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ガンダムネタだけを語るブログです。
白兵戦用+中距離戦用MSの組み合わせの系譜
 ガンダム・ガンキャノンに端を発する白兵戦用MSと中距離支援用MSの組み合わせは、連邦軍のMS運用の基礎を成した構成であると言えます。
 今回はこの組み合わせの系譜を追ってみます。

(1)ガンダム・ガンキャノン
 というわけで元祖連邦MSから始めます。基本的にこの2機は、ガンタンクを加えてV作戦の3機種でセットとしてくくられることが多いのですが、ガンタンクは戦闘車両として開発されたRTX-44の再設計機であり、当初から2足歩行機として開発されていたガンダム・ガンキャノンとはルーツが異なるMSです。
 MSVの設定においても、ガンダムとガンキャノンは当初からセット運用が前提で開発されていたことが記されています。ただ規格は共通であるものの、ガンキャノン→ガンダムの順で開発された直系機の関係ではなく、並行開発された別々の機種という設定です。そのため、開発が始まったのはガンキャノンが先ですが、完成はガンダムが先だったという記述もあります。
 この2機の組み合わせは当初の予想以上の成果を挙げたとされ、量産が決定します。ただホワイトベース配備機はそんなに目覚ましい連携を見せていたようにも見えなかったので(というか常に圧倒的数的不利で分散して戦わざるを得なかったんですよね)、サイド7でのテストの時点ですでに良好な成果が出ていたのかもしれませんね。

(2)GM・GMキャノン
 試作機の性能が良好であったため、実用を前提とした量産機として開発されたのが、RGM-79とRGC-80です。ただRGC-80は量産化が遅れ、ほとんど実戦には間に合いませんでした。それでも地上ではアフリカ戦線や北米戦線、宇宙では星一号作戦に参加していたことが明示されており、48機が配備されたことになっています。
 ただGMに比べると数をそろえられなかったのは明らかであり、代わりにボールが配備されます。

(3)GM・ボール
 配備が遅れたGMキャノンの代わりにGMの支援を務めたのが、RB-79ボールです。実際はGMキャノンの遅れというよりも頭数を手っ取り早くそろえるためという側面の方が大きかったのかもしれませんが、とりあえず星一号作戦の主力支援機として大量に配備されました。

(4)量産型ガンキャノン
 後付設定ですが、ガンキャノンの量産検討機としてRX-77Dが存在しています。これの扱いをどうしたものかと思っていたのですが、量産検討機であるのであれば、その組み合わせはガンダムの量産検討機とセットであるべきであり、デザイナーや出展作品を考慮すると、最も妥当な組み合わせはアレックス(のNT専用機化する前)だったのではないかと思います。アレックスは0079年8月には開発が始まっており、同じ時期に開発されていたとすれば、量産検討機として妥当なタイミングなのではないかと思います。
 ただ、量産型ガンキャノンにはGMコマンド系と規格が共通であるという設定もあるため、GMコマンドのベースとなったガンダムタイプが相方であった可能性もあります。要するに、ガンダムピクシーなんですが。

(5)GM改・ボール改修型
 GMの後期生産機であるRGM-79Cとセットになるのが、RB-79Cボール改修型です。GMの支援機として急遽ボールが配備されましたが、この2機種のセットをデフォルトの組み合わせとしたのがCタイプと考えることもできます。
 ボール改は設定上サイズが違うなどとも言われましたが、最近のプラモでは同サイズという解釈のようですね。

(6)GMカスタム・GMキャノンII
 ボールではなくあくまでキャノン系の直系として開発されたのがRGC-83GMキャノンIIです。相方のGMカスタムは、GMの上位機種という設定ですから、キャノン系は上位のGMと、ボール系は下位のGMと組み合わせるということになったのかなと思います。
 GMキャノンIIは、GMキャノンの直系というよりは量産型ガンキャノンをベースにGM系のパーツを用いることでコストを下げたタイプと言え、アレックス・量産型ガンキャノンをそのまま量産化したのがこの2機種とも言えます。

