がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
MSの構造を「ザクタイプ」と「ドム・ゲルググタイプ」に分類する
 過去の考察で何度か、ドム系の特徴は脚部と腰部に推進器が配置されているのが特徴で、ゲルググも同様の構造をしており、ザクとは一線を画している、というようなことを言ったことがあります。
 この観点をベースに、他のMSもこの2系統に分類してみようという企画です。

 まず、簡単に定義を提示しておきます。「ザクタイプ」とは背部の推進器をメインとし、腰部には推進器を持たないタイプ。脚部の推進器があるタイプが高機動型です。また「ドム・ゲルググタイプ」は腰部と脚部の推進器をメインとし、背部はオプションもしくはサブ推進器。背部にもメイン推進器があるタイプが高機動型です。「ドム・ゲルググタイプ」は長いのでドムタイプと省略します。

 この論理にのっとってジオンのMSを解釈していくと、ギャンは背部にしか推進器を持たないため、ザクタイプです。ジオングは腰部に推進器があるためドムタイプ。MS-Xにおいては、ペズン・ドワッジ以外は全てザクタイプですね。ギガンはどちらにも属しませんが。
 難しいのはケンプファーです。このMSは背部・腰部・脚部の全てに推進器を備えています。そういう意味では、両者の特性を併せ持つ超高機動型MSであると言えますが、その中のどの推進器がメインかという話になると、おそらく一番ノズルが大きいように見える背部だと思いますので、ベースはザクタイプかなと思います。デザイン的にもザクからの延長でしょうし。

 一方連邦系は、ガンダム系・GM系・キャノン系のどれをとってもザクタイプです。腰部に推進器を持つMSは連邦系にはかなり少ないですからね。基本的に、ザクを研究して作られたのがガンダム以降のMSですので、当然かなとは思います。
 なお、GPシリーズにおいても基本的にはザクタイプです。ガーベラ・テトラにおいても背中の推進器がメインです。GP02は背中に推進器を持ちませんが、腰にも脚部にも持っていません。すべての推進を肩のバインダーに依存しているという意味では新しいタイプと言えますが、基礎がガンダムなのでザクタイプベースと考えるべきでしょう。

 グリプス戦役の時代に入ると、可変MSの登場で混沌としてくるのですが、そもそも可変MSは変形することでドムタイプ以上の機動力を発揮することが前提ですし、変形の都合上推進器配置が独特であることも多いので、ここでは一旦除外します。
 エゥーゴ側のMSで言うと、リックディアスは当然ドムタイプとなります。百式は腰部に推進器がありませんのでザクタイプです。また地味にディジェがザクタイプです。腰部と脚部に推進器を持っていません。

 ティターンズ側のMSでは、ハイザックとマラサイは当然ザクタイプです。ガルバルディβは腰に推進器を持っていますが、原型機を考えると背部がメインで腰はサブであると思われるため、一応ザクタイプかなと思います。
 シロッコ製のMSでは、ボリノーク・サマーンやパラス・アテネも脚部に推進器を持っていませんが、背中と腰部に推進器を持っているという珍しいタイプです。ある意味ではこれも新しいタイプかもしれません。その意味では、バイアランも同様の推進器配置です。バイアランのシロッコ関与説が補強されますでしょうか(笑)ジ・Oは見た目ドムっぽいですが、全身推進器の塊なのでよくわかりませんね。メインは背中っぽいですが。メッサーラはバインダー依存という意味ではGP02に近い感じです。総じて、シロッコ系は特殊な設計であると言えます。バイアランも含めて。これはひょっとしてSE(以下略)ただガルバルディβも背部と腰部に推進器があるデザインなので、実は祖がこちらである可能性も…。


 アクシズ側のMSでは、キュベレイは推進器を肩のバインダーに多く依存している機体です。実は、GP02Aを参考にした可能性もありますね。
 ガルスJは典型的なザクタイプですね。ズサは、ブースターを用いた簡易変形機なので除外します。
 ハンマ・ハンマは肩と腰がメインの変則タイプですね。シロッコ系ともまた配置が違います。キュベレイのようにファンネルポッドを持たない分、腰にも推進力をプラスしたイメージでしょうか。
 R・ジャジャは後部スカート内にバーニアがありそうですが、描かれていないのでなんとも言えません。そこにバーニアがなければ、ザクタイプということになります。まぁギャンの系譜なのでその方が都合がいいかもしれません。
 ドライセンは当然ドムタイプ、ザクIIIもバックパックがオプションで腰部推進器の比重が大きいのでドムタイプです。名は体を表さず。
 ドーベンウルフは本来連邦系ということもあってザクタイプ、ゲーマルクは腰にも推進器があるように見えますが、メインはどう見ても背中なのでこれもザクタイプでしょう。

