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エゥーゴのMS運用法をネモ中心に考察する
 エゥーゴのMSというと、Zガンダムや百式が代表的ですが、これらは試作機であり数機しか存在しません。リック・ディアスの生産数も決して多くなく、アーガマには常に3機配備されるよう補充され続けているために多そうに見えますが、少数精鋭の機体であることに変わりありません。
 エゥーゴにおいて主力MSというのは間違いなくネモです。当初はGMIIでしたが、後半は全くと言っていいほど登場しなくなったのでネモへの機種転換が進められたのだと思います。
 であるならば、エゥーゴのMS運用はネモ中心であったのではないか、と考えました。それを前提に、エゥーゴのMS運用を考えてみます。

 エゥーゴの戦闘目的は基本的にティターンズ拠点の急襲、制圧もしくはピンポイント攻撃であると考えられます。真正面から戦争することが目的ではなく、ティターンズの戦力を削ぎ、駐留している拠点から追い出すことが目的のはずです。
 エゥーゴが自発的に攻撃した拠点は、グリプス、ジャブロー、ニューギニア、キリマンジャロ、ゼダンの門と本拠地クラスばかりです。ティターンズの中枢を制圧し、指揮系統を完全に奪う(可能であれば総帥を抹殺する)ことに特化していたと言えます。

 そのため、エゥーゴのMSはドム系のコンセプトを引継ぐリック・ディアスや、可変MSであるZガンダムのような瞬発力に優れている機体がほとんどです。数で勝負はできませんから、速攻で中心部に攻撃を加えることを主目的としているということなのでしょう。
 しかし、相手にも戦力がありますから、簡単に速攻を許してはくれません。特に数で勝る相手が多面的に部隊を展開しているところに、少数で突っ込んでも蜂の巣になるだけです。速攻を行うためには、ある程度相手を牽制する必要があります。
 そこで出てくるのがネモです。GM系の延長にあるこのMSは基本的には近距離戦の白兵用であると考えられ、対MS戦を得意としているはずです。このネモが敵(ティターンズ)のMSの相手をして、十分引きつけた上で、本命の突撃用MSを本拠地に突っ込ませる…そんな運用が想定されます。

 ネモも決してコストの安い機体ではなく、エゥーゴの戦力自体もそう多くない機体であることから、一年戦争の連邦軍のように物量で攻めていくことはできません。その分ネモにはスペックの高さが要求されることから、GM系でも高級機種であるスナイパーカスタム系が母体になっているのでしょう。劇場版ではGMカスタムやGMキャノンIIが配備されていましたが、これもどちらかというと高級GMの部類に入るので、ネモの配備が追いつかない代替として配備されていたのかもしれません。

 またフォワードとも言うべき速攻用MSは、当初はリック・ディアスが担っていましたが、この後継と目されていたのはおそらくZIIだったのではないかと思います。エース用に配備される予定だったということですしね。代替としてZプラスC型が配備されたようですが、その時点ですでにティターンズは壊滅状態でしたので、結局最後までエゥーゴはリック・ディアスをフォワードに据えていたことになるのだと思います。足りない分の補充として開発されていたのが、ディアス脚のネモIIとネモIIIだったということでしょうか。
 そうなると、ジェガンとリゼルの関係もそれに準じていると考える事が出来ます。ジェガンで敵を引き付けて、リゼル部隊が一気に敵中心部に突っ込むという運用ですね。リゼルはジェガンのSFSとしても機能しますので、リゼルがジェガンを戦場まで牽引→ジェガンが戦闘に入ると一旦リゼルはMSに変形して後退しつつ支援→敵戦線が広がったところでリゼル部隊が変形して突っ込む、という運用が想定できます。一発ピンポイントで攻撃できればOKな任務であれば、ハイスペック機である隊長機の攻撃をその他のリゼルが追随しながら支援という運用が行なわれたのではないでしょうか(ちょうどZガンダムとメタスの関係)。
 つまり、ロンド・ベル隊はある程度エゥーゴの戦術を引継いだ部隊だったと言うことができるのではないかと思います。まぁ指揮官は同じ人(ブライト)だし。アムロがいた時代はフォワードとなり得るZ系が不足していたので、強引にリ・ガズィを調達したのかもしれません。

 ところで、リゼルの隊長機と一般機にスペックの差があるように、ジェガン部隊にもスタークジェガンというハイスペック機がありました。フォワード機にもGMタイプにも、ハイスペック機を中核に置く傾向があったのかもしれません。
 エゥーゴにおいても、ネモと同コンセプトと思しきハイスペック機として百式がありました。これは量産型百式改という形で一般化されるはずでした。Z系の場合はZIIがハイスペック機で一般機としてはメタス改が配備される予定だったのかもしれません。リック・ディアスについても、シュツルム・ディアスやリック・ディアスIIのようなハイスペック機があります。シュトゥッツァーもハイスペック機を狙った機体の一つだったんでしょうね。

