がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ドムとペズン・ドワッジの違い
 MS-09ドムとMS-10ペズン・ドワッジは、ほとんど同一コンセプト機と思しき外見であり、設定中に明確な相違点が記されていません。というかペズン・ドワッジとはどういう機体だったのかという設定がほとんどないんですが、ドムのバリエーションが増えるにつれて、ドムとドワッジの違いが見出しにくくなっています。ドムは地上も宇宙も特化型がありますし、ある程度であればその両用型(リックドムII)も存在します。ただの後継機であれば型番を変える必要はないはずです。

 では一体何が違うのか、ということを考えてみます。

 まず、運用領域について。これは基本的に宇宙メインで問題ないかと思います。というのも、「2機で使用するビームキャノン」という設定があるからです。地上で2機連結してまでビームを撃つメリットは低いですし、後のビグウィグやハイザック用メガランチャーと同じコンセプトだと考えれば、宇宙用である可能性の方が高いと言えます。
 EBのMS大図鑑では、「MS-09の発展型」「ホバー移動可能」「局地戦用」という単語から陸戦用であるように読めますが(実際にギレンの野望では陸戦用になってしまった)、これだけでは陸戦と言い切ることは出来ません。MS-09系全体の後継機であり、ホバー移動はコロニーでもでき、局地戦とは地上のみを示す物ではありませんからね。まぁ地上でも運用可能な設計ではあったということにしていいと思います。

 では宇宙用だとして、リックドムとの違いは何か、ということについてですが、一つ言えることは、ビーム兵器を使用可能にしたという点が挙げられるかなと思います。元々改良型ジャイアント・バズと呼ばれる兵器はビームバズーカのつもりで描かれており(ジオノグラフィで再現されています)、これはリックドム用のビームバズーカに比べかなりコンパクト化されていることから、ジェネレーターを内蔵したタイプではないと言え、ペズンドワッジが単独でビーム兵器のドライブが可能だと解釈することが出来ます。
 外見的にも、ペズンドワッジは腰前部にガンダムのようなボックスが設置されており、ガンダムのそれがビーム兵器のための出力強化用のものであることは以前述べています。同様のシステムだと考えれば、ペズンドワッジがビーム兵器をドライブ可能な機体である確率は高まります。

 外見という観点で言うと、その構造のほとんどがドムと大差ないのですが、唯一胴体部に明確に違いポイントがあります。それがコクピットハッチです。ドムは腹部にあるのですが、ペズンドワッジは胸部にあります。
 胴体構造という意味では、ドムの場合は胸部・腹部・腰部の3つに分かれており、腹部はMGインストを読む限りコクピットとジェネレーターブロックになっているようです。しかしペズンドワッジの場合は同じ分かれ方ながら、コクピットは胸部にあることから腹部は動力系が大半を占めていると考えられます。またドムのコクピットは完全に腹の中にありますが、ペズンドワッジのコクピットは胸部から張り出ており、胴体の容積を可能な限り確保できるような設計となっています(これはジオノグラフィのアレンジが顕著ですね)。
 実は、腹部にコクピットがあるというのはジオンではゲルググがドムと並んで筆頭で、胸部にコクピットがあるのはザクの構造なのです。つまり、ペズンドワッジはドムの構造をゲルググ型からザク型に変更した機体、と言うこともできるわけです。
 で、実はペズンドワッジの腹部は、アクトザクと似ているんです。つまりパーツの共有化を図っている可能性があります。アクトザクはゲルググ後の主力機を目標に開発されていたとも言われている事から、そのアクトザクと同時期の運用を想定していた可能性があります。ついでに言うとMS-06Zの腹部も似てるんですが。
 ペズンドワッジのジャイアントバズは、グリップがザクマシンガンと同型になっているという記述もあります。ドムはグリップを換装しないとザクマシンガンを装備できませんでしたが、このあたりからもザク系との共通化を図っていることが見て取れます。

 これらのことから、ペズン・ドワッジの仕様については以下のことを推測することができます。

・ドムを空間戦も視野に入れてに完全再設計した機体である
・ドムをビーム兵器に対応できるよう再設計した機体である
・ドムをアクトザク(ザク系)の構造と共通化を図った機体である

 こう考えると、ドムの完全なる次世代アップデート機と言えそうです。陸上でのホバー移動を実現する事を第一の目的に開発されたドムを、空間戦を想定した重攻撃機として刷新した機体、ということになるでしょうか。コンセプト的には、ドライセンがかなり近い機体のような気がするんですが…アクシズにはペズンドワッジのデータや実機が届かなくて、別設計で同コンセプトを追求する感じになっちゃったんですかね。

 となると、MS-09Sドワスなる機体は、ドムをもっとゲルググ寄りにした機体だったのかもしれません。その延長にあるリック・ディアスは、ガルバルディβとラインが似ていますからね。
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コメント
>ドライセンがかなり近い機体のような気がするんですが…アクシズにはペズンドワッジのデータや実機が届かなくて、別設計で同コンセプトを追求する感じになっちゃったんですかね。

データは届いてると思いますよん。
(MJ・FMSのガルバルディ掲載号でペズン技術者がアクシズに疎開してます。)

設定面では言及はされてないですが、スカート後部にスラスターが外付けで付く構造なんかは踏襲されているんではないかと思います。
(ドワスも同様ですが。)


2012/01/04 (水) 22:17:27 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>ガンダムのようなボックス
YMS-08Aにも似たような物が付いていますが、
こちらは脚部の新開発の推進エンジン用だと思われます。
ペズンドワッジの場合も脚部のシステムのためのものではないでしょうか?
たんに似てるだけで別のモノかも知れませんが…。
2012/01/06 (金) 21:09:16 | URL | カセクシス #pn.FNN1k[ 編集 ]
>とっぱさん
あーFMSはすっかり忘れてました。
ドライセンとペズンドワッジにもう少し共通性が見られたらよかったんですけどね。
スカート後部のスラスターは後期型ゲルググとかにもありますしね…。
ドムベースにした方が都合がいいような欠点がドワッジにあったのかもしれませんが。

>カセクシスさん
YMS-08Aは連邦のMSを参考にしてああなってるとか書いてある資料も古くはあったりするのがアレなんでちょっと外したりしてました。
設定から考えて、何のための強化措置かと言えば推進エンジンとしか考えられないですよね。
ペズンドワッジは何か新型システムを備えている設定がないんで、現実に存在する記述から察するとビームキャノンくらいしか思い当たらなかったです。
2012/01/07 (土) 15:14:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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