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ティターンズとニュータイプ研究所の関係
 連邦軍のニュータイプ研究所は、作中でティターンズに協力しているため、イメージとしてはティターンズとセットで語られがちですが、本来は同じ連邦軍という枠内の別組織であり、それゆえジャブロー戦後に「ニュータイプ研究所がティターンズ側についた」という情報がエゥーゴにもたらされていたことになります。
 実際のところ、ティターンズとニュータイプ研究所はどのくらいの距離感があったのか、少し考察してみたいと思います。



 まずニュータイプ研究所について、具体的な位置づけがはっきり設定されていませんので、連邦軍のどのくらいの位置にいるのかがよくわかりません。陸海空宇宙軍のどこかの下にある組織なのか、それともティターンズ同様別枠の組織としての扱いなのか、図りかねる部分があります。一つ言えるのは、この研究所はジオンのフラナガン機関の研究を受け継ぐ形で作られたものと考えられることと、事実上MS・MAを開発する機関でもあったということです。
 ジオンのMS技術の継承という意味では、ジオニック社を吸収したアナハイムが急先鋒ですが、これは民間企業においてであり、連邦軍としてはこのニュータイプ研究所が事実上のジオン技術研究機関であったと考えられます。センチネルでは小惑星ペズンでジオン製MSの研究をしていたことになっていますが、これは運用面においてであり、新型機の開発としては、RMS-141ゼク・アインまで待たなければなりませんでした。
 そのため、ティターンズとしてはニュータイプ研究所の持つジオン系の技術が必要だったと考えることもできますが、A.O.Zにおいてかなり前からティターンズとニュータイプ研究所の技術交換は行われていた節が見られますので、どちらかというとより緊密な連携を行うようになったと考えた方が自然かなと思います。

 とはいえ、作中においてティターンズとニュータイプ研究所が連携したのは、そういった技術的な側面というよりも、戦力としての部分であったように思います。地球に降下し、カラバと合流したエゥーゴの部隊を追撃したのは、オーガスタやムラサメの部隊だったことを考えても、単純にティターンズにそれ以上の追撃を行う余力がなかったため、ニュータイプ研究所が保有している戦力に追撃を依頼したと思われるからです。
 ニュータイプ研究所としては、強化人間やその専用機の実戦データを取得できるというメリットと、ティターンズに恩を売っておけばその後の予算等の扱いに優遇がある可能性があることから、ティターンズへの協力を受諾したのだと思われます。
 その後、ムラサメ研究所の研究はフォウの死亡後にオーガスタ研究所に統合されたようで、オーガスタの強化人間はニュータイプ部隊としてティターンズ所属の一員となっていました。その点から考えて、ティターンズ側としては純粋な戦力補強としてニュータイプ研究所を扱っていたことがわかります。ティターンズはエリート部隊とはいえ、実戦経験の浅いルーキーと実力はあるが正規軍で扱いきれなかったならず者で構成されていたような節が見られ、また戦力としても設立してそう時間が経っていないため専用機の準備があまり整っていませんでした。短期間でエゥーゴに対抗する戦力を保持できなかったため、ニュータイプ研究所を取り込んだのだと思われます。

 これに対しニュータイプ研究所は、研究さえ続けられれば本来はティターンズと組まなければいけない状況は生じなかったはずです。ただティターンズが連邦軍の主導権を握れば、必然的にティターンズの指示には逆らえなくなりますので、そういう意味ではニュータイプ研究所としてはティターンズに味方する以外の選択肢はあまりなかったのかなと思います。
 ただ、独自に戦力を保有し、ニュータイプではない一般の兵士が配属されていたりしたことを考えると、単なる研究機関の枠を超えた組織であるように思えます。ニュータイプ研究所を扱ったストーリーでは、漫画のエコールやSDクラブの小説など、模擬戦を行っていることが多いので(戦争状態じゃないんで当たり前ではあるんですが)、強化人間や新型機の実用評価の模擬戦相手として通常戦力の配備が必要だったということなのではないかと思います。おそらくそこにいる一般兵たちは、単なる人事異動でそこに配属されただけでしょうから、強化人間の当て馬にされる日々というのは複雑な思いだったのかなと思います。そんな背景があるからこそ、ブラン・ブルダークがいきいきとエゥーゴの相手をしていたりしたのかもしれません。
 もしかしたら、ヤザンも本来はニュータイプ研究所所属だったのかもしれません。最初はギャプランに乗ってましたし。ある意味左遷に近い扱いで研究所所属にされたものの、研究所自体がティターンズに協力したためその配備人員はティターンズ配属となり、左遷からエリートコースに急旋回したような展開だったりしたのかも。