 エゥーゴの特徴として、ハイスペックのフォワード機は基本的にメガランチャー系の武装を装備していることが挙げられます。Zガンダムを代表に、ZIIやZプラス、メタス改もそうですね。そういう意味ではメタス改はZIIのアシスト用というよりは、対抗機だったのかもしれません。リゼルもメガランチャーは指揮官の装備でしたし。
 ただ、メタス改のハイメガキャノンはMS形態でも撃てるものの、取り外す事が出来ません。Z系のそれは手持ち式であり、対MS戦であれば手放して格闘戦に入ることもできます。エゥーゴの攻撃目標が必ずしも拠点や艦艇とは限らず、敵高性能機の撃破であることもあり得ることを考えると、ハイスペック機は格闘戦にも対応できることが望ましく、メタス改はやはりハイスペック機ではなかったのかもしれません。
 メガランチャーと言えば百式も代表格ですが、百式は可変機になるはずだったMSであるために運用可能(Zガンダム完成まで他に代わりはない)で、またメガバズーカランチャーはハイメガランチャーの試作品だったことから、単に試験運用が目的であったと考えられます。その後、アクシズとの圧倒的物量差を補ったり長距離狙撃のために使われたりしましたが。

 まとめるとこのような感じでしょうか。

GM系MS:敵守備隊を牽制し引き付けるのが役目。敵高性能機が出てきた時の対抗機としてハイスペック機(etc.百式、スタークジェガン)が存在。
フォワードMS:GM系が引きつけた敵の合間を縫って攻撃目標へ突っ込むのが役目。敵MSとの交戦もあり得るため可変機が望ましい。メインの目標を担当するハイスペック機とそれを支援する一般機がある。


 サッカーで言うと、GM系がディフェンスでフォワードはその名の通りと言えます。速攻も、敵の攻撃を防ぎきるディフェンスがあって初めて成立しますからね(守りきれないと、前線の選手も守りに参加しなければならなくなる)。チームが強くなるのも守備の整理からというのが一般的ですし、その意味でネモはエゥーゴを支える屋台骨であったのかもしれません。

 ちなみに、旗艦アーガマにはネモがほとんど配備されませんでした(ロザミアが乗って逃げた1機くらい?)。一番最初の実戦配備の時点でリック・ディアス3機のみを積んでおり、GMIIは他の艦に搭載されていたことを考えると、アーガマは元々フォワード機専門の運用を取る前提だったのかもしれません。その後Mk-IIと百式が配備されて、単艦運用に耐えうる部隊になったのかも。

 という感じでグレメカに使えそうなネタを振ってみたり、みなかったり(笑)
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コメント
コメント
歩兵と騎兵ですね
2012/01/11 (水) 07:22:37 | URL | ナタル #-[ 編集 ]
あーちょうどそんな感じかもしれませんね。
2012/01/13 (金) 00:24:38 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ネモハイマニューバはディアスが行き渡らないエース用と言われてますが、突撃用のネモだったとしたら整備なんかの負担も減って運用が楽になったでしょうね。艦船不足のエゥーゴにとっては、サラミス改で運用するのにネモとネモハイマニューバの組み合わせで部隊編成することを考えていたのかも。
2012/01/13 (金) 15:44:25 | URL | 梅安 #KAms/y7Q[ 編集 ]
一年戦争後のMSの運用方式としては結果的にだろうけどホワイトベース部隊の運用を踏襲したんでしょうね。

加えるとグリプス以降は敵の軍事拠点を押えると言う使い方がメインになるから攻めの部隊と守りの部隊と言う形で二極化したのかも。

攻めの部隊は最近のTMSとか回して守りの方はネモや形落ち品でも何とか出来たんでしょう。
2012/01/14 (土) 15:27:12 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>梅安さん
ウイングバインダー装備しただけなんでディアスというより百式(改)の代替と言った方が正しい気がしますけどね~。
ネモII、ネモIIIの方がディアスの代替としてはそれらしい気がします。
本当はマラサイがそのポジションだったんでしょうけどね。

>ドクトルKさん
まぁ守りは維持費がかかるんで最小限にとどめて、いざ何か起きた時用に、少数のハイスペック機をまとめた攻撃部隊を用意しておくというのが戦後の連邦軍だと思います。
そしたらその攻撃部隊がまるごと叛乱を起こしちゃったのがティターンズで、
それに対抗すべく同等の攻撃部隊が編成されたのがエゥーゴだったってことですかね。
2012/02/05 (日) 23:26:49 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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