がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
MSの推力重量比から連携関係を推測する
 えー、このタイトル実は投票の段階では「比推力」から連携関係を推測するとしていました。しかしこれは完全に自分の勘違いで…推力重量比が正しい表現になります。比推力だと推進剤の噴射時間と推力の比率なんですよね。さすがにガンダム世界の設定において推進剤の流量に関する設定はほとんどないので…考察できません。
 そんな物理馬鹿の考察ですがお付き合いくださいませ。

 さて、宇宙空間においては特に、MSのスピードというのは大きな意味を持ちます。それは単に速ければ速いほど強いというわけではなく、3次元挙動においては相対速度というものが大きな意味を持つのです。
 何故がと言えば、相手と相対速度が同じ…つまり同じスピードで移動しているということは、お互い止まって見えるということです。少しでもスピードがずれると、視界から消えていってしまいます。そのため、空間戦においては相手とスピードを合わせることにより格闘戦が可能となるとも言えます。
 しかしそれよりも重要なのは、味方同士のスピードです。単機での突撃ならまだしも、複数機での編隊を組んでの戦闘となると、当然スピードを合わせる事が必要となってきます。例えばGM改ではGP01フルバーニアンについていく事が出来ないため、同じ小隊内で行動するのは非効率です。初めから連携運用を前提としているのであれば、そのMS同士のスピードは同じであることが望ましいと言えます。

 そこで、大体同じくらいのスピードが出そうなMSは、連携行動を想定しているのではないか、という推測を立てるために、MSの全備重量と推力から推力重量比を計算し、比較してみようという企画です。
 基本的に、MSは推力が高ければ高いほど速く動けますが、重さによってもスピードは変わります。例えば推進器を増設して推力を上げたとしても、その分同じだけ重量が増えていれば、結果的にスピードは変わらないということになります。そのために推力と重量の比率を出す必要があるというわけです。

 …という詳しい人にとってはどうでもいい前置きはここまでにして、計算結果を似ている数字順に並べてみます。なお、スペックは「MS大全集2009」を基本とし、誤植と思われるものは別のデータを使っていますが、まだ誤植が含まれている可能性があるのでご注意下さい。

○ザク系
MS-04 0.623(47,000kg/75.5t)
MS-05B 0.626(40,700kg/65.0t)
MS-06F 0.581(43,300kg/74.5t)

 MS-05はMS大全集では21,200kgと表記されているのですが、低すぎる、おかしいと思って調べてみたらEBシリーズには別の数字が書いてありました。多分こちらの方が正しいと思います。
 これだけ見ると、MS-06の方が数値が低くなっているのですが、本体重量との差を見るとMS-06の方が大きくなっています。つまり、MS-06は若干機動性を下げながら、ペイロードを増加させたものであると言えます。

○0.6後半~0.7
MS-06R-1 0.677(52,000kg/76.8t)
MS-06S  0.693(51,600kg/74.5t)
MS-06E  0.705(53,750kg/76.2t)

MS-14F  0.677(55,000kg/81.3t)
MS-09R  0.674(53,000kg/78.6t)

 いわゆる高機動型と呼ばれるMS群です。実は06Rの方が数値が低いというのが泣けてきます。ペイロードで上回っているわけでもないですし、こちらはEBの方がさらに推力が低いという有様。文字設定から考えるとF型の倍くらい推力がありそうなんですが…。
 ただこれらのスペック表記、必ずしもそのMSのフルスペックではなくて、通常のMS戦中に使える推力のみが表記されている節もみられるため、あくまでも「接敵時」の推力としてみたほうがいいかもしれません。

 もう一つ目を引くのが、ゲルググMの数値の低さです。ただ、これ原典をたどってみたところ、どうもサブスラスター2つ分の数値が含まれていないように見えました。それを補正した数値は後述します。
 ただ、もしかしたらMS-14FはMS-06Rに合わせてデチューンした仕様があったのかもしれません。数値が全く同じなんですよね。リック・ドムも合わせて、3機種の連携行動は可能であると言えます。

