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第2世代以降のMSをムーバブルフレームごとに分類する
 「Zガンダム」以降登場したムーバブルフレームという設定は、MSの骨組みとなる構造ですから、同系機はほぼ同じ構造を踏襲しているはずです。なのでフレームごとの系統分類が可能なのではないかと思い、考えてみました。

 なお、ムーバブルフレームという単語を用いた場合、それを「フレーム単体」を示す意味で使う場合と、「MSの骨組み全体」を示す意味で使う場合があります。「ビームカノンをムーバブルフレームで接続」などというセンチネルで良く使われる表現は前者となりますが、このような考え方をした場合、ムーバブルフレームというのは複数のMSにおいて様々な種類が存在することになってしまいます。そうではなく、あくまでもMSの「基礎構造」、車で言うシャーシのような考え方で考察を進めます。

 そのような考え方で、MSの構成の基礎単位として全身にムーバブルフレームを採用した初のMSが、RX-178ガンダムMk-IIであると言われています。なので、少なくとも連邦系ムーバブルフレームの原点はここにあると考えます。
 一方で、同様のムーバブルフレーム採用機として、アナハイム製のMSN-100百式も挙げることができます。このMSは、元々可変MSとして設計されており、その可変機構は後のZガンダムとほぼ同じであったことがわかっています。そのZガンダムはMk-IIのフレームを参考に開発されたわけですが、可変百式ことデルタガンダムとZガンダムの可変機構がほぼ同一である以上、そのデルタガンダムのフレームも全身ムーバブルフレームの仕様であったと考えられます。そしてそれは非可変化する時点でMk-IIのフレーム構造も参考にされたとは言われていますが、それ以前から開発されていたことは明らかであり、Mk-IIフレームと百式フレームは並行開発の関係にあったと言えます。これは過去の考察でも何度も触れたことです。

 つまり、ムーバブルフレームの祖は「Mk-II」と「百式」に見ることができると言えます。ここから考察を展開していきます。

(1)百式系の系譜
 まず百式の方から発展系譜を見ていきます。アナハイムが開発した新型MSとして、百式(デルタガンダム)に次いで設計されたのがマラサイとネモです。これらはそれぞれハイザック系・GMII系の発展機として開発されていますが、ムーバブルフレーム採用機でもあります。Mk-II奪取以前から開発していたと思われるため、そのフレームは百式系ベースとなっているはずです。普通に考えれば、百式系フレームをそれぞれザク・GM系パーツと互換性を持たせ最適化したものであったと考えるべきでしょう。
 故に百式系フレームからの派生として、ザク系フレーム・GM系フレームというものが生まれたと考えられます。

 次いで、百式の直系発展機としては、百式改という機種があります。これは、非可変機としてより百式系フレームをブラッシュアップしたものであると考えられます。量産型、陸戦用、フルアーマーなどバリエーション機が多いことからも、次世代機へのプラットフォームとしての意味合いもあったのかもしれません。しかしその直系後継機は、特には生まれませんでした。
 逆に可変機への先祖がえりとして、デルタプラスという機種が開発されています。さらにその発展機としてデルタカイという機種が存在していますが、その先に何を目指そうとしているのかは現時点ではわかりません。

(2)マラサイ系の系譜
 百式からの派生フレームのうち、ザク系に最適化されたタイプがマラサイ系フレームです。マラサイには直系の後継機がありませんが、多くのMSに影響を与えていると言えます。
 ティターンズ側では、マラサイと同じくザクのコンセプトを引き継ぐ機体としてゼクというMSが開発されています。直接マラサイから継承している要素はあまりないのですが、ムーバブルフレームはマラサイのものを参考にしているはずです。マラサイベースのペズン純正新型フレームというところでしょうか。
 アクシズ側では、ガルスJがムーバブルフレーム採用機であると言われています。汎用型でザクのコンセプトを継承する機体ですから、参考にしたのはマラサイのフレームでしょう。ガルスJのフレームはRジャジャに継承されているようです。マラサイベースのアクシズ純正新型フレームと言えますね。
 一方、アナハイムではその後、ザクのコンセプトを引き継ぐ新型機としてはギラ・ドーガを開発しています。大元はアクシズ時代から開発されていたとのことですので、ガルスJ・Rジャジャ系統のフレームからの派生とも考えられますが、アナハイム製となった時点でマラサイとの(生産工廠的な)互換性も与えられていたとも考えられます。マラサイ直系とマラサイ亜流のアクシズ系が再び一本に集まった機種と言えるのかもしれません。
 ギラ・ドーガ系のフレームは、ヤクト・ドーガやギラ・ズールとの基本共通であるとされています。

