がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
GM改とGMIIとGMIIIの関係
 体調崩していて全然PCに触れませんでした。やっと復帰します。

 今回はヌーベルGMIIIを作った時の考察ネタです。
 ヌーベルGMIIIってセンチネル設定の中ではMS大全集にも載ってなかったりと実はかなりグレーな設定っぽいんですが、ここからGM改・GMIIの関係を切り崩していきたいと思います。

 まずヌーベルGMIIIとはどのようなMSなのかというと、設定上は「GMIIからの改修ではなく、新規生産のGMIII」ということになっています。そのためジェネレーターが新型であり出力が高く、それに対応するため胸部のベンチレーターが増設されているという設定です。外観上は、頭部のデザインが異なり、腕部とライフル・シールドがMk-IIと同型になっている点がノーマルのGMIIIと大きく異なる点です。
 そしてデザイン上の背景はというと、「ガンダムZZ」用にクリンナップされる前の、カトキハジメ氏によるオリジナルデザインのGMIIIに設定を与えたもの、ということになります。ファーストガンダムにおける痩せ型のドムやゴッグ(安彦版)みたいなものですね。
 つまりヌーベルGMIIIは、デザイン上は実質的にカトキ版GMIIIと同義ということになります。これは、GM改のポジションに良く似ています。

 GM改は、もともとは「センチネル0079」という企画でカトキ氏によりリファインされたGMのデザインの流用です。そしてそのセンチネル0079版GM自体、ヌーベルGMIIIのデザインラインを継承した形でデザインされています。デザイナーが同じで描かれた時期も近いですから、当然と言えば当然なのですが。
 だとすれば、実質的にGM改とヌーベルGMIIIはデザイン上同一系統機と言うことができます。これを、文字設定へ逆算することができれば、GM改とGMIIIの系譜を繋げることが可能となるのです。

 これまで、GMII・GMIIIは素GMからの発展機で、GM改の系譜はデラーズ紛争後に実質途絶えてしまったと考えられていました。MGのインストでも、デラーズ紛争でのデラーズ・フリートに対する戦果が乏しかったために、GM改の本格配備は行われなかったと書かれています。
 しかしヌーベルGMIIIの存在を踏まえると、実質的にはGM改の後継機の開発は継続していて、その結果生み出されたのがGMIIIであるという結論に繋げることができるようになります。GMIIがその間の繋ぎを務めていたものの、GMの新型後継機RGM-86の母体は、GM改系統であったと考えることができるのです。
 このことは、AOZにおいてティターンズ側がテスト機としてGM改系を使用していたことからも裏付けることができます。GMスナイパーIIIのふくらはぎには、後にGMIIIと同型のスラスターが装備されてもいました。このことからも、ティターンズがGM改系をベースにGMIII仕様をテストしていたとも考えられます。
 そもそもヌーベルGMIIIは、増加装備を取り外すとほぼGMIIと同じ仕様になるのですが、ベースがGM改のGMIIといえば、RGM-79CR高機動型GM改のことを指します。これがティターンズ側でテストされていたということは、その延長にGMIIIがあったと解釈することは十分に可能です。

 つまり、GMIIIの開発計画は、元々はGM改をベースとした新設計機であったと考えることができます。ただそれと同時に、素GMをベースとしたGMIIが開発されており、こちらが多く配備されていたために、GMIIからの直接改修機としてのGMIIIが開発されることになったということになります。そして結果的に、GMIII自体がGMII系ベースに統一され、新規生産機もGMIIベースに変更されたということになるのではないかと思います。これは、ヌーベルGMIII後期生産型としてセンチネル設定にも存在しているものです(逆シャア版のGMIIIがそれであるという解釈)。

 そう考えると、何故GM改ベースの新規生産機ではなく、GMIIベースのタイプが主流になったのかという疑問が生じます。GMIIからの改修の方が安上がりであり、実際にベースとなるGMIIが大量に残っていたから、と考えるのが妥当なところかもしれませんが、では何故そこまでGMIIが多く生産されたのか、という疑問が今度は生じます。

