がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ドズルとキリングがサイド6に戦力を向けた背景
 以前、アレックスが北極基地から打ち上げられた理由の話をした時に、実は年表上ホワイトベースがサイド6に駐留している期間と、サイクロプス隊がサイド6に潜入している期間は重なっているという話をしました。だとすると、この時期にジオン軍はコンスコン艦隊とキリング艦隊(核攻撃部隊)という2つの艦隊を差し向けていたことになります。しかも、シャアのザンジバルやサイクロプス隊まで派遣されていたことになり、大戦末期のジオン軍としてはリソースを割きすぎのような気もします。
 この(後付けの物語によって余計にややこしくなっている)サイド6にまつわるジオン軍の背景事情について、少し考察してみようと思います。


 

 まず、それぞれの状況を整理します。コンスコン艦隊は、ドズルの命令でホワイトベースを追ってサイド6にやってきました。これは、キシリア配下に入ったシャアがホワイトベースを追っていたことから、その役割を奪うために派遣されたこととなっています。つまり、突撃機動軍と宇宙攻撃軍の内部対立が背景にありました。無論ガルマの仇討ちのためだけにランバ・ラルを派遣したドズルですから、その仇敵であるホワイトベースは何としても自分の差し金で打ち倒したいという気持ちもあったのでしょう。シャアがかつてのラル同様単艦で追撃していたのに対し、ドズルは艦隊を差し向けました。
 このこと自体は、コンスコン艦隊があっけなく全滅したことからも、主力艦隊を事前に無駄に浪費した結果ソロモンを落とされたということでドズルの失策であると言われがちです。
 一方のシャアはホワイトベースを追ってサイド6に来たものの、コンスコン艦隊の派遣によって追撃任務から手を引いています。協力して戦えばホワイトベースを沈められた可能性もあるような気がするのですが、ここでも内部対立の弊害が出ているということでしょうか。シャア本人は、サイド6ではフラナガン機関の施設でテスト中だったララァと合流し、その後テキサスコロニーでさらなるテストを行うことになります。その結果ソロモン戦には参加していないのですが、そもそもシャアは宇宙攻撃軍ではないのでソロモン防衛戦に参加する義理はなかったのでしょう。そもそもシャアのザンジバルにはまともに戦力が残っていなかった可能性も大ですが(艦載していたMAは全部撃破されているはず)。

 ここまでがファーストガンダムの話です。次が0080「ポケットの中の戦争」の話です。

 0080においては、サイド6にNT-1アレックスが運び込まれており、それを確認するために、ジオンの威力偵察部隊がリボー・コロニーに攻撃を仕掛けています。バーニィはこの偵察部隊に配属されていたのですが、撃墜されコロニー内に不時着したところで成り行き上後から潜入してきたサイクロプス隊に合流することになります。この戦闘では、ジオンは思いっきり中立コロニーで戦闘を行っていることになるのですが、そもそも迎撃に連邦軍が出ているあたり、アレックスが秘密裏に運び込まれたことも含めて完全に連邦寄りのコロニーだったということなのでしょう。一方のホワイトベースは入港した瞬間拘束されているので、入ったコロニーは全く連邦寄りではなかったことになります。
 この後、サイクロプス隊には正式にNT-1の奪取もしくは破壊の命令が下ります。これ自体は、やっていることはデニムとジーンが本来やるべきだった任務とも言え、まぁ新型ガンダムを発見したらジオンとしてはそういう行動を取るよねと納得できなくはありません。ただ中立非武装地帯でそこまでやるかねというのと、失敗したら核攻撃でコロニーごとNT-1を破壊するつもりだったというのは、どう考えてもやりすぎです。NT-1の性能がウイングゼロ並であるならまだしも、1機のMSのために南極条約をガン無視するのは常軌を逸しています。それを命令したキリングは、グラナダ基地の司令官を射殺してまで強行していますが、いったい何のためにそこまでNT-1の破壊にこだわったのでしょうか。
 キリングの設定はあまり多くはないのですが、突撃機動軍所属でグラナダ配属にも関わらず実はギレン派であったことになっています。しかしギレンの命令で動いていたようにも見えず、作中を見る限りでは単なるマッドな軍人のような気がするのですが、まぁ任務失敗という報告をしたくなく、自らのメンツを守るために核を使ってでも作戦を完遂したかったというパターンかなと思います。彼はグラナダ司令を殺すというジオン軍的には大事件を起こしており、連邦軍がア・バオア・クーじゃなくてグラナダに攻め込んでいたら割と危なかったんじゃないかというくらい指揮系統に危機をもたらしていると言えます。(キリングが射殺したグラナダ司令ルーゲンスは少将で、階級上はキシリアと同格です)しかも核攻撃のために1艦隊を動かし、結果的に投降という形であるとはいえ戦力として喪失していることに変わりなく、ジオン軍の戦力はサイクロプス隊を失った以上に大きな損失を被っています。
 というかこの時点で、突撃機動軍と宇宙攻撃軍はそれぞれ1艦隊と少将1人をサイド6絡みの作戦で失っていることになります。連邦軍がやったことは、ホワイトベースとNT-1とグレイファントムをサイド6に向かわせただけなのですが。

