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何故アレックスは北極から打ち上げられたのか
 「機動戦士ガンダム0080」の冒頭シーンと言えば、アレックス打ち上げ中の北極基地を襲うサイクロプス隊の戦いぶりを思い出させますが、そもそもなんで北極に打ち上げ基地があるんだという突っ込みは当時からありました。
 本来、宇宙にロケットを打ち上げるのであれば、できるだけ赤道に近い緯度の場所であるのが望ましいとされています。簡単に言えば、宇宙まで到達する力がもっとも小さくて済むからです。逆に赤道からもっとも遠い緯度にある北極というのは、一番宇宙に物を送るには非効率な場所なのです。なぜ、アレックスはそんな場所から打ち上げられたのでしょうか。


 簡単に言ってしまえば、それは「あえて」なのだと思います。当時の情勢と言えば、連邦軍が勢力を挽回し、星一号作戦を進めていた時期です。つまり、ジャブローからは宇宙に向かう戦力が次々と打ち上げられていたものと思われます。また、地球上の他の戦線でも、反抗作戦が行われていました。つまり、連邦軍の各戦線は、フル稼働状態だったと言うことができます。
 そして、「MS IGLOO」でゼーゴックが行っていたように、ジャブローから打ち上げられる連邦の戦力はジオンにとって脅威であるため、常に監視されていたものと思われます。戦力的な余裕がなかったため、あまり迎撃することはできなかったと思いますが、衛星軌道上はある意味最前線の戦場であったと思われます。そんな場所に、密かに開発されていた当時最強のガンダムを送り込むというのは、非常にリスクがあります。そもそも機体のパーツだけの輸送で、パイロットもいなかったんですからね。輸送中に襲われたらひとたまりもありません。
 つまり、アレックスの打ち上げは安全に、そして隠密に行う必要があったのです。だから、通常とは違うルートで打ち上げたかったのでしょう。そのため、ほぼノーマークであっただろう北極基地から、通常はありえないルートで打ち上げようとしたというわけです。しかし、ジオン軍はそれを察知し、サイクロプス隊を送り込んでいました。もともとあまり迎撃体制を想定していなかったので、寒冷地仕様のGM数機しか配備されておらず、ほとんど対抗できずに撃破されてしまったのでしょう。

 要するに、それくらいアレックスの輸送はトップシークレットだったということになります。アムロ専用機という扱いではあったものの、そこまで重要な機体だったのでしょうか。

 実は、年表上、アレックスがサイド6に到着していた時期と、ホワイトベースがサイド6に入港していた時期は、「かぶって」いるんです。かつてのニュータイプやB-CLUBに掲載された年表で、ホワイトベースがサイド6に入ったのが0079年12月13日。一方ルビコン作戦が始動し、バーニィがサイド6に不時着した戦闘が行われたのが12月14日なんです。アムロがテムに再会し、シャアがララァと一緒にいた頃、実はバーニィ達がコロニー内外で戦っていたことになるんですよ(笑)。まぁ、単純に同じサイド6でもコロニーが違うのだと思いますが。
 おそらく、ケンプファーとアレックスの戦闘はホワイトベースがサイド6を出航した後ですが、実は、アレックスをホワイトベースに配備することは、タイミング的に可能だったんです。それが実現しなかったのは、ホワイトベース側がサイド6の管理下におかれてしまったからでしょう。そもそもホワイトベースがサイド6にわざわざ立ち寄ったのも、アレックスがサイド6で組み立てられていたのも、最初からホワイトベースへのアレックス配備を前提にしていたからなのだと言うことはできます。グレイファントムが入港したタイミングがわからないのでなんとも言えませんが、ホワイトベースの自由が奪われてしまったために、代わりに送られてきたのかもしれません。

 要するに、アムロ・レイというパイロットの能力は連邦軍内でもすでに高く評価されており、アレックスがNT-1という番号を与えられた時点で、すでにアムロへの配備は決定していたのだと思います。アレックスはジャブローで開発されていたわけではなかったため、別々に送られ、サイド6で秘密裏に合流させる予定だったのでしょう。なぜそんな回りくどいことをしていたかと言うと、そもそもホワイトベースは囮部隊であり、ジオンに追撃されていることが前提だったからなのだと思います。実際にシャアのザンジバルに追われていましたし、コンスコン艦隊まで送り込まれていました。そんな状況で補給部隊を合流させることは不可能だと考えられたため、中立地域での補充という手段を取ったのではないでしょうか。一部隊のためにそこまでやるかという気もしますが、レビルが温情をかけた(囮をやらせる代わりに最新兵器を補充)と考えるとあり得なくもないかなと思います。


