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エゥーゴがMSで武装した本当の目的
 エゥーゴという軍事組織は、基本的にティターンズに対して設立されたことになっています。しかし、具体的にティターンズの何に対抗することを目的としていたのか、はっきりわかりません。
 ガンダムMk-IIを奪ったり、連邦の拠点に攻め込んだりしていましたが、その先の何を目標としていたのかいまいち明確でないのです。エゥーゴ自体の目的として、ティターンズの非を訴えたりジャミトフを暗殺したりということについてであれば、必ずしもMSを中心とした戦力がなくても達成できます。
 ではエゥーゴがMSを必要とした理由はどこにあったのか、そのあたりを考えてみます。

 表面上の目標として、エゥーゴのMSはティターンズのMSと戦うことを想定していたでしょうから、まずティターンズが何故MSを保有しているかということから考えてみます。
 ティターンズはジオン残党を取り締まるための部隊です。ジオン残党がMSを保有している可能性が高い以上、MSを必要とするのは当然です。もしジオン残党がMSを用いてテロ等を行ったら、その鎮圧に向かうのがティターンズだったでしょう。
 しかし裏の目的として、ティターンズには反政府運動を取り締まるという目的があります。これはMSで武装した組織ではなく、コロニーの一般市民を対象としたものです。これらに対しても、ティターンズはMSを用いていたと考えられます。何故かと言えば、それは威圧のためでしょう。

 実際、ティターンズ設立当初の配備機であるGMクゥエルは、コロニー内での運用を前提とした機種でしたし、ガンダムMk-IIにおいても、コロニー内の戦闘を主眼に置いて開発されたという記述があります。これらのMSは、純粋な対テロ戦力として以上に、コロニー市民への威圧効果を狙っていたのではないかと思うのです。
 カミーユが初めてガンダムMk-IIに乗った際、その目的は自分を痛めつけたMPのマトッシュを恫喝するためでしたが、このカミーユの行為は本来ティターンズが日常的に行っていたことなのではないでしょうか。実際、コミック「ZガンダムDefine」では、このシーンはカクリコンがMk-IIでブライトを威圧するシーンに差し替えられています。ティターンズは、こういうことをやる軍隊だったと考えられるのです。

 だとすれば、エゥーゴの当初の目的も推測できます。それは、「コロニー市民を威圧する黒いMSの排除」です。いたいけな一般市民に対して卑劣にもMSで恫喝行為を行う非道組織ティターンズに対し、「待てィ!」とばかりに某ロム兄さんチックに登場するアナハイム製の謎のMS、その正体はスペースノイドの正義の味方エゥーゴ!みたいな展開を想定していたんじゃないかなと。そういう感じでスペースノイドの支持を受けようとしていたんじゃないかと思うのです。
 実際、エゥーゴはティターンズのコロニー落としや毒ガス作戦を阻止するために動いてもいますし、本来はコロニー市民をティターンズから守るための盾、という運用が主目的だったんじゃないかなと。

 ただ一つだけ問題があったのは、ティターンズが市民恫喝用にガンダムを使おうとしていたこと。ガンダムは連邦の勝利に貢献した正義の象徴なので、これと戦ってしまうと市民から見た目線が「正義の味方ガンダムと戦う“なぞの”MS」ということで印象が良く見えにくくなってしまうと。だからガンダムは奪って自軍側の戦力として使うんだ、というのがMk-II奪取作戦の表の目的だったんじゃないかなと思うのです。裏の目的がアナハイムのためであることは間違いないと思うんですけど。

 エゥーゴの軍備化については、ウォン・リーに代表される資本家が資金を提供し、アナハイムが新型機を開発・提供していることになるのですが、それでやることがティターンズの暴挙に対する専守防衛では対費用効果が見合わない、というのが支援者側の印象だったんじゃないかと思います。こんだけ戦力と資金提供してんだからジャブローの一つ攻め落としてみろと。それくらいできたらもっと支援してやろうと、そんな感じでジャブロー侵攻が決まったんじゃないでしょうか。
 その後ティターンズは月にターゲットを絞って報復攻撃を幾度も企図するようになり、結果的にエゥーゴとティターンズの全面武力衝突に繋がっていきます。
 地上拠点への攻撃はいずれにせよ決行される予定で、そのための「単独大気圏突入可能な」Zガンダム開発を行っていたのだと思いますが、本来は決して、ティターンズと真正面からやりあうことを目的としていたわけではなく、あくまでもティターンズがコロニー市民を虐殺し得る行為に出た場合の対抗措置、ノーモア30バンチ事件のための軍備だったんじゃないでしょうか。そもそもエゥーゴのMSはネモを除いて試作機や高級機ばかりで、大量配備をほとんど想定していません。あくまでも高性能機による局地戦のみを想定していて、ティターンズの行動を阻止したり戦闘に勝利することでの、対外アピールを兼ねた戦略だったのではないかと思います。ZZのガンダムチームなどはその典型なのでしょう。相手はティターンズではありませんでしたが。

また作中では追われてばかりで能動的な戦いが少なかったエゥーゴですが、これは意図的なものだったのかもしれません。ティターンズとしては、グリプスやジャブローに攻めこまれたら、そのままほっとくわけにはいきません。犯罪者が犯罪を犯したら警察は追いかけるように、エゥーゴが行動を起こしたら治安維持部隊としてティターンズは動かないわけにはいかないのです。あえてティターンズを挑発して追撃行動を取らせることで、ティターンズがあらを出すのを待ち、出したらそれをダシにして議会等で訴えていく、というのが基本方針だったのではないでしょうか。そのためには、MSによる攻撃がどうしても必要だったのです。なんというか、中国が自衛隊機に急接近したりするようなものというか(笑)そしてまんまと毒ガス使ったりコロニー落としたり色々やらかしたんでダカールで暴露されてしまったと。
 ただ、当然そのような小規模の武力攻撃をするだけではアナハイム的には見合わないので、ついでに実験中の新技術を積んだMSを使わせてデータ取りをさせていたということなのでしょう。そして得られたデータを元に連邦制式機を開発していくと。

 というわけで、エゥーゴの武装目的は当初はコロニー市民への圧力を弱めるため、ある程度戦力が揃ってからは「謎の反乱軍」を装ってティターンズを挑発し、ついでにアナハイムの実験の手伝いを請け負っていた、というところだったのではないかという話でした。


 
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