がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
敵量産機論
 敵の量産機で思う所がある。それは、「ガンダムSEED」において、ダガー系が敵メカとして扱われていることである。

 ご存知の通り、ガンダムの量産型であるジム系は、基本的には味方の量産機として描かれている。多くの場合、それは「頼りない味方ザコ」という位置付けで、ガンダムの強さを引き立てる役割を果たしている。
 しかし、SEED版ジムであるダガーは、現在では完全に敵メカとして扱われている。初登場時の時点でも、主役側が当初の勢力から離脱した後に登場したため、実質「味方ザコ」として描かれたことは一度もないと言える。実際に味方ザコとして登場したのは、ガンダムの顔をしたM1アストレイであった。
 さらにデスティニーになると、本来敵メカの象徴であったザクを始め、モノアイ型の機体は味方機として描かれることになる。そしてダガー系の機体だけが敵メカになるのである。

 以上のことからいえるのは、SEEDにおいて、ジムタイプのメカの方が敵っぽく描かれているということである。
 さて、ジムのデザイン的な特徴として、「顔が無い」「弱そう」という点が挙げられる。これはそのまま、SEEDの敵メカの存在感に当てはまるのではないだろうか?
 SEEDにおいて、ザコ敵はひたすらに弱い。どんなに物量で攻められても、主役ガンダムは絶対に苦しめられない。必ず一撃で倒される。そしてパイロットに名前はない。明確な役どころを与えられたキャラクターは絶対に乗らないのだ。
 かつてのガンダムでは、このジムの「顔が無い」「弱そう」という特徴は、あくまで敵にやられる役のためのものだった。しかし、SEEDの場合、味方にやられ役はまずいない。味方とは名のある美形メインキャラだからだ。そうでない味方キャラは、MSに乗らない。だから、ダガー系が敵メカになるのは、必然だったのである。

 それに対し、元祖敵メカであるモノアイMSはアイデンティティが揺らいでいる。ザクが味方になったからだ。それと同時にモノアイMSも味方メカとして描かれた。だが、どうも今後は、また敵メカに戻るようである。MSV以来、すでに単なる敵メカの記号ではなくなっているモノアイの時代は、すでに終わっているのかもしれない。かつて雑誌のインタビューで安彦氏も大河原氏も「敵メカはモノアイであるべき」と答えているが、時代は変わったようだ。主人公も宿敵もスーパーメカだけとなり、量産機はすべてザコ敵と化したのだ。量産型エヴァが敵だったのは、実に理にかなっていたのかもしれない。
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