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Zガンダムの通史を文章化する:第三章(1)「野望の終焉」
 Zガンダムの終盤戦です。正直、その気になれば1回で終わらせられそうなんですが、2回に分けてみます。

 正直なところ、Z終盤ほど戦局がよくわからないですね。シロッコが何を考えてゼダンの門戦に参加しなかったのかとか、ジャミトフをいつから見限ったのかとか、何故ティターンズがアクシズに対してこれほど無防備だったのかとか、色々描写不足でわからない点が多いことに気づきました。エゥーゴとアクシズのその後の関係もはっきり描かれていませんしね…。
第三章(1)「野望の終焉」

 エゥーゴとアクシズは、連携してティターンズの拠点を攻撃することになった。作戦は、まずエゥーゴがコロニーレーザーに攻撃を仕掛け、その迎撃に加わるふりをしたアクシズがコロニーレーザーを破壊、当面の脅威を無力化する。その上で、小惑星アクシズをゼダンの門に衝突させ、逃げ出してきたティターンズ艦をエゥーゴが潰す、という算段であった。

 この時点でアクシズ摂政ハマーンは、完全にエゥーゴの側についたわけではなかった。当初の目標であったコロニーレーザー破壊も、最小限にとどめ再利用を視野に入れていたし、その後にも一度ジャミトフとの交渉を行い、その結果によってはエゥーゴを裏切りティターンズに手を貸す可能性も考慮していた。
 しかし、ジャミトフとハマーンの会談は決裂する。2人の会談は要求の妥協点を探るどころか、意志の疎通さえできずに終わった。結果的には、ここでジャミトフは三つ巴の戦いに勝つ可能性を失ってしまったことになる。ハマーンは最後まで、ザビ家の復興のためにティターンズを利用する選択肢を捨てずにいた。ジオン公国復活のためには、連邦政府の承認が必要となるが、その承認を得るためには、連邦の重鎮の力が必要だったからだ。そのために最も手っ取り早いのは、実質的に連邦軍の指揮権を握っていたティターンズとの同盟関係であった。ジャミトフは、ハマーンがそこまで考えていることを読むこともできなかったのであった。

 ティターンズは完全にアクシズに虚を突かれる形となった。アクシズ艦グワダンがコロニーレーザーを攻撃することに対して警戒を怠り、いとも簡単にコロニーレーザーの無力化を許した上、小惑星アクシズの接近に対しても全く対処することができず、わざわざ宙域移動させてきたジオン共和国管理の宇宙要塞を一瞬で失うこととなった。
 この事態に対し、ジュピトリスのパプティマス・シロッコは全く動くことがなかった。コロニーレーザーが攻撃された際、グワダンの警戒にあたっていたのは、シロッコと同盟関係にあったヤザン大尉擁するアレキサンドリアであった。シロッコはアクシズとエゥーゴの行動に対し、ほとんど静観の構えを見せていた。
 その後の行動から、シロッコはこの時点でほぼジャミトフを見限っていたということになる。独自にハマーンと会う約束を取り付け、そのことをジャミトフに伝えたのである。ジャミトフから見れば、これはシロッコが裏切りハマーン側につくと思わせる行動であった。ジャミトフはこれを阻止するため、自らシロッコと同行するほかなかった。
 ジャミトフとシロッコはハマーンと会談を行ったが、その場にいたシャアが会談に乱入し、その隙に乗じてシロッコはジャミトフを殺害した。その上で、ティターンズ側にはジャミトフはハマーンに暗殺されたとし、自らジャミトフの後を継いでティターンズの総指揮を取ることとしたのである。

 特務部隊ティターンズを組織し、反組織エゥーゴの蜂起を煽った上で、法整備と戦力の充実を整えて長期戦の構えを取ることで、地球経済の破壊を狙っていたジャミトフであったが、その壮大な野望はジオン残党軍アクシズの介入とその処理を誤ったことで、潰えたのである。
 そしてジャミトフが破壊した後の世界の趨勢を握ることを狙っていたシロッコは、ジャミトフの頓挫により自ら道を切り開く選択肢を選んだ。人をより良く導くためには、絶対の指導者が必要だという信念と共に。

 一方エゥーゴは、アクシズの力を借りたおかげとはいえ、ティターンズに大きな打撃を与えることに成功した。しかし、アクシズはエゥーゴをも壊滅させようとしていた。コロニーレーザーを占領し、ゼダンの門を破壊したアクシズをそのまま、月面グラナダへ落そうとしていたのである。


次回 第三章(2)「三つ巴の光芒」
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