 ここまでが0080の話ですが、これだけ考えると、ジオン軍が無駄に戦力を割いて自滅したようにも見えます。突撃機動軍と宇宙攻撃軍の軋轢をはじめ、指揮系統の乱れが招いたとも言えます。しかし連邦軍の視点で見ると、ホワイトベースは見事に囮艦隊として成果を挙げたことになり、NT-1もホワイトベースに配備するという名目の元、サイクロプス隊を釣りキリングの艦隊まで引き出すことに成功しました。もしかしたら、連邦軍の意図通りだったという可能性もあります。
 つまり、ホワイトベースだけでなくNT-1自体も、単なる戦力補充ではなく囮であったという可能性が考えられるのです。ある程度意図的に情報を流し、ジオンを釣ってしまおうというものですね。キリングの暴走やその後のヘルシング艦隊の投降さえも、連邦軍のスパイ活動の成果であると考えることすら可能です。あんまり連邦軍を有能に考えすぎるのも良くありませんが。
 ただNT-1の執拗な追跡は、連邦側からの巧みな情報のリーク(例えでウイングゼロ並という話をしましたが、実際それ並みの戦力になるという情報が流されていた可能性も。FSWSは戦艦1隻に匹敵する戦力と言われますし)によるものだと考えることは、十分に可能です。ホワイトベースの任務も含め、連邦軍側の誘いに、ドズルとキリングという非合理的な考えを持った軍人が想定以上に乗っかってしまったということも考えられるのではないかと思うのです。

 このように考えると、連邦軍はかなりジオン軍に与えた「ガンダムの脅威」を巧みに利用していた可能性があると言うことができます。一年戦争後には、ヘイズルやガンダムMk-IIなど、ガンダムのネームバリューを意識したという設定のMSが登場していますが、一年戦争中においても、ガンダムという名の兵器は情報戦に利用されていた可能性が高いんじゃないかなと思いますね。陸戦型ガンダムや水中型ガンダムのような「RX-78ではないガンダム」の存在なんかもそうですし、ガンダムピクシーや4号機以降のガンダムについても、本来なら実験機レベルで終わっていたような機体を強引に実戦に配備したのかなという気がします。情報を流すだけでなく、ちゃんとガンダムの存在を見せ付けた方が、より脅威になるでしょうからね。

 というわけで、個人的には「あのホワイトベースに」「より超高性能になったガンダムを配備するぞ!」という情報を流し、実際に動かした結果、0079年12月のサイド6において大変なことが起きた、ということだったのかなと思っています。似たようなシチュエーションのガンダムピクシーの方は、ウルフ・ガー隊というならず者部隊しか釣れず、双方捨て駒になってしまいましたが、NT-1の方も、成果がなかったらそうなっていたかもしれません。
スポンサーサイト
コメント
コメント
「エースパイロットと高性能機の組み合わせは戦局を変える」とALICEの懺悔でいっていた覚えがありますが、確かにアムロとNT-1の組み合わせは一騎当千の活躍をしたのかもしれませんね。
ジオンの二個艦隊を引き付けて(結果的に)壊滅させたという意味でですが。

>連邦軍側の誘いに、ドズルとキリングという非合理的な考えを持った軍人が想定以上に乗っかってしまった

元々、「少数精鋭のエースパイロットと高性能機」の組み合わせってジオン軍の戦い方だと思います。その効果を分かっているので、余計に誘いに引っかかってしまったという可能性もあるかな、と。

