がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ガンダム Gのレコンギスタ 11話~13話
 いよいよストーリーが動いてまいりました。しかし戦闘中のセリフにユーモアがこもりすぎて凄いですね。ノリで出ちゃう言葉ってあるんだろうなとは思いますけど、それがだんだんと自然にこなれてきている感じがあります。監督も現場でノリノリなんだろうなぁとか、なんとなく垣間見えますね。


○第11話「突入!宇宙戦争」
 タイトルとは裏腹に今回はストーリー的には大きく進展しないインターミッション的な話でした。

 とりあえずクリム再登場で大暴れ。彼は強化後のマシュマーみたいに兵を扇動していました。ミック・ジャックがその補佐的ポジションで、さしずめイリアというところでしょうか。
 しかし新型のジャハナムのアイセンサーといい、アメリア艦隊のデザインといい、なんかザンスカールっぽいですよね、ラインが。

 マスクも新型のMSで登場。なんかキャピタルアーミィのMSってアメフト系ですよね、カラーリングが。マックナイフというらしいですが、手足が翼になるデザインも新しいですね。見た目は子供が「キーン!」ってやってる感じですが。
 マスクとバララの関係も、クリムとミックの関係に似ています。ジェリドとマウアーっぽいですね。

 アメリア軍はゴンドワナとの戦争を優位に進めるために、「キャピタルの支配から解放する」ことを大義にキャピタルタワーのフォトンバッテリーを奪取しようとしてるみたいです。オデッサを制圧するみたいなものなんですが、意味合い的にはイラク戦争とかの皮肉でしょうか?
 アイーダ父がいない間に艦隊が大統領権限で発進したので抗議したものの、命令が撤回できないとわかると即座に任務に従うというところは軍人の鑑というか、上の命令には絶対に従う管理職への皮肉というか、そういう感じですかね。
 とりあえずアメリア軍は1話からずっとキャピタルタワーの占拠を狙っていたみたいですね。いきなり姫がGセルフ単機でそれをやろうとしたのはなんだったんでしょうねぇ。

 タワーに向かうアメリア軍を迎撃するキャピタルアーミィですが、後方から追撃するマスクの部隊はクリムの主力部隊ではなくメガファウナを狙っていました。Gセルフとラライヤの奪回は、クンパ大佐の指示なんでしょうかね?その辺もよくわからないまま、初めての宇宙戦で慣れてないマスクら皆さんはあっさりベルリに追い返されてしまいました。ベルリは宇宙戦は初めてではありませんでしたが、それでもやはり「飛び級生」の実力ってことなんでしょうかね。
 マスクとベルリはこれが初の邂逅。マスクはベルリのことをちゃんとわかっているようですが、そんなに親しげな感情は持っていなかったようですね。

 とりあえず今回はアメリア軍がキャピタルアーミィを撃退した感じで終わりました。

○第12話「キャピタル・タワー占拠」
 前半ラストバトルという感じの凄まじい盛り上がりでした。戦ってる人たちのテンションが。

 アサルトパックを嫌がるラライヤってデンドロビウムとか見たらどう思うんだろうなと思いました(笑)まぁでもあの辺はきっと監督の本心が混じってそうです。MSにばかでかい支援兵器くっつけるとかアホか?だったらでかいMAでいいわと思ってそう。結局外してSFSみたいに使ってたのを見ると、本当はメガライダーみたいなのの方が理に適ってると思ってるのかな。
 でも整備の人(ハッパ)に「お前に守ってほしいんだよ!」ってツンデレな台詞言わせるあたり、プラモの売り上げのためには仕方ないっていう割り切りもしてるのかなと。ハッパってかなり設定担当とかメカデザイナーとかバンダイのプラモ担当の人とかのオマージュなんじゃないかと思ってます。

 そして極めつけは「アサルトって膀胱っていう意味もあるらしいですよ!」 それを知った時、富野監督うれしかったんだろうなぁ(笑)

 今回の目的はアメリア軍の補給艦が遭難船を装ってザンクトポルト?に救助されたまま潜入するっていう作戦らしいです。その間の戦闘ではクリムとマスクが大立ち回りでした。色々と台詞が…詰め込まれすぎてもう忘れてしまいました。なんかマスクがくるくる回ってたのは覚えてます。あと、クリムさんが全く姫様を戦力として考えていないこと(笑)