 シャアのネオジオン以降のMSは、基本的にドーガ系・ズール系がザクタイプ、サザビー系がドムタイプとなります。シナンジュは元がνガンダム系なのでザクタイプですね。クシャトリヤは脚部とバインダーがメインということで、キュベレイ系とドーベンウルフ系の融合かもしれません。ドーベンウルフもバインダーを搭載しているということを考えると、ドーベンウルフの方が色濃いでしょうか。


 まとめます。
(連邦系)
ザクタイプ:RX-78系、RGM-79系、MSN-100系、MSK-008、RMS-106、RMS-108
ドムタイプ:RMS-099系
分類不能:RX-160、PMXシリーズ

(ジオン系)
ザクタイプ:MS-06、MS-07、MS-15、MS-11、MS-17、MS-18
ドムタイプ:MS-09、MS-14、MS-10

(ネオジオン系)
ザクタイプ:AMX-101、AMX-104、AMX-014、AMX-015、NZ-666、AMS-119、AMS-129、MSN-03、MSN-06S
ドムタイプ:AMX-009、AMX-011、MSN-04
特殊タイプ:AMX-004、AMX-103


 こうしてみると、ザクタイプには直系のザク系と、連邦のガンダム系に大別できるのかなと思います。両者の中間がギャン系でしょうか。
 ドムタイプの場合、ドム・ゲルググ系にほぼ集約されていますね。このあたりは、MSの機種の違いがそのまま推進器に現れているということですね。
 気になるところとしては、同系機にも関わらずザクタイプとドム・ゲルググタイプの両方が存在するリックディアスとディジェですね。ディジェはディアス系の機体ですが、腕の形状や左右非対称の肩アーマーは確かにザクに近い意匠です。リック・ディアスを高機動戦特化から汎用性重視に改良したのがディジェ、と言えるかもしれません。

 ここに可変MSを加えてみます。ただMA形態は無視して、MS形態のみで考えます。

 Zガンダムは、脚部がメインで背部はフライングアーマーとなっています。腰スカート内にもバーニアがあることから、どちらかというとドムタイプ寄りのMSであると言うことができます。一方で、メタス・ZII・リゼルの系譜は、脚と背中がメイン推進器であるように見え、腰にもインテークがありますが推進器かどうかは判断できません。そう考えるとザクタイプに近い構造であると言えます。Zガンダムは背部がオプション枠で、メタス系統は背部が推進器固定という違いなのかなと思います。
 可変MAの場合は、アッシマー、ギャプラン、サイコガンダムとだいたいが背部と脚部メインとなっていてザクタイプであると言えます。メッサーラは、バインダー依存なのでキュベレイのように特殊な機体ですね。バウンド・ドックもちょっと既存のMSの枠に当てはめるのが無粋なような気がします。一応腰部にあたる部分に全ての推進器が集中していると考えると、ドムタイプですが。
 ガブスレイは、背部に推進器を持たないドムタイプのMSです。ハンブラビは、そもそもどこに推進器があるか設定されていないので判別できません(笑)
 ガザシリーズでは、C・Dは背部の柱状ユニットに大部分の推力を依存しているようです。そのため、既存のMSの枠ではないと言えます。しかしガ・ゾウムは背部と脚部が推進器となっており、ザクタイプと言えます。ここだけを見ると、やはり全く別の機種ですね。
 総じて言うと、Zガンダムとガブスレイがドムタイプである以外は、可変機はザクタイプであることの方が多いようです。そもそも、可変機自体が格闘戦ができるザクタイプと高機動戦特化のドムタイプを変形により両立させたような機体でしょうから、MS形態がザクタイプ主体になるのは当然なのですが。
 そういう意味では、Zガンダムとガブスレイはちょっと特殊ですね。Zガンダムの場合は、背部オプションのためにやむなくそうしたという感じですが、ガブスレイはMSでもMAでも推力特化型であると言えます。ただガブスレイの場合、脚部がスリムだったり腕部にも推進器があったり、単なるドムタイプと言えないのは、やはりシロッコの設計だからということなのでしょうかね。

 とりあえずまとめると、ドムタイプは背部に自由度を確保し、腰部と脚部の推力による高機動一撃離脱戦を重視した設計。ザクタイプは、背部に推進力を確保し、下半身は可動範囲を確保した格闘戦を重視した設計と言えます。
 これは推進器配置を基準とした(特に宇宙空間での)運用法の考え方ですので、両タイプに属さない機体というのは、要するにこれらの運用ともまた異なる発想であるということになります。
 例えばシロッコ製のMSの場合、そもそも推力を莫大に得るという設計思想が念頭にあり、推進器の発想が既存のMSと異なります。あえて言うならば、背部の自由度を捨て、背中と腰部で高推力を確保した上で、下半身は身軽にし格闘性能も確保する、というザクタイプとドムタイプのいいとこ取りのような発想が念頭にあるということになるのでしょうか。
 またアクシズ製のMSで言えば、キュベレイは背部と腰部がサイコミュユニットに奪われているため、バインダーによる推力確保を行うしかなかったという事情があったのかなと思います。その解決のヒントとなったのが、GP02だったのかもしれません。ガザはもともと作業用MSで、戦闘用ではないため推進器の配置が最低限なのでしょうね。ハンマ・ハンマは設計思想的にはシロッコ系に近いのかなと思います。

