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ガンダムネタだけを語るブログです。
2機分離のアナハイム製ガンダムの系譜
 ガンダムで分離合体可能なMSというと代表的なのはZZガンダムとSガンダムのような3機合体のタイプですが、今回はマイナーな2機合体のガンダムを掘り下げてみようと思います。
 といっても種類は限られるため、今回はセンチネル設定であるギリシャ文字ガンダム(アナハイムガンダム)を大前提に考えます。


 ・・・といっても、アナハイム製で明確に2機合体の設定となっているMSは、2機種しかありません。その2機種についてざっと振り返ってみます。

(1)MSZ-009
 完成した2機合体のガンダムの元祖は(小林設定のシグマガンダムは置いといて)、MSZ-009プロトタイプZZガンダムになります。
 この機体に2機合体式が導入されているのは、いかにして通常サイズのMSに高出力のジェネレーターを搭載するか、という試行によるものであったかと思います。単体のMSにただ馬鹿でかいジェネレーターを積んだのでは、機体のバランスを大きく損なうのは明白であり、分割して搭載するしかない、というところが発想の原点でしょう。
 すでにメインジェネレーターの分割搭載はZガンダムで実現しており、おそらく技術的には可能でした。しかしZガンダムの場合は両脚にジェネレーターを搭載しているため、両方を接続してより高出力を生み出す、ということができません。続いて開発されたZIIでは、変形することで両脚のジェネレーターを背中のジェネレーターと繋げ、メガビームライフルを中央に接続することで高出力のランチャーとして運用可能なように設計されていました。ただしこれでは変形しなければ高出力ビームを撃つことができません。
 そこで考え出されたのが、じゃあ最初から背中にジェネレーターをくっつければいいんじゃないかという発想です。最初からそうしろという気もしますが、背中に大型ジェネレーターは運動性を大きく損ないます。ザクスナイパーの頃からわかっていることです。だから発想を転換して、機動性を求められる場合はジェネレーターを分離し、2機に分かれてしまえばいい、というコンセプトにたどり着いたのではないでしょうか。
 つまりZZガンダムのコンセプトはZIIと逆、「MA形態時に高出力になる」のではなく「MS形態の時に高出力になる」という点にあったのではないかと思われるのです。そしてそれは、ZIIがMA形態で高出力=高速一撃離脱形態を重視していたのに対し、ZZはMS形態で高出力=運動性を要求される局面での大火力を重視していたことになります。ピンポイントで「点」に一発でかいのをかますのではなく、「面」に打撃を加えることを目的としていたと言えるでしょうか。
 しかし高出力を追求しすぎたあまり設計に無理が生じ、自爆の可能性まで生じてしまったために、設計に余裕を持たせパイロットを保護できるよう、コアブロックシステムを組み込んだMSZ-010が開発されるに至ります。

(2)MSA-014
 もう1つの2機合体式ガンダムが、MSA-014κガンダム(シグマガンダム)です。シグマガンダムは、小林誠氏による完全オリジナル設定と、ホビージャパン企画で設定された公式寄りの設定があるのですが、センチネルに組み込まれている以上後者の設定が前提であるとします。
 その場合、シグマガンダムはカラバ用に開発された大気圏内特化モデルであるということになります。Zプラスとの違いは、分離することでより通常の戦闘機に近いサイズで運用できるということかなと思います。合体しながらの変形も可能ですので、Zプラスの上位モデルと言えるかもしれません。またAパーツにサイコミュを積むこともできるようなので、サイコミュの操作に専念するニュータイプパイロットと、本体の操作に専念する通常パイロットという役割分担も可能であるように設計されています。
 ただ、宇宙で運用できないわけではないと思われるため、複座型サイコミュ搭載式ガンダムに特化した運用も可能です。そっちは長谷川氏がメガゼータで同じことをやりましたが。

 なお、このシグマガンダムはホビージャパンではMSK-009の形式番号が与えられていました。カラバのMSはエゥーゴ用のMSの形式番号をMSKにしただけのものも多いため、MSZ-009のカラバ仕様である可能性が考えられます。そしてアナハイム・ガンダムにおいて二機合体を採用しているのはMSZ-009とMSK-009しかないということを考えると、この2機種は実質的に同一機種であるのではないかと推測できます。
 そもそもMSZ-009計画はMSZ-010にスライドしています。残った009の遺産をカラバが流用してシグマガンダムとし、改めてMSA-014として別機種に承認されたと考えると、無駄なく収まります。

 ところで、2機合体のMSと言えば、もう一つ微妙なアイツがいます。ネオ・ジオンのAMX-107バウです。これはネオ・ジオン製であり量産までされた機体ですが、明らかにZガンダム系のデザインラインが含まれているMSです。アナハイム系の技術が流れていることは容易に想像できます。
 そして、アナハイム側の2機合体が「009」の2機種であるということを考えると、この2機種とバウにも何らかの関係があるのではないかと想像してみたくなります。というわけで、バウについても少し考えてみます。


(3)AMX-107
 バウはネオ・ジオンが開発したMSで、AMX-104の原型機MS-15Kと同時期に開発され、不採用になりグレミー・トト専用機としてカスタマイズされるはずだったものの、そのグレミーの進言で設計変更が行われた上、それが評価され量産されるに至った、という紆余曲折を経ている機体です。
 このMSがMSZ-009とMSK-009のどちらに似ているかと言えば、特に強力なビーム兵器や大型のジェネレーターを積んでいるわけではないようなので、消去法でMSK-009に近いと言えます。重力下運用も想定していますし、当初はパイロット2人乗り運用を想定していたことを考えてもそうでしょう。可変機構も似ていて、違いは上半身の翼の位置が肩の後ろかバックパックかということと、下半身の翼が膝か腰か、脚にZZ同様の回転機構があるかないかというくらいです。
 そういう意味では、バウは実は「量産型シグマガンダム」のようなコンセプトだったのではないか…と推測することもできます。シグマガンダムの生産性を向上させるため、すでにカラバで採用されているZプラスとの互換性を高めたタイプ…そう言われるとバウがそんなコンセプトに見えてこなくもありません(笑)

 ところで、以前はバウについてZZの競作機案だったんじゃないかという推測をしたこともあります。元々のシグマガンダムのデザイン自体、ZやZZよりも合理的な可変機構を持ったガンダム、というコンセプトで作られているので、ZZの対抗機種だった元設計をカラバ用に流用、及び量産案がネオ・ジオンに流出という考え方は十分に可能です。
 そのように考えると、シグマガンダムのMSK-009はプロトZZのカラバ仕様だからというより、単に同じ枠を使っているというだけなのかもしれません。MSK-008とMSZ-008も全然関係ないですしね。


 というわけで、MSZ-009の対抗機種がMSK-009(後のMSA-014)であり、その量産プランだった設計が何らかの理由でネオ・ジオンに流れた後の姿がAMX-107である、という説で2機合体MSの系譜を形作っておきたいと思います。

 こういうのは妄想するのが楽しいんで、正解はあんまり作ってほしくないですね。最近ダムA漫画とかでいつの間にか妄想の余地を埋められちゃったりするのでつまらないのです。ミッシングリンクはファンのお遊び枠であるということをもう少し「公式サイド」でお仕事している同類のガノタにもわかってほしい今日この頃です。
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