 ちなみに、もしアレックスがアムロに渡っていたら、どうなっていたでしょうか。腕部ガトリングがあるため、スレッガーが死なずにビグ・ザムを撃破できていたかもしれませんし、シャアのゲルググを簡単に撃破し、ララァは死なずに済んだかもしれません。コア・ファイターがないため、アムロはア・バオア・クーで死んでいたかもしれませんが、むしろジオングにも撃破されないため、そもそもアレックスのままア・バオア・クーを脱出できていたかもしれません。最終決戦ではFSWS装備だったかもしれませんね。
 むしろサイド6がいらんことしなければ、バーニィは死なずに済んだのかもしれないと思うとやるせない気もします。まぁ、ホワイトベース迎撃に借り出されてあえなく宇宙の藻屑になっていたかもしれませんが。
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TV版準拠なら、
ホワイトベースはサイド6の周辺宙域にあるペルガミノ浮きドックで整備に入る予定でした。
順当に行けば、ここでアレックスを受領する予定だったのかもしれません。

コンスコン隊の襲撃により、浮きドックは破壊され、ホワイトベースも追い出されるように退去が決まったので、アレックス受領どころではなくなったのでしょう。

もしかしたら、グレイファントムはホワイトベースへの増援をかねて派遣されたのかもしれません。
2016/07/10 (日) 22:45:27 | URL | くっきーもんすたー #tBF1tvso[ 編集 ]
リックドム12機率いるコンスコン艦隊と、ゲルググJなど最新型MSを有するグラナダ艦隊、しかし作戦指揮をとっていたキリングは明らかにギレン派で国際問題になりかねない核攻撃までやろうとする…当時のサイド6にはジオンの精鋭や最上層部が注目していたことになります。展開がひとつでも変わっていたらホワイトベース隊はコンスコン艦隊とグラナダ艦隊(場合によっては要請を受けたシャアの部隊も含めて)との挟撃を受けていたり、うまいこと掻い潜ってアレックスを受領したとしても受け渡し作業中の浮きドックごと核ミサイルで消し飛ばされていたという展開もあったのかもしれません。

レビル将軍や連邦軍上層部にとって想定外だったのは、まさかジオンが国際問題上等でサイド6に殴りこみをかけてきたことでしょう。人のことを言える立場ではないにしても、未然に防げたから良かったものを核攻撃という明らかに一線を踏み越えた凶行までやらかそうとしていたわけで、そのすべての原因が軍艦1隻しかないちっぽけな囮部隊が「囮」という言葉の枠を超えて本人たちの知らない間に世界を揺らがしていた・・・戦後のホワイトベース隊が監視下に置かれたり冷遇されたのってこの辺りが原因なのかもしれません。
2016/07/15 (金) 23:38:06 | URL | オタマ・ジャクシー #wr80fq92[ 編集 ]
>くっきーもんすたーさん
浮きドックなら民間運営ですしアレックスの受領もできそうですよね。
コンスコン艦隊がサイド6行った、これはやばいから増援だ!って思って連邦本部はグレイファントム派遣したけど実は単独で蹴散らしたっていうのもありかもしれません(笑)

>オタマ・ジャクシーさん
確かにジオンはサイド6に戦力ぶっこみすぎですね。コンスコンは宇宙攻撃軍、キリングは突撃機動軍だったはずですから、両軍ともに攻めていたことになります。
アレックスのために中立コロニーを核攻撃するのかよ、と思っていたのですが、ホワイトベースやグレイファントムもろともという意味だったと考えるとわからなくもありません。
実際のところジオン側がどのようにサイド6への戦力投入を検討したのか、というのはちょっと考察の余地がありそうです。
2016/07/31 (日) 16:52:21 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
もしアレックスがアムロに渡っていたら>アルカディアにある「ガンダムの軌跡』ってSSご存知ですか?
2016/09/02 (金) 20:51:34 | URL | #rkd4Vjqo[ 編集 ]
見たことないです。検索して初めて知りました。
コアファイターがない代わりにチョバムアーマーで助かるというのはなるほどと思いました。
その後0083やG04/05の話にまで絡めていくのは面白いですね。
2016/09/04 (日) 16:50:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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