 GMIIは、基本的には素GMの改修機ですが、RMS-179の形式番号を持つグリプス製の機体は、新造機であると明言されています。となると、このグリプス製GMIIが大量に生産されたことが、GMIIIのベース機を覆す実質的な理由になったとも言えます。
 だとすれば、何故GMIIはそんなにも増産されたのでしょうか。グリプスを本拠とするティターンズは、GM改をベースに新型機を研究していました。もしティターンズが主導してGMIIを増産したのであれば、GM改ベースの機体であるべきであるように思えます。

 ここでヒントとなるのは、以前別の考察でも述べた「開発拠点が生産拠点とは限らない」という論理です。ハイザックはグラナダ製ですが、グラナダを本拠とするエゥーゴにはほとんど配備されておらず、むしろ地球に多く配備されていたことから、開発拠点がグラナダだったとしても、主要配備地域は別の場所であることが当然あり得る、ということです。
 そう考えると、GMII自体、グリプス開発だったとしても生産や配備は決してグリプスメインではなかったと解釈することができます。だとすれば、それはどこなのか。

 ここでGMIIIというMSがどの陣営に使われていたかということを思い返します。それは間違いなくカラバでした。「ガンダムZZ」劇中において、GMIIIはカラバ配備機しか登場していません。その後「逆シャア」や「UC」において連邦正規軍配備機が登場しますが、当初GMIIIを運用したのはカラバです。当時の文字設定においても、カラバのMSであるとしているものが多いです。
 GMIIも、グリプス内でも運用されていましたが、戦力として本格的に投入していたのはエゥーゴの方でした。ジャブローを攻略する際には、新型のネモで足りない分をGMIIで補っていたと考えられます。一方、連邦正規軍側がGMIIを運用していた描写はごくわずかしかありません。
 当初、カラバはMSを保有しておらず、ジャブロー戦後に残存したネモがカラバに引き渡されたことが明言されています。「Zガンダム」劇中にはネモしか登場していませんが、生き残ったGMIIがあったとしたら、それも当然カラバに引き渡されているはずです。

 つまり、GMII系の運用のメインは、エゥーゴ・カラバであるはずなのです。そう考えれば、GMIIIがGM改ではなくGMIIベースになっていったことにも辻褄が合います。エゥーゴ側が連邦軍の主導権を握ったからという、それだけの理由です。
 そう考えた場合、RMS-179の生産自体、アナハイム社がメインで行っていた可能性が高まります。それを嫌って、ティターンズ側はGM改ベースの新型機を検討していたとも考えることができますし、GMIIベースのGMIIIをカラバが配備できたのも、背後にアナハイムがいなければ説明がつきません。
 ネモは比較的コストの高い量産機であったと言われています。エゥーゴよりも更に資金に乏しいであろうカラバにとっては、エゥーゴから譲り受けたネモはそのまま使うにしても、さらにネモを新規配備する余力はなかったものと思われます。だからこその、GMIIの新規生産だったのではないでしょうか。

 GMIIが新規生産されたこと自体は、単純にGM系の駒不足を補うためのものであったのかもしれません。一年戦争後、GMはろくに増産されていないと思われるため、さすがに機種の更新が必要になったということです。本来であれば、RGM-86の型番であるGMIIIがそのポジションになるはずだったのかもしれませんが、開発が遅れていたのでしょうね。
 ただ、実際にGMII新造型の発注は、カラバから多く行われた可能性がある、ということです。軍用機なのでカラバからの直接発注ではなく、カラバが実質的に拠点としている連邦軍拠点からの要望というところが妥当かなと思いますが、とにかくカラバには(GMIIIへの改修を前提とした)GMIIの配備が行われていたのではないでしょうか。

