がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
Zガンダムの通史を文章化する:第二章(1)「月への恫喝」
 ちょっとずつ進めてはその度に過去の文章と認識が変わっているこのシリーズですが、とりあえず今回から第二章です。
 一応序章がエゥーゴが行動を起こすまで、一章がエゥーゴがジャブローへ攻撃をかけるまで、という感じになっています。二章はどこで切ろうかなぁ。
 今回はアポロ作戦の話なのですが、ちゃんと状況を描くと意外とでかい作戦だったことがわかります。もうちょっと丁寧に描いても良かったような気がするんですが、劇場版ではカットされる始末…。結構、重要な意味があったように思えるのですが、見返すとはちゃめちゃな展開だったりするんで全面的な改変が必要になるってことだったのかもしれません。




第二章(1)月への恫喝

 ジャミトフ・ハイマンが議会工作を行いティターンズの権限を拡大させる法案を通させようとする一方、エゥーゴによるグリプス襲撃からジャブロー降下までの一連の攻撃に対し、報復行動を取るべしという風潮がティターンズ内に強まっていた。
 すでにエゥーゴの行動にはグラナダに駐留している連邦軍が協力していることが明らかとなっており、またその背後には複数の月面都市やその中にある企業、資本家らのバックアップが散見されることから、ティターンズはエゥーゴの軍事行動が月における一部の勢力によるものであると断定していた。
 そして、ティターンズはこれら月勢力への報復行為として、月面最大、かつ最初の都市であるフォン・ブラウンを制圧することを決定した。
 かつてグラナダを制圧したジオン公国さえその接収を控えたフォン・ブラウンは、アナハイム・エレクトロニクス社をはじめ多くの企業や工場施設があり、月やコロニーでの経済活動の中心となっている都市であった。そのためフォン・ブラウンを制するものは宇宙を制す、というスペースノイドの中では言われるまでとなっていた。

 そのような都市を制圧することを決定したティターンズは、その時点で持てる可能な限りの戦力を召集していた。巡洋艦アレキサンドリアを中心とした艦隊を編成し、ジオン共和国にも艦隊派遣を依頼、まだテスト中であった新造戦艦ドゴス・ギアをも投入し、磐石の態勢で制圧戦を挑んだ。
 これに対し、宇宙世紀の間何人の支配も受けてこなかったフォン・ブラウンはティターンズへ降ることを良しとせず、エゥーゴにその防衛を要請。エゥーゴもまた新造戦艦ラーディッシュを投入し、試作の新型機を含め可能な限りの戦力で応戦した。

 月面上空で展開された戦闘は、意外な形で結末を迎える。ドゴス・ギアの試験運用を任されていた木星船団のリーダーであるパプティマス・シロッコの独断により、ティターンズ主力部隊と自艦の戦力を囮に使い、ドゴス・ギア単独でフォン・ブラウンに降下したのである。
 シロッコはフォン・ブラウン市に対し全面攻撃も辞さないと脅し、降伏を迫る。コロニーほどではないにしろ脆い月面都市にとってこれは全市民を人質に取られたと同然であり、屈する以外の選択肢はなかった。


 ティターンズのフォン・ブラウン制圧は大々的に報道され、地球の政治家達にとってもティターンズの力をアピールする絶好の機会となった。このことが連邦議会での法案通過に与えた影響は大きかったようである。
 一方でティターンズ内には内紛の兆しが見え始めていた。単独行動を取ったシロッコに対し、手柄を奪われた形になった作戦指揮官であるジャマイカン・ダニンガンはこれを激しく叱責。これに対しシロッコはフォン・ブラウンの指揮権を全面的にジャマイカンに譲り、ドゴス・ギアと共に月を離れた。

 しかしその6日後には、エゥーゴがフォン・ブラウン市に潜入し発電施設を制圧、ティターンズは撤退を余儀なくされる。ティターンズの天下も短いものであったが、同日ティターンズの権限を拡大させる法案が議会で承認を受けた。そのため、ティターンズのダメージは小さいものでしかなかった。結局のところフォン・ブラウンの制圧は法案通過のためのアピールでしかなく、それが済んでしまえば制圧を続ける必要などなかったのである。

 実質連邦軍を傘下に置き、軍内部で絶対的な権勢を得たティターンズであったが、小さな綻びもまた生まれ始めていた。フォン・ブラウン制圧で手柄を独り占めしたシロッコと、そのフォン・ブラウンを奪回され失態を演じたジャマイカンの対立である。
 特にジャマイカンの判断力と手柄優先の行動はMSパイロットの反感を招いており、現場レベルの統制は逆に、崩れ始めていた。

次回 第二章(2)戦局の迷走
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コメント
コメント
この辺がクワトロ言うところの「地球と地続きではない」ことがわかってないんだよね。宇宙全体でアンチ・ティターンズの流れが生まれてるのに、裏で特定の「誰か」を探してるようなことをしてる。

ブレックスが死んでも、仮にそれでシャアを抹殺してもおそらく決定的な事態の転換は起きなかっただろうね。
2012/04/27 (金) 17:57:39 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
ティターンズはバラされたらヤバい悪事をたくさん働いているので、
それをバラす役に一定の世論へのアピール力があれば、ブレックスやシャアでなくてもエゥーゴの勝ちでしたでしょうね。
相手の反感を煽りつつ自分達は正義面をするというやり方はちょっと無理があったような気がします。
2012/05/02 (水) 19:35:56 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/04/22(日) 00:19:21.47 ID:eS8uPCkc0● ?2BP(1001)ガンダムのそばで「ナオト行きま~す」シンガー・ソングライターのナオト・インティラ
2012/04/22(日) 03:01:24 | 【嫌】 ニュー速 【儲】
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