がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
一年戦争後の陸海空軍の存在意義
 宇宙世紀において、一年戦争中にはMS以外の通常兵器がたくさん出てくるんですが、それ以降の作品にはほとんど出てくる機会がありません。また作品の舞台も宇宙が中心になりがちで、いわゆる地上軍がどのような位置づけになっているのかがいまいちはっきりしないです。
 なので、そんな連邦軍の陸海空軍が、一年戦争後にどのような位置づけになっていったのかを、乏しい知識で考えてみようと思います。


 おそらく陸海空軍の全てに言える事なのですが、「MSにどう対抗するか」ということが大前提で一年戦争後の編成が組まれたのではないかと思います。ガンダムの世界設定上、MSに通常兵器では対抗できない、という世界観になっていなければなりませんから、MS対策がなければ軍事力として機能しないわけですからね。
 なので、陸海空軍がどうやって「MSによる襲撃」に対抗する必要があったかを中心に考えてみます。

(1)陸軍
 グリプス戦役以降、地球での戦いもほとんどが空中戦になっているので、なかなか地上部隊の動きと言うのは見えてきません。まぁ現代戦においても、航空戦力が中心となっているので陸上部隊というのはほぼ拠点制圧や都市攻略に役割が限定されてきているイメージがありますし、それは宇宙世紀においても同じなのかなと思います。そういう意味では、平時の陸上戦力の役割というのは、MSへの対抗というよりも暴動の鎮圧とか災害の救助とか、そういう警察的な仕事の方が多いんじゃないかなと思いますね。
 一年戦争中は陸軍にもMSが配備されていましたが、それ以降はあまり配備されているような形跡がありません。まぁおそらく、MSは空軍戦力としてSFSや宇宙軍とセットで運用されるのが基本であったはずですし、MSの陸上歩行は効率が悪いということは一年戦争の時点ですでに明らかになっていましたので、あまり運用されていないのでしょう。
 陸軍でMSを運用する場合は、市街地での威圧用としてのものや、ホバー移動可能なものなど(グフ飛行試験型の量産機とか)が使われていたのかなと思いますね。またMS対抗策としては、基本的にMSは空中から降下してくるものと想定するのであれば、対空戦力になるんだろうなと思います。対地対空支援能力を持つMSなんかが運用されていたのかなとは思いますね。ガンダムUCでトリントン基地に配備されていたのも、ガンキャノン・ディテクターとかネモIIIとかでしたしね。

(2)海軍
 海軍は一年戦争で最もダメージを受けた軍隊であったはずです。コロニー落としの余波で世界中に大津波が発生したことになっているからです。故に戦力は壊滅状態で、またミノフスキー物理学が発展して航空戦力が大幅に強化されたので、移動ルートとして海を使うケース自体が減ったため、海軍に戦力を割く意味合いは一年戦争後には大きく失われたのではないかと思います。そのあたりが、アクアGM以降ろくに海中戦力が開発されていない証なのかなと。
 現代においても、海軍戦力と言うのは専ら空母の運用がメインであるように思います。この役割も一年戦争後はガルダが担う事になりましたので、空母の役割も失われました。
 実際に、海軍の存在意義となると、もはやジオン残党の水陸両用機による襲撃への対策くらいしかなかったのではないかと思いますね。海の場合、ミノフスキー粒子があろうともソナー等の使用は可能なはずなので(電波じゃなくて音波だから)、そんなにMSの優位性はなかった、はずです。おそらく。

(3)空軍
 一年戦争後、空軍と宇宙軍はほぼ同じものとして扱われていたんじゃないかなと思います。もちろん管轄地域としてコロニーを持つ宇宙軍に比べ、空軍にはそういったエリアがあまりなさそうなのですが、SFSを用いたMSによる空戦は空軍の領域であり、また同じMSを宇宙軍も使用していたりするので、戦力の標準化は行われているように思われます。
 おそらく、歴史的には陸軍と海軍から分化するように生まれた空軍が、宇宙世紀において空の延長として宇宙軍も管轄するようになり、一年戦争によるMSの登場を契機に宇宙軍のウェイトが高まったことから、地上においても空軍のイニシアチブが強まったんじゃないかなと思ったりします。
 その意味で、地球におけるMSの配備は空軍を中心に行われているはずであり、SFSの標準配備やガルダの運用なども、基本的に空軍で行われていたと思われます。
 なので基本兵装はMSになったはずなのですが、MSも純粋な空中でのドッグファイトでは戦闘機にかないませんので、対空迎撃機のようなものは存在し続けたのではないかと思います。グリプス戦役でも、ジャブローでは迎撃の戦闘機が出ていましたしね。対地攻撃はSFSとMSに取って代わられたんじゃないかなと思います。
 その割に劇中に航空機はあまり出てこないような気がするんですが、これはおそらく管轄エリアの問題なのかなと思います。Zガンダム以降の地上戦は、長距離の移動がほとんどなので、管轄区域を越えた迎撃が各地域の駐留軍には困難であることから、特別編成された迎撃部隊でないと追撃が行えなかったのかなと。ダカールやキリマンジャロなどの戦闘でも航空機は出てきませんでしたが、長い滑走路を要する航空機よりMSの方が即時性が高いので、拠点防衛なんかだとMSの方が有効なのかもしれません。可変MSの長所はそのあたりにもありそうですね。SFSもVTOL式のはずですし。


 このように考えると、一年戦争後の陸海空軍は、決して存在していないわけではないし弱体化したわけでもなかったが、そもそも特別編成された特殊部隊でないと対応できないような状況ばかりだったので、一般の軍用戦力が登場する機会がほとんどなかったと言った方がよさそうですね。
 現代の軍隊も、先進国で大規模な戦闘になることはほとんどあり得ないので、紛争地域への派遣がメインになっているわけで、そういう事情とリンクしているのかなと思います。そういう運用になると、汎用性が高いMSの方が使いやすいのかもしれません。つまり、長距離を運用する高度な任務においてはMSの方が適しているから、結果的にMSの配備が増加した、というのが一年戦争後の連邦軍の軍備の状況なのではないでしょうか。
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コメント
コメント
UCなんか観ると、一年戦争後の地球のジオン残党軍は、現地の民族独立運動などの反地球連邦勢力と融合したようなので、地球軍は宇宙軍と違いMS戦より、ゲリラやテロなどが主な敵になったのかなと思ってます。
2015/05/11 (月) 21:47:58 | URL | 電子の海から名無し様 #-[ 編集 ]
確かにZZの描写からすると、旧世紀からの運動と融合した感じがありましたね。
ただそういうゲリラにもMSを供給していましたから、いずれにせよMS対策は必要だったんでしょうね。
2015/05/16 (土) 12:24:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
うーん、U型潜水艦、M型潜水艦あたりは戦力としてそれなりに残ってたと思うんですけどね・・・
活躍するかどうかは別として。映像的にものすごく地味すぎてアニメの看板から消えてるだけで、それなりにいたと思います。
2015/06/15 (月) 22:35:33 | URL | 名無しビジネス #-[ 編集 ]
No title
んー、描写がないんでなんとも言えないところではありますが、
海路を使った輸送が全くなかったわけではないでしょうし、
それを妨害するための戦闘もあったとは思います。

ただジオン自体があまり海を移動手段として使っていなかったと考えられるので、
それに対抗する連邦軍の軍備も優先度が下がっていったんじゃないかなぁとも思っています。
2015/06/20 (土) 17:13:37 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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