余談ですが、0083以降は各組織の規模が縮小化したのと機体の高性能化が進んだので、エースパイロットと高性能機の組み合わせに本当に依存するようになっていったように思えます。
2016/12/05 (月) 20:08:35 | URL | ケイ #-[ 編集 ]
疑問なのはシュタイナーがルビコン作戦自体が囮だと発言、把握していたことです。つまりジオン側もアレックスが試作2号機やガンダムエックスのような背筋が凍るような、何としてでも食い止めなければならないたぐいの兵器ではないことを把握していたフシがあります。特殊部隊を捨て駒にするほどなのでアレックスのことなど別にどうでもよかったのかもしれません。うまく奪えればよし、壊せればまあよし、どれもダメだったら潜入自体の証拠を消すために核攻撃を的に。

どうも「囮」という単語が独り歩きしているようで何か違うような気がします。囮にしていったいなにをしようとしていたのか、その目的がさっぱりわかりません。いちばん利益あるシナリオを考えると、サイクロプス隊にアレックスを奪い取らせ(もしくは壊して晒し首)、それを証拠に条約違反だと世間に公表して連邦とサイド6に大恥をかかせ、ジオン側有利な停戦条約に持ち込もうとしていたのでしょうか。最悪、証拠データを持ち帰らせてサイド6は連邦に不当に制圧されていたーと言う口実で核攻撃を・・・これでも囮と表現するのはあまりにも無理がありすぎますorz

・・・やっぱりアレックスに関する密命をギレンから受けて行動していたのかも。キリングが自決をしたのは信奉者のギレンが死亡したためでしたが、唯一にして最大の後ろ盾が消失したので、核攻撃という言い訳のしようのない重罪で処刑されるなら―――という塩梅なのかな?とおもっています。
2016/12/07 (水) 00:24:09 | URL | オタマ・ジャクシー #wr80fq92[ 編集 ]
やっぱりガンダムのイメージが威力を発揮するとしたら「情報戦における1石」としてなんだと思います。
最新技術を投入した新世代機の雛形だったり、大衆向けの勝利の象徴だったりするものを見せて、敵はどう出るか?という。
ガンダムヘッド単体の前線の敵味方の兵への心理的影響なんてのはぶっちゃけ些事もいいとこでしょう。戦力としてはあくまで1機のMSにすぎず、ガンダム顔にしたら性能がアップするわけでもないなんて軍人が一番知ってるはずですから。マークされるとしたら中の人込み(ガンダムはエースパイロットの機体という認識)なのでしょう。
F91くらい後の時代はまた別として
2016/12/08 (木) 22:19:35 | URL | ネイ #ILWIobtk[ 編集 ]
長文で失礼致します
ガルマの仇討ち自体は『ザビ家の体面を繕う』という、政治的判断が大きいかと思います。
予想外の戦争長期化に加え、WB一隻にガルマ部隊が敗北し、ザビ家の支配体制に綻びが見えていた時期ですし…。

その中でドズルは仇討ちを選択、その執拗さを逆手に、連邦はジオン軍を分散させる情報戦をしかけた。
ジオン全体の兵力からすれば、特殊部隊は大変貴重な戦力です。米軍を例にとると、特殊部隊の教育費は一般兵の約20倍、教育時間は約3倍とされています。そうした特殊部隊を釣り出せれば、その後のジオン攻略は相当ラクになるハズです。

しかしジオン側にとってNT-1強奪作戦は、事ここに至っても『連邦(及びサイド6)の条約違反を喧伝する』くらいの益しか見当たりません。
では何故キリングは、南極条約で禁止された核兵器を持ち込んでいたのか?
これこそ、謎を解く糸口ではないでしょうか。NT-1強奪作戦の立案段階で『核兵器の使用』が織り込み済みならば、それは最初から南極条約破棄を想定した作戦であったということですから。

とするとNT-1強奪作戦の最終目標は、連邦の条約違反を盾にした『南極条約の破棄』ではないでしょうか(当初の目的はともかく)。
国力兵力に劣るジオンにとって、簡単に戦力差を覆せる核兵器はやはり魅力的ですし、戦後の内政や各コロニーを見据えた外交圧力としても有益でしょう。
キリングがグラナダ所属のギレン派であるならば、ギレンからこの『密命(と核兵器)』を受けていた可能性はさらに高くなりますしね。
2016/12/16 (金) 14:49:31 | URL | 白式 #-[ 編集 ]
>ケイさん
確かにエースパイロットに強力なMSを与えるというのはジオン的な発想なので、それを阻止しようというのはわからなくもないですね。
アレックスがRX-78-2と比べて明らかに次元の違う性能だったら、もう少し説得力があったんですけどね。まぁ、カタログスペックだけ見ると推力がぶっ飛んではいるんですが、ぶっ飛びすぎて設定ミスとしか思えないですし。