 メガファウナはザンクトポルトには入港できないので、その一つ下のリングに入ってそこからGセルフ&アルケインで単独潜入。Gセルフは縛られてるのはアメリア軍のものではないからでしょうかね?なんとなく監督のSM趣味を垣間見た気がします。
 アメリアは法王に迫って平和的に(?)制圧しようとしていたっぽいですが、ここにきて月勢力の介入、事態は新しい段階に移行します。ダイジェスト作るならここまでで前半でしょうね。

○第13話「月から来た者」
 アメリアがザンスカールっぽいと思っていたら月の軍隊はもっとザンスカールっぽかった。まぁ同じ設計図からデータ引っ張ってきてるから必然的に似たラインになるのか。ギャンみたいなシルエットのやつは木星帝国っぽさもありますね。
 ただ異文化の艦隊が緑色中心だったりするのはどっちかというとバッフ・クランを思い起こさせます。

 ここでクリムは単純に「旗艦叩けばすべて終わりっしょ!」と(思考回路が同類の)マスクを引き込んで共同戦線で白旗を掲げて突っ込む作戦を実行。月側は「事前連絡のない使者などあり得ない」と即刻撃墜指示。うーんこの素人とプロの落差。今までの人たちは戦争素人だけど、月の人たちはそうじゃないよというわかりやすい描写でした。自分たちの方が戦い慣れしてると思っちゃってるところも含めて、笑いどころです。
 しかし今作のキーワードは前話で出た「はしゃぎ症」ですかね。ガンダム世界における最初の症例患者は(新訳の)ジェリド中尉でしょうか(笑)。ノリノリになると自分はなんでもできる気になって色々と首を突っ込んじゃうみたいな、まぁ一種の躁病みたいなイメージでしょうか。でもきっとこれも富野監督自身だったりするんだろうなぁとか色々考えてしまいます。
 ポイントは、はしゃぎ症の人にはちゃんとパートナーの女性がついてることなんですよね。ニックとバララですが、男のことを子供のように見下しつつ甲斐甲斐しく世話をして、成長を喜ぶみたいなところは富野監督らしい女性観だと思います。こういうカップルは過去にはそれこそジェリドとマウアーみたいに悲惨な末路が多かったんですが、最近は男にはこういう女がいないとダメだみたいに思ってるんでしょうかね。
 そして月の人たちにも金髪のわかりやすいはしゃぎ症患者がいました。彼にもそういうパートナーがいるのか、いずれできるのかな。

 月と地球の関係はこじれていく中で、トワサンガが本当にあると知ったアイーダ姫様はあるのなら実際に見に行く!と言い出します。ここからが本当の物語ですかねぇ。タブーとか思想とか色々言われてるけど、なんでも自分の目で見てみないとわかんないでしょ!っていうのが一つのこの作品のテーマなのかな。

 しかし相変わらず固有名詞が多くて困ります。アメリアとアーミィの戦艦の名前が交互に出てきたりするんですけど、そこにザンクトポルトとかトワサンガとか出てきちゃうともう覚えられないよ…。


 この3話でマスクと邂逅→マスクと正面対決→マスクと共闘と一気に話が進みましたが、色々な要素を見るにつけ、なんか富野監督が若い頃からガンダムでやろうとしてたことが大体詰め込まれて実現してるんじゃないかなという気がしました。戦闘描写もそうですし、人物描写や世界の仕組みなんかも含めて、パロディとかオマージュとかじゃなくて、今まで技術や人材が追いつかなくてやれなかったことができてるんじゃないのかなと。
 この歳になってわかりましたが、富野監督って、絶対「一緒に仕事したくないタイプ」だと思うんですよ。だから業界内でも上の世代や同世代にあんまり味方がいなくて、だから一度潰れそうになったりもしたと思うんですけど、今の若い人スタッフから見れば偉大なるガンダムの生みの親でしかないわけで、扱いが全然昔と違うと思うんですよね。それで色々なサポートを受けることができて、最新のCGや機器も使い放題で、スタッフもみんな協力的になれば、これだけのことができると、そういうことなんじゃないでしょうか。
 たぶんキャピタルの法王も富野監督の一部だと思うんですよね。監督ってもはやガンダム教の教祖様なわけですから、そういう扱いを受けている自分を客観視した姿の一つなのかなと思います。でも実際はクンパ大佐の方がほんとの自分だよ、みたいな感じで(笑)彼の在る物は全て自分の野望の為に使う、という考え方もまた、今の最新機器や若いスタッフを使ってやりたいことやってやる、という精神の表れなんじゃないかと思ったりします。なので彼の真の目的には注目ですね。なんか月の裏切者っぽいですし。

