の下敷、ローレン・ナカモト同様に前線に引っ張り出されて艦もろとも、果てはシャアの捜索で存在を知って怒ったハマーンに・・・結構死亡フラグたってますね。誰かの庇護がないとあっさり死んでしまいそうです。

どっちかというとアナザーガンダムよりもGジェネのオリジナルシナリオで見てみたい感じです。何が何でもナナイを守り抜いて破滅の歴史(ターンAやガンダムXあたりとか・・・)を回避するために奔走、歴史改変による消滅を避けるためにフロスト兄弟やギンガナムのような今を生きる者たちからの妨害を潜り抜ける・・・歴史介入オリジナルシナリオで1本作れそうです。
2017/01/03 (火) 11:29:44 | URL | オタマ・ジャクシー #-[ 編集 ]
SFとしては大好きな設定です。
2017/01/03 (火) 20:00:20 | URL | #-[ 編集 ]
>モケケさん
>ナナシさん
逆ギガに触れるの忘れてましたね。あれはイデオンの後がガンダムの世界という解釈で、ガンダムの先にイデオンがあるという福井解釈と逆なので、ちょっとUCとは整合性取れないんですよね。
でもタイムスリップ抜きでサイコフレームの出所を探るとしたら逆ギガは一つの答えになりますし、長谷川氏もサイコフレームについて同じように思ったからこそイデオンを「逆シャアの前の時間軸」で出したんだろうなとは思います。

>サディア・ラボンさん
ZZのラストのあれは北斗の拳などのジャンプ漫画のオープニングにありがちな、当時の時点で原作未完のためラスボスがわからないためにとりあえずでっち上げた架空の敵のイメージかなぁと思います。
あの時点ではラスボスが誰になるかは決まっていなかったのは確かですね。

まぁ逆シャアがガンダムの完結編として作られたのは間違いないので、最後だから思い切って技術を飛ばしたというのはあるでしょうね。

>cRy4jAvcさん
確かに、UC的解釈を前提とするなら、タイムスリップというよりは、未来で超越者となった誰かが過去の誰かと干渉して、サイコフレームを伝えたという考え方ができますね。
黒歴史含めた全てを知る意識体とかもありになりますね。

>ノミノラフトさん
クルスト博士がサイコフレーム含めたニュータイプの力まで予測していたとしたら、確かに警戒の仕方は理解できますね。
ブルーは元々逆シャアまで含めたシナリオですし、作者の意図はそうである可能性がありますね。
実際、NT-DにEXAMに近い特性があったりするのも因果としては面白いです。
一つ考察のネタになりそうですね。

>オタマ・ジャクシーさん
ナナイがサイコフレームを作ったとして、その理論を未来の誰かが伝えたのだとしたら、たまたまナナイだっただけということになるのでナナイがいなくなればサイコフレームが開発されないということではないのかなと考えます。
まぁ、ナナイ自身が未来人である可能性もあったりすると面白いですけど。『BEYOND THE TIME』だとナナイの意識が過去に飛ぶみたいな描写でしたし、解釈によっては色々肉付けできそうです。

>名無しさん
ありがとうございます。自分としてもそういうのは割と好きなのです。
2017/01/09 (月) 12:24:49 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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