(3)ネモ系の系譜
 百式系からの派生フレームのうち、GM系に最適化されたタイプがネモ系フレームです。これは完全に連邦系に特化したフレームであり、同じ連邦系のMk-II系フレームとは親和性があったと考えられます。
 ネモ直系の後継機としてはネモII、ネモIIIで打ち止めとなっています。ただ同じアナハイム系のネロやジェモは、コストダウンの為に一部ネモ系フレームが流用されているのかもしれません。それらの延長上のMSも確認されていませんが。
 ネモからの派生機としては、RGM-89ジェガンが代表的です。このMSはネモ系とGM系の統合機ですが、GM直系にはムーバブルフレームは直接採用されていません。部分的な採用としては、GMIIIにMk-IIのフレーム構造が一部流用されていたりするかもしれませんが、基本的にはセミモノコック機であるはずです。だとすれば、基本構造はネモ系フレームをベースとしていると考えられます。
 RGM-89Bジェガン改という機種は、百式のコンセプトを取り入れた機体とされていますが、これはフレームをネモ系から百式系に「差し戻した」機種なのかもしれません。元々ネモと百式のフレームは同系統なので、そのような発想の転換も容易だったのでしょう。またRGM-88Xというジェガンの前身機は、Mk-IIの技術を多く多用しているとのことですから、こちらはMk-II系フレームを採用していた可能性が高いのかなと思います。このMk-II系フレームをネモ系に置き換えてコストを下げたのがジェガンということなのかもしれません。

(4)Mk-II系の系譜
 純連邦製のムーバブルフレームであるガンダムMk-II系のフレームは、開発したティターンズではなく奪取したアナハイム側で多く発展しました。特に影響を与えたのが、MSZ-006Zガンダムであると言えます。
 Zガンダムは元々あった百式系フレームの可変機構の流用ですが、Mk-II系フレームを参考にすることで強度面の問題を解決したものであるので、百式系+Mk-II系の新たなフレームであると言うことができます。そのためZ系という新しいフレーム系統を生み出したと言えるでしょう。
 一方Mk-II直系としては、MSF-007ガンダムMk-IIIという形でさらにブラッシュアップされたフレームが開発されています。このMSは採用されませんでしたが、データがオーガスタ研究所に流れORX-012ガンダムMk-IV、そしてORX-013ガンダムMk-Vという機種を生み出しています。これらは、外見がガンダムMk-IIIとは全く異なるもので、コンセプト的にも引き継いでいるとは考えにくいのですが、Mk-IIIの最大の特徴がより進化したムーバブルフレームであることを考えると、Mk-IVやMk-Vにもそのフレーム構造は継承されているのではないかと思います。だとすれば、その延長上にあるネオジオン製のドーベン・ウルフと、その再生機であるシルヴァ・バレトにも継承されていると考えるべきでしょう。シルヴァ・バレトは、ガンダムMk-IIがアナハイム・ニュータイプ研究所・ネオジオンを経て戻ってきた姿だったのかもしれません。
 またガンダムMk-II系の発展機としては、バーザムもそれに挙げることができますが、TV版バーザムはフレームがMk-II系とはとても思えない構造をしています。現状ではフレーム構造において直接の関係はないと考えざるを得ません。