 少なくともブレックスが暗殺された時の連邦総会での法案可決以降は、ニュータイプ研究所の所属がティターンズ直轄となり、人員は全てティターンズ扱いになった可能性があります。だとすれば、逆にそのせいでティターンズが逆賊扱いされた際にニュータイプ研究所の扱いも「ティターンズに協力し非人道的実験を行っていた」として制裁を受けてしまったということが容易に想像できます。グリプス戦役後に一気に研究が下火になり、ガンダムUCの時代においてもほぼ閉鎖状態だったというのは、そのあたりに理由があるのかもしれません。

 まとめると、ティターンズは戦力の不足を補うためにニュータイプ研究所の戦力を欲し、ニュータイプ研究所は研究の続行・促進を求めてティターンズに協力したものの、その結果ティターンズの所業が明るみに出た際に、ニュータイプ研究所も巻き添えを食らう形で行いが暴かれて潰されてしまった、ということになるのではないでしょうか。
 ニュータイプ研究所の研究員は、その後ネオジオンに流れたりアナハイムに入ったりしたものと思われますが、それがサイコフレームのアナハイムへの流出により再び一つに集まり、結果ユニコーンガンダムを生み出したということになるのかもしれません。そういう意味で、UC計画はかつてニュータイプ研究所が行おうとしていた研究の完成形なのかもしれないですね。ティターンズに協力したせいで頓挫してしまったものが、年月を経てピスト財団の協力を得て実現したと。まぁ、結局その技術も封印されてしまうわけですけどね(苦笑)。

 そういえば、ユニコーンガンダムの実用試験においてシルヴァ・バレトの部隊が使われたりもしていましたね。ああいう感じでかつてのニュータイプ研究所が戦力を持っていて、それをティターンズが必要とした、というのが実態だったのかなと思います。それはつまり、本来の正規軍が動いてくれなかったということでもありますが。もしかしたら、エゥーゴとカラバは当初からある程度正規軍を味方につけていたというか、不干渉でいてもらうように動けていたのかもしれません。だからこそ敵はティターンズとニュータイプ研究所のみであったわけで、その後ティターンズが正規軍の指揮権を得たことに大きな意味があったということでしょうか。そのタイミングでブレックスは殺されたわけですし、ブレックスは結構頑張ってたのかもしれませんね。
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コメント
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アニメじゃなくゲームネタなんで公式かは微妙ですけど、遡るとブルーディスティニーのEXAMシステムとかもUCのNT-Dシステムに影響を与えている気がします。
研究者にとって研究が出来ればどの陣営とかはあんまり関係ないのかもしれませんね。
2015/10/14 (水) 23:34:53 | URL | #-[ 編集 ]
まぁEXAM後継のHADESシステムなんてのも出ましたし、それがNT-Dとの関係を補完するものであるという意図はあったのかなぁという気はします。
研究者にとっては金出してくれれば誰でもよかったんだとは思いますね。フルスペックサイコミュの最後のなれの果てがラフレシアですし。
2015/10/30 (金) 23:15:37 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
主導したのはバスクかジャミトフか
ティターンズ程ではないにせよ、ニュータイプ研究所も当時の連邦軍の中では成長の見込みがある組織だと思いますし、互いにメリットのある結託だったんでしょうね。

仮にティターンズがエゥーゴを下していた場合、強化人間や専用機の開発も継続され、サイコMK-2や量産型サイコがネオジオン(+エゥーゴの残党)との戦いに投入されたりしていたのかもしれませんね。
もっとも、ネオジオン側も強化人間や人工ニュータイプを投入してますし、強化人間同士が潰し合う(あるいは互いに暴走し合う)悲惨な戦場になりそうですが。

そもそも、エゥーゴとの抗争で疲弊したティターンズがネオジオンと渡り合えるのかというのが一番の問題な気がします(汗)
2015/11/08 (日) 18:18:51 | URL | ケイ #-[ 編集 ]
ティターンズが勝利していたら、というのは色々妄想したことがありますが、
結局シロッコが主導権を握る未来は避けようがないのかなぁ、と思ってしまいますね。
シロッコがハマーンと裏でやり合う一方、現場ではヤザンかジェリドあたりの部隊がマシュマーらと戦っている感じはなると思います。
量産型サイコなんかは投入されそうですが、シロッコアレンジが入りそうです。
2015/11/15 (日) 18:16:10 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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