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ガンダムネタだけを語るブログです。
RGM-86とRGM-87の関係

 限りなく非公式に近いMS・RGM-87(MSA-008)バージムは、このブログには度々登場しているのですが、設定がほとんどないため立ち位置がよくわからないMSです。しかし、GMIIIの形式番号であるRGM-86に次ぐナンバーを与えられており、連邦軍的には制式量産機にカウントされていることになっていることから、決して「試作のみで終わった」とか「少数の生産に留まった」で終わったMSではないのではないかと個人的には思っています。
 しかし、連邦軍の量産機はRGM-86の次はRGM-89ジェガンが主力を務めており、その間の期間はほとんどありません。というか、バージムは原型機バーザムがMk-IIからのスピンオフ機である(と言われている)わけですが、GMIIIも同じくMk-IIの技術流用がある機体であるため、同じMk-IIの技術を継承した同時期の量産機ということになります。であれば、GMIIIとバージムは異なるコンセプトで同時期に生産されたMSということになるわけです。では両機は一体どのような関係にあるのか、ということを少ないヒントから考察してみたいと思います。


 まず言えることは、GMIIIはカラバが最初に採用したエゥーゴ系のMSであり、バージムはティターンズが最初に採用したMSだということです。しかし、バージムはMSA-008のナンバーを持っており、エゥーゴ向けに開発されていたことから、バージム自体が「バーザムのエゥーゴ仕様」という立ち位置であると言えます。このティターンズ側のMSだったバーザムが何故エゥーゴ向けに改良されたのか、ということについては、以前考察しており、結論としては「ティターンズが実権握っている間に配備を決めちゃった機体を、エゥーゴが実権握った段階で方向修正したもの」であったと思っています。つまり、ティターンズがRMS-154をRGM-87として制式配備することを決めてしまったものの、その後エゥーゴが配備計画を変更したことにより、バージムというMSが生まれたということです。
 だとすれば、エゥーゴ寄りとなった連邦軍にとって、バージムはほとんど「要らないMS」であり、決まっちゃったからとりあえず作るけど、本気で配備することはないよ、という扱いであったと考えることができます。代わりに開発されたのが、RGM-89ジェガンなのでしょう。

 とはいえ、そうであるならば、ティターンズが実権を握っていた時点で、RGM-87だけでなくRGM-86も制式採用されていたことになります。ティターンズは、RGM-86と87を同時採用する気があったということです。RGM-86はカラバが開発したもので、ティターンズは関わっていないんじゃないかという疑問もわきますが、これも以前考察しており、ヌーベルGMIIIはティターンズ側が開発していたGM改ベースのMS、GMIIからの改修で作れるGMIIIはカラバが開発したGMIIベースのMSであると考えられます。「ガンダム・センチネル」においても、ティターンズ寄りの思想を持っていたエイノー艦隊にヌーベルGMIIIが配備されていたことから、本来ティターンズはヌーベルGMIIIの配備を進めるつもりだったと考えられるのです。
 つまり、ティターンズはバーザムとヌーベルGMIIIの両方を制式採用するつもりだったわけですが、これはGMIIIが支援用という表現をされることが多いということを考えると、バーザムが主力で支援がGMIIIという、GM+GMキャノンの関係をイメージしていたんじゃないかということが推測できます。ハイ・ローミックスという考え方もできますが、バーザムがそこまでハイコストであるとは思えないので、どちらかというと前衛・後衛の関係だったんじゃないかなと。
 ただ、バーザムは可変型MSとの連携を考慮されたMSという表現がされることもあり、どちらかというと高速一撃離脱戦向けのMSのようでした。GMIIIと一緒に運用されたことのある作品はありませんし、セットで運用される姿はあまり想像できません。デザイン的にも統一性がありませんし。