(5)Zガンダム系の系譜
 Mk-II系フレームから発展した可変フレームのZ系は、ゼータの名を持つあらゆるMSに継承されたと考えることができます。ZZガンダムやSガンダムに流用されているのは基礎構造部分だけでしょうから、また異なるのかもしれませんが(そういう意味では、ギリシャ文字が与えられているガンダムは全てフレーム系統が異なるのかもしれません)、ZプラスやZII、リ・ガズィなど、Zガンダムの直系発展機はどれもこのZ系フレームが採用されていると考えるべきでしょう。「コストはかかるが構造が堅牢でコピーが容易」という特徴があるとも明言されていますしね。
 Z系の中でも脚部の可変機構が異なるZII系フレームは、多少コストダウンの為に簡略化されているのかもしれません。そうでなければ、いくらSFSと兼用という前提であってもリゼルが量産されるはずがありませんので。
 特殊なアンクシャなんかは、アッシマーにZ系フレームを取り入れて生産性を向上させたことになるんですかね。

(6)メッサーラ系の系譜
 ティターンズ製MSのフレームは、Mk-IIからの派生の要素があまり見られないため、どちらかというとシロッコの開発したムーバブルフレームを参考にしている可能性が高いと言えます。PMXナンバーはもちろん、ガブスレイやハンブラビといった、シロッコが設計に関与しているMSもそうでしょう。ただ、メッサーラのフレーム構造がどうなっているかもわからず、そのどの部分が流用されているかもわからないので、参考にされている程度のものなのではないかと思います。
 シロッコ関与のMSは全て試作機なので、そのどれもが分類上は新型フレームと言えるのかもしれませんね。

(7)νガンダムの系譜
 フレームの大元はMk-IIと百式、別系統でシロッコ系というのがここまでの流れなのですが、その延長上に、RX-93νガンダムはありません。サイズは大型、可変機構はなく、サイコフレーム採用の特殊性などを考えると、全くの新型フレームであると考えることができます。設計にアムロ自身が関わっていることを考えると、アムロ系フレームと言えるのかもしれません。フレームを自力開発したパイロットはシロッコとアムロだけ!というのは言い過ぎかもしれませんが、歴代ガンダムを参考にしているわけですから、Mk-IIや百式、それに非可変Z系フレームなども総合して新たに作ったものと言えるでしょうね。
 発展系譜としては、Hi-νガンダムや量産型、それにシナンジュ・スタインを通してシナンジュやユニコーンガンダムにも継承されているのではないかと思います。また、根拠はありませんが、ユニコーンガンダムとの連携を前提としたMSであるRGM-96Xジェスタにもνガンダム系のコンセプトが取り入れられてるんじゃないかな、なんて思ったりします。ジェガン系のMSを更にもう一つ上の段階に引き上げるためには、採用するフレームとしても参考になるのはそれ以外になさそうですからね。


 このように考えると、ムーバブル・フレームは百式→マラサイ→ギラ・ドーガのラインと、百式→ネモ→ジェガンのライン、そして百式+Mk-II→ゼータのラインの3つがあり、そのほかにMk-IIからの独自発展とνガンダムの新型系統があると言うことができます。
 それぞれ、ザクとGMのコンセプトを引き継ぐフレーム、可変MS用のフレーム、より多くの重装備を可能とするフレーム、サイコフレームの採用を前提としたフレームとでも分類できると言えるでしょうか。
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コメント
コメント
さらに大雑把に表現しちゃうとムーバル・・・もといムーバブルフレームは「通常型用」「可変機用」の二種類、あとは実験機などに使う「特注型」があるということでしょうかね。ソースがあるというほどでもないですが、フレームでは連邦もジオンも際立った違いは少ないのかなとも。
2013/12/17 (火) 16:00:55 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
フレームの量産は実質的にアナハイムだけが実現しているので、
そういう意味では連邦系もジオン系も同じかもしれませんね。
Mk-IIを奪った意味はそこにこそあったのかもしれません。新技術の入手よりも、技術独占のための奪取としての側面が強かったのかも。
2013/12/23 (月) 22:22:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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