○0.7台
MS-06F-2 0.760(53,400kg/70.3t)
MS-06R-3S 0.768(56,600kg/73.7t)

RX-77-2  0.740(51,800kg/70.0t)

 MS-06F-2とR-3の数値が近いのが興味深いです。これは連携関係というよりは、F2型がR3型を目標にスペックを設定したのかもしれません。ゲルググのための実験機として開発されたザクと同程度、つまりゲルググ並のスペックを持ったF型というのがF2型なのかも。
 そしてここにきて連邦のMSが登場。重そうなガンキャノンでも高機動型のザクと同等以上というのは、単純にルナ・チタニウムの軽さによるものかもしれません。

○0.8~0.9前半(ジオン)
MS-06R-2 0.800(60,000kg/75.0t)
YMS-15  0.819(56,200kg/68.6t) 
MS-14A  0.839(61,500kg/73.3t)
MS-14F  0.849(69,000kg/81.3t)※推定
MS-14C  0.926(73,900kg/79.8t)

 第二期主力MS群はみな近いスペックです。本当はリック・ドムもここにいなければいけないような気がしますが…ザクに合わせてデチューンされてるんですかね、やっぱり。
 ゲルググMのサブスラスターの数値を補正するとここに来ます。大体A型と同じくらいで、ペイロードはマリーネの方が上なので、見た目とも一致して妥当な数値のように思えます。
 ゲルググキャノンのバックパックは、高機動型のバックパックと同じ推力ではないようです。見た目はそっくりなんですが。

○0.8~0.9前半(連邦)
RGM-79  0.880(51,740kg/58.8t)
RGC-83  0.889(59,480kg/66.9t)
RGM-79SC 0.903(68,000kg/75.3t)
RX-78-2  0.925(55,500kg/60.0t)

 ここにきてガンダムが登場。全体的にジオンのMSより軽いために数値が高めです。GMキャノンIIは技術の進歩によってガンキャノンからGMレベルにまで機動力が上がったということになるでしょうか。
 スナイパーカスタムは推力が大幅に増えているものの、重量も増えているので結果的にはノーマルGMと大差ない数値となっています。向上させたのは機動性じゃなくてビーム兵器を複数種ドライブできる出力系の方がメインなんでしょうね。
 ちなみにガンダム4号機・5号機の数値はGMとほぼ同じです。高機動型という印象ですが、どちらかというとペイロードの増加に主眼を置いているようです。6号機もやや数値が落ちますが0.835となっており、3機での連携運用も想定されていたのかもしれません。

○0.9後半(連邦)
RGC-80  0.972(63,500kg/65.3t)
RGM-79C 0.978(57,480kg/58.8t)
RGM-79GS 0.987(74,000kg/75.0t)
RX-81ST 0.997(71,800kg/72.0t)

 何故かGMキャノンIIよりも推力が高いGMキャノン。一体どこにそんな推進器を搭載しているのでしょうか…。
 GM改は、重量はノーマルGMと同じですが推力が向上しているので数値が上がっています。単純に推進力を強化したタイプであると言えますね。
 一方のGMコマンド宇宙用は、数値こそGM改と大差ないものの推力とペイロードが大幅に向上しています。宇宙空間での稼働時間延長を主眼に置いたタイプであると言えますね。
 RX-81STは、そのGMコマンドのスペックを目標値に置いていたようにも感じられます。同部隊運用も考慮していたかも知れませんし、その後継機ポジションでもあったのでしょうか。

○1.0台(連邦)
RGM-79D 1.022(60,000kg/58.7t)
RGM-79R 1.056(62,000kg/58.7t)
RX-77-3 1.061(62,200kg/58.6t)
RMS-106 1.087(64,800kg/59.6t)