(7)GMIII
 RGC-83を最後に、一旦キャノン系の系譜は途絶えるのですが、支援用MSというカテゴリは途絶えたわけではありません。RGM-86Rは、文字設定上ほぼ必ず「支援用」という言葉が枕詞のようについてまわるMSです。ミサイル系の武装を多く装備しているためですが、これらの装備をパージすれば普通にガンダムMk-IIのバックパックを装備したGMとして運用することができます。つまり、GMIIIは「白兵戦用」と「支援用」の両方をオプションで使い分ける機種であると言えるのです。
 実際のところ、GM系とキャノン系はRGC-80の頃からかなりのパーツ共有が行われており、生産効率を考えると同一機種のバリエーションとして生産した方が効率的であると考えられます。大型のキャノン砲を固定装備としてもつために完全なバリエーション機とすることは難しかったのだと思いますが、ミサイルの近距離誘導技術が向上したことにより、キャノン砲ではなくミサイルによる支援が可能となり、GM+ミサイルでキャノン系の代替が可能になったと考えられます。
 つまりキャノン系は廃れたというよりも、GM系に吸収されていったと言うことができるでしょう。

(8)ジェガン
 同じように考えるとGMIIIの後継機種であるジェガンも支援機を兼ねることができると思われますが、デザイン的にジェガン・キャノンと言えるジェガン重装型はどちらかというと陸戦型ジェガンと言った方が近い機体ですし、GMIIIのコンセプトを継承したと明言されているスターク・ジェガンは、特務用のスペシャル機という扱いでした。
 ジェガンはGM系の発展機ではありますが、スナイパーカスタム系に近いネモの後継機種でもあり、ザク系を継承する完全汎用機種でもあります。そのため、当初から連邦軍伝統の白兵+支援機という組み合わせを前提とした機種ではないのかもしれません。まぁ、配備当初はそもそもGMIIIが支援機だったのかもしれませんが。
 ただ、実質的に相方の支援機と考えられるのは、RGZ-95リゼルです。以前の考察で、リゼルが量産されたのは、出撃時はジェガンを牽引するSFS、戦場到達後はジェガンを支援するMSとして機能するからだという説を導き出しました。SFSとしての長距離航行に推進剤を多く割くリゼルは、直接戦闘時にあまり推力を使えないと思われることから、支援機としての運用がメインになると考えました。但しリゼルは、支援用らしい装備を持っていないのがネックなんですよね。装備はスタンダードなもので、ミサイル系や砲撃系の装備は持っていません。ディフェンサーaユニットがミサイル装備ですが、あれはどっちかというとズサのような強襲用装備ですしね…。スタークリゼルみたいな装備があったらそれっぽいでしょうかね。デザイン的には、フルアーマーZZの装甲を継承してるっぽいデザインあたりが、実にキャノン系っぽいんですが。

(9)ヘビーガン・Gキャノン
 時は流れて小型MSの時代に入ると、キャノン系は復活します。ミサイルによる支援が可能な時代に何故キャノン、という気もしますが、もともとGキャノンはF90Sタイプの量産型であり、このSタイプは長距離支援タイプであったことから、Gキャノンは通常のミサイル装備の支援機よりも更に長射程の支援が可能な仕様の機体であったと考えることができます。このあたりは技術の進歩によるものでしょうね。
 設定上、F70系の相方はF80系が務めることになっているはずなのですが、存在が確認されておらず、実質的に相方機はこの時点での最新主力機であるヘビーガンということになります。

(10)133式ボール
 クロスボーンガンダムの時代、突如ボールが復活します。年式から133年仕様であり、コスモ・バビロニア戦争に投入された機体ではなさそうですが、時代的に他に戦乱があったとも思えず、コスモ・バビロニア戦争時代に開発されたボールタイプが改良されて133年仕様として存在していたのではないかと思います。おそらくは一年戦争時代のボールと同様に、急遽数を揃える必要が生じて開発されたのではないでしょうか。
 想定される相方機としては、時代を考えるとジェムズガンやジャベリンくらいしか候補がいません。ボールは宇宙用ですから、ジャベリンが主な相方でしょうね。
 ザンスカール戦争時代には配備されていませんでしたが、そもそもこの時代は連邦正規軍自体が大きく弱体化しており、まともな戦力が参戦しなかったため、仮に配備されていたとしても、その部隊が登場しなかっただけかなと思います。



