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一年戦争後のジオン製MSの生産ライン
 連邦軍は、一年戦争後にジオンのMSを接収・運用していたことになっています。また、ジオン最大の軍需産業であるジオニック社がアナハイムに吸収されていることから、戦後のジオンMSの保守管理はアナハイムが行っていたとも考えられます。
 また、戦後に開発されたハイザックは、既存のザク系と一定の互換性を持っていたようでした。このことから、戦後もジオン系MSの生産は(少なくともパーツ単位では)続けられていた可能性が考えられます。
 具体的に、どのようにジオン系MSが連邦軍用に生産されていたのかを、考察してみたいと思います。

 まず、ジオニック社以外のMS、ツィマッド社やMIP社に関しては、戦後はMSの生産を行っていない可能性が高いと考えられます。ドム系やゴッグ系・ズゴック系などを連邦軍が運用していたという情報はほとんどないからです。ドム系については、ジオン残党やネオジオンでの運用が確認されていますが、特にジオン残党の場合は連邦軍から資材を奪って独自に規格外と思しき改造を施していましたので、連邦軍において正規のパーツが生産されていたとも考えにくいと言えます。
 倒産・解散したのかまではわかりませんが、少なくとも企業としてのMS・MAに関する生産はおそらくとりやめており、技術者は独自にジオン残党や連邦・アナハイム等に流れたのではないかと思います。

 そしてジオニック製のMSについてですが、まず終戦間際にジオン軍がどのような生産ラインを敷いていたかを考えます。
 まず、開戦当初のジオン軍にはMS-05とMS-06の生産ラインしか存在しませんでした。05の生産ラインは早々に打ち切られ、06に生産体制が絞られます。その06についても、当初C型に統一されていたものがF型とJ型にそれぞれ移行し、宇宙と地上にラインが分けられます。
 地上用のMSの生産ラインは、MS-06JからMS-07Bに切り替えられたことがMSVで明言されています。ただしキャリフォルニアベースにおいては、MS-06Dの生産が行われていました。陸戦用ザクとグフについては、これ以降明確に量産されたと言える後継機種はないため、以後はツィマッド社製のMS-09系が別ラインで地上の主力を務めることになります。
 宇宙用MSもまた、MS-06FからMS-09Rへと主力が移行していました。MS-06Rの生産ラインは大きく稼働することなく、受注生産のみの体制となったため、この時点でザクの生産ラインはいまだMS-06Fです。
 大戦末期になると、ジオン軍は主力MSをゲルググに統一することが決まっていました。実際の配備にはあまり間に合いませんでしたが、生産ライン自体は準備されていたはずです。そのため、多くのMSの生産ラインがMS-14系に切り替えられようとしていたはずです。ゲルググという機種には、下半身を中心にかなりドム的な構造も見受けられているため、MS-09系の生産ラインからの移行も可能であったかもしれません。そのため、既存のMS-06/07系、MS-09系の生産ラインの多くが、MS-14系に切り替わったと考えられます。
 しかし、かといって全てのラインがMS-14に切り替わったわけではありませんでした。連邦軍が一年戦争後に運用していたMS-06F-2は、終戦の時点で生産ライン上にあったものを接収したものが大半であったようですし、ドム系についても、大戦末期に複数のバリエーションが存在しています。また、ゲルググの生産はグラナダとア・バオア・クーが中心であったとのことから、サイド3本国においては、MS-06・09系の生産ラインが残っていたと考えられます。おそらくそのラインを使用して開発されたのが、MS-06F-2とMS-09R-2という機種だったのではないかと思います。両方とも宇宙と地上の両方での運用を想定しており、特徴としては似通っていますね。

 このことから、終戦時点でのジオンのMSの生産ラインの大半は、MS-14、MS-06F-2、MS-09R-2の3つに絞られていたと想定できます。このうちMS-09R-2については、戦後は生産されていないものとみなします(ただしデラーズ・フリートに供給されていたので、デラーズ用に生産が続行されていた可能性は考えられます)。
 つまりアナハイム社が引き継ぎ、連邦用にラインが残されたのはMS-14とMS-06F-2の2機種のみと推測されます。これは、連邦軍がRMSナンバーを作った最初期に作った量産機である、RMS-117とRMS-106にそのまま継承されたと考えて、まず間違いないでしょう。
 ガルバルディは、もともとMS-14の生産ラインを流用できる設定ですので、それがRMS-117に継承されたと考えられます。またMS-14の生産ラインはグラナダとア・バオア・クーとされていましたが、ア・バオア・クーはジオン共和国が管理することになったため、グラナダが主な生産拠点となったと考えられます。
 終戦時に残っていたザクの生産ラインは、サイド3が主であると考えられますが、サイド3は連邦軍の管轄ではなくなったため、もし生産ラインが残っているのであれば、それはグラナダ及びキャリフォルニアベースであったと考えられます。特に、キャリフォルニアではゲルググが生産された形跡がほとんどないため、まだザクの生産ラインが残っていた可能性があります。このことから、特に地上配備のハイザックは地上のキャリフォルニアを拠点に生産されていたのかもしれません。連邦軍の拠点番号にキャリフォルニアはありませんが、これはあくまでも開発拠点であり生産拠点ではないと考えられるため、問題はありません。連邦のMS-06F-2も地上配備でしたし、既存のザクバリエーションも強行偵察型以外は地上で確認されていたことからも、連邦におけるザク系の主戦場は地上にあったと思えますしね。