 ここからデラーズ紛争後のMSが登場します。目を引くのが、RGM-79DとRのスペックがほぼ同じであること。重量は同じで、推力が若干向上しています。このあたり、79→79C→79D→79Rと進歩しているのは間違いありません。
 ちなみに理論上はここから地上でのジャンプが可能となります。ガンダムが思いっきりジャンプしてるのはフル重量ではなかったことと、単に推進器の力だけでは飛んでいない(ダム機構!)からだと思いたいところです。
 設定上ジャンプできるようになったガンキャノンはRX-77-4からとなっていますが、一応77-3の時点でスペック上は可能なようです。
 ハイザックのスペックは、GMIIとはほとんど差がありません。ペイロードにも大きな差は無く、部品調達や操縦性以上にGM系との差はないのかもしれません。

○1.0台(ジオン)
MS-14B 1.040(79,900kg/76.8t)
MS-06FZ 1.067(79,500kg/74.5t)

 上記の連邦系MSと同等の数値はこの2体。高機動型パックを装着してやっとGM系上位機並に戦えるようになるようです。
 そして間違いなく一年戦争最強のザクであるFZ型。F-2がR-3にスペックを合わせたのなら、FZは14Bにスペックを合わせてチューンされていると言えますね。ただ当然ペイロードは大きく劣っているので、行動範囲を限定して高機動型ゲルググ並に性能を引き上げたザクということになるでしょうか。そういう意味では、ハイザックはFZ型と同等レベルの機動力を維持しながらその他の面を向上させたザクと言えますね。

○1.1台(連邦)
RMS-117 1.111(63,200kg/56.9t)
RGM-79N 1.172(67,480kg/57.6t)
RGM-79G 1.188(67,000kg/56.4t)
RGM-79Q 1.199(67,480kg/56.3t)

 ガルバルディβはともかくとして、カスタム/クゥエルとGMコマンドG型がほぼ同等というのには驚きです。ただコマンドとクゥエルはコロニー内での戦闘に主眼を置いているということを考えると、単純にペイロードが低めに設定されているとも言えます。それよりも空間戦寄りのカスタムは、若干重量が重いということでしょうか。
 その点で比較するとガルバルディβの方がペイロードが高く、より稼働時間が長いと言えます。本体重量を軽くし、その分ペイロードを高めた機体であると言えそうです。


 とりあえず、現実的な数値での第1世代MSはここまで。次からはガンダリウム合金を使った第2世代をメインに分類していきます。

○1.0台(連邦)
RX-139 1.051(59,800kg/56.9t)
PMX-002 1.070(60,120kg/56.2t)
PMX-000 1.077(96,000kg/89.1t)

 実はGMIIと大差ない数値のこの3体。ただメッサーラだけは圧倒的にペイロードが違います。まぁMAメインなんで当たり前と言えば当たり前ですが。
 偵察用のボリノーク・サマーンはともかく、ハンブラビのスペックの低さはちょっとイメージと違いますね。ただ見た目からして推進器がほとんどないんで、実は運動性がメチャクチャ高いGMでしかないのかもしれません。

○1.0台(ジオン)
AMS-119 1.063(54,000kg/50.8t)
AMX-004 1.077(61,600kg/57.2t)
AMX-003 1.092(79,200kg/72.5t)

 ギラ・ドーガの数値がハイザックと大差ないという驚き。無論ペイロードはさらに増加しているものの、ザク的運用であればザク改=ハイザックレベルで十分だったんでしょうか。
 ガザCとキュベレイは同部隊運用を行っていたので、まぁわからなくはありません。キュベレイはサイコミュがメインなので、その機材に重量や推進器のスペースを取られてしまい、パイロットの先読みでカバーしないといけないMSであるとも言えます。
 ガザCは、かなりペイロードの高い機体です。新兵用に推進剤積載量に余裕を持たせてあるのかもしれません。