 自分はガンダムAGEの視聴を見送りましたが、これはターゲットが自分の世代ではないと確信したからでした。しかしGレコについては、最初は富野作品だからということで見てましたが、ここまで見て対象はやはりどちらかというと我々世代向けなのだろうと思っています。
 監督自身は子供向けだと言っていますが、放映時間を考えても話の内容を見ても、どちらかというと「子供向けに物を作っている人に、こういう感じで作りなさいと示した見本」なんじゃないかと思うんですよね。だから、監督自身が子供に向けて物を作ってるんじゃなくて、大人に向けてヒントを示すためにやってるんじゃないかと感じました。
 昔は∀がそうだったんだと思ってたんですよ、なのにSEEDが全然それを踏まえない黒歴史に巻き戻すような話をやって、その後00、AGEと続いて、UCなんてのも出てきて、いやお前らそうじゃねーよ、俺は∀の後にこういうガンダムをやってほしかったんだよっていうのがGレコなのかなぁと、勝手に思いながら見ています。
 若いキャラクターが実戦慣れしなくて失敗ばっかりしているっていうのも、そういう人たちを現場で見てるんだろうなぁと思いますね。これでは戦争ができるようになるまで100年かかるっていうのも、若いスタッフを見ての本音でしょう。

 そういう意味では、初見にはわかりにくいとか、欠点も含めて次の世代に繋げればいいんだろうなぁと思っています。やっぱり富野作品はメッセージ性の強い作品というか、監督自身が作品を通してしか自己主張できないタイプだと思うんで、それを受け取る方に軸足を移そうかなと、ここまで見て思ったのでした。
 たぶん、富野監督ってすごい感覚的なタイプで、言葉や論理で自分の意見をうまく人に伝えられるタイプじゃないと思うんですよ。だからアニメでそれをやってる人だと思うんですが、だからこそ作品自体もすごい観念的で、もっと人にちゃんと伝えるには整理されていなきゃいけない部分も整理されていないのが富野作品だと思うんですね。それはもう仕方ないとして、その裏にある意図を知り、具現化して世に出すのが下の世代の役割なんじゃないかなぁと思ったりするのです。監督自身も、自分に残された役割はそれであると思ってるんじゃないかとさえ、Gレコを見ていると思うのです。
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テーマ:Gのレコンギスタ - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
コメント
はじめまして。いつも興味深く拝読させていただいております。

「はしゃぎ症」、確かに今作のキーワードですよね。
Gレコを見ていて「何だろうこのお祭り感…」と思っていましたが、この一言で片付いてしまうなと、そんな気すらしました。
もしかしたら製作現場もそんな感じなのかもしれませんね。ガンダム教の教祖様(笑)と仕事ができるわけですから。

あとAssaultは「膀胱」ではなく「暴行」ですね。膀胱ライフル、楽しそうですけど(笑)
2014/12/21 (日) 20:14:27 | URL | 曖(34) #-[ 編集 ]
はじめまして、書き込みありがとうございます。

昔の富野アニメの現場はかなり殺伐としていたみたいですけど、今は幾分ましになったのかなぁと思いますね。
まぁ、下の人が耐えてるだけなのかもしれませんけど。

アサルトは暴行の意味でしたか、そりゃそうですよね。富野監督のことだから下ネタに違いないと勝手に思い込んでしまいました(汗)
2014/12/29 (月) 18:50:19 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ここまでのシーンの挟み方を見るに富野監督も息抜きのコメディ(目を丸くして驚く動物とか)を入れる事で子供にも見やすいような配慮が感じられますね。特撮ヒーロー映画も見に行きますが、シリアスな場面が続くと子供が耐え切れない事があります。
自分は恩返しと理解の助けになればと某知恵袋で解答してますが、Gレコは2話1エピソードと捉えておらず、これが逆に内容の理解を阻害していわゆるわからないという感想に繋がるのかなとも思います。
2014/12/29 (月) 21:38:20 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
んー、確かに明確に2話1エピソードとわかるようにはなってないですしねぇ。
連続で見た方がわかりやすいことは確かだと思います。
総集編とか作られたらもう少し評価変わりそうですね。その頃には結末も分かっているでしょうし。
∀も黒歴史のネタが発覚する前とした後では全然評価違いましたから…。
2015/01/07 (水) 00:31:18 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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