がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
連邦軍の生産拠点を個々に考察する
 連邦軍のMS生産拠点はある程度明らかになっているので、それらが具体的にどのような拠点であったか、個別に考察してみようと思います。
 まずはグリプス戦役期に設定されていた拠点番号が割り振られていた拠点、加えてそれ以外の拠点という順で見ていきます。

○グラナダ
 元々はジオン軍の拠点であった場所です。本来の役目はサイド3の監視や木星船団の発着場所であったと思われますが(そういう設定はないはずですが、地理的に考えて)、ティターンズに反感を抱く軍人が多く月資本の支援もあったことで、エゥーゴの実質的な本拠地となっていました。
 生産施設としてはアナハイムの工場があったことが明らかになっており、元々ジオニックの工場であったものがそのままアナハイムのものとなったと考えられます。
 一年戦争時代のグラナダは、MS-06JやMS-07、MS-09の生産拠点であったことが明らかにされており、またMS-06R系やMS-06Z、MAN-03のようなサイコミュ系の開発も行われていたようです。陸戦用も含めて、旧ジオン系MSの生産・保守とその延長線上の新型機開発を行うには最適な場所であったと言えます。
 宇宙のジオン軍の生産拠点というと、他にサイド3、ア・バオア・クー、ソロモンが挙げられますが、この中では唯一旧ジオン時代の名残が残っているのがグラナダであるとも言えそうです。サイド3に連邦軍の生産拠点を置くのは現実的ではなく、他の2要塞は戦時中に連邦軍の激しい攻撃を受けた場所であったことから、当然と言えば当然なのですが。

 連邦軍とアナハイムグラナダ工場は共生関係にあったと考えられますが、グリプス戦役後はグラナダ工場でネオジオン用のMSが開発されていたりしたので、エゥーゴが消滅した後は連邦軍のグラナダ基地は生産拠点としてはあまり機能していなかったのかもしれません。最も、アナハイムが全面的に連邦軍と協調関係を持つようになったため、フォン・ブラウンの方がメイン工場になったからだという側面もあるでしょうけどね。

○ルナツー
 連邦宇宙軍本部がある、当初からの連邦軍の拠点です。一年戦争時代は、CタイプのGMを開発・生産していました。ジオン本土への侵攻への足がかりとなる拠点でもありますので、GMの生産は急ピッチで行われていたと考えられます。いわば、宇宙におけるGMの生産中心地であったはずの場所です。
 しかしグリプス戦役初期には、ガルバルディβをメインとする部隊が配備されていました。GMの生産はグリプスに移行していたことも要因の一つと考えられますが、それ以前からガルバルディβは開発されていたようなので、実質的に当時はGMの後継補充機としてガルバルディを充てることを考えていたのかもしれません。

 ティターンズが連邦軍を掌握した後はほぼ完全にティターンズの支配下に置かれ、グリプス2がコロニーレーザーとして切り離され、ゼダンの門が破壊された後は、ティターンズの本拠地として機能していたと考えられます。その後の曲折は不明ですが、シャアの反乱時にネオジオンの武装解除を受け入れる拠点として使われ、有事の際の核兵器の貯蔵も行われていたことから、宇宙軍本拠地としての立場は残されていたのではないでしょうか。
 その後連邦軍の本拠地が月に移されるまでは、連邦軍の宇宙最大の拠点であり続けたのではないかと思います。

○コンペイトウ
 かつてソロモンと呼ばれたジオン軍の拠点でしたが、一年戦争末期に連邦軍に制圧され、サイド3侵攻への最終中継地として運用されていました。その後、デラーズ戦役の際には観艦式の会場となっていたものの、ガトーの核攻撃により壊滅しています。ティターンズ発足後はTRシリーズの試験運用を行うT3チームの拠点として運用されました。ティターンズの中では重要視されていない拠点であったため、穏健派の居城となり、最終的にティターンズから離脱しています。その後の運用は不明です。
 一年戦争時代から、目立ったMSの開発・生産の形跡がなく、司令官ドズルが艦艇を中心とした部隊運用を好んでいた事からも、あまりMSの生産拠点としての機能は持っていなかったものと推測されます。そのためティターンズでもTRシリーズを開発するだけで、その他のMSについては開発も生産も確認されていません。
 生産能力に乏しい拠点ということになるので、駐留・中継に特化していたと考えられ、戦略上はあまり重要でなかった拠点なのかもしれません。ジオン軍の対連邦最前線基地であったわけですが、戦争が終わってしまえばそこは最前線でもなんでもなくなってしまうわけですからね。

○ゼダンの門
 ア・バオア・クーであった宇宙要塞です。一年戦争後は、ジオン共和国により管理されていましたが、ティターンズが連邦軍を掌握した頃に接収され、ルナツー、グリプスと並ぶティターンズの拠点として運用されるようになりました。しかしエゥーゴとアクシズの共闘によりアクシズをぶつけられた事で、要塞は壊滅してしまっています。
 一年戦争時代は主にザク、ゲルググの生産拠点であったようで、ペズン計画の開発チームも一時期置かれていたようです。
 連邦軍に管理されていた期間が短いため、開発された機体はあまり多くありません。ハンブラビと、最近設定されたその原型のMAくらいでしょうか。