 まとめるとこうなります。

・RGM-86は、当初GM改ベースで開発されていた。
・駒不足に苦しんでいたカラバが、(アナハイムを通して)RMS-179GMIIを多く配備し、その改良型としてGMIIIを採用した。
・カラバ・エゥーゴが連邦軍の主導権を握ったため、GMIIIは(アナハイム製の)RMS-179ベースのものが制式採用された。

 以前GM改はアナハイム製なんじゃないかと何度か述べたことがあるのですが、逆の結論になってしまいました。まぁGMII自体の元の設計はジャブローGMなわけで、アナハイムはライセンス生産とかで複数のGMに関わったりしてるのかもしれませんね。

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コメント
コメント
確かに「高機動型ジム改やパワードジムの流れを汲む(+マーク2のランドセルの?)MS」と考えれば連邦軍の次期制式機としてはかなりしっくりくる存在ですね。
同時にジムⅡから改装できる(しかもビームライフルやジェネレーターがネモと同系列である?)ノーマルジム3の方も確かに「カラバ(エゥーゴ)のためのMS」としてしっくりきます。
前期ヌーベルについては元々コンペイトウでテストしていたのか?とか、センチネルに出てきたものはどこで製造されたのかというのが気になってきます。

グリプスジム2はティターンズ自身が使うためじゃなかったという話もアリだと思います。AOZの地上編でジム2しかないような基地にT3部隊のテスト機がお邪魔する話がありましたが、ティターンズに新型機材や人材を優先的に廻す一方で連邦軍の二線級部隊に調達させる安価でシンプルな機種が開発されてもいいと思うので。
2013/09/27 (金) 23:10:15 | URL | ネイ #XLeJqm.s[ 編集 ]
そもそも連邦からエゥーゴ(カラバも)が出来上がるまでの過程がよくわかりません
0083のデラーズ紛争が起き→ジオン軍残党狩りを名目にしてティターンズ結成はここまでは普通です
ただ、ティターンズが横暴を働いて連邦軍のシンパとして反地球連邦組織のエゥーゴができるというのが普通に考えればあり得ないですよね
連邦軍人が反地球連邦組織なんて作ったら重大な軍紀違反で懲戒免職(あるいは懲戒解雇)どころか銃殺刑物でしょう
アメリカ軍人が反アメリカ軍組織
自衛隊員が反自衛隊組織
旧日本軍人が反日本軍組織
こんな組織作りますか?ってことです、戦時中の反戦の違法状態の日本共産党の政治活動でも政治だけで軍事活動はしていませんし。
現実世界ではアラブの春で近年ではリビアのカダフィ政権軍と反カダフィ政権軍、現在でもシリアの政府アサド政権軍と反政府のシリア自由軍など軍を離反した義勇軍陣営が同様の装備で古巣の政権軍と戦うなんてことも起きていますけどね。
2013/10/03 (木) 22:15:00 | URL | #-[ 編集 ]
>ネイさん
センチネルのヌーベルはα任務部隊やニューディサイズには配備されておらず、
エイノー艦隊と本国艦隊に配備されていることから、アナハイムやペズンの系統ではないことは明らかですね。
正規軍系宇宙艦隊の配備拠点となると、コンペイトウかルナツーあたりの可能性が濃厚でしょうかね。

>名無しさん
自分も全く同じことを思ったことがあるのですが、エゥーゴという名称は、どうも当初の反連邦運動とその後の軍事組織がごっちゃになってしまっているのがよろしくないようです。
ティターンズが結成されるまでの市民による反連邦運動が先にあって、その後ティターンズに対抗するための軍事組織エゥーゴの立ち上げがあるので、
軍事組織としてのエゥーゴは、実態としては反連邦組織ではありません。
例えるならば、「アメリカ軍人による反海兵隊義勇軍」とか「日本の一般警察官による反SAT組織」みたいなものかと思います。
ならエゥーゴって名乗らなきゃいいじゃんと思うんですが、最初に反連邦運動から資金提供とか受けちゃって引っ込みつかなかったんじゃないですかね。
2013/10/12 (土) 22:05:53 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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