>オタマ・ジャクシーさん
そういえばそもそもサイクロプス隊は囮だっていう話もあったんですね。
どういう意味なのか明言されていないため理解しにくいですが、
連邦寄りのコロニーを攻撃して連邦とサイド6のつながりを炙り出す意味があったのかなぁという気はします。
結果的にはその成果どうこう以前に終戦してしまったので、意味を成さなかったというところですかね。

>ネイさん
まぁ、ガンダムの戦果をまざまざと見せ付けられた上で、たまたまガンダムの新型の情報が入ってきたらとりあえず追いますよね、ジオンとしては。
適当な部隊にずっと追わせてたらマジで追いついちゃったけど、ホワイトベースとの合流はもうなさそうだからどうでもいいや、というのが上層部的な視点でしょうか。

>白式さん
確かに、連邦軍がサイド6中立という約束を破っていたのだから、ジオンは核を使っていいよねという条約破棄を狙っていた可能性はありますね。
劣勢のジオン軍としては、核が解禁になればSEED終盤の連合軍のように核攻撃で一方的に攻撃できるようになりますし、ギレンならそれくらい布石として打っていてもおかしくはなさそうです。あわよくばソーラ・レイに次ぐ第二の切り札にできれば、というところでしょうか。
2016/12/23 (金) 23:06:25 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
南極条約違反
南極条約の核兵器使用制限ですが、失敗に終わったとはいえマ・クベが水爆ミサイルを発射、ユーリ・ケラーネの自称気化爆弾に核兵器説アリ(こちらは実際に起爆して連邦軍に損害を与える段階まで行ってしまっている)と、地上では勝利のためなら条約を無視して平気で使用する傾向がありますね。
にもかかわらず、連邦側はこれを大義名分に自軍の核兵器を解禁するに至らなかったのですから、戦争末期にはジオン高官の中には「自分が使っても連邦が核を解禁するような事態にはならない、むしろ使わなにゃソンソン」と連邦を舐めて核使用へのトリガーが軽い人間もいたことでしょう。
2016/12/31 (土) 14:34:36 | URL | 名無し #wcX8p5eA[ 編集 ]
確かにSEEDの連合と違って、一年戦争当時の連邦軍はあまり核を使おうとはしませんでしたね。逆シャア時代もブライトが独断で使っていたので、基本的に度胸なしの事なかれ主義だったんでしょうかね。
それを知っているジオン側の人間の中には、別に核使っても大丈夫じゃね?という意識の人もいたかもしれませんね。
2016/12/31 (土) 23:04:11 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
サイド6と南極条約
2017/02/19 (日) 05:25:13 | URL | #LfiKTmzM
です。
名前とタイトルを入れていませんでした。

サイド6の中立といっても、そこに兵器を運び込むだけなら条約違反でないのは、ホワイトベースとザンジバル、グレイファントムが入港できた事からも明らかです。
戦闘行為、大砲やミサイルといった火器の使用が禁止されているだけで、通行するだけ、入港するだけであればセーフ(グレーゾーン)なのでしょう。
場所は違いますが地球の中立都市ソドムでも、ランバ・ラル隊がグフとザクを運び込んだ際「(戦闘は)他でやる」と言っています。
その場で戦闘さえしなければ、明らかに軍用兵器であるザクを運び込んでも問題ないようです。

なので、アレックス搬入も、それ自体では南極条約の違法性を問うのは難しいと思われます。
アレックスがサイド6領内で戦闘して初めて明確な条約違反になりますが、でもアレックスが戦闘する以前にバーニィ達の部隊はザクやリックドムで攻撃してきてるし、コンスコン艦隊もサイド6領内から領外のホワイトベースに対して発砲しました。
この件でどちらが先に南極条約を破ったかで言えば、ジオン側です。