 このことから、RMS-117もRMS-106も、グラナダにラインがあったと言えるのですが、一つ問題なのは、グラナダはエゥーゴの本拠地と言うべき場所であり、むしろティターンズ側に多く配備されていたRMS-117とRMS-106が、その後もずっとグラナダで生産されていたとは考えにくいものがあります。
 考えられることは、両機の生産ラインはルナツーに移転したということです。まずRMS-117は、そのままズバリルナツー製です。じゃあグラナダ製じゃないじゃないかということになりますが、一部資料ではRMS-117はMS-17Bと同一機であるとされています。つまり、グラナダで生産されていたのはジオン製のMS-17Bそのままの仕様であり、それをルナツーで改設計しラインも移転したのがRMS-117であると考えれば、辻褄は合うのです。
 またハイザックも、EWAC仕様であるアイザックはRMS-119というルナツー製を示す型番に変わっていました。また今ではなかったことになっている設定ですが、ホビーハイザックにはRMS-116Hという型番があります。これらのことから、ハイザック系がルナツーに生産拠点を移し、その後に設計されたバリエーション機には、ルナツーのナンバーが与えられたと考えることができます。
 つまり、ガルバルディ系とハイザック系は、(ティターンズに優先配備するためか)グラナダからルナツーに生産拠点を移転していたと考えることができるのです。だから、グラナダにラインがあったはずのMSでありながら、エゥーゴには配備されていなかったのでしょう。

 ティターンズでは、GM系のMSの拠点もグリプスに移し、RMS-179の型番を与えていました。このことから、次期主力MS候補となり得るGM系、ザク系、ガルバルディ系の拠点をすべてラグランジュ3に移し、ティターンズで比較検討し採用を決定する算段だったのではないかとさえ推測できます。あるいは単純にそのすべてを優先配備できるようにしていただけなのかもしれませんが。

 まとめます。

・終戦時、ジオンが持っていた主要なMSの生産ラインは、MS-14、MS-06F-2、MS-09R-2
・終戦後、連邦軍に供給されたジオン製MSはMS-17B、MS-06F-2の2機種で、グラナダ(MS-06F-2はキャリフォルニアも)で生産
・MS-06F-2の後継としてRMS-106が開発される。MS-17Bはルナツーに生産拠点を移し、RMS-117の型番を与えられる。
・RMS-106の生産ラインは(エゥーゴが戦力を整え始める前に)ルナツーへ移転され、以後の改良型は別の型番が与えられる。

 ルナツーへ拠点を移すタイミングとしては、おそらくRMS-117の方が先であると考えられます。当初はザクよりスペックの高いガルバルディを主力にする意図があったのかもしれません。しかしアナハイムがハイザックを開発したため、序列が変わったというところでしょうか。
 ガルバルディの方が登録が先だったのであれば、RMS-119という型番はまさに順番どおりです。逆にRMS-116という型番はなかったことになっても仕方ないかなと思います。ガルバルディ以前に登録されていたとなれば、なんで以後のティターンズ用ハイザックはRMS-116じゃなかったんだという話になりますし、RMS-106Hの誤植だった可能性もありますしね。

 でもガルバルディはグラナダ製のままで、エゥーゴにも配備されていたとした方が、リック・ディアスと同じ永野デザインで共通の意匠も入っているだけに、それっぽかったかなという気もしますね。106というナンバーはザクを意識して設定されていると考えると、グラナダとルナツーの拠点番号は逆のほうが良かったかもしれません。ガブスレイの形式番号がRX-100になってしまいますが(笑)
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むしろ、一年間であんなに新型を繰り出せたジオンの生産ラインが不思議ですよね
2012/12/09 (日) 09:17:45 | URL | ナナシ #-[ 編集 ]
そうですね。
ただザクのラインは開戦前から用意していて、MS-05→06→07→14までは同じラインを使っている(分化してはいますが)ので、
あとはMS-09のラインとMSM-07のライン(MSM-03とは共用)くらいだと思います、一年戦争中に増えたのは。

これらもツィマッドとMIPという別企業のラインですから、まぁ許容範囲なんじゃないかと思います。
生産ラインにまともに乗っていないカスタムタイプが多すぎるとは思いますが…。
2012/12/09 (日) 13:45:55 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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