 ところでこの要塞、ティターンズ管理下になってからどこにあったんでしょうね…。グリプスとルナツーとセットだからL3まで移動したんでしょうか。

○ペズン
 ジオン軍がペズン計画を進めていた小惑星です。一年戦争後は連邦軍の教導団が置かれ、ジオン製MSの研究と運用テストが行われていたようです。そのため、おそらくは連邦軍が接収・改良したジオン製MSは一度ペズンを通していたんじゃないかと思われます。操縦系の改良とか、連邦規格への対応化などのチェックが行われていたんじゃないかと。その成果として、完全に連邦規格化されたジオン系MSの決定版としてゼクシリーズを開発したのではないかと思います。
 教導団はかなり地球至上主義に傾倒しており、思想的にティターンズに近い事からエゥーゴ主導の連邦軍を認める事が出来ず、ニューディサイズを名乗り反乱を起こした際にペズンは作戦により自爆させられました。
 MS-Xの設定ではペズン計画の研究所はサイド3にあったことになっているので、一年戦争時はL2宙域にあったのではないかと思われます。

○ニューギニア
 オーストラリア北部、今で言うインドネシアとパプアニューギニアのある島に設置された基地です。ジャブローから移転した連邦軍の拠点の一つですが、カミーユが宇宙に上がった後のカラバが攻撃を仕掛けたことくらいしかわかっていません。…というのも昔の話で、AOZで具体的にその時の描写が追加されました。まだ読んでいないので詳しくは語れないのですが。
 一年戦争時代の扱いは不明です。GMの生産拠点の一つであった可能性はありますが、東南アジア地域自体が一年戦争末期においては重要な戦線ではなかったので、表舞台にはなかなか出てこなかったのかもしれません。地理的に考えれば、オーストラリア戦線と東南アジア戦線を統括する拠点だった可能性がありますが。
 MSとしてはバーザムの開発が確認されていますが、これはグリプスから移管されたものであるようで、それ以前にMSの開発計画があったかどうかは不明です。逆に言えば後付けしやすい拠点ではあります。

○キリマンジャロ
 アフリカにある標高の高い山に設置された基地です。一年戦争時代はジオン軍におけるアフリカの拠点でしたが、戦後ジャブローからの連邦軍本部の移転先の一つとなったようです。しかしカラバのアウドムラによる絨毯爆撃によって壊滅しました。その後、残った部分がネオジオンに打ち上げ施設として活用されたようです。
 アフリカでは民族運動と連携したジオン残党の活動が活発であったため、戦後のアフリカ対策の重要拠点であったと考えられます。ここが壊滅した事で、ZZでのアフリカの軍事活動の活発化に繋がったのかもしれませんね。
 MSの開発という意味ではバイアランが開発されたことで知られています。バイアランカスタムの活躍を見る限り、対ジオン残党には絶大な戦力になるはずだったんでしょうね。また青色ハイザックやザクキャノンの配備も確認されており、元々接収したジオンのMSを運用する事の多い拠点だったのかもしれません。
 非公式にはガンダムMk-IIIイグレイが開発されていたことでも知られていますが…Mk-IIの直系後継機計画はキリマンジャロに移管されて、量産機計画はニューギニアに移管されたのかもしれませんね。

○グリプス
 ティターンズ設立に伴い、サイド3の密閉型コロニーを2つ使用して作られたサイド7の2バンチ、グリーンノア2の別称です。半分市街地になっている1バンチと違い完全に工業用コロニーとして使用されていましたが、うち1つ分のコロニーはコロニーレーザーとして改修、分離され、グリプス2と呼ばれるようになりました。残った拠点としてのコロニーはグリプス1と呼ばれているはずですが、ほとんど描写はありませんでした。コミック「ジオンの幻陽」によると最後までティターンズ残党が抵抗していたようですが、その部隊はネオジオンに合流したようです。
 開発拠点としてはGMIIの新規生産、ガンダムMk-IIの開発とドゴス・ギアの建造を行っていたようです。こう書くとドゴス・ギアの艦載機としてガンダムMk-IIを開発していたような気がしますね。ただMk-IIはその性能がドゴス・ギアに見合っていないような気がするので、本来であればその先のMk-IIIが配備されるはずだったのかもしれません。実際に配備されたのはガブスレイでしたが。GMIIも更にアップデートされてMk-IIIとある程度規格を共有するタイプに発展する予定があったのかも。それがGMIIIもしくはバーザムとして形になったと。
 片割れがコロニーレーザーになっていたことを考えると、当初よりレーザー建造用の拠点を兼ねていたのかもしれません。