ジオン軍が核兵器を使った、または使おうとしたのに連邦軍は対抗措置として核兵器を使う素振りが無いのはなぜか。

一年戦争時の両陣営で、核兵器に対する忌避感というのがどれほどあるか分かりませんが、開戦時のジオン軍は「すごく強い戦術弾頭」としか見ていなかった感じです。
連邦側は、おそらく旧世紀の国連と直接的な繋がりはともかく間接的には繋がってるでしょうから、旧世紀時代からの伝統として、核兵器使用はタブーという意識はあったかもしれません。
広島や長崎は遠い昔の話、米ソ冷戦時代も連邦制以前の昔の話。だけど核兵器の使用はヤバイというのは、この西暦時代の人たちから受け継いでいて、連邦憲章なり連邦軍の内部規定なりで核兵器の使用はかなり面倒臭い手続きが必要だった。という可能性もあります。
逆シャアでカムランがブライトに「バレたら首が飛ぶ」みたいな事言ってましたが、何かあった時の為に生産や配備はするけど、使用に関しては一般兵器とは異なった厳格な規定があって、南極条約が有ろうが無かろうが、連邦軍は核兵器をぽんぽん使えないシステムになっていたのではありませんかね。
手続きが面倒臭いとか前例がないからやりたがらないというのは、良くも悪くも官僚的な地球連邦というイメージとも合致します。
南極条約で明確に使用禁止したのは、ジオン側を連邦側に合わせる為、ジオン側だけ核兵器の使用規定が緩いから、とかであれば、潜在的には核兵器一杯持ってそうな連邦軍が核兵器を使わない理由も見えてきませんか。

ガンダム自体の元々の性能が高く、ジオン軍で言えば末期にようやく量産配備されたゲルググ並みかそれ以上の単体性能で、それにアムロという奇跡の少年兵が乗ってしまった偶然が生み出した結果論ではありますが、ジオン軍からすれば赤い彗星のシャア、ガルマ、ランバ・ラル、黒い三連星を悉く撃退して居る訳ですから、ホワイトベースがソ連軍から見たルーデル並みの要警戒部隊になっているのも肯けます。
ドイツ軍の場合、敵に精神的重圧を加えているスーパーエース、ルーデルが戦死や捕虜になりでもしたら軍事的にも政治的に不味いから昇進して後方勤務してくれと再三命令したけど断れたなんて話がありますが、連邦軍はホワイトベースがジオン軍から非常に警戒されていると分かっているのに、その扱いが妙に冷たいんですよね。

もしもホワイトベースが撃沈され、ガンダムが鹵獲されでもしたら、技術流出もそうですが大々的なプロパガンダの格好のネタになります。
ギレンなら「私の弟、諸君らも愛した英雄ガルマ・ザビを葬った敵を討取った! 国民よ、ジオン公国にはもはや何の障害も無い! 勝利は目前である!」とか、演説しそうです。
ギレン自身はニュータイプとかそんなもの信じていないけれど、それがプロパガンダに使えるのならば存分に使うでしょう。愛するガルマの仇討ちを果たしたと。

連邦側は、「レビル将軍を捕縛したジオン軍のエース黒い三連星を討取った!」とかのプロパガンダやってなさそうなんですが、連邦軍自体、終戦までホワイトベースの価値を計りかねてたのかもしれません。
確かにホワイトベースとガンダムは高性能だという自負はあったものの、当初の想定以上の戦果(マチルダ談)に、連邦軍の偉い人たちも「ガンダムってザクより強いMSとは聞いてたけど、ちょっと異常じゃね? 戦果盛ってるでしょ。誤認でしょ? え、ホントなの? そうなんだぁ……我が軍のパイロットと技術者は優秀だなぁ」てな感じで、現実に理解が追い付いてないというか。
ゴップが「厄介者」と言ったのも、単にジオンの注目(ヘイト)を集めすぎているというだけでなく、連邦軍内でも当初の予定ではおそらくただの実験部隊として極秘に運用する予定だったのが何か凄い影響力を持ってしまって、連邦軍内の派閥抗争にも響くほどに厄介になった、といった意味に思えます。
ジャブローに到着するまでは、ほぼレビル直属のような感じで動いてましたからね。
2017/02/20 (月) 02:45:05 | URL | ゴミ #LfiKTmzM[ 編集 ]
まぁ元々一年戦争序盤において、ジオン側が一方的に核を使って攻撃していたのを南極条約で禁止したという経緯があるので、ジオンの方が核に積極的なのは当初からだし、連邦にとっては旧世紀から核を忌避する風習を引きずっていたというのは大いにあり得ますね。
まぁ、逆シャアの描かれ方からすると、連邦軍は今の日本の警察における拳銃くらいには核への制度的制約が大きかった感じですね。
2017/02/27 (月) 22:17:33 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.