 しかし、バーザムがGMIIIとの連携を想定していないにしても、バージムの方だったらどうでしょう。どちらもGM系のパーツとの互換性があり、運用面での連携は問題なさそうです。バージムは設定がほとんどない分いくらでも想像できるわけで(笑)、もしかしたら高速一撃離脱戦を想定したバーザムよりも、GMIIIの支援の元でより近距離白兵戦向けにコンセプトの変更が行われていたのかもしれません。であれば、バージムはバーザムよりももう少しガンダム・GM系に近いコンセプトであるMSということになります。
 もっとも、そのような仕様が固まる前に、エゥーゴが実権を握り方針が変わってしまったと考えられるため、実際には当初想定されていたバージムは完成せず、中途半端にバーザムのパーツをGM系寄りに置き換えたコンセプト不明瞭なMSが完成したというのが落としどころなんじゃないかと思います。名目上は、バーザム同様の高速一撃離脱戦向けMSだったのではないでしょうか。GMIIIにしてもジェガンにしても、そういう運用目的の機体ではありませんし、リック・ディアスやマラサイのポジションに近いMSだったんじゃないかと思います。エゥーゴが開発した攻撃型MSの中では、可変MSはほとんど実用化されていませんでしたし、非可変MSでもGM系との互換性があるタイプはほとんどなかったので、バーザムを流用した方が早かったのかなと。ただ、そもそもエゥーゴ実権奪取後の連邦軍はそのまま軍縮に進み、ジェガンの量産すら危うい状況でしたので、バージムを開発したところでほとんど生産する余力はなかったのかなとは思います。

 つまり、バージムは「ティターンズが当初GMIIIとの連携を前提に開発していた」が、「エゥーゴがバーザムのコンセプトそのままの形で実用化」したものの、「軍縮の方針を受けほとんど生産されなかった」というMSだったんじゃないかと結論付けてみます。


 で、ここからは妄想。本来ティターンズが目指していた、「バーザムの白兵戦能力を向上させ、GMIIIとの連携も視野に入れたタイプ」のバージムがあるとしたら、それはどのようなものなのか、勘がいい方は思いついたかもしれませんが、それって「カトキバーザム」なんじゃね?って話なんですよ(笑)。
 カトキバーザムというと、カトキ氏がTV版バーザムのリファインをした時代であるためややこしいので、センチネル版バーザムとしておきますが、これはデザイン上はMk-IIをベースにバーザムの特徴的なパーツを貼りつけた機体になっているわけです。これが「白兵戦用に特化したタイプのバーザム」だと考えれば、その量産タイプこそがティターンズの目指したバージムだったのかなと。ペズンに配備されていたのは、教導団が研究していたいわゆるプロトバージムであり、だから「バーザム改」とも呼ばれる、というのはどうでしょうか。
 つまりバージムの完成形とは、センチネルバーザムの頭部をカメラアイにしてGM色に塗ったタイプだったんだよ!!!!と声を大にして今回の考察を締めたいと思います。そんな外見のMS、ネットで検索するとちゃんと作っている方がいるので素晴らしいですよネ。


 なお、じゃあ元々のバーザムは何であんな外見なんだよ、ということを考察するのは非常に難しいのですが、いずれチャレンジしてみたいテーマです。
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コメント
コメント
頭部など外観からティターンズ要素を出してるバーザム系を主力に、これまでの連邦主力であるジム系のジムⅢ(ヌーベルジムⅢ)を支援に、という組合せとか
ジオンを意識したであろうハイザックの緑カラーとか
ティターンズの採用機やそのデザインって他組織・勢力への見下しや挑発みたいな意図があったりするんですかね

バーザムの独特な構造もその辺を拗らせ(?)て他所の真似・吸収だけじゃなく自分らの独自の象徴が欲しかった、とか
ウーンドウォートのあのデザインも然り、とか
エリートの自己顕示欲とでもいいますか
2016/05/18 (水) 13:12:11 | URL | サンイチガ #-[ 編集 ]
そもジムⅢって言うほど支援機か? と思います。キャノン系と違ってミサイルポッドは会敵段階で撃ち尽くしてそのまま投棄することが可能なわけで、そもそもZZやUCの劇中でもミサイルなしで運用されてる機体が多かったですし。
2016/05/21 (土) 09:41:06 | URL | KY #-[ 編集 ]
>サンイチガさん
見下しや挑発もあるかもしれませんが、既存のMSはすべてティターンズのもの、という意識があったのかなぁという気がします。
ウーンドウォートですべてのMSを包括するつもりだったみたいですし、ティターンズという名称の由来もMS=巨人を扱う専門部隊というイメージなのかなぁと思ったりします。

>KYさん
個人的にはオプションの着脱で支援も格闘もできる(キャノン系とGM系の統合)というのがコンセプトだったのかなと思います。
ZZ当時はMSにミサイルを搭載することが可能になった(ミノフスキー粒子下での近距離誘導技術の向上)ようで、ズサなんかもミサイル満載の支援機ですし、とりあえず支援機の象徴がキャノン砲からミサイルに移行した時期なんじゃないかと思っています。
2016/05/29 (日) 21:17:57 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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