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ギャンエーオースから考える量産型ギャンのコンセプト
 MSV-Rでいつの間にか設定されていた、YMS-15Eギャンエーオース。ギャンの試作機のうち2機を突撃機動軍旗艦直衛機として改修したという設定の機体ですが、こいつはバックパックが「高機動型ゲルググと同型」ということになっています。つまり、ギャンがゲルググのバックパックを装備しているということになるのです。
 試作機なので無理矢理くっつけただけという可能性ももちろんありますが、ここはあえて、「ギャンとゲルググのバックパックには互換性があった」と考えたいところ。そう考えた場合、2通りの可能性を見出すことができます。

(1)ギャンとゲルググは当初からバックパックに互換性があった=どちらが採用されていても同じバックパックが運用される予定だった
(2)ゲルググのバックパックは、元々はギャン用のバックパックとして開発されていた

 この2つの観点から、もしギャンが量産されていたら、どんなバックパックが装備されるはずだったのかということを考えてみたいと思います。


 まず(1)の場合、ジオンの次期主力兵器はそもそも「用途に応じてバックパックを交換して運用する」というコンセプトが決まっており、その素体となるMSをゲルググとギャンで争った、と考えることができます。B型パックは機動力重視の一撃離脱型、C型パックはビームキャノンを装備した火力重視型と言えます。そう考えれば、ギャンがビームライフルを装備していなくても、当初からC型バックパックで補う予定だったと考えることができます。
 しかし、この場合だとゲルググがビームライフルを装備する必然がなくなります。元々C型バックパックは、ビームライフルの開発の遅れを補うための装備であったはずなので、当初からC型バックパックの開発が進んでいたのであれば、それはゲルググのためではなかったと考えるのが自然かもしれません。

 だとすると、(2)の考え方の方が現実的ということになります。B/C型バックパックは、本来はゲルググのために開発されたのではなく、ギャンのために開発されたのかもしれないということです。ビームライフルの開発が遅れていたために、ギャン用のパックをゲルググに装備させる案が浮上したとも言えるのではないでしょうか。
 実際に、競作された機体の敗れた方の仕様を勝ったほうにも採用する、というのは、YMS-07とYMS-08においても行われており、YMS-07Aと07Bの違いは、単に固定武装の差だけではなく、YMS-08Aの推進器が採用されているか否かが最大の相違点であったりします。(固定武装だけを採用したのがYMS-07B-0で、08Aの推進器も採用したのがYMS-07B)
 つまりギャン用に開発されていたバックパックを、ゲルググに採用して実験をしてみようというのが、キマイラ隊の一つのミッションだったのかもしれないということです。その試験の結果、B型はF型として正規のバリエーションとなり、C型はビームライフル完成により不要になったと考えることもできます。

 もちろん、当初のMSVの設定では、どちらもゲルググ用に開発されたバックパックなわけですが、元々下半身にスラスターを集中させた、リックドムに近い仕様のゲルググに、あえてバックパックを追加したところでそこまで機動力が上昇するとも思えず(だからリックドムもバックパックはそんなにごてごてしていない)、またビームライフルの開発と並行して、ビームキャノンパックまで開発する余裕があるとも思えず、既存のものの流用と考えた方がよりリアルであるように思えます。もちろんビームキャノンパックは水陸両用MSのメガ粒子砲の応用で開発されたものではあるんですが、丸々流用ではないですし。
 ゲルググは、A型ではバックパックを何も装備していませんが、だからと言って元からバックパックを交換することがコンセプトだったわけではなく、後から追加装備として開発されているだけのものです。そのため、その後の後継機にはそのような仕様は受け継がれていないと言えます。だからこそ、本来は他のMSのために開発されていたものを流用しただけ、という解釈に説得力が生じるわけです。

 さて、そうだとした場合、もしギャンが量産されていれば、B/C型バックパックが装備されていたと考えられます。ギャンはゲルググほど機体にスラスターを搭載していないため、機動力確保のためにはB型バックパックは必須の装備であったでしょう。ビーム兵器が必要とされる場合は、C型バックパックに換装するというコンセプトであったのかもしれません。マ・クベが使用したギャンは、対ガンダムの白兵戦に特化していたために、バックパックはもっと簡素なものに置き換えられていたと考えられます。
 ゲルググのC型は、ビームキャノン使用のためか頭部がサブカメラを搭載したタイプに変更されていますが、もしギャンもC型バックパックを装備するのが前提であったならば、元々サブカメラが頭部についていたのかもしれません。YMS-08Aにも頭部サブカメラは搭載されていましたから、ツィマッド的にも違和感がありません。ギャンのあの頭部は、マ・クベ仕様だけのものだったかもしれませんね。
 ギャンの発展型でありビームライフルを搭載するガルバルディは、センサーをライフル側に搭載しているため、頭部はゲルググのようなトサカのユニットだけで十分だったのでしょう。ガルバルディは、B型バックパックに近いゴテゴテしたバックパックを装備しているため、ギャンのB型パック装備型+ゲルググのビームライフルというのが基本コンセプトだったのかもしれませんね。

 なお、自分は以前「本当のゲルググの対抗機はギャンじゃなくてケンプファーだったんじゃないか」という説を唱えたことがありますが、それを含めて考えると、最初からギャンとゲルググはある程度仕様が共通化されており、ギャンの装備はゲルググに流用されるのが規定路線だったとすることも可能です。その場合、(1)の解釈に近づくことになりますが。
 だとすると当て馬だったはずのギャンが何故ガルバルディのベースになったのかという気がしますが、そもそもペズン計画的には次期主力機はアクト・ザクの方になるはずだったと思うので、あくまでも白兵戦特化型のバリエーションとしてギャンの強化型が求められたということなんじゃないかと思いますね。

 まぁ、何が言いたいかというと、ギャンが量産されていればどうなったかというと、単にマ・クベが乗った「ビームサーベル+ミサイル内蔵シールドの騎士風MS」がそのまま量産されたわけではなく、ゲルググB/C型バックパックを装備して普通の火器を持ったスタンダードなMSが生まれてたんじゃないかということなんです。
 ザクは高機動化を進めるにあたり、バックパックだけでなく下半身全体の推力を強化していったために、生産性を大きく損なってしまったと言えますが、それでは無駄が多いので、本体は極力シンプルに、バックパックの推力で機動力を発揮するというプランを描いたのがギャンだったのかなと思ったわけです。それこそ、ストライクガンダムみたいな感じですね。
 オリジナルのガンプラを作ろうと思ったら、そういう遊び方もできるんじゃないかと、ギャンエーオースのデザインを見たときに思ったのでした。
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