○1.1台(ジオン)
AMX-104 1.112(75,040kg/67.5t)
AMX-107 1.112(75,040kg/67.5t)
AMS-129 1.125(62,100kg/55.2t)
AMX-014 1.172(87,300kg/74.5t)
AMX-015 1.174(92,400kg/78.7t)

 なんとR・ジャジャとバウは全く同じスペックです。またR・ジャジャはEBの数値なので誤植の可能性もありますが、MS大全集に載っているスペックは低すぎます。多分肩のバインダーの推力が入っていないのだと信じたいです。仮にこの2機が全く同じスペックだったとすると、その運用目的もほとんど同じだったのかもしれません。つまり、ガザが不得意な接近戦をカバーするという役割ですね。
 ドーベンウルフとゲーマルクは、兄弟機と言われるだけあってスペックも似ています。オールドタイプ用か強化人間用かというだけで、運用は同じ形を想定していたんでしょうね。
 ちなみに、数値上はガルバルディβと大差ないこれらのMSですが、出力は全く違います。スピードはそこそこに、パワーは向上させるというコンセプトの機体群です。そこにさりげなく混じっているギラ・ズール。

○1.2台(連邦)
MSA-004K 1.223(68,600kg/56.1t)
MSR-100S 1.234(78,500kg/63.6t)
RMS-108 1.256(74,600kg/59.4t)

 ネモIIIと百式改がここに登場。百式改を指揮官機に、ネモIIIとの小隊という組み合わせが思いつきますが、ペイロードには雲泥の差があります。というかネモIIIのペイロードは極めて低いです。ほとんど、砲台の役割しか果たせないでしょう。後からビームキャノンを付け足したような設定なので、その分が積載重量に含まれていないんでしょうね。
 百式改はネモ以下のスペックなのですが、おそらく両肩フル装備状態での重量なので実質支援用装備でのスペックということになるでしょうか。
 マラサイもネモ以下ですが、ペイロードは大きく上回ります。単純に行動半径の差なのでしょう。そういう意味では、ネモIIIではマラサイの代替にはとてもなりそうにありません。どちらかというと、百式改の方がそれに相応しいと言えそうです。

○1.3台(連邦)
RMS-154 1.291(80,400kg/62.3t)
RGM-89 1.298(61,400kg/47.3t)
MSA-003 1.309(72,800kg/55.6t)
RMS-099 1.367(74,800kg/54.7t)
MSN-100 1.372(74,800kg/54.5t)

 1.2台が混じっていますが、数字的にほとんど1.3であり比較対照的にこちらが相応しいと思い含めました。バーザム、ジェガン、ネモがほぼ同スペックなのは興味深い点です。ただペイロードではジェガン>バーザム>ネモです。そこを除いて考えると、連邦軍の第2世代量産機の標準レベルはここにあると言えますね。
 そしてネモ、ディアス、百式も実はそこまで差がないことがわかります。ペイロードにはわずかに差がありますが、基本的には行動半径が若干違うだけで、同部隊運用を視野に入れての設計であると言えますね。その点で比較すると、ティターンズ側の量産機はハイザック、ガルバルディ、マラサイ、バーザムと全て異なります。同部隊での運用はあまり考慮していないと言えます。

○1.4台
RGM-86R 1.445(81,200kg/56.2t)
MSS-009 1.453(84,000kg/57.8t)
MSA-005 1.469(77,000kg/52.4t)
MSZ-010 1.478(101,100kg/68.4t)

AMX-006 1.436(98,200kg/68.4t)

 GMIIIとジェモの数値がほぼ同じで、ペイロードもあまり変わりません。実は対抗機だったんでしょうか…(笑)。
 ZZガンダムも同じくらいですが当然ペイロードは全然違います。そしてガザDのペイロードはそれをさらに上回ります。ガザって実は結構長距離侵攻用なんですかね。それに対してメタスのペイロードはそこそこです。まぁ実験機でしょうし。
 GMIIIがジェガンより高いスペックなのは、多分GMコマンドのGS型とG型の関係に近いんじゃないかと思います。ペイロード重視のジェガンと、ジャンプ力重視のGMIIIというあたりですかね。

