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ネオ・ジオンMS名鑑(17) NZ-000 クィン・マンサ
 久々のMS名鑑です。AMXナンバーが一通り終わったのでNZナンバーにいきます。とはいえNZ-333はMSではなくMAなので飛ばします。NZ-222は分類上どっちなんでしょうね?ドーガだからMS?

 しかしクィン・マンサって解説少ないですね…どの資料見てもだいたい同じことしか書いてないです。

NZ-000 クィン・マンサ(QUIN-MANTHA)
クィン・マンサは、アクシズが開発したサイコミュ搭載大型MSである。

<開発背景>
 ネオ・ジオン軍は連邦軍が開発したサイコミュ搭載機を鹵獲し、またニュータイプ研究所の関係者も自軍に加えたことで、AMX-014やAMX-015といったMSの開発に成功した。そしてこれらの成果と、当初より持っていたAMX-004に至るまでのサイコミュ技術を併せ、ネオ・ジオンのニュータイプ専用機の集大成として新たなMSの開発に着手した。
 これは、キュベレイに代わる新たなネオ・ジオンの象徴としての意味合いが強く、その意味ではかつてのMSN-002ジオングに近い開発背景を持っていたと言える。コストや運用面のパフォーマンスもある程度無視され、AMX-015のように通常のMSサイズに収めることも考えず、新技術を全面的に取り入れる形で開発が進められた。
 パイロットは当初からグレミー・トトを中心に準備が進められていたニュータイプ部隊の中から選抜することを想定していたと考えられ、本機はAMX-004部隊の旗艦的な性格があることが当初より決まっていたと思われる。

<機体概要>
 本機にはこれまで得たネオ・ジオンのニュータイプ関連技術の全てが惜しみなく投入されており、AMX-004のファンネルやバインダーのコンセプトも受け継いではいるが、機体の小型化を当初から諦めているため、総合的なコンセプトとしてはMRX-010に近く、特に頭部モジュールにその意匠が残っている。サイコミュで制御され、全身に複数のメガ粒子砲を搭載する点も共通しており、拠点防衛及び面制圧を主目的とした機体として開発されたと考えられる。
 メガ粒子偏光器によるビーム耐性や複数のメガ粒子砲、MS形態での格闘戦を可能とするビームサーベルの装備などはMRX-010より受け継いだコンセプトと思われる。また、頭部が脱出ポッドを兼ねている点も同様である。一方でファンネルによるオールレンジ攻撃はAMX-004のコンセプトであり、ファンネル自体の規格も共通である。
 いわゆるサイコガンダム・シリーズが、サイコミュの安定の為にMAへの変形機構を有していたのに対し、本機はそのような機構を有していない。代わりにAMX-004G部隊を配し同じニュータイプ部隊のパイロットを同行させることで、精神の同調と安定を図っていたものと思われるが、結果的にパイロットの錯乱により十二分な戦力となり得なかったことを考えると、サイコミュの安定機能を排したことはパイロットのリスクを高めているとも言える。

<運用過程>
 本機は当初よりサイコミュ適性を持ったクローン人間で構成されたニュータイプ部隊での運用を想定しており、AMX-004G部隊の中核として配備された。グレミー・トトがハマーン・カーンに対し反旗を翻したのも、本機を中心としたニュータイプ部隊の戦力による勝算があったことが大きかったと考えられる。
 本機はその性能を十分に発揮し、ハマーン側の陣営や介入してきたエゥーゴに対して多大な損害を与えたが、ハマーン側の強化人間の駆るAMX-011SやエゥーゴのMSZ-010を凌駕する戦闘能力を発揮したとは言い難く、ニュータイプ同士の戦闘ではパイロットの精神力の差が顕著に表れることを露呈したとも言える。
 最終的に、本機にはグレミー・トト自らが乗り込みパイロットであるプルツーの精神の安定化を図ったが、エゥーゴのガンダム・チームとの交戦中、プルツーがパイロットから脱出を図った直後にコクピットに狙撃を受け、撃破された。その後残骸は回収・修復され、グレミー軍残党により運用されたと言われるが、詳細な記録は残されていない。