 というわけで、白兵戦機と支援機の系譜を追ってみました。私的解釈交えてざっと羅列すると以下のようになります。

ガンダム:ガンキャノン
アレックス(母体):量産型ガンキャノン
GM:GMキャノン/ボール
GM改:ボール改修型
GMカスタム:GMキャノンII
GMIII:GMIII
ジェガン:GMIII(リゼル)
ヘビーガン:Gキャノン
ジャベリン:(133式)ボール

 こうしてみると連邦軍の主力機の系譜がよくわかりますね。ジオン系に浮気をした時期もありましたが、GMIIIって連邦の正統なる主力機として開発されたんだろうなぁと思います。
 量産型ガンキャノンの相方となるアレックスもしくはGMコマンド素体のガンダム量産検討機(仮)とか、支援機っぽいリゼルとか、ガンプラで軽く作れそうなんでちょっと手を動かしたいですね。
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グリプス戦役期でも
エゥーゴがガンダムMkⅡをティターンズから奪取し
リックディアスはリックドムの直系で支援機、ガンダムMkⅡの直系で白兵戦(Gディフェンダー付では支援機)として使ったのでしょうね。
開発経緯ではなく、実際の状況としてこういう用途だったのでしょう。
ゲルググとギャンも競争関係ですが、同じようなことを言えますね。
白兵戦特化のギャンと、支援もできる万能型のゲルググ(ゲルググキャノンあり)ですね。
2013/11/11 (月) 11:54:50 | URL | #-[ 編集 ]
同じ機種でも武装次第で支援型と白兵戦型になりますよね
ザクなら脚部ミサイルポッドであれば白兵戦、ザクマシンガンであれば普通の銃撃戦、ザクバズーカであれば中距離支援、マゼラトップ砲であれば長距離支援
ザニーなどと組み合わせることもできますよね。
ゲルググのバックパックでキャノンタイプは当たり前ですけど、武装を併用して対艦対要塞と対MSを戦闘中に切り替えることも可能ですよね。
2013/11/11 (月) 21:56:45 | URL | #-[ 編集 ]
リゼルに関しては「リゼル同士」というのがネックですが、外伝漫画でaユニットの支援をbユニットが行う連携運用が描かれてますね。

ジェガンの場合は現地改修でしょうが、UCのOVA2巻で一瞬だけ写った一部スタークの増加スラスターを装備したタイプがaユニットの代わりに使うとかですかね?
2013/11/11 (月) 22:40:03 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
ジムキャノンは間接攻撃用ですけど、ボールはどちらかというと遠距離攻撃用ではなく、GMをシャーマン戦車とするならバズーカを載せたジープのような安価な近距離火力支援用兵器だと思うんですよね。
133式ボールは同じ発想だとするとかなり微妙なところです。コスモバビロニア相手に質より量で立ち向かおうというのはちょっと微妙なので、0080のドラケンのようなコロニー警備部隊向けのMSより安価な兵器として作られたのかもしれませんね。
2013/11/25 (月) 18:18:46 | URL | tellusmoe #wcX8p5eA[ 編集 ]
>リックドム系
ドム系は支援機というよりは攻撃機なので、連邦側の支援機とはちょっと役割が違います。
連邦の支援機が弓や火砲であるならドムは騎馬ですからね。
ゲルググについても同様です。

>武装変更
連邦系は機種で役割を分けますが、ジオン系は装備で役割を分けるイメージですね。
基本的にジオン系は1機種ですべてを賄うスタンスなのだと思います。
そのコンセプトを継承したのがGM系ではジェガンであったと。

>匿名希望さん
リゼルディフェンサーはリゼルのみでの強襲任務用ですからね。
連邦の2機種運用は艦砲支援が前提のような気もするので、艦艇が前にでなくなった時代の戦術は変わっているのかもしれません。

>tellusmoeさん
なるほど、ボールとGMキャノンの違いはそういう見方もあるんですね。
133式はその名称的に連邦の制式兵器なんでしょうけど、どっちかというとギガンに近い運用だったってことですかねぇ。
2013/12/08 (日) 15:25:45 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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