○1.5台
MSZ-007 1.530(73,900kg/48.3t)
RGM-96X 1.556(89,030kg/57.2t)
PMX-003 1.569(135,400kg/86.3t)

AMX-101 1.557(121,900kg/78.3t)
AMX-008 1.586(92,280kg/58.2t)

 ちなみに1.5台はガンダムMk-IIやνガンダムの数値にあたります。スタンダードな第2世代ガンダムの標準点ということになりますね。その意味では量産型Zガンダムは数値的には量産型ガンダムMk-IIというべき水準ですね。百式改に敗れたのは性能ではなく、他のMSとの連携面だったりするのかもしれません。
 ジ・Oはガンダムタイプと対等に戦える機動性を確保するという設計理念があったのかもしれません。一方で高いペイロードを持ち長距離運用が可能なようになっています。
 ガルスJとガ・ゾウムは規格が同じ部分があるからか数値も似ています。ただ一方は陸戦用、一方は宇宙用がメインの機体です。ガ・ゾウムはスペック的には高機動型ガザと言えるかもしれません。一方のガルスJは、地上でも高い推力を発揮できるようにこのような数値になっているのかも。自前のSFSも持っていませんでしたしね。

 なお、バイアランの総推力に飛行用ジェットエンジンの推力を足すと得られる値は1.580です。つまり、このライン以降のMSはその気になれば重力下で飛べるということです。

○1.6台
MSZ-006C1 1,602(124,000kg/77.4t)
MSA-005S 1.631(83,000kg/50.9t)
MSZ-008  1,640(114,300kg/69.7t)
FA-178  1.676(124,500kg/74.3t)
RGM-89B  1.699(83,600kg/49.2t)
RMS-099B 1.713(105,000kg/58.2t)

AMX-009  1.614(107,800kg/66.8t)

 ZプラスC1、メタス改、ZIIという可変機が登場しました。ZプラスC1はZIIの代替機なので、数値が近いのもうなづけます。メタス改はZIIとの連携運用を想定していそうですが、ペイロードが違い過ぎるのでちょっと違うかもしれません。メタス改のペイロードはネモ程度しかなく、どちらかというとネモIIIの代替ポジションだった可能性も…。高出力ビーム兵器+低コスト機の組み合わせは、ペイロードの問題で頓挫したんでしょうかね。
 一方でフルアーマーMk-IIやシュツルム・ディアスもまた、可変機に匹敵する性能を持っています。これらは可変機開発が頓挫した時用のアイデアだったんでしょうね。そしてそのレベルに達しているアクシズのMSがドライセンです。スペック的には完全に高級機ですね。量産機のレベルではないような気がします。
 ジェガン改は非可変のままこのクラスを目指していることから、デルタプラスの対抗関係かもしれません。デルタプラスの全備重量がわからないんで比較できないんですが、ジェガン改は百式を意識したタイプということなので、可能性はあるかと思います。

 なお、スペック上はGMスナイパーIIもこのレベルにあります。ちょっと、スペック高すぎです。

○1.8~1.9
MSZ-006 1.807(112,600kg/62.3t)
MSZ-013 1.822(97,500kg/53.5t)
MSZ-006X 1.900(99,000kg/52.1t)

MS-14J  1.826(150,800kg/82.6t)

 いよいよZガンダムの登場です。流石の圧倒的数値、ペイロードも十分です。量産型ZZがその域に達しているのは、非可変MSとしての最強を狙ったんでしょうかね。
 プロトZガンダムの数値の高さも目を引きまが、ほとんど全備重量という概念がなさそうな実験機だからなんだと思います。ここに色々付け足していってそれ以降のMSになったというところですね。
 そしてリゲルグの凄まじい機動力。リゲルグでここまでいけるなら、キュベレイもこれくらいありそうなものなんですけど。