<評価>
 本機は四肢を持つMSとしてはジオン側陣営が開発した機体の中で最高レベルの性能を持っており、名実ともにネオ・ジオンの象徴と言える機体であったと言える。しかし、その制御が可能な人材はほぼ皆無であり、専用に調整されていたとはいえ10歳程度の少女にその運用を委ねることしかできなかったという意味で、ネオ・ジオンがいかに人材と技術力に大きなギャップがあったかを象徴しているとも言える。
 当初AMX-004を一機開発するだけで精一杯だったアクシズが最終的に本機を開発・運用することになったこと自体が、ハマーン・カーン主導による組織の成長と崩壊の象徴であったのかもしれない。

<バリエーション機>
(非制式バリエーション)
○クイン・マンサ・セプテット
 バインダーを6基に増設し、それぞれにニュータイプ部隊を搭乗させることにより、より多面的な挙動が可能となったタイプ。バインダーは分離し小型MAとして運用することが可能。
 グレミー・トトが(エゥーゴのパイロットへの個人的な執着により)独自に前線に出てしまったことで開発が滞り、完成しなかった模様。

<参考文献>
MS大全集
データコレクション6 機動戦士ガンダムZZ
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コメント
コメント
No title
クイン・マンサのバリエーション、トライエイジから出てたんですね、初めて知りました。
SEED ASTRAYのペルグランデを彷彿とさせますが、クインマンサ+同数の量産型キュベレイを運用するのとどちらが果たして有効なのか・・・。

クイン・マンサ自体は象徴的な機体で防御力も高く、ハマーン用のバリエーションが登場しないかと密かに期待しているのですが、全く話が出ませんね。

2015/08/08 (土) 22:57:51 | URL | ケイ #-[ 編集 ]
No title
トライエイジが最近ちょくちょくオリジナルMS出してきてるんで侮れないんですよね。
発想としては、クィン・マンサのクシャトリヤ化というコンセプトだと思うんですが、量産型キュベレイをたくさん作るよりは安上がりなのかもしれません。

クィン・マンサはあれでかなりパイロットに負担を強いるものだと思うので、リーダーであるハマーンを乗せるにはリスクが高すぎるんじゃないかと思います。
ハマーン専用クシャトリヤの方が可能性はありますが、あれもサイコフレームあっての小型化だと思うんで、あの時点で負担が少ないサイコミュ搭載機となると、キュベレイ以上のものはなかったんでしょうね。
2015/08/09 (日) 15:14:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
そもそも…
サイコとキュベレイはコンセプトが全く違うのに
一つの機体に性能を集中しようというのが無理なのでは。
MRX-010は全身のビーム砲で雑魚敵を蹴散らしながら
敵拠点制圧(MRX-009はキリマンジャロ戦のように拠点防衛)
する機体なのに対してAMX-004はファンネルを単機に集中。
(複数の敵を同時に相手にしてるように見えるのは各個撃破を行うハマーンの戦術の妙)

クイン・マンサの小型化に成功したクシャトリヤも
「UC」を観ていると当初はマッチョなキュベレイ。
ジェガン部隊の足止め等はサザビーのように
高速移動しながらメガ粒子砲を乱射すればいいのに
ファンネルによる戦闘に拘ってしまう。
マリーダが効果的にメガ粒子砲を使い始めるのはファンネル
だけでは勝てないユニコーンを相手にしてからでした。
2015/08/11 (火) 15:17:17 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
ニュータイプ適正を持ったクローン
ZZのニュータイプ部隊についてずっと気になっている事があるのです

そもそもネオジオンはどうやってプル・シリーズを作ったのだろうか、と

プル・シリーズの元になったニュータイプがいるはずなのに劇中では全く触れられていません(と思うのですが間違っていたらすいません)

アレってプルがオリジナルなんでしたっけ?だとしたらごめんなさいとしか言えませんがそうではない気がするんですよね

軍としては実戦で使えるかどうか分からないシロモノを見切り発車で量産したりはしないでしょう
言い換えればオリジナルはニュータイプであるというだけでなくパイロットとしてもそれなりに優秀で実績のある人物を選んだと思うのです

そもそもニュータイプ部隊は人材不足を解消するという側面もあったはず。ならば何故肝心のオリジナルがパイロットとしてネオジオン紛争に参加していない、もしくは参加していても話題にされていないのだろうか、と

ぶっちゃけオリジナルがいるならそいつをクイン・マンサに乗せてしまえば良いわけで…

もしかするとネオジオンにはニュータイプを人工的に作り出すノウハウがあったのかなーとか考えたりもするのですが、逆シャアでは強化人間のギュネイした登場せずニュータイプ部隊やニュータイプのクローンに関しては一切触れられてないし

グレミーの反乱中にデータが消失したとか?

