がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
エゥーゴの攻撃型・戦闘型MSの系譜を再考する
 以前、エゥーゴのMSについて考察しましたが、その後MSの推力重量比を考察した時に、別の可能性が見えたのでもう一度考察してみます。

 前回の考察では、エゥーゴの戦闘型(=対MS戦を主眼に置いた行動半径が狭いMS)と攻撃型(=高機動戦を主眼に置いた行動半径が広いMS)の系譜は、以下の通りとしました。

戦闘型:GMII→ネモ→(量産型百式改)→GMIII
攻撃型:リック・ディアス→(マラサイ)→(ネモII/III)→バージム

 しかし、推力重量比の考察の際、百式改とマラサイの推力重量比は近い数値、というデータが出ました。百式とリック・ディアスの推力重量比も近い値であったことを考えると、百式改系はそもそも攻撃型のMSとして開発されたのではないか?という疑問が生じたのです。
 そもそも、量産型百式改を戦闘型に分類した根拠は、陸戦用百式改の設定の記述の中に「ティターンズの新型可変MSにネモ、GMIIIでは対抗できないため」という言葉があったからでした。ネモとGMIIIの代替機であれば、それは戦闘型と考えるべきだろうと思ったのです。ただこれはあくまでも陸戦用に対する記述ですし、もう一つ忘れてはならないのは、本来ネモと一緒にマラサイが配備されるはずだったということです。
 ネモがGMIIのバージョンアップ版であるならば、マラサイはリック・ディアスの廉価版として攻撃型のポジションで配備されるはずであったと考えられます。しかし、マラサイは実際には配備されず、エゥーゴはネモのみを主力として配備したことになります。とはいえ、実際にはネモや、同じ戦闘型のGMIIIでは、マラサイの穴を埋めきれなかったのではないかと思います。そう考えると、「ネモやGMIIIでは対抗できない」というのは、純粋な性能面というよりも、「戦闘型MSでは可変型MSには対応できない」という意味にとることもできます。だから攻撃型MSとしての百式が必要とされたのではないでしょうか。

 エゥーゴでは、マラサイの代替としてネモIIを開発していましたが、この機体はメガランチャー級のビーム兵器のドライブができませんでした。代わりに背中にランチャーを背負ったネモIIIが開発されましたが、ペイロードが低く攻撃型MSとしての実用性は乏しかったものと思われます。そこで、メガバズーカランチャーもドライブ可能な百式が槍玉に挙がったのでしょう。メガバズーカランチャーは大きすぎますが、その後百式用の大型ビーム兵器としてロングメガバスターという兵器が開発されています。これは主にFA百式改の装備として知られていますが、最近はデルタプラス・デルタカイの武装にもなっていますし、そもそもFA百式改のジェネレーター出力は素の百式改と同じなので、おそらくFA形態でなくてもドライブ可能です。
 つまり、百式改はネモII・IIIに代わる「リックディアスの廉価版かつマラサイの穴埋め」として最適な機体だったのではないかと考えることができるのです。

 要するに、真の戦闘型・攻撃型の系譜はこうなのではないかと思います。

戦闘型:GMII→ネモ→GMIII
攻撃型:リック・ディアス→(マラサイ)→(ネモII/III)→量産型百式改→(バージム)

 こうすればGMIIIと百式改が同列扱いになりますし、ディアス→百式のラインもそのままですしわかりやすいかなと思います。量産型百式改の対抗機であった量産型Zガンダムも、ベースとなるZガンダムが推力下半身依存の攻撃型MSなので、同じように攻撃型であった方が現実的ですし。
 バージムは、あまりにもマイナーすぎて(MS大全集にも載らないし)扱いが難しいのですが、制式RGMナンバーをもらっている以上簡単には外せないMSです。以前考察したように、単にティターンズがすでに生産ラインを整えており、発注も進んでいたため数をそろえられたので、新規生産の百式改より評価が高く連邦軍に採用されたってところでしょうか。

 ただ、攻撃型のMSは挫折続きですね。マラサイはティターンズに渡ってしまうし、ネモIIは性能不足、ネモIIIは完成が大幅に遅れていました。その間にメタスやZIIなどの可変MSが開発されたり、Gディフェンサーが開発されたりしている中、最終的には百式の改良・量産化の目途がついたものの、ティターンズ系MSであるバージムの方が採用されたという、かなりの紆余曲折を経ています。
 とはいえ、そもそも本来攻撃側だったはずのエゥーゴが、その後ネオジオンの侵攻から迎撃する側に立たされたことを考えると、戦局が開発を遅らせたとも考えられますね。
 しかし攻撃の局面であった最後のアクシズに向かって月から発進した連合艦隊には、攻撃型MSも積んであったと思うのです。そこには、バージム(連邦側)や量産型百式改(エゥーゴ側)がたくさん配備されていたのかもしれません。
スポンサーサイト
コメント
コメント
調度最近のΖディファインの展開でもリック・ディアスのデータを無断で持ち出してマラサイに転用した事になってますね。
ただ、百式の前段階として零式なるオリジナルMSも出てきたのでこちらもアニメ版とはまた異なる系譜になっていくんでしょう。
2012/12/28 (金) 22:50:54 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
百式改は量産するには高級な気もしましたが、ダブルフェイクのジェガン改は百式のデータを使っている設定が有りましたし本格的な量産型の為のデータ採取なのかな?きっとF91の時までジェガンは試作機からのデータで改修されたのかな?などと妄想してしまいます。
2012/12/30 (日) 17:30:12 | URL | ナナシ #-[ 編集 ]
>匿名希望さん
零式はデザイン自体は悪くないと思ってます。
ネモと百式の原型機という意味ではかなりイメージどおりなので。
ただ百式の代わりというのと、MSZ-000という番号はちょっと微妙ですけどね。
やっぱりあれは全く別のパラレルなんだと思います。

>ナナシさん
ポジション的には百式改はリックディアスの後継で、バージムとはハイローミックスという考え方もできますね。
ジェガン改もジェガンの上位機としてのプランで、F91のR型につながっていったりするのかもしれないですね。
2012/12/31 (月) 18:57:46 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.