 なお、アレックスもこのくらいの数値です。ちょっと、スペック高す(略)あとGP02がこのくらいですね。リゲルグがありならギリギリ許せるところでしょうか。


○2.0以上
FA-007 2.274(141,200kg/62.1t)
AMX-011 2.527(172,600kg/68.3t)

 この辺はもはや他のMSとの連携はまるで想定していない領域。というかMk-IIIって一体なにと戦うつもりだったんでしょうね。ザクIIIの存在がその時点出明らかになっていたら、採用されていたでしょうか。
 ザクIIIは派生機はさらにこの上をいきます。圧倒的な機動力による究極の一撃離脱を狙った機体と言えそうです。

 なお、ケンプファーやゲルググJもこのくらいの(略)

○3.0以上
RX-0   3.340(142,600kg/42.7t)
AMX-103  3.252(258,200kg/79.4t)

 ほとんどV-MAXのユニコーンガンダムはさておき、ハンマ・ハンマの化け物じみた機動力は謎です。コンセプト的にはジオングの後継で、同じ準サイコミュ機でもサイコガンダムベースのドーベンウルフとは根本的に運用目的が異なるということでしょうか。

 なお、フルバーニアンがこのレベルです。ユニコーン(非覚醒)とフルバーニアンは同等なんですよ(笑)



 このあたりでまとめてみましょうか。

・MS-06R、MS-09R、MS-14Fは同部隊運用が可能
・MS-06F-2はMS-06R-3Sと、MS-06FZはMS-14Bと同等スペック
・RGM-79→79C→79D→79Rはマイナーチェンジの繰り返し
・RMS-106はGMIIレベルのザク。ハンブラビ、ギラ・ドーガも同水準
・コロニー内仕様のMSは推力重量比が高め
・ギラ・ズール、バウとR・ジャジャ、ドーベンウルフ、ゲーマルクは機動力の面では同等、第2世代以降の対MS戦を想定したMSの機動性では基準値の最低ラインか
・マラサイと百式改は同等、「ネモでは性能不足のため」という量産型百式改の開発理由は、マラサイ代替の可能性?
・ネモ、リックディアス、百式は同部隊運用を想定。連邦製第2世代MSの標準ラインか
・バーザムのペイロードをさらに増加させたのがジェガン
・ZII、ZプラスとFAマークII、シュツルムディアスはほぼ同等。エゥーゴの攻撃型MSの目標ラインか。またドライセンもこのレベルのMSであることから決して低コスト機とは呼び難い
・ネモIII、メタス改のペイロードの低さから、高出力ビーム兵器+低コストMSの攻撃型MSは技術的に挫折した可能性
・Zガンダムはトップクラスの水準。それに匹敵するリゲルグ
・その壁を越えるMk-III、ザクIII、ハンマ・ハンマ

 こうして見ると、ジオン系MSの推力重量比は1.0~1.1がスタンダードで、それ以降はガザ系の可変MS、ガルスJやドライセンといったSFSの運用を想定していない地上用MS、リゲルグ・ザクIII・ハンマハンマといった過剰な推力を持つMSのみとなっていることがわかります。基本的にはザク~ゲルググを越えないラインでの機動力を維持していて、それ以上の機動力が必要なMSについては特別に付加しているといった感じですね。

 一方の連邦系MSについては、0.9がガンダム級、1.5がMk-II、1.8がゼータ級と分ける事ができます。対MS戦を主眼に置いている場合、機動力は高い方がいいのでだんだん高くなるんでしょうね。
 量産機だと1.1がGMカスタム級、1.3がネモ・ジェガン級ということになります。ただジェガンはそれまでのGM系に比べてかなりのペイロードを誇るので、単なる後継ではなく、機動性と稼働時間の両立、つまりGMとザクのいいとこ取りを目指したMSであると言えます。マラサイ、バーザム、リックディアスはその過程と言えますね。逆にGM系のままMk-IIに近いスペックを目指したのがGMIIIということになります。