 また、同じ系統でさらに分類分けをすると、ドムタイプにおけるドムとゲルググの違いはオプションによる拡張性の違いかなと思います。ゲルググやザクIIIには装備の換装パターンがありますが、ドムやドライセンにはバリエーションがあまりありません。ディアスやサザビーはコクピットを頭部に移してより本体の設計に余裕を持たせたタイプと言えます。ザクタイプの場合、白兵戦重視のガンダム・ギャン系と、高機動戦もできるザク系に大別できそうです。
 つまり、MSの系統は推進器配置である程度目的を分類でき、さらにそこからその目的に特化しているか、別タイプとしての運用もある程度可能かという点で分類できると言えます。ザクとゲルググは、それぞれ逆のタイプとしての運用も可能なように設計されているということですね。
 つまりこんな感じです。

(白兵戦重視)ガンダム←→ザク←→ゲルググ←→ドム(高機動戦重視)

 大体はこんな感じでMSが分類できる、というお話でした。
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コメント
コメント
なかなか面白いですね。これだけずらっと並べてみても一定の規則性があるというか
グリプス戦役以後の自由なデザインのMS群であっても、根底には設計概念の基礎がみえてくるってのは面白いです
2013/07/27 (土) 16:42:17 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
 こんばんわ。推進器でいったらゲルググがツィマッドでギャンがジオニックじゃん、とか僕も考えたことありますね。
 一年戦争の連邦はザクが出発点でみんなザク方式。なるほど。戦後ザクタイプを戦力補填や訓練機に使ったのも自然な流れですね。
逆にゲルググタイプは使いづらかったかもしれませんが、残党軍リックドムの仮想敵機役にはおあつらえ向きです。
 訓練機といえば、リゲルグはバインダーやバックパックが付いていますが、どんなタイプの操縦法でも慣熟できるようになっている、とか?(ガザや特機は除く)。
 ディジェはザク方式だったんですか(ゲルググ顔なのに・・・)。
単にアムロ好みなカスタムだったとかじゃないなら、重力下(ドダイ戦)に有利な改造だったとかどうでしょう。いつも飛んでた気がします、ディジェ・・・
2013/07/27 (土) 20:03:34 | URL | ネイ #nFBmZ0DY[ 編集 ]
メインの推進機は背中に有る方がバランスは良さそうに感じますね。
ゲルググが足にメインを据えたのは、Ambacの機動性を重視したからかな、なんて妄想します。
2013/07/29 (月) 20:59:09 | URL | ナナシ #-[ 編集 ]
脚にデカい推進器があるジム砂2とネモはドム系?
あと申し訳無いけどMSを型番オンリーで表記するの凄い困るかなー。
2013/07/30 (火) 00:19:31 | URL | #-[ 編集 ]
>コンラッドさん
まぁ人型兵器の推進器の配置場所というのは限られるので、
結果的に規則的にならざるを得ない部分もあるかとは思います。
思ったよりドムタイプの分類が少なかったのはちょっと意外でした。

>ネイさん
今ではゲルググの推進器もツィマッド製ですからね~。
ドムで新しいジャンルを作ったんで、ザクの枠も奪おうと思って作られたのがギャンだったんじゃないですかね。
逆にジオニック側がドムのポジションとして作ったのがゲルググだったと。

リゲルグの肩バインダーはキュベレイとかハンマ・ハンマに近いですかねぇ。
実はニュータイプ候補の選別に使われていたりしたのかもしれません。イリアも乗ってましたし。

ディジェはSFSへの搭載が前提だったからじゃないですかね、ドム脚だと邪魔そうですし。

>ナナシさん
ゲルググの場合、単純に胴体のスペースを大型ジェネレーターに取られたので推進器は下半身にしかつけられなかったって記述もありますから、苦肉の策だったような気もします。

>名無しさん
ドムタイプの定義は「腰に推進器があること」なんで、
スナイパーIIとかネモはそれに該当しません。高機動型ザクと同じですね。

名前並べるとごちゃごちゃしてわかりにくいかなと思って型番を並べてみました。
逆にわかりにくくて申し訳ないです。
2013/07/30 (火) 19:05:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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