○ジャブロー
 連邦軍総本部です。が、一年戦争によりジオンに場所を特定され、デラーズ戦役ではコロニー落としの標的(フェイクでしたが)にされたこともあって、機能を分散した上で移転が決定。ジャブロー自体はおそらく次に標的されたときに備え、地下の核爆弾による自爆機能を用意して施設が残されていました(このこと自体はティターンズの策略で、ほとんどの連邦軍の人間には知らされていなかったのではないかと思います)。実際、エゥーゴが襲撃した際に自爆し、地上から消滅しています。
 生産拠点としては、一年戦争の時点から最大の拠点として運用されており、V作戦のMSの開発からGMシリーズの生産まであらゆるMSを生み出してきました。拠点番号導入後は水中用ザクの改造機くらいしかまともな登録が確認されておらず、その時点ですでに移転が決定していたものと思われます。
 面白いのは、ジャブローは拠点番号が2つ割り振られているということです。これは実質工廠が2拠点分存在するということになるわけです。一年戦争の時からそうだったとすると、その2つを区別する事でデザイナーや作品によるMSのデザインラインの違いを説明できるかもしれません。また、ニューギニアとキリマンジャロにはこの2工廠がそれぞれ分散して移転されたと解釈する事も可能です。
 そうそう、当初はここがティターンズの本拠地だと思われていましたので、少なくとも形の上ではティターンズの本拠はここに置かれていたということなのだと思います。

 ここまでがグリプス戦役時に拠点番号が割り振られていた拠点です。以降、一年戦争時にMS生産拠点であったことが明示されている拠点を挙げます。


○オーガスタ
 元々はニュータイプ研究所がある土地として出た名前でしたが、0080においてアレックスの開発拠点として設定され、その後様々な後付けMSを生み出した拠点として扱われた挙句、コミック「オレら連邦愚連隊」では連邦軍の一大生産拠点とまで表現されるようになってしまいました。
 一年戦争中は北米はジオンの制圧圏でしたので、矛盾しないように考えるのであれば、唯一ジオンの支配から免れた北米唯一の連邦軍拠点という扱いになるのではないかと思います(地理的にちょっと厳しいんですが)。それ故に新型機の投入や開発が積極的に行なわれたということでしょうか。
 具体的に開発されたのはRX-78系の最新機と、GMコマンドと呼称されるタイプのMSの開発・生産、また一年戦争中はジム改系の運用もここで行っていたようです(戦後はジャブローでも生産されています)。総じて、現有戦力の増強を主としたジャブローに対し、次期主力を見据えた戦力の開発を行っていたのがオーガスタということになります。
 最前線基地とは思えない扱いなので、何らかの理由でここは聖域化していて、ジオンの北米支配から免れていたことになりそうです。連邦軍がここまでは奪回していたのか、元々ジオンが攻め込まなかったのかというところですが、本来戦略上全く重要ではない拠点であったが故にジオンに見逃され、それを逆手にとって秘密基地的な扱いで新兵器の開発に使われていた…という感じで解釈するのが無難なんでしょうか。

 なお一年戦争後はニュータイプ研究所としての名前しか出て来ず、またその研究所も直接MSを開発する機能は持っていなかったようです(ドーベンウルフの再改修でようやく形式番号が出てきました)。そのことから考えても少なくとも生産拠点を持っていたとは言い難い…のですが。キャリフォルニアに移転したのかな。

○キャリフォルニア
 当初北米最大の連邦軍拠点でしたが、ジオン軍の地球降下作戦によりほとんど無傷で制圧され、ジオン最大の地上拠点となった場所です。その後連邦軍に奪回され、GMの生産拠点の一つとして数えられています。
 現在の公式設定に照らし合わせると、キャリフォルニアの奪回は12月15日でしたので、現実的に考えるとGMの生産が本格的に始まったのは戦後ではないかと思います。オーガスタの話と合わせると、オーガスタで開発されたMSの生産が予め準備されていたりしたのかもしれません。モノアイタイプのGMコマンドはジオンが使っていた施設をすぐ流用できるように設計されていたものだったりして。
 戦後はアナハイムの工場があったりしたようなのですが、ほとんど名前は出てきません。星の屑で再び北米に甚大な被害が出たので、(オーガスタの施設もそうですが)壊滅してしまったのかもしれません。


 他に基地としてはベルファストやトリントンという名前もありますが、今のところ生産拠点であった節は見られていません。「ギレンの野望」だと北京やマドラスという拠点も出てきますね。ニューヤークやオデッサといったジオンの拠点だった場所も生産拠点扱いですが、この辺はゲーム上の都合であると考えたいです。今のところは。

 こうして考えると、また新しい物の見方が出てきそうな気がします。何故ルナツーにガルバルディが登録されたのか(MS-17だからRMS-117ってだけなんですが)、ドゴス・ギアとMk-IIの関係、それとキリマンジャロとアフリカ戦線の関わりなどは今後の新たなテーマにしたいところです。
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