がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
可変MSが配備されるべき部隊
 Gレコで燃え尽きたわけではないのですが、だいぶ間隔が空いてしまいました。4月は辛いよ…。

 今回は、

SFSと可変MSの興亡
可変MSの存在意義を「多用途」という観点から考察する
何故、可変機が生まれたか

 と続いた可変MS考察の延長になる話です。


 以前の考察のまとめになりますが、可変MSが通常のMSと運用面でどう違うかというと、それは「通常のMSでは絶対にできない運用法を単体で行える」という点にあると言えます。それは例えば航続距離の問題(SFS代替や重力下飛行)であったり、MSレベルを超えた推力や出力であったりしますが、とにかく普通のMSであれば、追加装備がないと対応できないミッションを、換装なしでこなせるのが利点であると言えます。

 また、単にMS単機の性能面での話だけではなく、複数機用意しなくていいという格納庫のスペースの問題や、パイロット数やメンテナンス作業の人員を削減できる点などの、運用上の利点もあります。

 これらの点から総合すると、可変MSが求められるケースというのは、「少数の人員と戦力で」「MSだけでは対処できないミッションをこなす」必要があるケースであるということになります。それは、一体どのようなケースなのかという話です。

 結論から言うと、それこそティターンズやエゥーゴ、ロンド・ベルのような、特定の管轄地域に作戦エリアが限定されない、遊撃軍的性格を帯びている部隊にこそ必要とされる戦力ということになります。Zガンダムのような大気圏突破が可能なMSは、宇宙から地上への攻撃を可能としますし、ギャプランのような機体は逆に地上から宇宙への迎撃が可能です。アッシマーのような飛行性能があれば地球上のどこへいても飛んでいけますし、メッサーラのような推力があれば地球圏のどこのラグランジュポイントへも飛んでいけそうです。
 しかし、それだけであれば、MSにオプションを搭載するだけで十分対応できます。大気圏突入にはバリュートがあればいけるのはエゥーゴとティターンズが証明していますし、地上や宇宙での長距離移動はSFSを使えば済みます。少数精鋭の部隊でさえそのような対応をしているのに、あえて可変MSが必要となるとすればそれはどのような場合なのか。

 SFS等のオプションを用いる場合と、可変MSを用いる場合の一番の違いは、省スペース性です。MSに加えて特定の場合にしか使わないオプションを保管するのは、それなりのスペースを擁します。SFSは、搭載する関係上MSより大型である場合がほとんどのはずです。
 つまり、可変MSは広い基地や大型の母艦を用いない、限られた搭載数しか確保できない環境での運用を想定しているのではないでしょうか。

 ガンダムシリーズにおいて、艦船のMS搭載数は決して多くなく、初期のムサイで4機程度、それよりも進んだ時代の連邦軍のクラップ級で6機程度と、単艦では数小隊組むのが精一杯という運用環境になっています。つまり、そもそもMSは限られた数しか搭載できないのですが、最初から行うミッションが決まっていれば、出発前に必要な装備に換装しておくことで様々な任務に対応することはできます。つまり基地で準備さえすれば、MSは可変機構などなくとも多用途なのです。
 だとすれば、可変MSが必要となるのは、逆に基地で準備できないようなケース、つまり出撃時点ではどのようなミッションになるかわからない場合や、あるいは単純に出撃場所が基地ではない場合…ということなのではないかと思い当たりました。

 そこで思いついたのが、ガルダ級という存在です。これは、常時空中を飛び続ける移動航空基地として作られたもので、非常に大型であり、また宇宙への打ち上げ用のロケットなども備えています。しかしいくら大型とはいえ、軍用基地ほどの広さはありませんので、搭載できる兵器の数は限られると思われます。
 このことから、もしかすると、連邦軍はガルダ級を中心にした、地上でも宇宙でもあらゆる任務に対応できる可変機の開発計画を進めていたのではないか?という推測に至ったわけです。

 実際にガルダ級が正式なドクトリンに則って運用された描写はなく、エゥーゴがジャブローで奪取して使用したものと、ティターンズがその追撃の為に急遽調達したものくらいしか描かれていません。しかし、その後カラバではアウドムラをZプラス部隊の母艦として使用していた(ことになっている)わけですし、ガンダムUCでもガルダ級に搭載されていたのは可変機のアンクシャでした。
 もしかすると、可変機というのは、ガルダ級を母艦として地上や空中、宇宙を股にかけて運用するための兵器であり、ニュータイプ研究所で試作されていた機体群は、それらのための試作機だったのではないか、と思ったのです。

 また、アウドムラの可変MS運用を設定したセンチネルでは、他の作品にはあまり登場しない低軌道ステーション(ペンタ)というのを登場させています。これも宇宙と地上を繋ぐ宇宙側の基地ということになりますが、こことガルダ級が連動して、宇宙と地上のやりとりをしていたのかもしれません。エゥーゴは正規軍ではないので、アウドムラとの連携にはアーガマが軌道上ぎりぎりのところまで下りていかなければなりませんでしたが。

 つまり、ガルダ級を核に、アッシマーのような航空機としての性能を持つ可変機や、高高度迎撃が可能なギャプランのような可変機を配備し、低軌道ステーションには、Zガンダムのような大気圏突入可能な可変機や、航続能力の高いメッサーラのような可変機を配備する…それは裏を返せば、ガルダ級や宇宙ステーションのような、基地というには心もとない広さの環境で多用途型のMSを運用するために可変機構が求められたと考えることができるわけです。
 実際には、可変機を開発している間にグリプス戦役が勃発し、その中でMSの技術が飛躍的に向上するどころか可変MSの限界点が見えてしまい、またジオン残党が恒常的な脅威になってしまったことでより多くの戦力を常駐させる必要が生じたために、限定環境での少数配備という状況が生まれにくくなった、というのが実情でしょうか。ガルダ級なんてほとんど喪失しちゃいましたしね。

 非公式コミック「ムーンクライシス」においても、可変MSを運用する超大型空母ベクトラが出てきますが、あれは宇宙版ガルダとも言うべきもので、ガルダや低軌道ステーションといった着想の後に作られたものなのかもしれませんね。
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今回の記事でダムAのガンダムUC小説版の設定解説連載で、ガルダ級6機を巡回飛行させる事で地球上の紛争発生時に即時対応する構想があったと書かれていたのを思い出しました。

構想自体はガルダ級の製作費用が莫大な上にΖやΖΖ作内で失われた事で頓挫したとされていましたが、実現していれば大気圏内はアンクシャ、成層圏ではリゼル、セッティング次第で対応可能なΖプラスと幅広く可変機は運用されてたかもしれませんね。
2015/05/04 (月) 20:55:40 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
ガルダ級の構想自体が非常に曖昧なのがネックなんですが、そこしかないよなぁというのが正直なところです。
多分1年戦争で宇宙から直接攻撃されたのが、地球連邦の人たちにとってはかなりショックだったんじゃないかと思いますね。
2015/05/04 (月) 23:44:24 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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