 個人的には、量産型百式改・量産型Zガンダム・ネモIII・メタス改・バーザムの立ち位置がこれまでの考察とかなり変わりそうなので、再考の余地ありです。
 正直ガンダム設定におけるスペック数値は色々と現実味が薄い部分があり、リアリティを突き詰めるほど粗が出る禁じられた領域みたいな部分があるのですが、他のMSとの比較のためのツールとしては活用できると思っています。
スポンサーサイト
コメント
コメント
比推力は推進剤の噴射時間というより燃費つまり推進剤の質量に対する推力の量ですね
燃料に対する噴射エネルギーや航続距離をあらわす数値ですね。
推進剤の噴射速度や噴射時間も気になりますね。
2012/09/15 (土) 22:44:27 | URL | #-[ 編集 ]
>正直ガンダム設定におけるスペック数値は色々と現実味が薄い部分
ですねw
私も無駄に推重比をグラフにして比較したことがありますが、途中で考えるのをやめました。

あとハンブラビの低スペックは有名ですが、「そうだ、機体が小さいんだし、推重比が高く設定されてるのかも知れない」と計算し、これも大したことなく(1.05)、愕然としたのは良い思い出です。
2012/09/16 (日) 06:53:05 | URL | 松裕堂 #6eUroIng[ 編集 ]
ブッチギリで推力比が高いのはEx-sの7.2ですかね
2012/09/17 (月) 07:18:35 | URL | #-[ 編集 ]
UCの劇場パンフによればデルタプラスの全備重量は60.8tですね。
アニメ版5巻でユニコーンガンダムはよくミノフスキークラフト無しで飛べるな~と思ってましたが、今回の考察で納得しました。
2012/09/19 (水) 22:23:23 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
>推進剤の噴射速度や噴射時間
高機動型ザクの設定は多少参考になるかな、という気がしますが、
それくらいしか該当しそうな記述が思い当たらないですね。
あんまり細かく設定してしまうと色々収拾がつかなくなってしまうからだと思いますが…。

>松裕堂さん
いくつかどうしようもない数値がありますからね(苦笑)
ハンブラビはバイオセンサー搭載説もあるんで、キュベレイと同じでパイロット能力でカバーしてたりして。

>Ex-S
Bstを例外とすればそうなりますね。Bst用ブースターの推力が凄まじく高いということなんでしょうかね。

>匿名希望さん
劇場パンフにスペックが載っているのですね。情報ありがとうございます。
計算すると1.520でMk-IIとνの間くらいですね。
ジェガン改に一歩劣るのは、大気圏突入能力と重力下飛行込みだからというところでしょうか。
2012/09/22 (土) 12:44:03 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
はじめまして。
スペック表記は、第2世代以降の機体だと身体中にバーニアを分散配置してますけど、どれをチョイスして表記するかも曖昧ですよね。バックパックやスカートに集中配置ならともかく、分散配置だと強度の関係上全スラスターを全開にはできないでしょうし。メッサーラは実際は19万6000㎏と言われてますし、ジ・Oは要の50基バーニアはスペックに表記してなかったり、一概に「推力重量比」=「MSの足の速さ」とも言えないのじゃないかと思います。
2012/10/19 (金) 01:06:52 | URL | アネモネラ #QhuJVTAY[ 編集 ]
初めまして、書き込みありがとうございます。
仰る通り、どのバーニアが数字に反映されているのかははっきりされていませんね。
ガブスレイなんかは、移動時と戦闘時で使う推力が違うという書かれ方をしていたので、
とりあえず「戦闘速度」という意味で比較してみたつもりです。
A地点からB地点まで移動するためのものではなくて、同じ小隊に入ってフォーメーションを組んで連携攻撃を行うのに必要な推力重量比、という意味で。
2012/10/20 (土) 15:37:00 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/01/08 (水) 14:49:41 | | #[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.