それにしてもオリジナルのクローンが100%ニュータイプになるという保障もないだろうに。よくそんな確実性のない計画を基にクイン・マンサを製造したなぁとも思います

何つーか、ネオジオンのクローン技術ってどんなもんだったんだろうって気になりますね
2015/09/08 (火) 09:42:02 | URL | エーイチ #-[ 編集 ]
No title
>巨炎さん
ファンネルは逆シャアがそうだったように対ミサイル迎撃兵器でもあるので、
好意的に捉えれば実弾防衛のファンネルとビーム防衛のIフィールドを装備した、より発展的な防衛機と考えることもできなくはないかなと思います。
基本的にはゲーマルクを美しくした機体なのかなぁと。

象徴としてのキュベレイの後継と、実用面でのゲーマルクの後継を同じ機体でやったらああなったという感じでしょうかね。

>エーイチさん
プルの裏設定ははっきりとは公表されていないのですが、当時のアニメ誌に掲載されていた設定は、「ニュータイプの女性とギレンの間の子」がプルであり、プルとグレミーは異母兄妹であるというものでした。
ただどこからがクローンでどこまでが実の子供なのかが曖昧で、結局のところよくわからないというのが実情です。
そもそもクローンでニュータイプを量産できるかどうかという確証があったのかも怪しいですしね。

個人的には、グレミーの母親が優れたニュータイプ能力を持っていたオリジナル・プルで、その母親のニュータイプ能力を量産するためのクローン実験として生み出されたのがプルシリーズであり、エルピー・プルは本当にプルシリーズにニュータイプ能力が備わっているかをテストするために最初に起こされた存在であったと考えた方が筋が通るんじゃないかなぁと思っているんですが、ただの妄想です。
2015/09/11 (金) 22:40:56 | URL | #-[ 編集 ]
更に妄想してみました

おそらくネオジオンにはその人物がNTか否か客観的に判断する技術があったのだと思います

NTのクローンを作るにはまず被験者がNTであるか否か分からなければ話になりませんから。NT研究が進んで構成要素を特定する所までいっていたのではないかと

そこからローゼン・ズールのNT・ジャマー(仮)の開発に繋がったのですね

ネェル・アーガマのクルーが“NTが発生する波に対抗する波をぶつけて相殺してるようです”とか言ってましたから、この頃になるとNT波なるものを数値化する事も可能なようです。でなきゃ相殺なんて出来るわけないし

つーか…
“相殺出来る”って事は同じ波を発生させられるって事で、だとするとOTもファンネル使えちゃうんじゃね!?なんて事に

まあ、これはあくまでサイコミュの派生系でNT能力を持っつアンジェロだから出来たって事なんでだろうけど、“NT波を感知して同種の波に変換”って

周波数ジャナインダカラ

なんかNT能力って普遍化されちゃったなー。個人的にNTって似たような能力を便宜的にNTというカテゴリーに分類してるだけで、当事者間にしてみれば全く別の世界観を持ったものだと思いたかったんだけど

NTが能力を使って日常的に遠距離通話してる姿が目に浮かぶようです
2015/09/16 (水) 15:01:30 | URL | エーイチ #-[ 編集 ]
まぁNTかどうかの判定は、単純に「サイコミュを動かせるか」ですから、元々可能だったと思います。
少なくともガンダムUCにおいてはNTの感応波は周波数的なものと解釈されていると思いますね。
おっしゃる通りそもそもサイコミュを作動させる感応波と、ニュータイプという概念は必ずしもイコールではなく、ただ科学的に解明できるのは感応波についての方だということだと思います。
だから同じNTであっても、アムロとララァのような感応を示すのは周波数が合った相手だけなのだろう、とか。

ガンダムUCはNTの科学的理解にちょっと寄せすぎていて、アクシズショックの再現とか原理的に説明しちゃうのはどうかなと思った部分はありますね。富野ガンダムにおけるそれは「奇跡」の比喩であって、それ以上の説明は不要な物でしたから。
2015/09/20 (日) 11:50:18 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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